2005年03月31日

チャフを飲む

ここ数日、Blogのタイトルを考えながら、「チャフ」の意味や用法をを検索していた。
コーヒー豆の中央の割れ目の部分に「シルバースキン」と呼ばれる薄皮があって、これをつけたまま焙煎し、挽くと白い粉状のかすになり、これが「チャフ」と呼ばれるらしい。
コーヒーの味に深くこだわる人は、このシルバースキンを細い針などでこそげ取ってから挽く、とか、挽いてから吹き飛ばして取り除いて入れる、と聞いたことがある。雑味・濁りなどの原因になるためだ。

検索していて目が止まった記事があった。
コーヒー豆専門店を経営するオーナーさんのコラムなのだが、何とこの方、チャフの真実を確かめるために、「チャフだけで抽出液を作る、そして飲む」という実験を敢行なさったのだった。
結論から行くと、「苦くて漢方薬風の香り、飲んで飲めないことはない」ということだったそうな。
そりゃ、毒のわけはないんだけども、なかなか勇気ある方だなあ、と脱帽。

面白いのはこのコラムの第二弾で、コーヒー通の方5人に、チャフありコーヒーとチャフなしコーヒーをブラインドテストしてもらうもの。
結果、5人が全員チャフなしコーヒーを美味いと判定したわけではない、というところに興味をそそられる。
コーヒーの酸味を好む人は「チャフなし」を支持し、「苦味や奥行き」を好む人は「チャフあり」を支持したとのこと。
要するに、嗜好にもよるけれど「チャフも味のうち」になってたと言えるわけで。
乱暴に例えて言うなれば、羊肉ならラムが一般的に好まれるけれども、羊肉の癖も含めて好きな人はマトンをあえて選んだりするのに似てるのかもしれない。

んで、そちらのコーヒー豆屋「きまめや」さんのサイト
コラムが充実していて、読んでいるだけでも楽しく、「あー、コーヒー飲みて~」「たまにはレギュラーでコーヒーを入れてみようかな?」という気分にさせてくれる。

投稿者 zerodama : 20:05 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月30日

例のスレ第2弾

成り行きとはいえ、なんでサッカーの国際試合ごとにログ保存してるのか、自分でももうわからんのだけども

日本がゴールを決める度に自分の金玉をそっと優しく撫でてやるスレ
一応保存。
結論を言うと、(スレは)ひどく盛り上がりにかけていた。
まあやる事といえば撫でるか殴るかだから、だんだん目新しさもなくなってきて当然なわけだが。
0-0が続いて72分でようやくゴール、しかもオウンゴールという流れではいたしかたなかったかもしれない。要するに、「殴らないと(敵に得点されないと)盛り上がらない」という一つの真実が明らかになったわけだ。って、何をソレっぽく書いてるんだか。

◆サイトのリンク集、ずっと手入れをしていなくて懸案事項だったのだが、デッドリンク修正と、検索しても現在の所在がわからなくなっているサイトを残念ながら削除した。
まとめて作業してみると、なんて杜撰な管理をしていたのか(それ以前に放置しすぎなのがいけなかったのだけど)と反省するばかり。
色々と追加したいサイトもあるのだが、今はまず、既存のリンクをきちんと立て直すことが先決だと思い、作業を続けた。
5年もやっているとリンクも増えていて、けっこうな時間がかかったが、ようやく少しスッキリできた。

不備のままにしてしまったリンク先の管理人の方々に、あらためてお詫びしたい。

投稿者 zerodama : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

試行錯誤続行

◆MTのコメント設定を「一度承認してから掲載する」ようにしたままだったので、これまでいただいたいくつかのコメントが掲載されず保留状態のままだった。
設定項目の意味が良く分かってなかった単純ミスで、特に鉄郎さんには2回同じ投稿を繰り返させてしまった。実に申し訳ないっす…orz…

◆1週間近くMTを使ってみて、案の定「Blog」と呼べないような益体もない内容にしかならなかったわけが、使い勝手は中々面白いので、正式に日記コンテンツに位置付けてみる事にした。
どうせだから名前も付けてみるかと色々考えてみる。
ふと、「夜のノネナール」という言葉が頭をよぎり、設定してみたのだが、いざ文字にしてみると「単に悲惨なだけ」という寒々しさが尋常じゃない。何しろこちとら、一般的にノネナールが出るにはまだ余裕があるけれど、もう若くはないもんだから、洒落にも何にもなってない。
いかん、なんぼなんでもノネナールはよそう。
とはいうものの、なかなか思いつかず。

結局、「Chaff(チャフ=もみがら・ワラ屑・コーヒーの薄皮・「玉石混交」でいう「石」のほう、つまらないもの、軍事用語で「相手のレーダー索敵を妨害するために撒くアルミなどの微細金属片」)」という言葉に引っかかるものを感じてこんなタイトル(「Mode:Chaff」)にしてみた。
特に一番最後の意味合いが強い。
要するに、「フィードバックや情報参照機能を用いて、融通無碍な情報ネットワークを作り、各ブログと作成者がそのコンテンツとなる」というBlogの意義から考えると、あまりにもどーでもいいレベルのことばかりを書き散らしてリソースの無駄遣いをしとるよなあ、という自覚だけはあるわけで。
(飛散したチャフは、気象観測の妨げになるので、「邪魔なもの」という意味もあるらしい。そんなイメージ)
「せっかくのBlog網に屑ばっかり撒いてゴメンナサイ、検索して間違って読んじゃった人スミマセン」という気持ちを込めたつもりなのだが、いかんせん考え中なので、数時間後にはタイトル変わっている可能性大。

投稿者 zerodama : 16:10 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月29日

洋ちゃんいいともに出る

フジのドラマ「救命病棟24時」に出演つながりで、洋ちゃんが「いいとも」のテレフォンショッキングに出演(もちろん客として)。
「うたばん」の時以上のいたたまなれさに身をよじる40分だった。
ミスターの名言を借りれば、
「何がつらいのかは はっきり定かではないですが つらいです」という心境だ。
「どうでしょう」あるいは「大泉洋」を知らない人が始めて見てどう思ったのか、もう私には分からないのだが、一応録画はしっかりと。

「田中真紀子のモノマネ」は「やり始めて20秒くらいで段々似てくる」ので、ちょっと酷かな、とも…
まあ何はともあれお疲れ様でした。

◆DVD第6弾が「ジャングルリベンジ」な件について

公式の掲示板で、やはり「マレーシアジャングルを先に出すべきではないか」という意見があり、それに対する藤村Dのコメント。

いろいろ考えましたが、「順番に出していったら10年後になってしまう。とりあえず新作は、出せる時に出していこう。ベトナムと同じく、早いタイミングで「今」も見ていただこう」と、そうしました。

なるほど。そう言われると納得して受け取るしかない心境になる。
「ジャングルリベンジ」の中にも、「マレーシアジャングル」の映像と説明はけっこう入っているので、必要な分は味わえると思う(その分「マレーシアジャングル」の味が薄くなってしまうかもしれないが…)。
この2つを見てからと言うものの、どの動物番組であっても
「闇の中に光る目が…」
というシーンがあるたびに爆笑してしまう体質になった。見た人はきっと全員そうなってしまうだろう。楽しみだ。
どっちにしても、今年は少しDVDリリースのスパンを縮めて欲しいというのは、藩士全員の願い。

今日は要するに、21:00~の「救命病棟スペシャル アナザーストーリー」放映のタイアップで、朝から晩まで大泉先生出演しまくり、という企画だったわけで。テレフォンショッキングの流れも、まあいつもの出来レースなわけだけれども。
局の方で、「大泉洋を前面に出せば、どうでしょう藩士も引き込んで数字取れるだろう」と判断させるまでに「大泉洋」が存在感を示した事は、ローカル(発)タレントが始めて全国ネット連ドラに出た結果としては破格のものだと、素直に喜ぶべきことだろうと思う。スペシャルも、大泉先生を軸の一つに据えたシナリオで、いい扱いと言えるだろうし。
全国展開について複雑な思いを抱く方もいらっしゃると聞くが、これから10年かけてDVDをリリースし続けなければいけないことを考えると、やはり「北海道では伝説的人気の」と枕につけなくても、日本全国に「ご存知大泉洋」な存在になる事は大きな意味を持つに違いない。

