2005年09月27日

島本オールスター

島本キャラが競演する格闘ゲーム「熱闘ジャクニク学園2」のデモムービー(リンクから見れます)を見る。
今回は、不屈闘志、忍万太郎、バトルサンダー、狭間武偉の4キャラが参戦とのこと。
「今回は」とかしたり顔で書いておいて、実は「1」のことを全然知らずにいたわけだが、なかなかの見ごたえ。(ただ、やっぱり声がキツい。専門学生さんの出演だからしかたないだろうけどね…)
特に、「打った後に自分も倒れる30年パンチ」がたまらない。

しかし、武偉はともかくとして(すんなよ)、不屈キャプテンの参戦…外に漏れたら一発予選出場停止だろうとか、ついついいらんことを考えてしまい、別の意味でハラハラだ。

「3」が出るなら参戦して欲しいキャラを妄想してみる
・飛岡剛
・伊吹のおやじ
・赤十字くん
・週番の高野さん
・炎の転校生2号

特に最後の二人は個人的に萌えなので…
そーなのそーなの。こういう半端な立ち位置のキャラが好きなのオイラは。「マサルさん」で言えばマチャ彦みたいなキャラが。

「挑戦者」の朝倉信吾とかは、まあ可能性として浮上する事もないと思うが、いらんです。
というか、この作品あまりに面白くないもんで、今本棚で主人公の名前確認するまで忘却の彼方だった。

あと、これも別に出さなくていいのだが、豊田真奈美や全女の皆さんにあれほどハマッていた日々は、今の島本先生の中でどういう位置にあるのかはちょっと興味ある。

しかし何より衝撃だったのは、このデモムービーを見て「聖闘士星矢だ!」と言った10代のお客さんがいたというバードチーフ氏が目撃した実話なのだった。聖闘士のみなさんも時には学ラン着たり、ラケットで人を殴打したり、温泉で暴れたりもするんだね。人間だもの。
「星座の戦士」というより、どう見ても「男の星座」のほうが近いのだが…

ついでに、「小池一夫キャラでこういう企画ができないだろうか」と妄想し、妄想した瞬間にあまりの濃さに意識を失いそうになる。
というか企画の段階ですでに18禁確定…
「御用牙」の勝利アクション=「米俵を○○で突き刺す」とか、その他色々…うはぁ濃すぎ~。

投稿者 zerodama : 23:49 | コメント (0)

2005年09月26日

タイトーの対応

のまネコグッズは10~11月展開らしいが、ゲーセンプライズとしては先週辺りから続々稼動報告が出ている。

「天漢日常」 きな臭い話 マイヤヒFLASHの猫はいつからオリジナルキャラ「のまネコ」になったのか (その57) 「のまネコ」がやってきた タイトーのゲーム店、店員の声(このエントリー以外にも、同Blogののまネコ関連エントリーは必見です)
では、2chアーケード板「全国☆ゲーセンの従業員すれ36号店」から要所を引用してまとめている。

ゲームセンター店員の方からの報告を軽くピックアップすると

・とにかく短期間で売り切れ
 (のまネコ問題に関わってなのか、単に「マイアヒ」の流行が終わる前にという意味なのか、両方かなという気もする)
・PRのため、エンドレスで「マイアヒ」を大音量でかけまくれ
・客のクレームには一切応じず、カスタマーセンターに丸投げしろ
・1台だけでなく、マシン固めてのまネココーナー作れ

と必死の模様。
そんで売れてる模様 iiiorz

この一件+対応で、タイトーが「avex側」と見なされてしまった感がある。
「ダイノキング」の一件でもイメージダウンしまくりだし…いくらスクエニに吸収されるとはいえ、昔からのタイトーファンの中には心中複雑な方もいるのでは。

ちなみに、「飲酒・喫煙に関係した製品をプライズに使わない」というガイドラインは、あくまで「自主規制」の「ガイドライン」であり、強制力を持たないため、追求の根拠とするには弱い?とのこと。

投稿者 zerodama : 01:41 | コメント (2)

Good Bad Joke

ひろゆきがavexに、
「のまタコを商品展開したいがavex的に問題ありますぅ?」
という質問状を出したという。
しかも7日間の期限を区切り、「返答なき場合は黙認したと解釈させていただきます」とのこと。

最初、「いかにもひろゆきらしいヤンチャっぷりだな」と笑った反面、「事態の解決に結びつく気がしない」「あっちが『いいよぉ?』と言ってきたら、こっちも問題を強く主張できない事にならないか?」という不安も感じたのだが、
「こころはどこにゆくのか?」より、「 ひろゆき、動く」のエントリーで引用されている「要点」部分を読んで、「なるほど~」と頷く(引用元は2chスレッドです。詳しくはエントリー参照のこと)。

avexがどう出るかは実に見もの。
そして、奇しくも、avexが台湾で展開している「マイアヒ空耳ムービー」のキャラクターがタコだという一致を思うと、最高の「悪い冗談」(しかもキャラデザインとして、台湾のキャラクターより優れているように思える)になっているではないか。

ちなみにこののまタコ、手に持ったビンに「米寿」と書かれているが、すでに「米寿」というお酒が存在するとかで、「2茶」に変更になる可能性があるとか。

一方で、「公開質問状なら、なぜ内容証明郵送にしなかったのだろうか?」という疑問も残るのだが…

ひろゆきのこの行動は見てて面白く、見ものではあるのだが、個人的にはこの問題、「2chのもの」に収束するのは少し筋違いかなと思うところもあるので、「ひろゆきが動いた」ということで「avex VS 2ch」という構図に一元化されてしまいそうなのには若干不安を感じる。
「モナーは2chのものです」というキャッチフレーズも各所に見られるが、これに不快感や、中には脊髄反射的な罵倒を繰り広げる「元あやしい・元あめぞう」の人たちもいる(「モナーの起源は2chではない」ということで)し、私も正確な表現とは思えない。
今回の問題は、「2chだから」ではなく、「広いコミュニティの公共財産をパクった上に、二次的ではなく一時的著作権を主張している」「木で鼻をくくったような要領を得ない、また矛盾だらけの対応・見解」などの、avexの盗人猛々しさに集約されるべきだと思うので…
(例えばそれがmixiのキャラクターだったりしても同じ反感が起こるだろう)
「2ch」を表に出した瞬間に嫌悪感を露わにしたり、退いていく人も多いし、ちょっと色々な意味で諸刃の剣かなという気もしているのだった。

投稿者 zerodama : 01:06 | コメント (0)

2005年09月25日

食べてみた

先日、行きつけの生協に行ったら、豆腐コーナーにあった!ありましたよ!
あの「男前豆腐(リンク先音注意)」が!
1丁(300g)198円(COOPポイント20点付き)。
ここの豆腐を試すには通販しかあるまいと思っていたので非常に嬉しく、我が家としてはかなり高級な部類に入るが即購入。
昨日、冷奴として食べてみた。

パッケージは二層式で、余分な水分が下に落ちるようになっている。
また、豆腐は布で包まれている。

味が濃い!甘い!美味い!
これまで食べてきた豆腐の中でも1,2を争う美味しさだった。
味そのものだけでなく、内部の食感がたまらない。
通常の豆腐では考えられないほどつんでいて、しかも口あたりがクリーミーというか。
例えていうならば、しっとりタイプで出来がいいチーズケーキをも思わせる、程よい重さ、それでいて口の中で溶けていく感じというか。
今は中々お目にかかれない、60~70年代の「くどめの男前俳優」を思わせるような濃厚さ。
いやはや、実に男前だった。ご馳走様。

ちなみに同店では、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」も入荷していた。
今度買出しに行った時にまだ置いていたら買ってみよう。

投稿者 zerodama : 23:04 | コメント (4)

うわ…

ロココノイモア: リアル飲まネコ

によれば、このBlog筆者さんのダンナさんが、公園にて、子供たちが「飲ま飲まイェイ」を歌いながら、ネコにペットボトルの水(らしきもの)をイッキ飲みさせている場面を目撃したらしい…

ネコには詳しくないんだが、確かもともと多くの水分を必要としない体の作りと聞いた事がある。
体重も軽いし、容易に水中毒や死に至ってしまうのでは?

昔の仮面ライダーなどの番組中に流れた「よい子は真似しちゃダメだよ」的な注意喚起は、苦肉の策ではあったかもしれないが、少なくとも製作者側が番組の影響と視聴者の声に真剣に向き合った結果ではあった。
ASKからの意見書もあったことだし、まともな神経の会社なら、公式サイトで「適量飲酒」や、「内容に関わらずイッキ飲みを抑制するような呼びかけ」のコメントを出してるところじゃないんだろうか。事実売れてる&子どもたちの間に流行ってるわけだし、モラルというよりリスクマネジメントとして…と思うんだが。

(↓は9/25追記)

まとめサイトの掲示板に、こんな報告も。

「エイベッ糞が今後取るであろう戦略スレ」より 88

家の子どもが、猫に俺の酒飲ませようとした
嫁さんが気付いて、止めた。
その歌唄いながら、生後9ヶ月の猫に。

獣医に電話して聞いたんだけど、
猫って、肝臓の能力がほとんど機能しないらしい。
あれ、腎臓だったかな?
ネズミなど食べて、その機能を補うらしくて、
アルコールや人間の薬を飲んでしまったら、
腎不全や肝不全に陥るって。
可能性は大っていわれた。

この飲ま猫って、「猫」とか「犬」とか、止めて欲しい。
子どもは、分からないから。
子どもも小学生で、俺達が子ども置いて、買い物に行くこともある。

嫁さんが家にいて良かったよ、ホント。


投稿者 zerodama : 00:30 | コメント (6)

2005年09月24日

一介の客にはどうしようも

以前ぽちさんから送っていただいたのがきっかけで愛用しているのが、おせんべい・おかきの「播磨屋本店」さんだ。これ以下の内容でかすみがちになるかもしれないので最初に強調しておくと、実に美味しく価格も良心的な名店なのだ。ウマいのだ。

しかし、味のほうとともに、パンフレットやWebサイトの「日本の美しい知恵」コーナーで色濃く打ち出されている「ご店主の主張」もかなり強烈にイメージに焼き付けられることも、以前書いた(こちらのコメント欄参照)。

本日、ポストに、その播磨屋さんから、「秋のご用命パンフレット」が届いていた。
ほうほう新製品に特用袋か…とペラペラめくっていき、最後のページ。
いきなり

天皇様 どうかどうかお助けください

という大ポイントの文字が目に飛び込む。

ええええええええ。
こんなところでとーとつに天皇様への私信を書かれても。
っていうかこのパンフを読む人の99.99999999999999999999999%が天皇様じゃないことはご店主もわかっていらっしゃるだろうに?何故?

