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2005年05月09日

さて、それがFAか?

毎日毎日ウォッチしてるのもいい加減に「しつこ(山下達郎風)」なんだが、またも変化があったので「らーめん 哲」に関して。
今日の夕方あたりにサイトを覗いたら、掲示板が

毎日ご投稿頂有り難うございます。

毎日頑張ってお答えすべきなのですが当店のネット対応の体制が整わず誠に申し訳ございませんが一時お休みとさせて頂きます。

という告知を残して閉じていたのだった。
整ってないのは「ネット対応の体制」なのかどうかという疑問はまあ置いといて。
店側に疑問や納得いかない点を問うような書き込みが続いていたのだが、現在も回答の書き込み自体ないようである。
こんな高飛車な商売しておきながら掲示板を置くとはエクストリーム度胸」と思っていたら、予想より呆気なかった。単に覚悟が足りてなくて見通しが甘かっただけのようだ。

昼に見た部分がたまたま別タブに残っていたのだが

このサイトも会社の人から聞き、みてみると
いろいろ言われているようですね。
いつか時間をみつけて、家族一緒に行ってみようと
思ってしましたが、しばらく、様子をみてみようと
思います。

もし、この掲示板を閉鎖したら、そのくらいでしかない
お店だと思います。

このホームページも社長さんがつくっているホームページの
ようだし、しばらく様子をみたほうがよさそうですね。



下(↑)の書き込みに店主さんは、どぉ対応しますか?
サイトをなくしますか?
掲示板を閉鎖してにげますか?

しばらく様子を見ようと思います。

今後の対応をみてお店に行くか、行かないか
考えようと思います。

という書き込みが最後のようだった。
つまりこれが店側の回答と考えてもいいのだろうか。

これが個人店や、単独の店であれば、店主も色々コメントができたかもしれないが、なまじプロデューサーをかついだことが仇になって、臨機応変な対応が取れないのかな、とも思う。
店の方針を変えれば、プロデューサーの顔をつぶすことにもなるだろうし、「田舎者は本当の味の価値がわからない」と臍を曲げられてしまうのも困るだろう。

昨日見た書き込みに、
「遠方から酒田に帰省して店に入ったが、期限付きのカードでは『現代』の先は永遠に食べられない。地元の人間だけしか相手にしていないのか。だったら外側にちゃんと書いておけ」
という内容の、至極もっともな意見があった。
(顧客カードをデータベース管理し、遠方の客に便宜を図るという方法で解決できるが、こんどはそうしたらそうしたで、「住所を偽る方もいらっしゃいます」とか始まるんだろうな、この店は。)
この書き込みをした人は、きっと家に帰ってからもこのサイトを開いて、どういう対応をするのか見届けようとしていただろうに、こうした書き込みまで無視してBBSを閉じて終わり(良くて作戦会議)というのは、客商売としてあまりにも誠意のない対応だ。

即答できない事情があるかもしれないが、客の意見への対応を、その辺の生協に貼ってある「お客様ご意見カード」でも見て一から勉強して来たほうがいいんじゃなかろうか。

まあ、酒田のラーメン屋で公式サイトがある、まして掲示板を置くという試みをした店は数少ないので、是非とも復活させて欲しいもんである。

ところで、その遠方の人の書き込みには

スープだけでなく麺や調味料にもこだわってらっしゃると書いていますが、私たちのところに来た「現代」の麺は茹で過ぎてどろどろ、折角のスープまで濁らせてしまっていて、こだわりが伝わってこなかったのも悲しいです。混んでいる時間だったからでしょうか?
「これで舌を肥やせ」と客に講釈するなら(その言い方も、客の味覚を見下してバカにしているようだと思いました)、現代をきちんと作ったほうがよいと思いますよ。長文失礼しました。