投稿者 zerodama : 13:26 | コメント (0) | トラックバック

愛用ハブラシ

昨年11月、通勤中に放置虫歯が痛み出して通院、結局悪い歯を全部治してもらった。
あちこちボロボロだったので流石に反省&歯ぐきの腫れがまだあるのでブラッシングを真面目に続けるようにと指導されて、心を入れ替える(実家の家族を見ていると、どうも歯肉炎体質のようだし…)。
んで、安くて機能的なハブラシはないもんかと調べていて出会ったのが、フクバデンタル社のイオン歯ブラシ「キスユー」。

「マイナスイオン効果」というものには基本的に懐疑的なんだけど、試してみたらこれがなかなかいい。
少なくとも、他のハブラシで磨いた後よりも、ずっと葉の表面がツルツルしていて口中も気持ち良く、「磨けた~」という実感を得ることが出来る。
価格も、電池内蔵(1年間はもつらしい)本体+ブラシ装着の基本パックで400円と、この手の商品にしては安い。ドラッグストアや大手スーパーで買える(私はマックスバリュで300円くらいでゲットした)・ブラシ部分だけ替えられる、となかなかリーズナブルなのが嬉しい。
現在、極細タイプに付け替えてリピート中。悪くないが、使い初めがちょっと痛いので、今のが切れたらやわらか極細の「歯科医タイプ」にしてみようかと思案中。

基本的に歯磨きが要らないので、ペーストを使うなら本当にちょこっとでいい。
付けすぎると、中の金属棒に入ってしまって、洗わないと機能が低下しそうな気がする。
ペーストを付けないと泡が立たない。これがじっくりブラッシングするには重要かも。
というわけで、個人的には、機能性水歯磨きと相性がいいんじゃないかと思い、もっぱら寝る前には「虫歯になりやすい人のクリニカ」で口をすすいだあとに、TVとかネットとか見ながら、ダラダラとブラッシングする毎日。タバコ飲みと暮らし、コーヒー飲みまくりステイン付けまくりな生活なもんだから、真っ白になったかどうかは分からないが、寝起きの口中もあまりべとべとしなくなってスッキリ。
このハブラシのおかげで、いまだに比較的真面目にブラッシング続けてられるかも。

ところで、この製品の最大のスゴさは、なんといっても公式サイトを飾るPRマンガの存在にある。
その名も
イオン歯ブラシ物語 キスユー」(星野正美センセイ御製)

内容は、

ステキな彼氏・駿くんとラブラブの直子。だけどいい雰囲気になったところでキスをはぐらかしてしまう。
実は直子、ファーストキスしたいのはやまやまだけど、「口臭があるんじゃないかと気になっちゃう」「歯が綺麗じゃないから嫌われるかも」と悩んでいて、どうしても彼とのキスに踏み切れない。あげく、駿からは誤解されてしまう。
なんとかしたいと一生懸命歯を磨くけど、どうも効果が上がらない。そこでいつも歯が綺麗な友達・佐緒里の家に侵入&ピーピング。佐緒里はピーピングを咎めるでもなく、美しい歯の秘密・キスユー歯ブラシのことを伝授し、直子の恋を応援する…

ああ、書くだけで痒い。
まあこんな感じの「25年くらい前のセブンティーンに載ってる宣伝マンガ」テイストバリバリのマンガが47P続くでがんすよ。
(ところで口臭はともかく、キスする時に相手の口元とか歯とか、そんなにシゲシゲ見るもんだろうか?)
いい製品を作ってる割に、宣伝がどうにもチープというか、雑誌通販広告テイストが抜け切れない(事実、昔、「HyG(ハイジー)」という商品名で通販展開していた)フクバデンタルさんなのだが、これが捨てがたい味なのかもしれん。
ついでに言えば、
「1本400円そこそこの健康器具、ダマされたと思ってぜひお試しください。」
って、通販サイトとか利用者の声ならともかく、メーカー自身が会社のWebサイトに堂々と書いちゃうのもスゴくないか。フクバデンタルさんだけはガチ。そんな気がしてならぬ。

投稿者 zerodama : 10:14 | コメント (2) | トラックバック

ぼく石井ふく子のなんなのさ

★「橋田須賀子脚本のドラえもん OP」(音注意) (情報ソース:朝目新聞
 <うぷろだリンクなので水物です>

しずかちゃんががが

ところで、アニメ版の声優陣一新の件は、あちこちのニュースで取り上げられていたのだが、Asahiだかどこだったかで、「全部あわせて200歳以上若返り」という表現があった。
「ご長寿夫婦の紹介とかで、『2人合わせて200歳』とかよく言うのだが、なぜいちいち足すか
と書いたのは故・ナンシー関だったと思うが、まさにその気分になった。足さんでも。

んで、肝心のキャストなんだけども、かつて(局も違うし、今回のような直接の引継ぎではないが)「冨田耕生→大山のぶ代」というものすごいバトンタッチを経て生き続けた番組なので、別に心配もしていなかったり。最初は違和感あるかもしれないけど、すぐに慣れるんじゃないかと思う。
それ以前に、慣れるほどドラえもん見てないわけだが。
関智一のスネ夫については、300万人くらいが既に何か一言書いていると思うので、別に触れないことにする。

なんとなく興味が沸いて、日テレ版ドラえもんのキャストを調べてみた。
肝付さんがジャイアンだったり、小原さんがのびママを演じていたりする。ってことはこの方たちは初代からずっと居続けなのか。お疲れ様です。

ドラえもん:冨田耕生(14話~:野沢雅子)
のび太:太田淑子
ジャイアン:肝付兼太
スネ夫 :八代駿
静香:恵比寿まさこ
パパ:村越伊知郎
ママ:小原乃梨子
我成先生:加藤修(14話~:雨森雅司)
スネ夫の母:高橋和枝

うへ、冨田さんの後って、野沢さんがドラえもん演じてたのか~;恥ずかしながら、調べてみて始めて知った次第。
というわけで、上記のバトンタッチは「冨田→野沢→のぶ代」と訂正せねばならんのね。
(間に野沢雅子を挟むと、違和感が大分薄れるなあ)
交代の理由は、冨田さんの渋い声がドラえもんに合わないとか、視聴率が伸び悩んだためだとか言われているらしい。
これ、放映当時の裏番組が「マジンガーZ」。
同じ時間帯でドクターヘルがドラえもん演ってることに、当時のお子さまが混乱したかどうかは定かではない。
付け加えると、この「初代ドラえもん」のマスターテープは紛失してしまい、いまだに見つからないのだとか…
という不幸な状況・そして局が違うという事情はあるにせよ、いずれにしても、大山ドラえもんを「初代ドラえもん」、水田ドラえもんを「二代目ドラえもん」と誤認し、堂々と書いたり報じたりしている一部ワイドショーやら雑誌やらの無知は許されないよな、ホント。

投稿者 zerodama : 08:12 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月28日

今更ながら恥ずかしながら

ブラウザを、IE5.02から6.0 SP1にバージョンアップした。
というのは、昨日相方のPCでこのブログを見たら、文字の大きさが1サイズ違って見えたのに愕然としたから。
カレンダーのスタイルシートを色々いじったのだが、IE5系だと全然反映されていなくて不審に思っていたのだが、6では反映されていたので、随分文字を小さくして詰めた表示にしたままだった。
ほとんどの方には「ちっさくて見づらい」カレンダーだったろうなあ;申し訳ありませんでした。
このままだととても正常な編集は出来ないので、今更なのだがバージョンアップした次第。

*今日の変更点:最近のエントリーに、エントリー日付を付記。
           全体の文字サイズを「x-small」から「small」に変更。(基本的に、文字サイズ「小」に最適化)

