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2005年06月18日

福升

昼、「福升」(鳥海中の近く)にて食事。
相方はワンタンメン大盛り、私はお気に入りのなんこつラーメンを。
トロトロに煮込んで、箸でちぎれるほど柔らかくなった豚軟骨の煮込みが入っているラーメン。
ここの「特製チャーシューメン」が好きだったのだが、あまり出なかったのかメニューから消えてしまった。個人的には「味龍」の「桃園」よりずっと好きだったんだがなー。残念。
とはいえこのナンコツラーメンは、大きな塊が3~4個入って650円と、リーズナブルさでは特製チャーシューメンを越えているのでよしとしよう。
スープは通常の醤油ラーメンと恐らく同じものだが、ナンコツから出る味とコラーゲンの微妙なまったり加減が溶け合って、食べているうちにとても好みの味になる。

ところでこの店は基本的に大将とおかみさんの二人で切り盛りしている。そんでもって近所への出前もしている。
ここのおかみさん、人柄がいい感じでよく気が付いてあったかい感じの人なんだけど、入店した時、出前に出ていたようで、座敷のテーブルが2つぐらい、ドンブリが下げられていない状態(ここは漬け物の小皿がつくのだが、それが出ていないお客さんもいたみたい)だった。注文した時のやりとりから見ても、明らかに大将がテンパり加減だった。
おかみさんが帰ってくると、テキパキと下膳され、漬け物のフォローもされ、いつもの店の落ち着きを取り戻したようだった。

今日はこんな感じだから出てくるの遅いかな?と思ったのだがいつもくらいの早さで出てきた。いただきます。
とりわけて派手さの無いこの店だが、何気に麺がとても良いと思う。中細で、熟成の感じもゆで加減も丁度。何度か足を運んでいるが、柔らかかったりとか、湯きりがハンパでヌルヌルだったりということがない。「哲」に爪の垢を頒布してやりたいくらい。
卓上にはラーメン醤油が置かれ、薄味で物足りない人は味を足せるようになっている。
最初のころは少し追加したりもしたが、ここのところ少ししょっぱさがアップしたので、私には丁度いいくらい。満足。

少し前と比べて、客層が少し変わってきているような気がする。たまたまかもしれないが、家族連れが増えてきていた。客の絶対数も増えたように思う。もしかしたらここが福升さんの踏ん張り所なのかな?と勝手に考えた。
マジメにコツコツ仕事しているいいお店だと思って通っているので、ここで仕事が雑になったりしないで、質を保ったままで乗り切って欲しいなー。そのためにはもう一人スタッフを入れなければなるかもしれないけども。

投稿者 zerodama : 2005年06月18日 22:12

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