地球環境問題を抜本的に完全解決できるのは、天皇様ただお一人でございます。
問題の核心は、有史以来の間違った人生目的の是正にあるのでございますが、
その渦中にほんろうされている我々普通の人間は、手も足も出ないのでございます。
この星の生きとし生けるもの全ての声を結集して、心からお願い申し上げます。
何卒何卒お目覚めください。そして、私たちをお助けください。

いきなりこんな熱いメッセージ(しかも他人宛)をパンフレットに添えられても!一顧客は一体何をどーしろと!

さらにその下には

皇太子様にお願い申し上げます

というメッセージが続き、


皇太子様、どうか拙著「真実」をお読みください。

とやっぱり熱いメッセージが。

さすが播磨屋助次郎!普通の店主はやらないことを平然とやってのけるッ!そこに(以下略)
はぁはぁ。
あ、もう一度言っておくが、製品はほんとに美味しいんですよ…比類なく。

このページをよく見ると、末尾に播磨屋助次郎氏の署名があり、URLが掲載されている。
……ん?
sukejiro.com?
播磨屋本店さんの公式サイトとは違うドメインだ。オラなんだかワクワクしてきたぞ。
というわけでテカテカしながらアクセスしてみた。

http://www.sukejiro.com/

初手から
「播磨屋助次郎の公式サイトです」

ズッギュゥゥゥンン(画像略)

きたきたきた~~~
なかなか「○○(個人名)の公式サイト」を名乗れる人間はいない。
芸能人や著名人・アーティストや議員などといったところだろうか。
しかし播磨屋助次郎、生き様そのものがアーティスト。いきなり先制攻撃だ。
早速中に入ると

当ページは、皇太子殿下からのアクセスのみを想定して製作されています。
一般の方には理解しにくいかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

もう完全にヤラれたよママン…
世の中、ブラウザやOSを一方的に指定して最適化している、ユーザビリティのかけらもないサイトはたくさんあるが、ここまで対象がピンポイントでナローなサイトは世界を眺めても屈指ではないのか?
さすが播磨屋助次郎!(略)そこにシビれる!あこがれるゥ!

というわけで、パンフレットにあった天皇様・皇太子様向けのメッセージ+αはこの播磨屋助次郎公式サイトで読めるので興味ある方はどうぞ。助次郎様(もはや様付けするしか)のCOOLなご尊顔も拝見できるぞ。
ちなみに、秋のパンフレットでは、助次郎様の著書も購入できるよ!

……その熱量のあまり、一定量の客を失ってるんじゃないかという危惧も正直……大丈夫だろうか…

投稿者 zerodama : 23:40 | コメント (4)

木村氏のBlog更新

しばらく更新がなく、また更新自体も新しいエントリーではなく、最初ののまネコのエントリーに追記・追記という形だったので、「新しい日付で更新する事を止められたのだろうか?」とまで懸念していた木村氏のBlogが更新された。
(MUSICLIFE v2)

MUSICLIFE v2:誰がノマネコに殺されるのか

<注>
当初のエントリーではこの後に木村氏の文章を引用しましたが、その後同エントリーに
「お願い:本日の文面はできる限りネット上に転載することを御控えください。」
という追記が付きました。
氏の意向を尊重する意味で、引用部分を削除し、かいつまんでの要約に変更します。
その際、当方のバイアスがかかった表現になっている可能性がありますので、できるだけ上記の原エントリーをお読みいただきたいと思っております。


・現在は誤解を招かぬよう、avex本社には出入りしていない
・氏の身辺に"怖い人"の影がちらつき、一時は奥さんとお子さんの避難も考えた
 (「(avexとの関連は存じません)」という注がついており、即直結させるのは望ましくないと思われるので注意されたし)
・現在はARSを配置して有事に備えている
・のまネコの展開は、グッズ・ノベルティーのみならず、パチンコへの普及までも考えれば大きな市場といえる
・avexへの愛情と、のまネコ問題への認識は当初のエントリーと変わらない
・社内には良心的なスタッフも数多く存在している
・干されるかもしれないが後悔はない

などなど

最後まで読むと、氏が「初めて使った」というモナーAAを添えてのメッセージがある。
木村氏が「avexとの関連は不明」と注記しているのに敬意をはらって、その「怖い人」の出所を決め付ける事はやめておくが、実利的・心理的両面のプレッシャーのきつさは想像に難くない。こうした信念を支えた奥様の発言も実に立派と言うか、この人にしてこの奥様ありだなあと感動。
ここまで信念を貫いた発言をしていただいたのだから、あとはこれ以上無理せず、ご家族を守る事を第一に考えても、誰も木村氏を責めたりはしないだろう。どうかご用心をば。
読む側も、末尾にあるように、これからしばらくは「音楽家のBlog」を楽しんでいこうと思う。
(これ以上ネットの騒動に関わって「神」と祭り上げられるよりも、もとの音楽の話題を書いて欲しい、音楽活動に専念して欲しい、というのは、ファンの方の偽らざる心境でもあるだろうし、それは第一に尊重されるべきだ)

記述の中で話題になっているのが「パチンコ」展開という言葉だ。
単なる例かもしれないが、それにしては唐突で、パチンコ機種というキャラ展開への動きがあるのでは?と噂になっている。

投稿者 zerodama : 14:37 | コメント (3)

avex、台湾でもヤル気

アジア芸能に詳しいぽちさんの日記(9/22付け)で、avexは台湾でも「Dragostea din tei」を、またぞろ変なやり方で売り出したということを知った(感謝)。

avex台湾 「嘜阿喜」の紹介ページ
曲目のはいった詳細ページ
発売日は9/16だったらしい。
最近中文を全然読んでいなかったし、おまけに現代語彙も多く混じっているので細部まで読み取れなかったが、要するに
・アメリカでチャート1位になり、日本でも大ブームになったこの曲の波が台湾にもやってきた
・原曲はルーマニア語だが、曲中に何度も出てきて親しみやすい「マイアヒー」というフレーズを生かして5つのリミックス(+空耳)を作成・収録した
という感じのようだ(メチャクチャ大雑把で申し訳ない)。
空耳ムービーは、avex台湾インデックスページの左側にある「嘜阿喜mv観着」バナーから見ることができる。
(ストリーミングURLは
 mms://203.74.239.245/gota/2662211061003_81_v01.asf)

で、のまネコに負けず劣らず脱力するこのCDジャケット。
タコとウナギですかい(ちょうど「のまタコ」なんてキャラがインスパイヤによって生まれているものだから、予期せぬ一致に笑ってしまったが)。
アーティスト名の「章孬玩」だが、さきほどのavex台湾のページからプロフィールを見ると、要するに「空耳ムービーに出てくるタコそのものが歌ってる」という設定になってるようだ。
「章魚」とは中国語でタコを表すし、プロフィールでは

英文名:TAKO
擅長:吐墨汁(特技:スミを吐くこと)
最滿意自己的地方:嘴巴(自慢したいところ:くちばし)
(他にも細部が空耳ムービーと一致している)

だもんなあ。
英文名なら「Octopus」になるんじゃないかって気もするが。
例えて言うなら、「泳げたいやきくん」のアーティスト名が「たいやきくん」になってるようなものか(例が古くて申し訳ない)。

從歐洲引起樂迷注意,並由美國一位樂迷以網路對嘴自拍成搞笑音樂影帶引起話題風潮的單曲《Dragostea Din Tei》,現在正一路狂掃到亞洲來。單曲與相關話題正在日本瘋狂延燒,並可預期在不久的將來也會在台灣造成話題旋風。這一首原來用羅馬尼亞文演唱的話題歌曲,我們以歌曲中不斷重複出現,好記又好玩的《Mai A Hi》(嘜阿喜)來稱呼,藉著主角章孬玩推出了墨汁原味、肚臍膨風、加味肉絲,以及加大份量的肚臍大膨風與加味肉絲(大)等五個版本。大家要趕上這一波跟大家一起High,趕快利用單曲中的方式練起來,只要幾分鐘就可以當暢銷歌王,讓大家都愛你

この記事だと、原曲が最初から「お笑いソング」みたいなことになってるんだが…
そんで私もぽちさん同様、「で、台湾でウケてるのか?コレ…」という疑問をぬぐえないのだった。

投稿者 zerodama : 10:51 | コメント (0)

2005年09月23日

こ、コナミさん…

「個人名でそれとわからぬよう密送」とまではしなくてもいいが、こんなに「モロ」な封筒で送らなくても…
あんりみてっど:ときめきメモリアルオンラインのDVD届いた…orz

中身は全然インモラルじゃないんだけど、なまじ知名度の高い作品だけに、家族バレは痛いかもしれんなあ…
全国の当選者の皆さん、南無でございます。

投稿者 zerodama : 23:10 | コメント (3)

最終発表のつもりなのか

23日未明?にavexから新コメントが出たのだが、謝罪しているようで問題の根幹から話をずらし続けるのは前回のコメント・また「わた」のコメントと変わりないのだった。幕を引きたいと思うなら、もう少しマシな文章にできないのだろうか?