投稿者 zerodama : 23:46 | コメント (0) | トラックバック

スネオ隼人、違和感なさすぎ。

朝目新聞」より「チェンジ!猫ガッターロボ&猫ガッターロボ・ギャアーク
(表紙ファイルかタイトルをクリックすると内容見れます)

発見してから随分経つのだが、見るたびに言い知れない満足感をもたらす傑作なのでご紹介。
要するに、「ゲッター風ドラえもん」と、「ドラえもん風ゲッター」なのだが、とにかく上手過ぎ、しかもシーンのチョイスが絶妙過ぎ。
(表紙のデザインも凝りまくり。個人的に「ウザーラコミックス」にツボった。)
原作版「ゲッターロボ」を読んでないと笑い所が伝わりにくいと思うので、一応既読推奨。

このネタの作者「調布市民」さんって、とんでもない腕の職人さんのようで、他にも「アサメグラフ」に掲載されている「漫画家17人によるブラックジャック」「14人によるブラックジャック」「幽波紋画談」などもオススメ。

もう一度「猫ガッターロボ」表紙をよく見て、ガッター2(でいいんだよね?)の頭のてっぺんに毛が三本生えていたのに今更ながら気付く。
こまけぇ;

投稿者 zerodama : 18:09 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月27日

本日の購入物

*「その時歴史が動いた コミック版:乱世英雄編」 (ホーム社)

ながいのりあき先生が「平将門」の執筆を担当しているので、遅ればせながら購入。
6人の漫画家が1人ずつのパートを分担しているのだが、画風・画力のマチマチさが、いかにもこういう企画モノだなあ、という感じ。
ながい先生のほかは、目を引くのは沖圭一郎氏が「平清盛」を描いてることくらいだろうか。
流石に濃ゆいが、当然ながらエロとかはなし。

「花の乱」見ていたときも思ったのだが、日野富子って本当にカワイソーな人だよなあ。
要するに「ダンナも義弟も息子もそろって超ボンクラだったので、私ががんばりました」って人生だもの。

投稿者 zerodama : 23:31 | コメント (0) | トラックバック

「需要ってなんですかー?」

◆2週間ほど前だったか、ファミマで見つけた。

「あずみキティ」
映画「あずみ2」とファミマのタイアップ企画でいろいろグッズ置いてある中、小さいながらも強烈に違和感時空を形成していたのでつい目が行ってしまったのだが。
いつもよりキリっとした目元で、あずみの凛々しさを表現しているのかもしれないが、こっちはかえって脱力だ。

全国の土産物屋やサービスエリアで、今なお増殖し続ける「ご当地キティ」(こちらが他の追随を許さない網羅っぷり)の狂いっぷりは知っていたが、あのリンゴほどしか重量の無い子猫の暴走を止める事のできる大人は、もはや今の日本には絶滅したようだ。

それにしてもこれ、あずみファンが喜んで買うとも思えないし、ネタ目的の人・もしくはキティコレクターが買うくらいしか引き取り手が想定できないのだが。売れてんのか。

◆ニュースやワイドショーを賑わし続ける「ライブドアVSフジサンケイ」の一件。
一連の流れのおかげで、日本中が一気にM&Aとか株について、結果的に随分と学習してしまったという点で、一つの啓蒙活動と言っていいかもしれない。
何しろ分かりやすい。ありがちな「マンガ●●入門」とか、「●●がわかる」という感じのガイド本なんかよりも、この「ドラマ仕立てでわかるM&A入門」は本当に分かりやすい。
何がこの分かりやすさを生んでいるかといえば、それはやっぱり(主に堀江社長の)エッジ立ちすぎなキャラクターにあることは明らか。
あの容貌・ふてぶてしさ・全盛期の千昌夫が100人束になってもかなわないであろう「金モッテンド感」。
そして、ネズミがいようが何がいようがお構いナシに、何でも大きな声で(しかもカメラの前で)言っちゃうあたりは、既に兵頭会長までも超えている。
別にそこまで作らんでもいいよ、と言いたくなるくらい「侵略者」の役作りを、頼まれもしないで作っちゃってるので、構図がこれ以上なく分かりやすくなってるのだと思う。

ところで、堀江社長はことあるごとに「インターネットがいかにイイか」を強調しているのだけど、こと現時点の映像配信・そのユーザビリティに関しては、まだまだビッグマウスの域を出ないのではないかと思うのだ。
幼児や年寄りでも、ボタン一つで番組を録画できて、後から好きなときに楽しめるTV放送と違い、ネットの映像配信はまだまだ一般化しているとは言いがたい。
パソコンの普及率・全体的なアビリティが年々上がっているのを、日々初心者と話しながら実感してはいるが、「メディアプレーヤー?動画の種類?ナニソレ?」「インターネットで動画を見たりできるのは聞いたことがあるが、難しそう」「プラグインが立ち上がると、(いろいろ費用発生しそうで)怖い」という層はまだ多い。
使い勝手は日々進化しているとはいえ、基本的に「有償・期限付き視聴」だから、大雑把に言えば「居ながら見られるレンタルビデオ」の域を出ていない。
「期間内は自由に見れますけど、(まあ普通のやり方では)ビデオ録画のようにパソコンの中に番組を保存できるわけではないんですよ」と説明すると、やっぱり多くの生徒さんは「なーんだ」という反応になる。「あとで本当に見るかどうか分からんけど、いつでも見れるように、我が物として記録できる」ということのアドバンテージは大きいのだ。

◆夜、相方が買ってきてくれた泡盛で晩酌する。これがあまりにも美味くて、泡盛はあまり量飲めない私でも、つい進んでしまった。

菊之露 サザンバレル」(菊之露酒造)(量販店で、1升1800円くらいだったそうな)

香りがよくてまろやかなので、氷とか水とかお湯とか入れるのが勿体無く、ストレートで飲んじゃったのも最近の自分としては珍しい事だ。
この酒で実感したのだが、結局私は木香が好きなんだな。
「住吉」しかり、「蘭引 鬼兜」しかり。
25°なので、酔い覚めも爽やか。いい気持ちでほろ酔いの後は、2時間もすればスパっと抜けるし。
何より価格がリーズナブルなのもよい。しばらく自腹で常備かな。

投稿者 zerodama : 22:42 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月26日

カントリーサインDVDを見る

一昨日Disk1(「シーガイア」と「韓国」)・今日Disk2(「カントリーサイン」)を見た(シークレットはまだ探していない)。

<Disk1>
視聴者から「あんた達の旅は辛すぎて見てられない」という意見があって、「宮崎シーガイア(が、放映時にはまだ健在だった)からの取材お誘いがあった」ということでシーガイアでリゾートしまくり。
しかしその浮かれっぷりから「何遊んでるんだ」とクレームが付き、いよいよ辛くて見てられない「サイコロ韓国」に突入するという、極端な流れが見物。

●「シーガイア」●
メインアトラクションのウォーターアトラクションで、「カメラ濡れると壊れる」という理由で紙袋を被せたために「音声だけ」という、プロにあるまじき処理をして流したせいかもしれないが…「シーガイアがなんでポシャッたのか」はよく分かるような気がした。
そば打ちから始まって、どうでしょう班ご一行を最後に待ち受ける「ラスト・リゾート」の正体には大いに脱力&爆笑。

●「サイコロ韓国」●
これは以前も一度見たのだけども、何度見ても辛い。
なんでテレビ番組見ててこっちがこんなに「いたたまれない気持ち」にならなきゃいかんのか、と、段々理不尽な思いに苛まれていくこと請け合い。
日頃、食い物番組を見ていると、「料理さえ紹介してくれれば、別にタレントのコメントとか、食う所の絵とかイラネ」と思っていたりしたのだが、いざ「紹介だけして食えない」というのを目の当たりにすると、これほどスッキリしないものだとは。食い物番組の作り方について、実は大いなる示唆があるようなないような。

<Disk2>
●カントリーサイン●
もう北海道の市町村って212じゃないんだねえ、と、道民でもないのにシミジミ。
私はこの企画けっこう好きだが、「絶対二度とやらねえ」というどうでしょう班の気持ちもよく分かる。

