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2005年03月27日
「需要ってなんですかー?」
◆2週間ほど前だったか、ファミマで見つけた。
「あずみキティ」
映画「あずみ2」とファミマのタイアップ企画でいろいろグッズ置いてある中、小さいながらも強烈に違和感時空を形成していたのでつい目が行ってしまったのだが。
いつもよりキリっとした目元で、あずみの凛々しさを表現しているのかもしれないが、こっちはかえって脱力だ。
全国の土産物屋やサービスエリアで、今なお増殖し続ける「ご当地キティ」(こちらが他の追随を許さない網羅っぷり)の狂いっぷりは知っていたが、あのリンゴほどしか重量の無い子猫の暴走を止める事のできる大人は、もはや今の日本には絶滅したようだ。
それにしてもこれ、あずみファンが喜んで買うとも思えないし、ネタ目的の人・もしくはキティコレクターが買うくらいしか引き取り手が想定できないのだが。売れてんのか。
◆ニュースやワイドショーを賑わし続ける「ライブドアVSフジサンケイ」の一件。
一連の流れのおかげで、日本中が一気にM&Aとか株について、結果的に随分と学習してしまったという点で、一つの啓蒙活動と言っていいかもしれない。
何しろ分かりやすい。ありがちな「マンガ●●入門」とか、「●●がわかる」という感じのガイド本なんかよりも、この「ドラマ仕立てでわかるM&A入門」は本当に分かりやすい。
何がこの分かりやすさを生んでいるかといえば、それはやっぱり(主に堀江社長の)エッジ立ちすぎなキャラクターにあることは明らか。
あの容貌・ふてぶてしさ・全盛期の千昌夫が100人束になってもかなわないであろう「金モッテンド感」。
そして、ネズミがいようが何がいようがお構いナシに、何でも大きな声で(しかもカメラの前で)言っちゃうあたりは、既に兵頭会長までも超えている。
別にそこまで作らんでもいいよ、と言いたくなるくらい「侵略者」の役作りを、頼まれもしないで作っちゃってるので、構図がこれ以上なく分かりやすくなってるのだと思う。
ところで、堀江社長はことあるごとに「インターネットがいかにイイか」を強調しているのだけど、こと現時点の映像配信・そのユーザビリティに関しては、まだまだビッグマウスの域を出ないのではないかと思うのだ。
幼児や年寄りでも、ボタン一つで番組を録画できて、後から好きなときに楽しめるTV放送と違い、ネットの映像配信はまだまだ一般化しているとは言いがたい。
パソコンの普及率・全体的なアビリティが年々上がっているのを、日々初心者と話しながら実感してはいるが、「メディアプレーヤー?動画の種類?ナニソレ?」「インターネットで動画を見たりできるのは聞いたことがあるが、難しそう」「プラグインが立ち上がると、(いろいろ費用発生しそうで)怖い」という層はまだ多い。
使い勝手は日々進化しているとはいえ、基本的に「有償・期限付き視聴」だから、大雑把に言えば「居ながら見られるレンタルビデオ」の域を出ていない。
「期間内は自由に見れますけど、(まあ普通のやり方では)ビデオ録画のようにパソコンの中に番組を保存できるわけではないんですよ」と説明すると、やっぱり多くの生徒さんは「なーんだ」という反応になる。「あとで本当に見るかどうか分からんけど、いつでも見れるように、我が物として記録できる」ということのアドバンテージは大きいのだ。
◆夜、相方が買ってきてくれた泡盛で晩酌する。これがあまりにも美味くて、泡盛はあまり量飲めない私でも、つい進んでしまった。
「菊之露 サザンバレル」(菊之露酒造)(量販店で、1升1800円くらいだったそうな)
香りがよくてまろやかなので、氷とか水とかお湯とか入れるのが勿体無く、ストレートで飲んじゃったのも最近の自分としては珍しい事だ。
この酒で実感したのだが、結局私は木香が好きなんだな。
「住吉」しかり、「蘭引 鬼兜」しかり。
25°なので、酔い覚めも爽やか。いい気持ちでほろ酔いの後は、2時間もすればスパっと抜けるし。
何より価格がリーズナブルなのもよい。しばらく自腹で常備かな。
投稿者 zerodama : 2005年03月27日 22:42
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