■「のまネコ」に関するエイベックスネットワーク株式会社の発表について

先般エイベックスネットワーク株式会社が発表した「のまネコ」の商標出願(1)(出願人:有限会社ゼン)について、説明申し上げましたが、言葉足らずのところがあり、みなさまに誤解を生じさせ、混乱を招いたことにつきまして、関係者の方々ならびに関連するみなさま(2)にまずはお詫び申し上げます。

わたしたちはビジネスを行っておりますから、プロモーションの結果生じた市場の反応に対応してさらにその活躍の場を広げていきたいと常に考えております。しかし今回出願した商標につきましては、あくまでもグッズとして展開されるキャラクターの「のまネコ」のみであり、当然のことではありますが、わたしたちが、モナーの利用に対して権利を主張することは一切ありませんし、他のアスキーアート(例:しぃ、モララーなど)に対しても同様です。(3)再度申し上げますが、あくまでも商品開発における「のまネコ」に限定した商標登録出願でしかありません。

今回モナーを始めとするアスキーアートキャラクターを愛し育ててきたみなさまに対する配慮が足りなかったこと(4)は、エイベックス・グループとして反省いたしております。

今後、わたくしたちは、いわゆるネットコミュニティのみなさま(5)ともより一層深いコミュニケーションをとらせていただきながら 、多くの人々に楽しんでいただけるクリエイ ティブなエンタテインメント・コンテンツを世の中に出して参りますので、よろしくお願いいたします。

エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 2005年9月23日


(1)
前回のコメントにあったのは、「著作権がZEN」ということで、「商標」の説明はしていない。
だいたい商標出願が話題になったのはここ2,3日のことである。
これは以前にお師匠様からコメントをいただいたとおり、「商標出願がデータベースに反映されるまで時間がかかった」からで、7/28の出願内容が近日データベースで検索できるようになったからだ。
(特許電子図書館が9/26までメンテナンスのため、まとめられた内容をご紹介。
 「のまタコ新聞:のまネコの商標出願資料!」
出願は「のまネコ」と「米酒」についてなされており、画像が入っているのが「米酒」の方。
商標について語るなら、「米酒」の出願に関しての説明もなされるべきなのだが…

(2)
問い合わせとか不買の話が行った関連企業の皆さんに向けての「詫び」であり、このへんわたコメントによく似ている。

(3)
以前のコメントを多少詳しくしただけに過ぎない。
争点になっているのは、
*「既存」ではなく、これから新しく生まれるAAがのまネコに似ている場合はどうなるのか
*AAではなく、AAをもとにしたグッズについてはどうなのか
 (電話問い合わせでは「お伺い立てろ」という応答があったそうなのだが…)

(4)
コトの大元は、配慮とかそういうことでなく、「パクリ」をやったということ、PVのネコは結局なんなのかということなのだが、もう徹底してスルーである。「インスパイヤ」で説明しきれたと思ってるんだろうか。思ってるんだろうけど。

(5)
「いわゆるネットコミュニティのみなさま」と非常に限定した言い方にすることによって、「騒いでいるのはあくまでも一部のネットオタ」という印象を植え付けようとしているように思える。考えようによっては一番イヤらしい部分かもしれない。
そしてASKの抗議は無視か?

まとめサイトの掲示板に、かなり核心をついている「訳」があったので引用させていただく。

総合雑談スレ 681

681 名前: 番組の途中ですが名無しです 投稿日: 2005/09/23(金) 07:39:58 [ puPTKaJA ]
■「のまネコ」に関するエイベックスネットワーク株式会社の発表について

>先般エイベックスネットワーク株式会社が発表した「のまネコ」の商標出願(出願人:有限会社ゼン)について、
俺らが言い出した(C)のまネコ製作委員会だけどさ

>説明申し上げましたが、言葉足らずのところがあり、みなさまに誤解を生じさせ、
インスパイヤなんて言っちゃったせいで

>混乱を招いたことにつきまして、関係者の方々ならびに関連するみなさまにまずはお詫び申し上げます。
ネットの連中がわけわかんねえ事わめいてとばっちり行ってるけど

>わたしたちはビジネスを行っておりますから、
こちとら商売でやってんだ

>プロモーションの結果生じた市場の反応に対応してさらにその活躍の場を広げていきたいと常に考えております。
何言われたって商品展開引っ込めるつもりはないから安心しろよな

>しかし今回出願した商標につきましては、あくまでもグッズとして展開されるキャラクターの「のまネコ」のみであり、
著作権はのまネコって事になってるからさ

>当然のことではありますが、わたしたちが、モナーの利用に対して権利を主張することは一切ありませんし、
モナーには手を出さねえよ

>他のアスキーアート(例:しぃ、モララーなど)に対しても同様です。
しぃとかモララーも関係ないから

>再度申し上げますが、あくまでも商品開発における「のまネコ」に限定した商標登録出願でしかありません。
その辺強調してくれよな

>今回モナーを始めとするアスキーアートキャラクターを愛し育ててきたみなさまに対する
今までAAで遊んでた連中には

>配慮が足りなかったことは、エイベックス・グループとして反省いたしております。
もっと上手い事言うしさ

>今後、わたくしたちは、いわゆるネットコミュニティのみなさまともより一層深いコミュニケーションをとらせていただきながら 、
これからも色々根回しして

>多くの人々に楽しんでいただけるクリエイ ティブなエンタテインメント・コンテンツを世の中に出して参りますので、
企画作って沢山売り込むから

>よろしくお願いいたします。
買ってね

やだ


投稿者 zerodama : 10:18 | コメント (0)

2005年09月22日

「秘太刀 馬の骨」 第4回

音尾琢真大先生扮する「飯塚孫之丞」が登場した回。
キャラクター紹介では「慎み深い性格の若き天才剣士」のはずだが、予告で垣間見えた「ヘンな顔(狛犬モード)」+「怪鳥音」な殺陣シーンに一抹の不安。
結局、立会いは2回行われるのだが、1回目のVS銀次郎戦は、予想をはるかに越えた怪鳥音っぷりで、ちょっと演出滑っちゃったたかなという感が否めない。
ブルース・リーというよりも、「ブルース・リーのまねをしている竹中直人」みたいで、正直殺陣はもう少し普通でもよかったかもしれない。音尾くんの通常時の演技はなかなかよかったのだが、アレだと結局「変な顔と怪鳥音」しか初見の人の印象に残らないのではないかと…またも「ブレイク寸前(というか寸止め)」?でも認知度はかなり高まったと思うので、これからも使ってもらえるといいねえ。

ストーリーはなかなかいい感じで進行。全6回構成はテンポがよく、いろいろ陰謀が動き出したようで次回がとても楽しみだ。

公式サイトの掲示板を見ると、予想通りケレン溢れる演出に、特に「古参の藤沢ファン」を自称する人の拒絶反応が強烈な模様。私はこの演出はよいと思うし、「しっとり」だけが藤沢周平の世界でもあるまいと思っているので全面的にアリ。むしろもっと2話のようにはっちゃけてもらってかまわないと思っている口だ。

サイトの情報によれば、年明けくらいにDVD発売に向けて動きがあるかも?とのこと。

投稿者 zerodama : 10:55 | コメント (2)

プレイボーイの記事

avexの言い逃れも新局面に入ってきたようだ。
「プレイボーイ」がのまネコ問題を取り上げた記事の中で、取材に応じて次のように語っている。

「似ている似ていないは個人の主観ですから」(広報・IR室)

う~ん、客観的に見ても『のまネコ』とモナーって似すぎだと思うんですが。

「PVのキャラと『のまネコ』が同じものだと解釈されていますが、両者は違うものです。商品化するにあたって、PVのイメージは残しつつ『のまネコ』を作りあげたんです」

なんと!では、PVのキャラとモナーの関係は?

「PVに関してはモナーだとか、そうではないとか一切いってないんです」

では、あれはなんなんでしょうか?

「名前はないんです。まあ、我々は『マイアヒFLASH』と呼んでいます」

というわけで、今度は(この記事を読む限りでは)PV・「恋のマイヤヒ」と「のまネコ」との切り離しを謀っているようだ。諸問題、とりわけ、「のまのまイエイ」と無関係とする事で、ASKをはじめとする飲酒関連のクレームをかわしてグッズを売り抜けたいというところだろうか?「ネコが『米酒』と書かれたビンを持っている」のは変わらないので、飲酒の絡みはどうしようもないが、「イッキ」からは離れる事ができるかもしれない。

アルコール関係のクレームでは、このような問題点が指摘されている。
*イッキ飲み助長の問題
*グッズはゲームセンターのプライズとしても展開予定だが、「酒・飲酒に関連するものはゲームセンター景品として扱えない」という協会の規定に反している点
エポック社から発売されるというのまネコカードグッズ(ヘタレた絵なんだこれがまた)の中に、飲酒に関わるキャラなのに運転免許証型(これ自体が「なめネコ」グッズのパクリで二重にトホホである)のものがある点

しかし今更こんな説明が通るのだろうか?ざっと考えても
*これまでの取材内容と明らかに矛盾している点がある
*PVと関連がないのなら、ギフトショーなどでPVを流しながら宣伝していたのは、同一視・錯誤を誘うものではないのか
*グッズの宣伝文句の中に「CD・着メロで人気」という部分があるのもおかしい
*グッズのカタログを見ると、明らかにPVと同じシーン、同じ造形のものがある

そして、仮にこの切り離し論が通るとしても、
*グッズになったのまネコも、やはりモナーらに酷似しており、独創性に乏しい
というもっとも根本的な問題には変わりがないのだ。

以下は、2ch「シベリア超速報」板内の関連スレッド「のまネコ問題情報部」より。

376 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2005/09/21(水) 13:00:24 発信元:218.219.131.230
のまねこグッツのキャッチ。(公式通販サイトより。)

>ただ今TV・ネット・CD・着メロで爆発的人気を誇るのまネコがついに商品化!!
>のまネコのネタ満載のTシャツ・ぬいぐるみ・ミニマスコットキーホルダー・ポーチ・扇子が登場!!