Disk2には、「ミスター大壮行会」のハイライト映像つき。

企画的にまだ「過渡期」だし、洋さんとミスターが「まだ(自分で見ると自分が)キビシイ」というのもわかるのだが、やっぱり「どうでしょう」は面白い。二度目のトークでもこれほど笑える番組というのはそうあるものではない。
だから、DVDリリースのピッチがもう少し上がらないものかと…「どうでしょう本」とかよりも。あと10年かー…
せめて年3回は出して欲しいと思ってたら、次はなんでか「ジャングルリベンジ」なんだねえ…
最低でも「マレーシアジャングル」のリリースの後でないと、企画の意図とか、ブンブンとか動物観察の真の面白さが伝わらないんじゃないかと思うのだが…どうなんだろう。まあ、いろいろ事情があるのかな。
個人的には早く「ヨーロッパ(本来ならば次回リリース)」が見たいところ。

まあ、まだ副音声付きで見るという楽しみが残っているので、まだまだ味わい尽くしますよぉ。

投稿者 zerodama : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

例のスレハイライト

サッカー 日本VSイラン戦は、残念ながら1-2で敗戦。
試合開始前にVIP板を見たら、やっぱり立ってたあのスレが。

日本がゴールを決める度に自分の金玉をそっと優しく撫でてやるスレ
(勝手に保存版はこちら

<1さんやる気満々>
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/03/25(金) 22:22:16 ID:/k22fDxv0
イランにゴールされたら思いっきり叩きます

12 :2005/03/25(金) 22:26:23 ID:sYVoBkwq0
>>1
新スレ乙
同じ奴が立てたのか?

15 :2005/03/25(金) 22:26:48 ID:/k22fDxv0
>>12
まぁな

21 :2005/03/25(金) 22:29:45 ID:/k22fDxv0
ああああなんかもう触りたくなって来たかも今日はちょっと俺やべぇええええ

<イラン1点目ゴール>
63 :2005/03/25(金) 23:03:13 ID:/k22fDxv0
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアア

64 :2005/03/25(金) 23:03:30 ID:PbKagdIp0
うあぁあああああああぁぁくぇfrrわぐぇhあdfwsg

65 :2005/03/25(金) 23:03:47 ID:6rWMZaLL0
あひゃああああああああうはあああああわw

66 :2005/03/25(金) 23:03:52 ID:uRjtyPCZ0
ぎゃぐげいげじあおごじ得jsgィk@:hにkr@:¥rgmw:

67 :2005/03/25(金) 23:04:05 ID:2peQgSD80
あああああああああああああああキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!!wwwwwwwwwww

<阿鼻叫喚が響く中、1さんに異変。>

72 :2005/03/25(金) 23:04:44 ID:/k22fDxv0
うわああくぁあ痛っテェエデエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!
今日はもう思いっきり一発でやったらなんか変なとこ入ったさああああああああ1!!!!
玉の裏側いてええええええええお腹がゆるゆるしてるddddさああああああああ

78 :2005/03/25(金) 23:06:20 ID:/k22fDxv0
ゴメンちょっとマジ痛いから小刻みにジャンプしてくるうううううううううああああああ痛ぇええええよおおおお

81 :2005/03/25(金) 23:08:54 ID:/k22fDxv0
あーーーージャンプしてもなおんねぇし痛ぇよおおおおお腹ゆるゆるしてるしあーーゴメンマジヤバいかも

(注:日本がゴールしないと触らせてもらえないので治療もママならぬらしい)

85 :2005/03/25(金) 23:12:41 ID:/k22fDxv0
えええええええ何だよもうマジで止めてくれよおおおおお変な汗出てきたからさぁ!!!!!!

86 :2005/03/25(金) 23:12:54 ID:PbKagdIp0
やばい1が死ぬかもしれん

<解説>
97 :2005/03/25(金) 23:17:50 ID:uRjtyPCZ0
ブンなぐる

玉が上がる

戻る

猛烈な便意←今ココ

100 :2005/03/25(金) 23:19:22 ID:/k22fDxv0
今腰骨の辺り必死に押してる
多少痛み引いてきたけどつらい

<1さん、予知する。>
144 :2005/03/25(金) 23:58:25 ID:/k22fDxv0
おっ、なんだか金玉が復活してきたぞ?!またムラムラして来たぞ?!!
よっしゃゴールだ!!!なんか触りたくなって来たぞ?!!!

<日本1点目ゴール>
165 :2005/03/26(土) 00:07:10 ID:/k22fDxv0
うっほおおおおおおお今トイレ駆け込んで撫でて来た!!!!!
やっべぇさっき思いっ切り叩いたとは思えないほど柔らjかくてマジ癒されるぅうううう!!!!!
なんかプニプニしてて!!!凄ぇ優しい触り心地なんだk4えど!!!!!
あーーーーーもっと触りてぇえええええええ金玉もっとナデナデしてたいよおおおオオオオオオ!!!!!!日本マジ頑張れぇーーーーーーー

<再びイラン2点目ゴール>
178 :2005/03/26(土) 00:13:10 ID:uB/QM0wH0
癒す暇なし!!!!!!!おら叩けええええええ!!!!!!!

179 :2005/03/26(土) 00:13:13 ID:FY071YTx0
うわー叩きたくねえええ!!!!!!!!!!でもやるしか無ぇえええええーーーーああああああああああああああああ
(↑注:日付変わってるのでID変わってるけど1さん)

<1さん再び窮地に>
185 :2005/03/26(土) 00:15:25 ID:FY071YTx0
たたいて来たけど・・ちょ、ちょっと待ってて

188 :2005/03/26(土) 00:19:43 ID:FY071YTx0
あああああああああああああああああああああああああ痛ぇえええええええええ!!!!
ちょっとマジお腹変になって普通に倒れてた!!!ゴメン!!!つーかマジ重いんだけどここ!!!
ていうか頭痛くなって来たんだけどおおおおおおおおおおおあーーーーー死ぬーーーーーーー

197 :2005/03/26(土) 00:23:42 ID:FY071YTx0
>>194
勃つ以前に立つことすら不可能です
今うつ伏せて書いてる
ていうかもう頼れるのが大黒様しかいねぇええええええええええ!!!!1

199 :2005/03/26(土) 00:25:55 ID:FY071YTx0
お腹ゆるい

200 :2005/03/26(土) 00:26:58 ID:FY071YTx0
もうチクショウあれだ!!!!変な汗がまた出てきたんだけどもう入れちゃえよ!!!YOU入れちゃいなよ!!!!

201 :2005/03/26(土) 00:26:54 ID:zKZ6rKa70
まとめ:キンタマを叩くと便意を催す

202 :2005/03/26(土) 00:28:22 ID:FY071YTx0
あとお腹のゆるさも凄いぜ
ていうかあああああああああああもう神の手とかでもいいから出てくれええええええ!!!!!!!!!!!

<試合終了>
206 :以2005/03/26(土) 00:32:19 ID:FY071YTx0
今回は俺の初回の叩きすぎが原因でちょっと盛り上がりに欠けたなぁ
もっと金玉鍛えないとイカンな そういう意味で最後にもう一回叩いてくる

208 :2005/03/26(土) 00:37:11 ID:FY071YTx0
うんギャアアアアああああ?!?!!?!!!!11
なんかお腹の奥がキーーンって痛くなって来たよ畜生!!!!トントンしても全然治んないよ!!!!!!
クソゥ!!!クソゥ!!!この痛みを決して忘れるな!!!この痛みを決して忘れるな!!!!”1
リメンバーゴールデンボール!!!もう一度繰り返す!!!リメンバーゴールデンボールペインだ!!!!
だけども!!!!!今日も何だかんだあったけど楽しかったゼ!!!!

