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2005年05月16日
穴は穴でも
例の湯沢市の住民情報他nyダダ漏れ事件関連で、笑わせてくれる展開。
湯沢市民名簿流出:市、HPに報告書を掲載湯沢市の市民1万1255人分の名簿がインターネット上に流出した問題で、市は12日までに「個人情報流出に関する報告」をホームページ(HP)に掲載した。また、想定される2次被害を防止するため、今月15日発行の「広報ゆざわ」第3号に特集「情報化社会の落とし穴」(10ページ)を掲載し、16日に全戸配布するという。
(中略)
特集記事は5月の「消費者月間」に合わせたもので、名簿流出で懸念される「振り込め詐欺」など、2次被害への注意を呼びかけている。市は先月27日にも、おわびの号外広報を発行したが、「流出データ回収は事実上不可能で、信頼回復にはまだまだ時間と労力を要する」としている。
「情報社会の落とし穴」て。
まるで悪いのはインターネットや社会であって、自分らもその被害者の一人であるかのようなほざきよう。
役人が率先して市民の家にでっかい風穴を開けまくって丸見え状態にして、役所がそれに気付かずに、あまつさえ「メール分類用」なんて言葉を鵜呑みにしてやらせ放題、情報は放流。その後きちんと誠意ある対応も厳正な処分もしない。
墓穴は埋めればすむが、自らがあけた穴は埋めようが無いという事を自覚していれば、こんな笑えるタイトルはつけられないと思うが…
先日の列車脱線事故の遺族の元にさえ架空請求(「故人が生前に借金・ローンを組んだものを払え」という手口)が来ている。放流されたデータなど、仕掛ける側は未調理で美味しくいただくに決まっている。湯沢市に限らず、農村部には高齢者が多く、どうしてもこういうことに防御力が弱い。「セールス電話が増えた」程度で済めばよいのだが。
は、事件に対するきちんとした対応を求める書き込みと、それを流そうとする書き込みが混在している状況だが、こんなのもあった。(文脈の不可解さ、誤字は原文ママ)
はじめまて・・・
ここの掲示板をみて驚いております。
噂は友達関連から聞いておりましたが・・・
インターネットは社会をだめにしてゆくんですね。
電話の時代はほんとうに良かった。
心が通えて・・
今、電話で会話するのが苦手な人が多いのでしょうか。
会話ができなくなったら、社会が崩壊してしまう。
今の子供達が社会人になったら、どんな社会が待ち受けて
いるのでしょう。
「戦争の時代にだけはしないでほしい」
心が戦争化してゆくインターネット・・
文化と文明を大切にする子供達に未来を
託したい (^。^)
何を言いたいのかよく分からんが、どうやら「今回の事件はインターネットが怖い世界だから起こった」ということにしたいらしい。
ソースで表示されるIPを見ると、自作自演を行っている人間と同プロバイダのようだが、断定には足りない。
視線をそらすための工作でなく、本当に普通の一市民だとしたら、盆と正月が一緒に来ているようなオメデタさとしか言いようがないな。私が湯沢市民だったら、(事件自体そうだが)恥ずかしくて見ていられない書き込みだと思う。
投稿者 zerodama : 2005年05月16日 22:32
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