で、プレイボーイの記事のエイベックス回答。

>PVのキャラと『のまネコ』が同じものだと解釈されていますが、両者は違うものです。
>商品化するにあたって、PVのイメージは残しつつ『のまネコ』を作りあげたんです。


のまねこがPV=FALSHとは関係ないと。
んじゃ、のまねこがいつTVで有名に?(O-ZONEのPVに出てくるキャラとは別物だもんねぇ。)
のまねこがCD出してたの?
のまねこの着メロ?(O-ZONEのPVとは関係ないなら当然、O-ZONEの楽曲とも関係ないはずだよねぇ。)

もう、しっちゃかめっちゃかですな。

378 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2005/09/21(水) 13:28:45 発信元:211.14.97.193
>376

PVはのまネコではない、という言いワケは完全に通りませんね。
何故なら、avex自体が既に認める表現をしているからです。
http://ecweb1.avexnet.or.jp/sa4web/
のまネコグッズの公式サイトですが、その見出しには以下の文があります。

> ただ今TV・ネット・CD・着メロで爆発的人気を誇る
> のまネコがついに商品化!!のまネコのネタ満載の
> Tシャツ・ぬいぐるみ・ミニマスコットキーホルダー・
> ポーチ・扇子が登場

上記の通り、これらのグッズは全て「のまネコ商品」だととして販売
してます。この中には、マイアヒflashの一場面を恐らくそのまま
プリントしたであろうTシャツなども含まれています。

http://cocco.jugem.cc/?eid=898%20
このflashを立体化したガチャガチャフィギュアも「のまネコ」として
売られるらしいですし。

既に言い逃れのできない既成事実を、avex自ら形にしていると言えます。

381 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2005/09/21(水) 13:52:03 発信元:218.222.169.44
>>378
そのことについてエイベックスに電凸してみた。

自分「プレイボーイの記事を見て電話したのだが、マイヤヒフラッシュの猫(?)≠のまねことは本当か」
相手「そうです」
自分「エイベックスHPのショッピングアリーナの、のまねこ紹介の部分に『ただ今TV・ネット(ry』
    と書いてあるが、この『CD』とは恋のマイヤヒのことではないのか」
相手「そうです」
自分「それでは、マイヤヒフラッシュの猫(?)≠のまねことはならないのではないか」
相手「一応マイヤヒフラッシュの猫(?)≠のまねことしているが、関連性はある」
自分「しかしショッピングアリーナの、こののまねこのキャッチコピーでは
   マイヤヒフラッシュの猫(?)=のまねことしか読み取れない。誤解を招くのではないか」
相手「ご指摘ありがとう御座います」

たいした収穫もないどころかエイベックスに「忠告」してしまったわけだが(申し訳ない…)、
もしかしたら「ただ今TV・ネット(ry」のキャッチコピーを変えてくる恐れがあるので
今のうちに保存しておいたほうが良いかも。

405 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2005/09/21(水) 15:36:29 発信元:211.14.102.157
>396

ちょっと勘違いしてる?
avexは、マイヤヒFLASHに登場するネコと「のまネコ」は別物だ、と言ってる
のでしょ?
「のまネコでないもの」(=マイヤヒFLASHの白いネコ)を、
「のまネコ」と詐称して販売したのでは?


>394

しかし、これで今後サイトで「のまネコグッズ」としてPVモチーフの商品を
売ることはできなくなったわけだ。また、これから出る他の商品で、既に
PVモチーフでデザインされたものもあるはず。それらには全部「のまネコ」
という名称は使えないし、「これはのまネコではありません。」と表記せねば
ならなくなる。

電凸して「ご指摘ありがとうございます。」と言ったからには知らないではもはや
済まされん。(>381 電凸の意義大いにあり!)

また、hpで「もしこれらを「のまネコ」と勘違いされて購入された方が
いましたら、返品もしくは他の商品とお取替えいたします。」くらいの告知は
出してもいいだろうな。

取引先の企業は、自分の関係してるのが「のまネコ」かそうでないのか、
いちいち確認して商売せねばならない。もし詐称したら今度は取引先まで
巻き込まれる可能性がある。かえってややこしいことになると思うよ、これは。

投稿者 zerodama : 00:22 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月21日

恒例行事かと

asahi.com: 全裸でランニングさせる おかやま山陽高の野球部前監督 - 社会

このニュースを見て、「野球部」「裸」「グラウンド」というキーワードで、まっさきに「柔道部物語」(小林まこと)の舞台である岬商業野球部の年中行事「アメフレ」を思い出したのは、私だけではないだろう……

(以下、事件には全然関係ない回想です)


全裸には遠く及ばないが、私の出身高校では体育(男女いっしょ)で冬に柔道があった。
鬼体育教師で有名なH先生が教科担任になると、柔道の時間中必ず一回は、「雪の上を裸足でランニングさせられる」という決まりがあった。あれは「冷たい」を通り越して「痛かった」なあ…

その先生、年々入学者における女子の割合が増えていくのが心底気に入らないようで、毎回嫌がらせ発言が耐えなかった。
「女子のせいで、成績はボーダーすれすれでもスポーツなどで見所のある男子生徒が入学できず、部活動や学校全体の活性が失われている。女子はイラネ。W高(進学率2位の県立女子高)にでも行ってろ」
という発言を、生徒の前だけでなく、PTA集会でも堂々と発言していたものだ。(しかも校長も同意見で、全校の集会などでもしょっちゅう公言していた)自力で入試通れない男子の事など知らんわまったく。W高の生徒さんにも失礼だよ大体。

そんなH先生も、もう退職して10年以上になるはず。今だったら指導方法以前にこういう発言で一発晒し上げだろう。いい時期に引退なさったもんです。

投稿者 zerodama : 20:07 | コメント (2) | トラックバック

そもそも宴会ソングじゃない

以前、「ASKを動かすやり方はプロ市民じみているのでは」というエントリーを書いたが、その後「問題」に関して(「のまネコ」の提灯記事でなく、という意味で)Webニュース・雑誌などの取り扱いが一気に増えたところを見ると、戦法としてはかなり功を奏したようだ。
「ネット社会から抗議」ではネタにしづらくても、「NPOから抗議」ならばマスコミもネタにしやすい。時にはプロ市民のやり口も真似てみるもんかもしれない…

ASKが声明を出した直後の記事では、avex側は「まだ要望書が届いておらずコメントできない」としていたが、その後の対応はどうだったのか気にかかるところ。ASKの続報に期待しているのだが。

以前のエントリーを書いたとき、「のまのまイッキ」が実際に行われているのかどうか懐疑的だったのだが、書き込みを見ると、キャバクラや居酒屋、また子どもたちの間でも実行例が多く報告されているようだ。
中には、PTA会長が問題視してavexに問い合わせたら、「またネットからのアレか」という邪険な対応を受けて激怒したという話(「天漢日常」9/14より)も。
こういう書き方をすると、「特撮ヒーローごっこに目くじら立てて局に抗議するヒステリーな親の対応と何が違うのか」という感じにもなってくるのだが、実際、アルコールは言うに及ばず、飲料すべてにおいて「イッキ飲み」は危険な行為だ。
甘味のある清涼飲料水であれば、「糖尿病性ケトアシドーシス(いわゆるペットボトル症候群…これはまあガブ飲みが持続した場合に危険性が増すのだが)」や、急激な高血糖の可能性がある。また、甘味がなければ安全かというと、(これはかなり極端な量の摂取が元となるが)実は水だけでも中毒が引き起こされる。(過剰水分摂取により、体内のナトリウムが薄まってミネラルバランスを崩し、腎臓の利尿能力を超えた状態。「水中毒」といって、多く精神分裂病と合併するという。悪寒・嘔吐・ケイレン、最悪死に至るケースもあるらしい)

ともあれ、avex側が「ヒットやグッズ展開を秋頃までは引っ張って、年末宴会シーズンで『宴会ソング・宴会キャラ』として展開させたい」のは明らかだ。

インフォシークニュース > 社会 > 恋のマイアヒ 子供も歌う空耳ソング
ネットでかなり問題が大きくなっている9/16日付けの記事としては、問題から徹底して目をそむけた提灯記事っぷりがいっそアッパレな内容だ。

お父さん世代も年末の忘年会シーズンへ向け、カラオケで要チェックだが、この曲、ヒットの裏話もちょっとおもしろい。

 音楽業界では、洋楽のプロモーションはラジオで流す→音楽専門誌に売り込む→アーティスト来日→テレビ出演が通常の流れとされる。だがマイアヒの場合、きっかけはファンが作成した日本語の“歌詞”つき映像。それをネットで見た発売元のエイベックスが「おもしろい」とプロモーションに採用したことで、洋楽ファンを超え子どもにまで広まった。ネットがブームを先導するのは「電車男」みたいだが、エイベックスの今回のプロモーションは、六本木ヴェルファーレにキャバクラ嬢50人を集めギョーカイ人を接待する「クラブ・マイアヒ」を開くなど、異例ずくめで、こちらも話題になっている。

キャバ嬢ねえ…いやまあ、おキレイな人が花を添えるのも戦法の一つだから、それ自体はいいのだが、そこで一つ思うのは、元々この曲って、ノリはいいけれど歌詞は「ちょっと切ない失恋の歌」だということ。モルドバのOzoneのファンがこの「飲ませコールとして売り出されている」状況を知ったらどう思うかな、と。余計なお世話かもしれないが…

ちなみに、「Dragostea Din Tei(「恋のマイアヒ」原題)」の詩についてはこちらが詳しい。
この手の「曲調は明るいが歌詞の内容的には『還らぬ恋人』を歌う曲」は、「Last Chiristmas」なんかをはじめとして、洋楽には多いのだが…

なじみの薄い語圏の曲にかけはなれたタイトルが付いてしまうのは、例えば「上を向いて歩こう」⇒「スキヤキ」のパターンが日本人にはよく知られている。
これだけ聞くと、あの名曲が「スキヤキウマー」という内容に取られてしまいそうでトホホに感じるが、実はそれなりに逸話があった。
以前NHKで放映された番組で、坂本久の娘・舞阪ゆき子氏が、「上を向いて歩こう」を海外で紹介した人たちを尋ねて当時の話を聞くという内容のものがあったのだが、それによれば、