以上。
誰がアホって、ブツも持ってないのに、ゲームが動くたびにスレ読みに行って、まとめ書いてる私が一番アホですなあ。
ここのところ熱心にサッカーを見てなかったんだけど、このスレのせいでワールドカップ以来真剣にフルタイム見てしまった。
というわけで、今回もきっちり保存しますた。
1さん、お大事に。
「リメンバーゴールデンボールペイン」、私の中で名言になったような、そうでもないような。


投稿者 zerodama : 00:34 | コメント (1) | トラックバック

2005年03月25日

はじめてのトラックバック

 先日、「新 吼えろペン(1)」についてコメントを付けたのだが、内容はチーフのBlog(「濃霧」)のレビューが詳しいので参照させていただこうと思い、リンクついでに、はじめてトラックバックなるものに挑んでみる。
 トラックバック自体のやり方は簡単だったのだが、肝心のリンク部分がうまく飛べない。
 色々調べてみてから、リンク先を「トラックバック用URLに単に".html"を足していただけ」だったというシンプルな原因に気付いて直す。

(言い訳すると、参考にした「トラックバックとは?」の記事の例が、「パーマURL=トラックバック+.html」となるように設定されていたのを見て、そのまま何も考えずに、二つの差を把握しないまま同じ事をしちゃったのが敗因。
 上記記事の説明はとってもわかりやすくて助かりました。)

 というか、「濃霧」のメイン画面を見直せば、めちゃくちゃ分かりやすいところに「この記事のURL」が表記してあるのに、何シテタンダロ…orz……

 というわけで、「トラックバックはできたけどリンクが飛ばない」という件でお悩みの方へ(私くらいだと思うんだけども)

・リンクする場合のURLは、トラックバック用のものではなく、パーマURL

・「固定リンク」「記事URL」というように示されているのがそれ

・上記のガイドがない場合は、そのエントリーのみを表示して、アドレスバーに表示されるURLがそれ

ついでに、パーマURLにリンクする部分も付け足してみた。
まあ、みんなそうやって大きくなるってことで……

というわけでバードチーフ様、二回も重複トラックバック送っちゃってゴメンナサイゴメンナサイ。

投稿者 zerodama : 23:57 | コメント (0) | トラックバック

3年B組の学級編成は金八つぁんイジメだと思うなり

◆イラン戦がなかなか始まらないものだから、そんなつもりは全くなかったのに「金八先生卒業式スペシャル」なんか見ちゃったじゃないか。
 卒業証書一人ずつに授与に始まって、クラスに戻ってからの最後のホームルームで講話&一人一人に「一文字ずつの手紙」をコメントしながら渡す…って、リアル卒業式と同じ(というかそれ以上)時間かかっていた。
 森崎先生(漢字が読めないことに定評あり)だったら、「」って文字の手紙を渡すときに
 「いいかぁ~、『待』という字はぁ~!」
 とやっちゃうに違いない、そもそも森崎テンションで2時間とか耐えられないよな、とか考えながら見ていた。

◆昨夜から寒波。暴風だの、たまに雪混じったりだので、今年の冬は往生際悪い事この上ない。しかも朝起きたら台所のストーブの煙突壊れてるし……orz……

投稿者 zerodama : 23:53 | コメント (0) | トラックバック

ブルマー借りたもご存じない

エロ系スパムメールが増える一方。勿論、たいていは見ないで削除してしまう。
「セックスレスの寂しい奥様へ」
みたいな、女性向きのもないではないが、やはり大半は男性向けで、やれコスプレだ女子高生だ生XXXだ、果ては「何歳の女性が好みですか?」とか言われたところで、「無いナニは勃たぬ」ってことでゴミ箱へ消えるのだが、あまりにも凝りすぎとか間抜けだったりすると、「件名見て吹き出し・本文見て失笑」するためだけに開いてみる事もある。
今日のはけっこうなインパクトはあった。

「Re:貸したブルマー返してください」

最近、スパムのサブジェクトも凝りはじめていて、よく「Re:」が付いているのだが、こんな件名に「Re:」付けられても。

以下本文。

青色のブルマーどうだった?
実際に履くと変な気持ちになるでしょ(^___^)!

お気に入りのブルマーなので、
使った後は返してね♪

by. しずく(o^-')b

「どうだった?」「変な気持ちになるでしょ」って言われてもw
私らが小中学校の頃は、「ハーフパンツ」なんてありがたいことはなく強制ブルマー(って、これもすごい字面かもしれん)で、色も青(というか紺)だったけど、別に変な気分になった事は一度も…
色々はみ出さないように気を使うことはしょっちゅうだったけれども…
(周りの女子は、スカートの下にいつも履いていたし、自分もそうだったなあ、そう言えば)
ジャージ忘れて貸し借りする事はあったが、さすがにブルマーはなかったぞ。

ところでしずくさん、「使った後は返してね」はいいとして、洗わなくてもいいんでしょうか。

投稿者 zerodama : 15:49 | コメント (0) | トラックバック

MovableTypeカスタマイズ(1)

*エントリー(本文)内のリンクが、別ウィンドウで開くようにする*

<3.xの場合>
*「mt」フォルダ直下にある「mt.js」をエディタで編集
*最後近くあたりにある
 setSelection(e, '〈a href="' + my_link + '"〉' + str + '〈/a〉');

 setSelection(e, '〈a href="' + my_link + '" target=_blank〉' + str + '〈/a〉);
となるように修正し、FTPでアップロードし直す。
   →ハイパーリンクボタンを押すと、自動的にtarget属性が付くようになる。

*エントリーにカテゴリも表記*

メインページテンプレート、エントリー表示部分を編集する。
<参考>
MovableType ユーザーマニュアル;テンプレートタグ
より、「エントリーリスト/アーカイブ・ページ」→
        →「MTEntryCategories」の項にある例をペースト・編集してみた。

投稿者 zerodama : 02:37 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月24日

本日の購入物

というか、相方のおみやげ。

◆刀神妖緋伝(6) 新谷かおる [メディアファクトリー]

つい最近まで、「こういう女だらけのセルフ萌え的漫画しか描かなくなっちゃったのかなー(本当に描きたいものは同人で描くようになっちゃったしなー)」と思って、これ読む度になんか悲しかったのだが、「Raise」読んで安心した事もあり、前よりは広い心で読めるようになったかもしれん。
仲間集め・パワーアップなど、良くも悪くもRPGゲームやってるような気分。
どうせ日本刀バトルやるなら、もっとウンチク全開でやって欲しいんだよなー。相変わらず微妙っす。

見所:新谷かおる公式触手絵(これも微妙なんだけどね)

◆「新・吼えろペン(1)」 島本和彦[小学館 サンデーGXコミックス]

バードチーフさんとこのレビューのコメントにも書いたんだけど、全体の3/4は、映画「逆境ナイン」のプロモというか「炎尾先生の」現場レポート企画、むしろ島本和彦の(不安交じり)浮かれ気分の産物と割切って読むべきもんかもしれない。
なんとなく微妙に感じてしまうのは、「燃えよペン」での「炎の転校生」アニメ化(悲運のOLA)の時の浮かれっぷりに比べると熱さが薄いせいかもしれん、と個人的に思う。特に主題歌録音シーンとか。

#どーでもいいことだが、この作品名を書くときに、「吼えよ」だったか「吼えろ」だったかいつも迷ってしまう。(現に書き間違えた)

ツボ:「俺には……追い風は全然吹いていないが-------勢いはあるっ!!!!」

◆「ジパング(18)」 かわぐちかいじ [講談社 モーニングコミックス]

投稿者 zerodama : 23:35 | コメント (0) | トラックバック

石川賢の新連載

◆「武蔵伝~異説 剣豪伝奇~」 石川賢
   リイド社「コミック乱 TWINS」4月号掲載

朝、相方を駅に送った帰り、セブンイレブンで見かけたので購入。

【ストーリー】

各地に、宮本武蔵宛ての触書高札が立てられた。一見単なる法事の案内に見える触書、しかしそれは暗に「将軍御前試合に参加し、柳生但馬守宗矩と立ち合い、破るべし」という意味がこめられていた。
この高札に導かれて、何人もの「武蔵」を名乗る武芸者が江戸を目指す。
京の辻斬り「宮本武蔵玄信」、江戸を目指す「宮本武蔵義経」、道中彼と出合った「宮本武蔵(たけぞう)」とその息子が登場。
果たして本物の「宮本武蔵」は誰か、そして宮本武蔵を召集する高札の真の目的とは?本編の主人公はどの武蔵?という謎を提示しつつ次号へ。(カラー表紙込み32P)