とあったのだが、未だにあそこの麺はヌルヌルなのか…
客の舌よりも先に教育したほうがいいものが、色々あるんじゃないか。いやホントに。

前にも書いたが、「味噌ラーメン」に関してはテラ・インコグニータな酒田という土地で、「色々なタイプの味噌ラーメンが食べられる」というコンセプト自体は魅力なんだよなあ。こんな出し惜しみのモッタイ付けさえなければ。
「味噌のシステム」を説明されて「何じゃソラ、アホくさ…そんなら醤油ラーメンでイイや」と頼もうとすると「醤油ラーメン630円」。
この値段、酒田では有名店でワンタンメン(店によってはチャーシューメンが)が食えてしまう。
自家製麺率が日本一である酒田市では、大上段にコダワリコダワリ叫ばなくても、麺にスープにしっかりこだわって仕事してる店がいくらでもあるのだ。
そういう土壌まで考えてプロデュースしたのか、素人目にも疑問に思えてくる。

あと、細かい事だが、メニューの「詳細」ポップアップを読んでいて感じた違和感。
「舌をうならせる」「虜になる」なんて言葉は、評論家とかガイドブックとか、少なくとも「客」からのコメントであって、店側がこういう言葉を使うことは普通しないよなあ…と。
「プロデューサーのコメント」とか明示しておけばよいのだが、「これが本当の手前味噌…」とモニョモニョする要因の一つような。

投稿者 zerodama : 2005年05月09日 21:12

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コメント

先日、鶴岡にもその系列店ができ、まったく同じスタンプカードでした。

この店はいろいろと味噌ラーメンについて自画自賛していますが、本当に自分の出している商品に自信を持っているのでしょうか?
池袋を歩けば行列のできるラーメン屋は何十件とあります。
そのようなラーメンを食べているような人達、つまり、帰省客や観光客や出張ついでに寄った客etc...に食べさせて「こんなもんか」と言われるのが怖いのでは?

そんなにこだわりがあって、美しく、上品な味で、極上とまで自画自賛し、客に「舌を肥やせ」と言うくらいの商品をもっているなら、田舎ではなく激戦区に出店して勝負すれば良いいのに。

投稿者 Anonymous : 2005年08月24日 17:38

コメントありがとうございます。
鶴岡の、ベガスの近くだそうですね。未確認情報ですが、山形にも同系統の店が出来たとも聞きます。FCならFCで、せめて店舗の間でスタンプカードを使いまわしできるようなシステムであればまだしも、やはり「ウチはウチで、現代から」だとか。
コメントの内容、私も全く同感です。
上手くいかなかった時に、「田舎者にはこの味は…」みたいなことを捨て台詞にするための保険なのか、「田舎者はロクなラーメン食ってないからハッタリが効くはず」という侮蔑なのか、まあその他モロモロの思惑が透けて見えるような気分になるんですよね。
経営者はあの場所でくるまや・味仙人と経営し続けてきた酒田が長い人のはずですが、地元心理をつかめてない気がします。

久しぶりに「哲」の掲示板を見たところ(ずっとホームページからはみれない状態にしっぱなし)、エントリーで書いた二つ目の書き込みに対して

「お前らみたいなのが来ないほうが店の品位が保てるってもんだ
汚いつら見せんじゃねーぞヴォケ。」

というレスがついていました。
日付は6/26、名前は「店主」となっていました。
恐らく荒らしなのでしょう。
しかし、荒らしなら荒らしで、削除もせずにそのまま放置、掲示板も復帰させる気配すらない…という態度に、「客への不誠実さ、コミュニケーションや意見を募って改善に繋げようとする心意気の徹底的な欠如」「結局は客よりも、FCが増えればそれでいい」という姿勢がモロに見えてしまっていますね…
FCや投資を募集するに当たって、批判の多い掲示板では明らかにマイナスですから、復活の可能性は低いと思われます。

地元の人間は、このシステムに対面したり話を聞いただけでウンザリ顔なのですが、客は(なぜか)いつもそこそこ入ってるようですね。
ちなみに、「幻」は1200円だとか。

投稿者 大道寺零 : 2005年08月29日 08:26