・アメリカのヒットの前に、まずイギリスでジャズのインストゥルメンタルとしてカバーされた
・カバーしたケニー・ボール氏は、最初「上を向いて歩こう」をそのまま英訳してタイトルにしようとも思ったが、長いので何か適当な言葉がないかと考えた
・彼の知っている日本語は「サヨナラ」と「スキヤキ」だけだった。「サヨナラ」では暗すぎるし、「スキヤキ」はよく知られているし美味しいものなのでよいイメージがある…ということで「スキヤキ」にした

とのことだった。(月球儀通信:『上を向いて歩こう』 と 『SUKIYAKI』 坂本九 / 没後20年で詳しい内容がまとめられており、参考にさせていただきました)

最初見たときはそのアバウトさに驚いたが、「スキヤキとサヨナラの二択だったらスキヤキだわなぁ」という説得力は圧倒的である。そりゃそーだ。
また、上記ブログの筆者の方の

つまり、「SUKIYAKI」という名前は、当初イギリスにおいては歌詞を必要としないインストゥルメンタルだったからこそ、その曲想に縛られずに付けられたという見方も出来るのではないか。

という指摘どおりでもあると思う。訳詩が乗ればまた違ったタイトルがついていただろうし。

どちらにしても、ボール氏が乏しい日本語ボキャブラリを総動員しつつも、この曲に最大限のリスペクトをこめたということが伝わってくるエピソードだ。

それに比較して、ネットで生まれた「空耳」に便乗し、「飲み会コール」ソングとして売り出そうとするavexのセールスには、どこにもO-Zone・原曲・原曲を愛したファンの人たちへのリスペクトが感じられない。「飲酒・イッキ飲み推奨ソング(キャラ)」として一時盛り上げて売り抜けるだけの材料であり、まるっきり「道化」でしかない。
原曲やアーティストに敬意を払わない連中が、どうして「パクリネタ元」のAAやその文化・文化の背景にあるネットワーカーに気を使うだろう。
我ながらかなり強引な比較ではあるが、ものすごくイヤな形で、「avexがダメな対応しかしない(というか対応自体しない)」理由を納得してしまったのだった。

投稿者 zerodama : 16:48 | コメント (0) | トラックバック

洋ちゃん連ドラ初主演

「R-14」があるから、「全国ネットの」とつけるべきかな?

http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20050919/120050919013.html
おめでとう!ともあれ気張り過ぎない演技で頑張っていただきたい。
山形で放映するかどうかが微妙なのだが…

投稿者 zerodama : 03:14 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月19日

実行する人

今話題の民主党議員 小林憲司の公式サイトを見ると、プロフィールにこうあった。

キャッチフレーズ
断固やるべし
座右の銘
   実践躬行(じっせんきゅうこう)
   『実際に自分自身で行って見せること』

ちょwwwwwwwwwwwwww

投稿者 zerodama : 12:28 | コメント (5) | トラックバック

2005年09月18日

クラフトエヴィング商会もビックリ

話の流れに沿わない雑感やウザったい自分語りが始まると「チラシの裏にでも書いてろ」と言われたり、また自らが「大っぴらに発言するのはアレだけど…」「ただの戯言だけど…」という意味をこめて、「ココからチラシの裏」などと書くことも随分と一般的になってきた。

昨今はめっきり、「裏が白いチラシ」も少なくなったとお嘆きのチラシ裏愛好家に朗報。
ってこともないんだが、いつでもどこでも「チラシの裏」を実現するフリーソフトが存在していた。

テキストエディタ チラシの裏 v1.01
透け具合がステキ

絶妙に裏が透けている具合がステキすぎる。
しかもよく見ると「100円アイスクリーム 全品198円」とか書いてある芸の細かさもたまらない。
リンク先ページにもあるように、既存テキストファイルも開けなければ、保存もできないのである。
メニューバーをクリックしてみるとまたたまらんのである。

投稿者 zerodama : 17:03 | コメント (0) | トラックバック

どっちなんですか

白い恋人 ブラック

どっちなのかハッキリしてください…

投稿者 zerodama : 16:22 | コメント (5) | トラックバック

キャッシングは「借金」ですから

2ちゃんねる観測衛星:ブーンがサラ金に手を出したようです
VIPのスレを、「2ちゃんねる観測衛星」がまとめてアーカイブにしたもの。

消費者金融との契約の流れや、返済のためにドツボにはまりだすブーン(そしてその後ろに見える1の過去)の姿がリアルすぎて、借りてもいないのに胃がシクシクしてくるスレ。そしてこの上なく実用的。
現在は高校の授業(現社とか家庭科系かな)でも、パンフレットなどを使ってこの手の授業をしたりもするようなのだが、このスレはなんだか超一級の資料になりそうだ…

最近の消費者金融のCM、どんどん朗らかになる一方で、ごく親しい人間が自分がこさえたのではない借金でどえらい苦労をしたのを間近で見たことのある私は、なんとなく見るたびに不快になる。当事者だった人は尚更で、しょっちゅうサラ金CMが流れる度に、口の中に苦虫が発生するようだ。無理もない。
ようやく「ご利用は計画的に」とか「金額をよく考えて」という言葉が盛り込まれるようになったが、「キャッシング」という耳当たりのいい言葉で、「消費者金融から借金して、欲しいものをすぐ買うのがスマートなやりかた」と誤認させる根本的なやり方は相変わらずだ。結局は、「家族親戚が払える範囲で高利貸し(本当は借金を返済する義務は本人と保証人にしかない)」という目的でしかないのだから。
まあ、無利子期間中にササッと返済できるようなら上手に利用すればいいとは思うが、消費者金融利用するのって、そうできない状況が多いような気がするので…

最後にブーン自身も書いてるけど、借金額が「20万」だったから自力で何とかなったと思う。
個人的には他のところからもつまみ出して80万を越えたあたりでドツボ大車輪に突入かなというイメージがあるなあ。
軽い気持ちで消費者金融に手を出して浅はかに借金する奴(しかも借りた金の用途も大抵しょーもないのだ)って、返済のために取る方法も浅はかな人が多い気がする。
パチや競馬などのギャンブルで取り返そうとしたり、割りのいい仕事を見つけようとするあまり、詐欺内職商法にひっかかってさらに借金が激増したり…要するに常識ある人から見れば「バカ」の一言で片付けられるんだが、額が膨れ上がってから巻き込まれる周囲の人間はホントたまらないのだ。はぁ。

投稿者 zerodama : 09:47 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月17日

いしづかクエスト

まちBBSの庄内ラーメンスレで、「(酒田市)高砂にある『いしづか』は知る人ぞ知る店だが、ミソラーメンがなかなか美味い」という話を何回か読んで気になっていた。
地図のURLも出されていたが、それを差し引いても「とにかく分かり辛い」らしい。
http://itp.ne.jp/servlet/jp.ne.itp.sear.SGSSVWebDspCtrl?Gyoumu_cate=3&Media_cate=populer&cont_id=a00&focus_theme=Z285000&svc=1901&navi=search,r1&init_word=%83%89%81%5B%83%81%83%93&init_addr=%8E%F0%93%63%8E%73&proc_id=k1&clk=103&kid=KN0600060600058734
気になるので、先日地図をプリントアウトしたものを持って、近くを探索してみた。
その日は定休日(日曜)だったのだが、場所くらい探せるだろうと思っていた。
甘かった。
2,3回周辺を往復したが、ラーメン屋らしき店が見当たらない。
ただし、塗りつぶした後がうっすら残る「肉のいしづか」という看板のついた建物があり、電話番号がMAPに載っているものと一致するため、恐らくはこの敷地だろうと推測だけしてその場は去った。
で本日、「本当にあの場所か確かめてみよう!」と再び赴いてみた。

先日目処をつけた場所に、車がけっこう止まっている。駐車禁止区域ではないので、路駐も何台か。
しかし看板はない。
看板どころかノレンもない。

これほどまでに店らしくない店というのも、業種を問わず初めてだ。
盆に山形で入った「かくれたそば処 茂三郎」の場所も死ぬほど分かりづらく、見た目も中身もまるっきり普通の民家だった(そして美味かった)のだが、それをはるかに凌駕している。
車を降りると漂う美味しそうな匂い、駐車スペースの奥に引っ込んだ部分(これが実は店舗)にテーブルが幾つか並んでいるような様子なので、おそらくここだろう、と、ちょっとビビリながらも入店。
入ると、奥に8人くらい座れそうな小上がりがあり、そのほかに3つほどテーブルがある。
この周辺は港も近く、また工場や自営の製造業が多くある場所で、明らかにその辺りで働いているオヤジさんオニイさんたちがメイン客層のようだ。小上がりのおじさんたちなど、ねっころがってくつろぎまくり。
久々に、「女子どもはすっこんでろ」な雰囲気の飲食店に足を踏み入れて、ワクワクテカテカである。
注文は、客自らが隣接している厨房に言いに行く。
私はミソラーメン、相方はタンメンの大盛りを注文。
他には焼きそばやカツ丼・中華丼などのご飯もの、焼肉定食・カツ定食などがある。看板からして元肉屋さんっぽいので、その辺も美味しそうだった。隣のお兄さんのところに運ばれてきた焼肉定食、肉の量もなかなかだが、野菜もポテトサラダも相当のボリューム。
意外に早く、まずはミソラーメンが運ばれてくる。
第一印象は、炒め野菜から出る甘味、そのあとにインパクトのある香ばしさ。この香ばしさが一番の特色だと思った。ありそうでなかなかない印象だが、妙に懐かしい感じ。変に甘ったるくなくてなるほど美味しい。野菜はモヤシ・ニラ・ネギがたっぷり入っていて食べごたえがある。ほどよいコク。ひき肉を一度焼き付けてこの「絶妙な焦げ風味」を出しているのかもしれない。