最近、単行本まとめ読みばかりで、石川賢を雑誌連載で読むというのが実に久々だったので、「32Pって短っ!」と蛇の生殺し気分。何しろ賢ちゃん先生は「2話目から早速暴走する」のが定石なので、次回も買ってしまうかも。
映画「二人の武蔵」をはじめとして、「複数武蔵もの」というのはミニジャンルを形成してると言っていいくらいポピュラーな素材なのだが、「異説」「伝奇」なんてタイトルに付けちゃったからには賢ちゃん先生に「何やってもいいっすよ」と野放しにしたようなもの。今後も「メカ武蔵」「全身重火器武蔵」「ドグラ武蔵」「時をかける武蔵」「巴武蔵」など続々登場しても驚かない覚悟完了。むしろウェルカム。

んで、久々に連載形態で読んで感じたのは、思いのほか「石川賢の書く第1回って、教科書的と言っていいほどきっちりしてる」ということ。
とかく石川賢といえば「暴走機関車」「良くも悪くも無計画」「溢れる『そんなのアリですか(アリですね)』感」ばかりがクローズアップされがちだが、キャラの魅力をしっかり出しつつ、「いつ・どこで・誰が出てきて・何が起ころうとしているのか」を提示し、かつ「なぜ・どうやって」という部分への興味を書き立てて次回に引く、という第一回の機能をちゃんと果たしている。そういう印象を受けた。
それゆえ、「一回目は割とおとなしい」印象も。これは多分にコンサバ志向が強いと思われる同誌読者の反応をうかがいつつ、雑誌カラーも意識しているのかもしれないが、「まあ初手からガトリングガンはまずいっしょ」的な配慮が見て取れる(ガトリングガン登場を確定と思ってるのもどうよ、ってもんだが

ところで、漫画版石川賢スレでは、冒頭に登場する宮本武蔵玄信を「手数の多い奴」と表現している人がいたのだが、

ネタバレ注意画像

↑そういう意味で「多い」んかい!

こういう漫画を書きながらも「おとなしいなあ」とファンに思わせる。賢ちゃん先生は本当にスゴイよ。

ところでこの雑誌、時代劇専門コミック誌なんだけど、普段あまりこの手の雑誌を読まないので、「どのページをめくってもチョンマゲ」というのは実に新鮮な感覚だった。
さいとう・たかをの「梅安」はいつもながら安定して読ませるのだけど、正直、全体的にあんまり読む所ないなあ。特に三山のぼるって、こんなスカスカの絵だったっけ。モーニングで描いてた頃は、少なくとも女性はもっと華麗な線で描いてたような気がするんだけども。
あと、近藤ゆたかのコラムを読んで、ジョージ秋山の「戦えナム」って漫画がものすごく読みたくなったっす。

投稿者 zerodama : 22:42 | コメント (0) | トラックバック

ヘイ!ベンジャミン 抱き枕があるぜ

エロゲ的にエリア88【その3.1】

【その3】が即死(骨も残らなかったさ)したり、色々あったけどいまだ野郎どもは元気。
今ではエリアネタにとどまらず、無頼ネタ・Raiseネタこきまぜて、エロゲなんか一本もプレイしたことのない私をも笑わせてくれている。
おかげで、「地雷エロゲの数々」「発売延期され続けるタイトル」「わくわく惑星プリンセスのものすごさ」など、色々な事を楽しみながら学んでしまった。役立てる機会は多分一生ないけれど。

そんなエロゲエリアネタのまとめサイトを作った管理人さんとか超偉い。超がんばれ。

投稿者 zerodama : 17:16 | コメント (0) | トラックバック

ムチャしやがって(AA略)

もう1ヶ月半も前のことになってしまうが、2/9の日本VS北朝鮮(サッカー)戦の時のこと。
2ch屈指のクソスレ巣窟・VIP板にとあるバカスレが立った。
その名も

日本がゴールする度に優しく金玉を撫でてやるスレ
(実際のスレはDat落ちしたので、保存・アップロードしたログにリンクしています)

>>1がうっかり
「北朝鮮にゴールされたら思いっきり叩きます 」
と宣言しまったばかりに、意気投合したバカヤロ様達を巻き込んで、最後まで気が抜けない試合展開の中、叩いたり撫でたり、ワケのわからん阿鼻叫喚と快楽の大騒ぎが繰り広げられる。時間ギリギリで勝利をおさめた後には、死線をくぐったもの達だけが分かちうる、爽やかな連帯感まで漂う始末。

ちなみにその日私はたまたま仕事で帰宅が22時、試合を見ることはできなかったのだが、人が仕事してる間に何をやってるのだこいつらは、と帰るなり大爆笑。あまりの愛しさに保存してしまったという次第で。
まったく、実況スレッドは星の数ほどあるけれど、これほど熱い実況は初めて見た。
同時に、どうあがいてもその痛みと快楽の感覚を共有できない我が身を、これほどつまらぬ物に感じた事もない。
ログは、試合終了後数十分の分しか保管していないのだが、まあ試合中のログがこのスレの肝なので、大して支障(なんの)もないだろう。

で、なぜ2月上旬のネタを今ごろ出してきたかというと、明日のイラン戦も頑張れよお前ら、とそれだけ言いたかったのだ、多分。

投稿者 zerodama : 16:58 | コメント (1) | トラックバック

2005年03月23日

カントリーサインDVD

飲み会帰りの相方を迎えに行った帰りに、ローソンで受け取る。
何しろ帰りが最終電車だったし、酔っ払ってネムネムのご様子なので、ご開帳は明日に延期。
とりあえず、同時に購入したBOXと特典の絵ハガキだけチェックする。

BOXについては
「フツーなら初回限定特典とかで付いてくるもんだろーに、この高さはなんなのよ」とブツクサ言いながらも、従順などうバカとして購入したのだが、箱の内側を見て75%くらい納得した。

絵はがき。
カントリーサインネタが混じっているだろうとは思ったが、まさかその街のが来るとは。
きっと、「実際にカントリーサインのカードを作って、あなた方も私たちのようにアホな旅をしなさい、そしてその時には、この1枚を混ぜなさい」というどうでしょう班の思し召しに違いない。剣呑剣呑。

投稿者 zerodama : 23:10 | コメント (0) | トラックバック

作成してみた

Blogに挑戦してみる。とりあえずXreaサーバーで試験運用。
Xreaで配布されているスクリプトではなく、日本語版をDL→インストールという手順で。
懇切丁寧な解説サイトが色々あったので、とても助かった。
と書いた割には、mt-load.cgiの段階で随分悩んだのだが、パスワードファイルの記述に単純にミスっていただけだった。とほほ。

とりあえずいろいろ勉強してみようかと。

*参考にしたサイト
「るる部.com」→「Movable Type3.xをXreaに導入しよう」
http://www.rururubu.com/info/frsoft/mt3/001/index.htm

「Movable Type3.1導入手順」
http://rebecca.ac/milano/install/

その後、
「Dr.blog -ブログ研究室-」
http://www.drblog.jp/や、バードチーフ氏のBlog「濃霧-gNorm-」のソースをこっそり覗いて参考にしつつ、見た目を色々カスタマイズする。
MovableTypeのデザインは、スタイルシートが基本なのだが、これまでほとんど使わずに来ていたために、かなり初歩から手探りで、一箇所変更してはチェックして、という動作を繰り返す。
(数年前まで、スタイルシートで吐き出されるビルダーのメチャクチャなソースとか、CSS乱用した独りよがりなサイトをよく目にしていたため、先入観が強かったのだと思う)

更新は確かに楽だが、ちょっとしたフォントの書式を変えたい場合にタグを打つ必要があったりして、HTMLで日記を(ビルダー利用で)書くというこれまでの方法に比べて、効率がいいのか悪いのか、現時点では判断しがたい。恐らくは、少なくとも数ヶ月書き続けてデータベースとして構築していかないと真価は分からないのだろうと思う。
とりあえず、色々勉強になるだけでも楽しいので、しばらくシンプルな構成のまま続けてみることにする。
これから仕事の上でBlogについて質問されたりする事もあるだろうし…

これまで、サイトの日記は一貫して平常の文体(だ・である調)で書いてきた。ブログでもそうしていくつもりなのだが、感覚的に、Blog上では「です・ます調」のほうがしっくりくるんじゃないかという気がする。
HTMLで日記を書こうが、Blogで書こうが、一人語りを外に置いている事に変わりはないのだけれど、Blogは機能的に、より「外向き」であり、「誰かに読んでもらう」「誰かのBlog」と繋がる意味合いが濃厚なのでそう感じるのかもしれない。

投稿者 zerodama : 14:44 | コメント (1) | トラックバック

2005年03月22日

花粉来襲?

