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2005年04月08日

ごはん雑感

4月から相方の勤務先が変わり、通勤時間が短縮され、朝の行動にも余裕が生まれた。
これまでは、「できる限り寝る」+「車中でパンとかおにぎり」+「昼は安くて栄養バランスの取れた仕出し弁当」というサイクルだった(特に昼、自作やコンビニ弁当よりもローコストで、温かくて色々あ入っている仕出しを使えるのはありがたいようであった)。家で朝食をとれるようになり、しかも新しい職場では、出前は取れるが前のような仕出しはない…
ということで、今週はなんとか寝坊もせずに、リクエストされたおにぎりを作って持たせることができた。
おかずも持たせようかと思ったのだが、多忙な現場なので「いざとなれば片手で食えるおにぎりのほうがいい」というリクエストだったので、それに応えてみる。こちらも時間に余裕が生まれているので、苦になる手間でもない。
中に入れるネタやら海苔やらをそろえて、中身の違う大きめのを2個。
毎日のことなので、飽きさせないようにと、レシピなどを検索してみるといろいろあって参考になる。
いずれそのうち、こっぱずかしくて人前ではとても開けないような、「マンガに出てくるような愛妻弁当(文字とかハートとかデンブで書いてあるやつ。実際に作る人いるんだろうか?)」をお見舞いしてやろうかという野望を持っているのだが…激しくメンドウくさそう…
ノリを細く切って並べて字を書くとか、想像しただけで「プラモのランナーあぶって伸ばすよりメンドじゃないのか」とか、そういう着想する女には、死んでもそういう「オトメ弁当」は作れそうにもないけれど。

検索していて、これはなかなか…とブックマークに加えたのが、「食育大事典」。
「食育」なんて言葉を使って、一件ちょっとお堅いイメージ。
実際、レシピの華やかさや奇抜さよりも、健康と栄養学的な視点で全体が成り立っている。だがかえって、季節感もバリエーションもあって面白い。
レシピの紹介にも、「塩分やカロリーを抑えたい場合」のワンポイントアドバイス(量の調整や食材の置換など)が付いている。
この手のレシピサイトに付き物の「食材ごとの索引」だけでなく、「体調の悩みごとのインデックス」「摂取したい栄養素ごとのインデックスと説明」がついているのも特徴。
リンクなど、まだ構築中の箇所もあるようだが、試してみたいレシピが色々あっていい感じだ。

今日は美味しそうなイワシを見つけたので塩焼きに。折菜のおひたしに、なめことえのきのなめたけ煮、巨大なタコ頭(義父が買ってきてくれた)をゆでたものを添える。相方の飲み会送迎があるので飲めないのが実に酷、ってメニューである。
実家の父は青魚が大好きで、子供の頃はやっぱり肉とか揚げ物とかが好きだったものだから「ナゼにオヤジさんはこんなに生臭好きなんだろう」と、ちょっとイヤに思うともあった。
しかし気が付けば、イキのいい青魚を見れば買わずにはおれず、アラを見れば煮ずにはおれず、りっぱなイカを見れば塩辛を作って食らう人間になっていたのには、我ながら驚かされる。
時折実家に行って夕食を作る時、父に食べたいものを聞くと、「ブリ大根やサバ味噌」のリクエストが帰ってくる。その折、「母や兄はこの手の味があまり好きじゃないみたいで、あまり食卓にのぼらない」という言葉を聞き、幼い頃は不快にすら思っていた父の好みを、私一人が受け継いだという事を知って、親子であまり使う言葉ではないかもしれないが、「縁」を再確認したのだった。
単に魚食いの男と付き合って結婚し、海辺の町に移り住み、そして何より私がノンベだというだけかもしれないが…って、最期のもやっぱり遺伝か。

投稿者 zerodama : 2005年04月08日 22:27

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