ところで、時々相方にも分けながらミソラーメンをほぼ完食するというタイミングになっても相方のタンメンが来ない。フィニッシュと同時くらいに運ばれてきた。
別のテーブルのタンメンの人にも同時に出てきたので、「同一メニューを同タイミングで」作っているらしい(厨房の中にはおっかさんと娘さんの二人がいたようだった)。この店で同伴者と一緒に食事を楽しみたいなら、同じメニューを頼んだ方が吉のようだ。
タンメンはさらに野菜の量も強烈、大盛りだから麺の量も気前よく。こちらもなかなかだった。
キャベツ・ニラ・玉ねぎ・ネギなどの野菜群に加えて切り落とし肉・イカ。さらにベーコンが入っているのが珍しい。しかし全体には意外にしょっぱくない。

いやそれにしても、「大衆食堂」を通り越して「共同社員食堂」とでも言うべき趣だった。
実際おばちゃんも、「ハーイ、○○産業の社長さん!お待ちどう!」とか言いながら持って来て、店内が笑いの渦に包まれていたし。
あまりの商売っけのなさに「食堂に行った」というより、「いしづかさんちの台所にお邪魔してご飯食べさせてもらっちゃった」という雰囲気。味もそういうアットホームさがあった。
「無化調」とか「こだわりスープ」とかえらそうな事は絶対に言わないが、仕事には一本筋が通ってる感じとでも言おうか。味がどうとかウンチク垂れるより、「この空間でメシ食ってきた」という経験自体がとても貴重なものとなった。
ミソラーメン550円。タンメン600円+100円。リーズナブルである。
帰り道に7号線の店で買い物し、「哲」の前を通りかかったが、こういう店の後であの看板を見ると、「現代」680円がまったくアホらしくてかなわんというものだ。

ところでこのお店、看板もノレンも箸袋もなく、食いに行ったのに正式名称が確認できないというミステリアスさ。webで見ると「いしづか食堂」でよいようだが。

この店を紹介しているとあるブログによると、裏メニューが豊富であり、頼めばマーボー飯・チャーハン・肉うどんにナポリタンまで食えるとのこと。ディープ過ぎる。

場所はMAP参考。時計屋さんがあってその少し斜め向かいあたり。
かすかに読める「肉のいしづか」の看板が目印。店はその左奥のほう…としか表現できない。いつもとは違うお店で、ボリュームある食事をしたい方にお勧め。もっともあのお店の常連さんは、ラオタが流入してくるのは嫌がるかもしれん。
ちなみに、醤油ラーメンはメニューになし(これも珍しい)。

投稿者 zerodama : 23:58 | コメント (0) | トラックバック

第48話 「チェ一族の崩壊」(激しくネタバレ)

タイトルのネタバレについてはもう突っ込まない(予告がバリバリだったので、もうそういうもんなんだと諦めますた)。

今回は、1話以来のテーマだった「母とハン尚宮の仇討ち」がついに成就されるという内容。
前回のラストはまさにサプライズだった。ヨンノが実は生きていて…という展開だと思っていたらそう来るか。
悪党どもの所業が白日の下にさらされ、チェ一族とオ・ギョモは醜い暴露合戦の末についに裁きを受ける(その割には比較的軽い最終処分だったような気がしたが…取り沙汰されたのは硫黄アヒル事件だったので、呪いの札事件も明るみにしていればチェ一族側は間違いなく死罪だったか?)
そして、チャングムの母の遺言がビシッと実現されてしまうのにも驚きだった。
さらに、ハン尚宮の「先に宮中に戻っているわ」という言葉も…ありがちなシーンだったかもしれないが泣けた。沖田艦長を思い出した。
次週からはラストまでの数話、おそらくは「チャングムが王の主治医になり、『大長今』と呼ばれるようになるまで」の話になるのだと思うが、やっぱり権謀術数の中に巻き込まれるようで…
正直、この回で最終回でもよかったような気もしないでもない。

いやー、それにしても48話はとにかくチェ女官長演じるキョン・ミリ氏の熱演こそが肝だろう。圧倒的な「目力」で「チャングム」を支えてきた名悪役、今回はもう目力がゲージを振り切りっぱなし。
亡きミョンイに語りかけるシーンは先週もあったけれど、本心なのか屈辱の演技なのか、どちらでもあるような感じだったが、今回のはかなりグッと来た。「自分がチェ一族に生まれなければ…」「ミョンイやペギョンがチェ一族に生まれていたら、私のようになったのか・ならなかったのか…」。一気に引き込まれ、ミョンイを氏に追いやった心の傷の深さを語るシーンに引き込まれた。
最後の憑き物が落ちたような表情、「チェ一族として」ではなく「ソングムという一人の人間として」幕を引くことが出来たのは救いだったのか。
展開にも驚いたが、あの断崖っぷりにもたまげた。いきなりで。
クミョンの最後の言葉も沁みた。
代々最高尚宮を勤める家に生まれ、天賦の料理の才能を持ちながら、「何もかもが中途半端…でもこれが私」と語る彼女は、実は誰よりも「普通の人」に近い存在だったのかもしれない。

それにしても、回想シーンで、「受け止めてあげるから~」と言いつつ受け止めてないちびペギョンには吹いてしまった。ソングム、「べちっ」と落ちてましたが。そりゃ「ペギョンとの仲はイマイチ…」と回想されるわけだよ。

投稿者 zerodama : 15:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月16日

「わた」のコメント

同氏サイト「電影駄目虫超(それにしても、これほどになく「実」を表すサイト名となってしまったもんだ)」に9/14付けで出されたコメントについては、2日経過してあちこちで語り尽くされているが、感想(あくまで)など。
言い訳にすらなっていない文が、さらに燃料投下する結果になっているのは私も同感だ。
なまじ文中に「おわび」という言葉が入っているので謝罪文として読んでしまうから腹が立つ、というのもあると思う。
文中にあるように、これはあくまで「わた」の「状況の(都合のいい)報告」にすぎない。
文中に何が書かれ、何を(おそらくは意図的に)書いていないか。
誰に対しての詫びやコメントで、誰を無視しているか。

それがはっきりと分かる仕組みになっている。
勿論、内容については緘口令や検閲があったであろうことは想像に難くないが、ここまで本来言及すべきことを回避しているというのは、まあ腹の中がハッキリわかっていいかもしれない。

「わた」の存在は、この問題の根源(今となっては元凶と呼ぶほかはない)でありながら、矛先の対象としてはすでに幹ではなく枝葉といっていい。彼女が何を今更表明したところで、avexの商品プロジェクトは転がりだしているからだ。
オーディエンスが彼女のコメントで読みたいのは、他でもない「モナーとのまネコの関連」「フラッシュのキャラクターはどの時点からのまネコなのか」なのだが、実に見事に「モナー」どころか「AA」という単語を一言も使っていない。
ただ

7月27日時点で私の持っていた「のまネコ」の著作権は、全て有限会社ZENに譲渡されており、

とだけの記述があり、これだけ読む分には「ハナっから私のオリジナルだもーん」という印象を強く受けざるを得ない。

また、「のまネコ」の著作権使用料としての収入は現時点で一切発生しておりません。
今後も「のまネコ」に関するお金は一切受け取りません。

まあこれはよくある「買い切り」の契約を結んだものと考えられる。
「わた」はデザイナー(と書くだけ腹立つが)というだけでなく、「訳詩者」としても、歌詞カードやカラオケ画面などにクレジットされているのが確認済み。(空耳を訳詩っていうのもものすごくヘンだが)
「のまネコに関するお金は」とあるが、「この曲に関するお金は」とは書いてないので、その印税(?)は…という疑問も浮ばない事もないが、別に「わたが金儲けする」こと自体に腹を立ててるわけではないのでスルーすることにしよう。

このような騒動の渦中にあった事を踏まえ、flash★bomb'05への参加はふさわしくないと判断し、
お招きくださいましたMUZO様には大変申し訳ないと思いますが、辞退とさせていただきました。
楽しみにしてくださったお客様を裏切る行為となってしまいますこと、お許しください。

前にも書いたが、同イベントへの「参加」は、「出品」であって必ずしも「作者が顔を出す」ことではなかったはず。騒ぎがココまで大きくなってはオフライン参加は見合わせるのが上策だろうが、自分にやましい事がなく、作品を作るものとしてプライドがもしもあるのなら、堂々と出品して上映すればいいのでは。これはホント素朴にそう思うのだが。
かえって被害者面がイヤミですらあるぞ。
(同イベントは、この決定を受けて受付期日を限定して払い戻しを行っている。また、MUZOのコメント+が出たのは、わたのコメントとほぼ同じタイミングだったというのもいろいろ含みがありそうではある。見解もずいぶん日和見的に変わっているし…)

今回の騒動を受けまして、「電影駄目虫超」とリンクをしていた複数のサイト様や、
私自身と交流のありました方々に多大なご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

今回の更新でトップページ以外のコンテンツを閉鎖したようだが、まあこればっかりはWeb管理人として遅きに失したと思う。友人のサイトが一時閉鎖になったり、「わたが所属しているのでは」「この写真がわたでは」という誤認情報のためにえらく迷惑していた劇団サイトなど、勿論突撃したり荒らす奴が一番バガヤロ様なのだが、早いうちにリンクの処理をするか、「無関係です」というコメントを出すべきだったろう。
まあそれにしても人として当然の謝罪ではある。
謝罪の対象がそれだけにとどまっているのが、火にアルコールを注ぐような状況に繋がっている。
私は、「2ちゃんに謝罪せよ」とは思わない。
「AAやフラッシュを楽しむ全ての人と職人さん」「モナーと誤認してCDを購入した人」に対して謝罪、もしくは真摯なコメントがあってしかるべきだと強く思う。

いまさら「あれはモナーです」とは口が裂けても言えないだろう。
「オリジナルキャラ・のまネコ」としてavexに買い取ってもらった以上は、「実は…」ということになれば、詐欺を行った事になる。また、もともと黒フラッシュを作って公開していたという負い目も大きいだろう。
が、緘口令があるならあるで、「申し訳ないがここまでしか書けない」というニュアンスを上手に混ぜ込めばもうちょっと違った反応を得られたとも考えられるのだが…単に文章がヘタクソなだけかもしれないとも思ったりして。

投稿者 zerodama : 23:12 | コメント (1)