◆温かくなってスギ花粉が来たのか、朝から鼻水と涙目に悩まされる。
 もっとも未だに自分のアレルゲンを把握しておらず、スギ花粉なのか黄砂なのか粉塵なのか、はたまた単なるハウスダストなのか判然としないのだが、瞼がいつになく重かったり。
 とりあえず、長年の経験から「グァバ茶&シソの実油サプリ」で応戦してみる。
 グァバ茶は、ドラッグストアで買ったカネボウのティーバッグタイプのもの。蕃爽麗茶を買うよりは安く、苦味もおとなしい気がする。
 それにしても、甜茶といいグァバ茶といい、鼻炎の味方なお茶類というのはどうしてこうもマズいのだろう…

◆相方の転勤決まる。今度は通勤距離も近くなったし、何より共学だし、本人は満足のようなので何より。
 相方は今日泊まりの出張で、明日早朝に出立して離任式&送別会だそうな。とにかく内示出るのが遅すぎなんだってば。うちは転居が無いからまだいいけれど、引越し付きの転勤になった方なんかは本当に大変だろう。せめて彼岸の三連休前に出してくれって…

◆「神州纐纈城」を読んで以来、国枝史郎に興味が湧き、「青空文庫」で探してみる。残念ながら「纐纈城」は作業中だったが、「犬神娘」など、いくつか短編を読む。どれもこれも、読みながら石川絵に自動変換されているのが汚染度の高さを物語っている。

投稿者 zerodama : 15:08 | コメント (0)

2005年03月21日

神州纐纈城

★神州纐纈(こうけつ)城(全4巻 講談社)
 原作:国枝史郎 作画:石川賢

仕事が終わってから読了。
国枝史郎の未完の大作を、石川賢が「自分の手で完結させる」と燃えて描ききった。
勿論、ファンであれば「その前に完結させるべきものが色々あるんじゃないのセンセ」とか、そーゆー無粋な突っ込みは当然抱くんだけども、いつもながらの怒涛の迫力に置き忘れてしまうのだった。

 武田信玄の若き家臣・土屋庄三郎は、ある夜更けに道端で見すぼらしい物売りから「布を買わないか」と声をかけられる。深紅の美しさをたたえながらも、あまりに禍々しい色合いために誰も買ってくれない、と物売りが語るその布は、人間の生き血で染められた「纐纈布」だった。物売りはさらに「纐纈城」と、出奔した庄三郎の父のことを語る。庄三郎の運命はその瞬間から激しく大きく揺れ動いていった…
 富士山麓の霧に包まれた謎の水城「纐纈城」では、業病に蝕まれた仮面の城主のため、捕らえた人間の生き血を絞り、臓器を取り出しているという。突如出奔した庄三郎・それを追う鳥刺の高坂甚太郎・塚原ト伝・原作には出てこないんだけど織田信長…がそれぞれの目的で纐纈城の謎に迫る。

 3巻までは(一応)原作の流れに沿ったストーリーで、4巻目が「石川版纐纈城」ということらしい。
 もともとこの話は、「今昔物語集」や「宇治拾遺物語」にある「慈覚大師が唐に渡った時に、旅人を捕らえて生き血を絞り、その血で染めた布を売るという『纐纈城』に騙されてとらわれ、危機一髪だった」というエピソードに発想を得たものなのだが、もう纐纈城のシーンは「血で血を洗う」というのが比喩でもなんでもねえという凄まじさ。ダイナミックプロの社風にぴったりフィットした世界観の中で、賢ちゃん先生の筆も絶好調なのであった。

 なんと言うかこの、「アニメとか映画にできそうもない」「放映配給できそうもない」「いつR指定ついてもおかしくない」「それどころか回収騒ぎになっても不思議じゃない流血ハラワタっぷり」。これが永井豪ワールドと石川賢ワールドの差なんじゃないかと。
 そしてファンは「こんなにやっちゃっていいの?いいの?」「オレはいいけど!(by「へんちんポコイダー」)」と痺れまくるわけで、それが石川賢的快楽なんじゃないかと。

 原作では、纐纈城主が事切れた(?)ところで終わっており、纐纈城や城主の正体、庄三郎のその後など諸々の謎が投げっぱなしということなのだが、いつも引きずられがちな「虚無ワールド」にトリップすることなく、力技で終わらせながらも後への恐怖も匂わせるというラストは悪くないのでは、と思う。(原作を読んでいないのできっちり評することができないのだが)
 ただ、最終的に神の側が地獄側に勝利するというラストに、なんとなく予定調和的な食い足りなさを感じてしまうのも否めない。おそらく、最近「天国も地獄も関係ないわ~!」な無法パワー炸裂の賢ちゃん作品ばかり読んでいたせいだと思う。ゲッター線、というか石川線の被曝ゲージがますます上がっておる次第。
 ところで、庄三郎を追う甚太郎の仲間として、なぜか剣豪の「黒木豹介」が登場している。
 「極道兵器」にも、「赤虎さん」が登場している(しかもご丁寧にベレッタでヘリでもなんでも兵器で撃ち落す)し、この赤虎さんと容貌が一緒なので、間違いなくあの特命武装検事だと思われ。
 石川先生、黒豹シリーズ好きなのか?好きそうだけど。

 夜中、この物語の原点となった「宇治拾遺物語」の原文をネットで探す。駒澤大学でテキスト化したものもあったのだが、読みやすいPDFも別サイトで公開されていたのでダウンロードして印刷し、読む。思えば古文読むのって久しぶりだなー。この話、文法的に難しいわけでもないので、学校に勤務していた頃に生徒に読ませればよかった(悪趣味)。

投稿者 zerodama : 20:38 | コメント (0) | トラックバック

アロマ企画の謎

アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画
アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画

アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画
アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画

↑がなぜか傾斜して見えてしまう、という件についてのスレ

【目の】アロマ企画のガイドライン【錯覚】(ガイドライン板)

中には結構な大作もあって感心させられる。
「アロマ企画」よりも大きな傾斜感を与える言葉(文字列)もあるのだが、やはりこういうものは意味のある言葉の方がよりインパクトがある。やっぱ「アロマ企画」だよなー。
このスレ、ずっと見ていると酔う、というか、普通の行を読んでいても傾いているように見えてくるので、時折目をモニタから外して休ませる事を個人的に推奨する。
「アロマ企画」のほかにも色々な例が登場するのだが、「ネオナチ」を連続して書く、というのも相当のトリップ感あり。

投稿者 zerodama : 20:10 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月20日

柳生十兵衛死す

柳生十兵衛死す
Amazonより、「柳生十兵衛死す」と「神州纐纈城」届く。
最近もう本当に石川賢の漫画しか買ってない。今のダンボールに虚無戦記とかゲッターとかうず高く積まれていると、明らかにその付近だけ空気が違う。ゲッター値とか。

◆「柳生十兵衛死す」(全5巻) [集英社 ビジネスジャンプコミックス]
   原作:山田風太郎 作画:石川賢

【ストーリー】
山城国相楽群で、柳生十兵衛が死体で発見された。
しかしその死体は、十兵衛とは逆に右目が潰れていた…
当代随一の剣豪の身に何が起こったか?そもそもその死体は本当に十兵衛本人のものなのか?
その死に至る奇想天外な顛末を語る物語が始まる。

