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2005年04月27日

JR福知山線脱線事故2

2:30現在の死者は80人に達したと報道あり。
未だ救出されていない方は10人ほど、高見運転士もその中にいると見られ、生命反応探査機には反応が見られないことから、ほぼ絶望視されている。

管理モニターの解析では、「スピードは100km/h」と推察されており、未だ決定的な原因究明には至っていないようだ。責任の所在を明らかにしたところで失われた人命が戻ってくるわけではないし、虚偽報告を始めとする不手際が運転士にあったのは明らかだろうが、最重要の情報源を失ってしまう事で見極めが難しくなるのは辛いところだ。

JR西日本の日頃の労務管理・ダイヤの乱れへの懲罰が過酷で、多大なプレッシャーがムリな運転に繋がったのではないか、という側面もクローズアップされつつある。
くしくも同じ兵庫県・尼崎運転区の乗務員の方が、「非人道的な安全教育」のもとに自殺に追い込まれた事件なども、私はこの件で初めて知った。(リンク元はJR東労組のサイトより)
また、事故の二週間ほど前に、一秒単位で遅延調査を行っていたことも報じられた。

鉄道といえばJRしかないカッペの身には、私鉄との激しい競争を勝ち抜かなければならないシビアさが想像できないだけかもしれない。事故や天候の影響で大きくダイヤが乱れても、ブーブー言うもののそれに乗るしか選択肢が無い(特に夜になってしまうとバスもとっとと終わっているし)わけだから。
この事故、まだ原因調査中の段階で「運転士が悪い」「JRの体質が悪い」と言い切ることができないが、JR西日本の体質を古くから知る人の中には、「死人に口なし」で運転手に全て責任転嫁するオチを狙っているのではと危惧する人も多いようだ。

投稿者 zerodama : 2005年04月27日 02:40

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