ネズミの威光、いまだ届かず

開業した香港ディズニーランドで、さっそく中華なお国の良識あるお客さんの暴虐の嵐が吹き荒れているらしい。
詳しくは
超だるログ: 香港ディズニーランド 立ちションや下半身露出など下品な行為で批判される
を参照されたし。

アトラクションや城の前で、子どもに小便させる母親。
人前で脱糞する女性を含む人々。
着ぐるみに暴行、スタッフに乳もみなど、想像を超える世界が展開されているらしい。

しつこいよーだが、3年後にオリンピックを控えた国の御方々でございます。

しかし、基本的に客の姿勢が低い日本のディズニーランドと何たる違い。
かたや、着ぐるみが客に暴力をふるったにもかかわらず、「あれは着ぐるみではなくて、ディズニーランドにあっては本当の犬なのです。犬のした事ですから」と、頭が沸いてるとしか思えない強弁がまかり通るほどの治外法権を縦にしているおとぎの国
かたや、客が「魔法のマンボ」よろしくやりたい事はし放題怖いものなど何にもないさ状態で人糞だらけのおとぎの国。
ナメられないためには、ココまでやらなければダメなのか。
香港ディズニーランドのお客さんのうちに心ある方がいたら、ミッキーが暴行の末にぐったり動かなくなったら、どうか係の人を呼んでやってください。

投稿者 zerodama : 18:51 | コメント (0)

よくわかんない効果線とかうますぎ

「朝目新聞」ギャラリーの「マリオ20周年記念特集」より、「キノコの紋章」(ページの真ん中辺りにあります)。

見れば見るほど似すぎていて…腹筋が…苦しいっす…
特に書き文字とか効果線とか、謎の体液(汗?)とか。

投稿者 zerodama : 17:00 | コメント (3)

2005年09月15日

ネコ裁判

昨日、いろいろやる事はあるのについ読みふけってしまった。

【実録】ネコ裁判  「ネコが訴えられました。」

いやー、世の中にこんな間抜けでDQNな原告もいるんですなあ~。
実際に猫を飼ってらっしゃる方々には笑えない内容もあるかな?そうでもないかな(原告がとにかく突拍子もないので)。
言いがかりとしか言えない裁判の被告になった方が綴るBlog。9/15が第三回公判(実際には日付を少しずらしているらしいので終了して数日経っているかも)だったそうなので、続きが気になるところ。
気苦労+証拠や文書作成の手間だけでも相当な負担だろう。ご苦労様です。
と同時に、こんなバカ原告の相手をさせられる裁判所の方もなんというかお気の毒。

バラエティー法律番組の影響で、こんな感じのDQNによる乱訴が全国で増えてるのかもしれないなあ。

Blogの内容とか裁判には関係ない個人的な感想。

私が動物苦手だからかもしれないが、飲食店内に動物(店主のペット)がいるという状況がとても苦手だ(勿論同伴可能がウリのドッグカフェなどは除外)。これまでも、飼い猫が闊歩している喫茶店に入った事がある。(酒田市にも、飼い犬が店舗や厨房に出入りしている店があるとか…)
この山田さんも飲食店経営とのこと。自宅の事とはいえ、食材を置いてある部屋でネコが自由に闊歩し、放し飼いになっているという状況は、もし自分が客だとしたら、知ったらヒくと思う。
裁判が無事にいい形で片付いたとしても粘着して来そうな相手に見えるので、ネコの放し飼いは今後は一考なさったほうがいいんじゃないかと…

投稿者 zerodama : 23:53 | コメント (3)

2005年09月14日

おにぎりインスパイヤ説の問い合わせ結果

「おにぎりまでもインスパイヤされるのか?」と話題になったHMVのサイトの画像。
この画像は昨日深夜にすでに削除されたようだった。
「2典TIME」の「エイベックスがおにぎりをインスパイア 続報」にまとめられた情報によれば、

WEB製作した店員の不手際で、avexから提供された宣材ではないものを使ってしまったという。

今回、O-Zoneのニューシングルの発売に関するニュースを制作するにあたり、
急いで何か良い画像はないかと画像検索をかけたのが例のニュース導入部分の画像でした。
(問い合わせへの応答メールより)

おにぎりということは明らかに旧フラッシュ。
同じフラッシュをキャプチャするなら、ネット検索するまでもなく手元にディスクがあるような気もするんだが、これはネットからキャプチャ画像を拾ってきたということだろう。
こんな大手のWebショップでも、かなりエエ加減なことしてるのね…

もしもこれが過失に見せかけた情報リークだったりしたら面白いんだけども。

投稿者 zerodama : 01:41 | コメント (1)

2005年09月13日

アルハラからのアプローチ

特定非営利活動法人アスク(アルコール薬物問題全国市民協会=ASK)が、その「イッキ飲み・アルハラ防止のページ」で、「『のまネコ』はイッキ飲み・アルハラを助長しています!」という記事を掲載。同団体は13日付でavexに要望書を出したとのこと。

確かに、旧版フラッシュのラスト部分、二匹のモナーがお互いに一升瓶を口に突っ込み、「死ぬまで飲めゴルァ」と酒を流し込むシーンは、まあ誰がどう見てもアルハラだ。
「オチてない」という不満足感とともに、ただつまらないだけではない不快感を感じたのも事実。
(注:DVDに収録された「完結編」の方では、この「死ぬまで飲め」というシーンはなく、かなりマイルドなシーンに作り変えられている。
これは1番のみ、しかもフェイドアウトで半ば誤魔化すように終わった旧版に対し、新版は2番+リフまで入れているためでもあるし、またさすがにavex側も、強制飲酒をそのままリリースするのはヤバいと判断したのかもしれない。ただし、「イッキ」の場面は旧版同様何度も出てくる。)

のまネコ問題を知ってもらうためのアプローチとして、アルハラ方面から知ってもらうように働きかけようという動きはここ数日のうちにあった。
該当ページでは、実際に寄せられた電話・メールも紹介している。
ここの中にある、「居酒屋で『のまのまイェイ!』と歌いながらイッキをさせている場面」などの報告が全て事実であればいい(いや、本来はちっともよかーないが)のだが、ASKを動かしたいがために「つくり」のエピソードが入っていそうな気もして、もしそうならばちょっとこの働きかけには「どうよ?」と言いたい気分になる。

(追記:実際にキャバクラのコールなどで使われているのを見たというレスが、2chのスレにあった)

2ちゃんねるの大半が嫌悪する「プロ市民」のやり口に共通しているものを感じるからだ。

同ページによれば、この団体は

イッキ飲み防止連絡協議会は、「イッキ飲ませ」によって大学生の子どもを亡くした親が中心になり、1992年10月に大阪で結成されました。

とのこと。家族を失ったり、自らの健康を損なった痛みを背景として生まれた運動を利用するようで心苦しい。

また、この働きかけでは結局、今回一番の問題にしたいはずの「avexの企業体質、倫理的な姿勢」ではなく、「飲ま飲まイェイ」という空耳そのものが問題と言う事になってしまう。
あの空耳自体は多くの人が昨年を中心に楽しんでいて、だからこそこれだけ流行したわけだが、それをまるごと否定してしまう事になるのでは?とも思った。

私はこののまネコ問題、「avexが何をしたのか、立場・年齢層の違う多くの人間が憤っているのかを広く知ってもらいたい」というのが第一だと思う。「知ってもらう」のは、決して、「知らしめた上で賛同者を増やして一人でも多く味方につける」こととイコールではない。そこを履き違えた瞬間、運動の性質はイヤゲなものに変わってくるのではないか。
「こういうことを知った」上で、「あっそ、だからナニ?」「関係ない」「君たち必死すぎ」という反応もあって当然。問題だと思わない人は当然すぐに忘れる。何かでavexの名前を聞いた時、「そういえばこんなことしてたよな」と思い出すことがあればそれで御の字ではないだろうか。そこを「啓蒙しよう」とすればこちらのほうが「痛いヤツ」になってしまう。
不買運動にしても同じことで、個人で行い、「こういう理由でこの製品を買わないことにしています」と表明する分には何の問題もないが、売り場でその製品を手に取った人にいきなり『こんな企業の製品を買ってはいけません、なぜなら…』と説教を始める客がいたら、誰だってドッ引きになるというものだ。

恐らくこの先、avexが具体的な行動に出ることは考えづらい。恐らくしばらくは、頭を低くして、ネットワーカーが飽き、騒動が去るのを待つ構えだろう。根負けや自滅はしたくないと考えるならば、立ち止まって「なりふりを構う」ことも必要だと思う。

勿論、アルハラや薬物問題は、成人・未成年を問わずもっと真剣に向き合い、改善に向けて実行に移さなければならないことは言うまでもない。
ASK側が、事情を大体分かった上で、アルハラ問題啓蒙のためにあえて「のまネコ」の一件にのっかろうと判断したのなら、何も文句を言うような筋合いではないのだが。

まとめサイトの掲示板で、以下のような懸念を書いていた方がいた。

137 名前: 番組の途中ですが名無しです 投稿日: 2005/09/13(火) 20:44:17 [ W3YyPBho ]
強制飲酒で問題になったときは
2chキャラをつかった2ch発祥空耳フラッシュで有名になった曲で~
とか嫌な風に取り上げられるかもしれないし、マジ怖い。

確かにものすごくありそうな話だ。
少なくともTVのワイドショーなんかは、

「売れてる、話題になってる⇒『ネットで話題』とは言っても、『2chという掲示板』とは言わない。むしろ『avex発売の…』を強調する。直接スポンサーだったらもう当然」

「批判や事件が起きた⇒『(これまでもさんざん色々やら貸してきた)2chという掲示板で…』と、苦虫を10匹くらい噛み潰した表情で名前を出す」

のはデフォだからなあ。

いずれにしろ、NPOが動いた以上、avexがどう対応するか見物ではある。
が、
「実はもともと2ch(ここで初めて2chの名を出す)で流布していたものはもっとひどいアルハラを含む内容だったのでかなり修正したのだが、配慮が足りず…」
みたいなコメントでネットに対する悪イメージカウンターを返してくる危険も考えられるので心配……
どちらにしろ、ASKのページの「宣伝のためのプロモーションビデオとして、例のアニメをそのまま使用しました。」については指摘してくるだろう。事実だし。