時間を一年遡り、慶安二年。金春竹阿弥の能に興じる十兵衛の前に、由比正雪が現れ、自らの軍学同乗の指南役にスカウトする。しかしニベもない態度で応じる十兵衛。キれて襲い掛かる正雪の従者を、奥義「離剣の剣」で軽くあしらう十兵衛を見て、能楽の奥義を悟る竹阿弥。入魂の舞に酔いしれる一同の目の前に、突如現れる武者軍団と機動江戸城。
現れた男は、「もう一つの、忍が支配する江戸時代」を支配する「忍者・徳川家康」を名乗り、十兵衛を「自分の江戸時代を滅ぼす男」であるが故に抹殺すると宣言し、襲い掛かる。

「優れた能とは観客の精神を別世界に誘うもの、それを極めた『影能』は、精神ならず肉体をも別の世界と時間に導く『刻渡り』の装置となる。金春竹阿弥・その子七郎と共に、空間と時間を越えた『時代との戦い』が始まる。

「主人公が死んでるシーンからいきなり始まる(そもそもタイトルからしてそうなんだけど)」というショッキングな構成でつかみはOK。しかし残念な事にこの作品打ち切りなもので、「なんで逆目潰れた十兵衛が死んでたのか」という謎が解明されないまま終わってしまうのが残念無念。1巻2巻書き下ろしで構わないので続けて欲しかった…例によって原作無視の大暴れとはいえ、山田風太郎の敷いた筋はあったわけだし。
ラストの「戦いはこれからだ!」という、ストレートすぎてなかなか誰も使わないセリフに涙。

石川賢が動かす柳生十兵衛といえば、「魔界転生」での実績もあるので、キャラと暴れっぷりには折り紙つき。
「忍者・侍・剣豪・エロ・そしてSF」という山田大サーカスに加え、「重火器・空中戦艦・流血大増量・一瞬だけ虚無」という「石川俺ワールド」がエキサイティングに作用しあい、一気に読ませる展開。ウマナミや月の輪の宮もいいキャラクターで、ホント「打ち切りで途中までなんだけど」という枕つきでしか推薦できないのが口惜しいっす。

ツボ:(十兵衛のセリフ)
   「(敵の忍者を斬り捨てて)俺の刀の切っ先の届く奴はすべて斬る!」
   「(鎖鎌の忍者に銃ぶっぱなして)切っ先の届かない奴も殺す!!」

「撃つ!」じゃなくて「殺す!」って辺りがイシカワイズム炸裂で素敵過ぎ。

まあこの無念さを晴らすため、近々原作の方も是非読んでみようと思う。
ええ、オトナですから、「石川版を読んで原作読んだつもりになっちゃダメ」ってことくらいは分かってますともさ。

明日の仕事のプリントなど作りつつ(年末にレーザープリンタ購入して本当に良かった…)、5巻まで一気に読む。纐纈城は時間がないのでまた明日。

投稿者 zerodama : 23:31 | コメント (0) | トラックバック

親を許すなゲッターリーチ

「ゲッターロボ大全」(岩佐陽一著:双葉社)を読み返した。
隼人役のキートン山田(70~80年代に氏が演じたキャラのファンとしてはやはり「山田俊司氏」とお呼びしたいところだが)のインタビューに

「神谷さん、八奈見常児さん、緒方賢一さんと収録後、毎週のようにマージャンをしていましたし、酒を飲みにも行っていました。」

というくだりがあって、ここ、何度読んでも「豪華すぎる!」と想像しただけで脳圧が上がってしまう。
このメンバーで卓を囲んでチーポン言ったり、腹が減ったらラーメン食ったりしてたのだ。スゲエ。
もし隣の卓から、こんなゴージャスボイスが聞こえてきたら、もう私だったら理牌なんかしてらんないかと。
そしてあの人たちも牌を捨てる時に「パーワン二号も遅れるな」とか、そういうベッタベタなギャグを言ってたら素敵だと思う。

山田さんにハヤトボイスで「おっと、トイメンさんよ そいつは通らねえぜ」なんて言ってもらえるなら、ミエミエの国士に振り込んでも構わないとすら思う。
そもそもハヤトと麻雀打って勝てるはずもないのだ。

あー、そういう「ツボキャラと麻雀打てる」ソフトってバンプレさんで作ってくれないものか。世の中の麻雀ゲームに、女性が脱衣する(+α)かガチンコ勝負するかの2択しかないなんて寂しすぎる…と、不毛な上にも実りのない妄想。

投稿者 zerodama : 23:23 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月15日

小池せンせいにまつわるエトセトラ

 小池一夫作品と言えば、シトシトピッチャンであったり多分にエレクチオンだったりするわけだが、何より特徴的なのは「あンた~~」とか「そうなンだ」などの、「『ん』がことごとくカタカナの『ン』で表記される」こと、というのに異論は出ないだろう。
 ネームだけならいざ知らず、中には「涙弾(るいだン)」のごとく、作品のルビにまで自己主張しているものまである。(サブタイトルとなると列挙に暇がない)
 確かにこれ、見ただけで勢いというか独特のリズムを生み出しているし、「マンガでは字面もまた絵面」であるから、「誰がどう見ても小池作品」というインパクトを与える事にも成功している。

 この起源については、以前漫画板の小池スレで興味深い説が出ていた。要約すると

若き小池一夫氏は、直木賞作家の藤原審爾のサロン(当時「藤原学校」と呼ばれ、文壇に影響力が大きかったらしい)に入ることを切望していた。
しかし、藤原氏に気に入られず(一説には、小池氏は歯槽膿漏で口臭が強かった事で嫌われたとか)、サロンに加えてもらえなかった。
その後小池氏は山手樹一郎に師事、時代小説方面へ歩み学んだ。
「ン」表記を使用していたのは藤原一門で、小池氏が「ン」を使い続ける背景には、捨てきれぬ憧れとルサンチマンが根底にある。

という話で、ドラマとしてはなかなか面白い。

で、先日小池一夫オフィシャルサイト質問コーナーに、そのものズバリの質問(Q5)が投げかけられていた。
小池サイドの公式見解としては、
「ネームが妙な部分で区切れる事によって『なぎなた読み(詳しくはリンク先参照)』を起こさないように、また『字も画』なので、見やすく、読みやすくするように」
ということらしい。
確かに漫画のネームは、フキダシに格納される関係上、普通の小説などより頻繁に改行される。
しかし改行場所は写植の入れ方一つでどうにでも読みやすくできるし、「ン」にすることによって「なぎなた読み」が防げるかどうかというのは疑問なのだが、まあ後半の方がメインの理由で、要は「より分かりやすく、インパクトが伝わりやすく」なるように、ということなのだろう。

仮に理由が前者(藤原学校説)にあるとして、公式で書くようなことでもないわけだ。
二つの理由を総合して、
「『ン』を使っていた藤原学校には思うところはあるけれども、自分が考える表現技法としては優れているので使っている」ってところなのだろうか?
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ついでにもう二つほど小ネタ。
「ぼくらのマジンガーZ」「Zのテーマ」「おれはグレートマジンガー」「勇者はマジンガー」「電子戦隊デンジマン」などをカラオケで歌った際、「作詞:小池一雄」というクレジットが出て驚いた事のある方もいると思う。
一部で「小池一夫とは別人」説が流布しているが、これはれっきとした本人の仕事(小池「一雄」は60~70年代の筆名で、「子連れ狼」などの発表時にもこの名前だった)。
ということで、これらの歌詞を小池調にリライトしてみると、なんつーかもう、タマランものがある。

小池一夫は、かつてさいとうプロのスタッフで、のちに独立した。
「ゴルゴ13」の初期のプロットなどに関わっていたとのこと。
そう考えると、ゴルゴ1巻で「いきなりブリーフ一丁ゴルゴ」が登場するのも、ものすごい勢いで納得できてしまう。

投稿者 zerodama : 01:27 | コメント (0)