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2005年05月17日

2005年6月号の「コミック乱 TWINS」

購入。

石川賢の「武蔵伝
・武蔵さらに増える。
・スパイダー武蔵の正体、予想をはるか斜め上に裏切る。
いやホントびっくりした。
・ココに画像を載せるのは勿体無いので、ぜひコンビニ店頭などでお確かめください。

今月号の最大の見所は、この雑誌のメイン(真打は「黒田・三十六計」だと思っているが、毎月連載ではないのでそーゆーことにしておく)である、さいとう・たかをの「仕掛人 藤枝梅安」。

今回は、梅安先生の旧友で、一度仕掛の仕事をともにしたこともある剣の達人・小杉さんというキャラが登場する。頭にバカがつくくらい律儀でいい人、剣の腕も立つというキャラなのだが、この人の見た目が、先月出てきた悪役の田島という男にソックリなのだ。
あまりにソックリなので、最初誌面をパラパラとめくった時は「田島が実は生きていたとか、そういう展開なのか?でもキッチリ梅安先生に殺されてたし…」と戸惑うほど。
baian.gif
両者をよくよく見てみると、片やいいひと、かたや血に飢えた殺人鬼なので、表情のつけ方などが違うのだが、月代を剃っていない髪型や「さいとうチックな下まつげ」、V字っぽい口元などやはり似ている。
現代もの(髪型・髪の色で描き分けできる)と違い、髪型が限定されるので、時代劇コミックというのは描き手にとってはなかなかに大変なものなのだろうとは思う。
思うが、見た目の似たキャラを出すなら、せめて1ヶ月くらいは間を置いたほうがよかったんじゃないだろうか、さいとう先生…

<その他>
今回は「百人遊女」がなかなかよかった(決してエロかったからではない)。
この人の絵を見ていると、「女の顔が垢抜けるかどうかは眉毛次第」ということをつくづく実感させられる。とか言いながら自分は毎度ボーボーなのだが…

できれば、あの「左手で5分で描いた」みたいな竜馬マンガのページ分だけ銭返してください…

投稿者 zerodama : 2005年05月17日 11:57

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