ええどうも申し訳ない、基本的にかなり心配性なもので…
これらが杞憂に終われば何よりなんだけどもね。

投稿者 zerodama : 23:18 | コメント (0)

スライス玉ねぎ

家族そろってオニオンスライスが好きだ。
実家でよくやっていた、「オニオンスライスに、かつお節と生醤油をかけてただ食う」のを作ってみたら大好評で、そこから評価が高まったらしい。
これは薄くきれいに切るのがけっこう骨なのだが、フードプロセッサー(私と相方は「神」と呼んでいる)のスライサー機能を使うようになって、作る方も気軽に出せるようになった。
玉ねぎのスライスと言えば、「切ったあと水にさらしてもみ、辛味を抜いてしんなりさせる」のが料理の手順としては基本だが、『「血液サラサラ化」に役立つ成分は水に溶けてしまうのでさらさないほうがいい』ということを知った。
(参考:ためしてガッテン:過去の放送:血液サラサラ! タマネギ料理術

往々にして、こういう「栄養的にベストに持っていくための手段と、料理のセオリーが相容れない」ということはよくある。
で、昨日作ったワカメとオニオンスライスの酢の物と、今日の夕飯で出したカツオの刺身のつけ合わせのオニオンスライスを水にさらさないで出し、試食と家人の反応を見ることにした。
結論としては、「他のものとあわせる料理」であればあまり問題はないようだ。
上記ページでは、「1時間ほど空気にさらすと辛味も抜けて効果も高まる」らしいのだが、今日は食べる10分くらい前にスライスしたので、けっこう辛かった。しかしそれがカツオにベストマッチ。
今日はニンニク漬け込み醤油を使ったため、スライスニンニクはつけなかったのだが、適度な辛味と風味が物足りなさを感じさせなかった。
(ちなみに、ニンニク醤油・黒酢をタレに、おろし生姜とスライスオニオンを乗せて食べたらかなりよかった。値段の安い背身が多いパックだったが、血合いの味が玉ねぎの辛味と相乗効果を出している感じ。)

投稿者 zerodama : 22:00 | コメント (0)

2典TIME消される?

2典Plus」内のBlog、「2典TIME」が記事丸ごと削除されてしまったそうで…当然ながら管理人様が憤慨しておられる(同サイト内のページ参照)。
このBlogはライブドア提供のものだが、無料レンタル版ではなく、有料の「PRO」版だったそうな。
エントリーは400近くあり、有料サービスにもかかわらず、削除前に何の警告もなかったとのこと。
管理人様も、現在ライブドアに問い合わせをして返事待ちの状況ということで、まだ何も断定できる状況ではないが、いくらなんでも有料サービスでこの対応はひどすぎると思う。
転送量の問題による一時停止なのかもしれないが(それだって事後連絡くらい来そうなものだし、それより上位のBlogは問題なく閲覧できるが?)、Pro版の案内ページを見ると、FTPも可能なようだ。
閲覧停止であっても、FTPでログファイルをダウンロードしたり、有無を確認したりできそうな説明なのだが、ディレクトリごとごっそり削除されていたのだろうか?

意図があっての停止であれば、あまりにも酷い対応だし、もしも転送量の問題で不慮のデータクラッシュが起こっていたのなら、それも管理体制に問題があると言える。
有料無料問わず、同社提供Blogをご利用で、今回の問題に言及している方は、こまめにバックアップを取っておいたほうが賢明かもしれない。
いずれにせよ、どのような形でもいいから管理人さんにこれまでの記事のログファイルが返還されるよう祈ってやまない。
(不確定な状況なので、新情報があれば追記またはエントリ削除します)

13:00 追記

ライブドアから連絡ありました。
復活出来るっぽいです。

とのこと。まずは一安心。

17:20 さらに追記

復活しておられました。ファイル削除などは為されていなかったようです。

投稿者 zerodama : 09:01 | コメント (0)

2005年09月12日

鶴岡市西郷「尾浦」

駅東「味好」のお弟子さんにして、「すでに師匠を越えた」という評価も高い「尾浦」。車で30分、個人的にあまり使わないルート上にあって、これまで興味はあったのだがなかなか足を運ぶチャンスがなかった。今日は相方が休みだったので、11時30分の開店に間に合うように行ってみる。
到着は11時35分くらいだったが、既に数人お客さんがいた。「今日は餃子ありません」の張り紙が残念。
メニューは醤油・味噌ともに「あっさり」「こってり」に分けてある。あっさり系、特に最近発表された新メニュー・無添加シリーズにも興味はあったのだが、油好きのイケナイ性で、「こってり醤油チャーシュー」を注文。あっさりもこってりも好きな相方、迷った揚句に「こってり味噌チャーシュー大盛り」と「ミニチャーハン」。
開店直後と言う事を差し引いても、ラーメンが出てくるのが驚くほど早い!厨房内の手際はかなりよさそうに見えた。

そしていきなりチャーシューの量に圧倒される。
えーとえーと。
口で言ってもしょーがないので、同店を紹介している「酒田のラーメン ラーメン天国」内(管理人:curryさん)の「尾浦」ページをご覧あれ。
下のほうにある「味噌チャーシュー」。写真のものは大盛り。普通盛りの肉の量も、せいぜい2,3枚しか変わらない。4,5枚程度でチャーシュー麺を名乗る店も少なくない昨今、このトロリ系チャーシューのひしめきっぷり。そしてよく見ると中央にはさらに、チャーシューの切り落としがトッピングされている、容赦ない「肉」っぷり。ご店主太っ腹すぎ。おそらく庄内のチャーシューメンの中でももっとも戦闘力の高いものだと思う。
さらに麺の量もハンパではない。庄内(特記すれば酒田)ラーメンの麺の量の多さは何度も述べたが、ここの店では
中盛り…1玉増し……100円増し
大盛り…1.5玉増し…150円増し
すりばち…2玉増

という設定になっている。なんたる良心的な量&値段設定(ついでに言えば、小盛りを50円引きで出してくれるところも実に良心的)。損してませんかご店主。
大盛りのインパクトたるや相当なものがあった。
麺自体も申し分なく、駅東味好系で時々気になる熟成臭もぜんぜん感じない。太さも喉ごしもちょうどよいし、湯切りも丁寧だと思った。

こってり醤油、デフォルトでイヤミない程度にニンニク・臭くなくトンコツが効いており、なかなか美味しかった。庄内で「油表面うっすらカバー系」のラーメンが食べられるとは感激。適度な油分のおかげで、最後まで熱いまま食べることができた。バランスいいなあ。
こってり味噌は、酒田ではものすごく珍しい、ニンニクのパンチがあって、甘味も強く出ているタイプ。ただしその甘味のせいで口飽きする印象は否めなかった。味噌ダレが少しとけ切っていなかった部分があったのも残念。インパクトがあって美味しいが、想像以上に重いかも。また、醤油よりもぬるく感じたのはナゼだろう。
しかし、「酒田近辺のミソラーメンはどれもこれも味噌汁みたい」と私のような嘆きをお持ちの方は、ここで満足を得られるかもしれない。

チャーハンは見るからにパラリ感がなく、油っぽい感じだったのが残念。具は多くてサービス精神がうかがえる。

いや~、しかし総合的に、ご主人の気合と真剣さが伝わってくる、実直なよい店だった。値段も基本のラーメンが少し高めかな(600円)?という程度で、全体的に普通。よってコストパフォーマンスはよいと言えるだろう。
次に行く時は無添加か、あるいはごく普通の「ラーメン(あっさり)」を注文してみようと思う。

味とは直接関係ないが、お店全体が清潔で明るい印象なのもよかった。女性客も行きやすい感じ。いや、師匠筋にあたる駅東「味好」の厨房周りがあまりに…なものでちょっと心配だったんだ。
ご店主も、師匠と違って「常連以外には無愛想」なんてこともなく、店員さんともども、差し出がましくないけど明るい接客。
そういうハード面を含め、総合的にかなり高い評価を感じた。
食べ終わる頃には、お店は12時前にも関わらず既に満席になりつつあった。大事にされるのも納得できる店だと思う。

私たちの誤算は、休みなのをいい事に遅くまで寝てしまい、朝食をとってない状態で行ったことだった。空きっ腹にあの肉、あの量はあまりにヘビーで、帰りの車の中で久々の胃もたれに、思わず言葉少なになってしまうほどだった。
もうちょっと早く起きて軽く何かを、せめて牛乳でも腹に入れていけばよかった。
まるで、空腹状態で大酒飲んで二日酔いになった時のコメント。ラーメンについて語っているとは思えない文だが、そーなのだから仕方ない。

よく、ラーメン評論サイトなどで、こってり系や量多い系のラーメンについて、「体調を整えていかないと…」なんてコメントを見る。今までは「おぢさんは大変ね」と思っていたのだが。この世には確かにそういう戦闘力の高い店がある。思い知らされた。
ええ、こっちが年取ったせいだろと言われればもうその通りだけども。もう若くはないさと君(誰だよ)に言い訳します。

投稿者 zerodama : 21:59 | コメント (0)

おにぎりインスパイヤしますか

今日あたりは動きがないんじゃないかな…と思ったのだが…

HMVJapanの「ダンス&ソウル」カテゴリーのトップページ、そこの右側に、Ozoneのセカンドシングル「愛のデ・ラ・ノーチェ」のレビューがある。
その画像が、「おにぎり」(「わた」作の旧作マイヤヒーフラッシュの前半部分で踊っていたおにぎり)のAAなのだ。
この場面は、新作フラッシュ(ネットで流布した方ではなく、DVDに収録されている方)からはカットされていた。
「猫」に加工しやすいモナーと違い、2ch色の言い訳が出来ないキャラなので削ったのかと思ったのだが、実は第2弾に使いたかったために温存したのか?という噂も流れている。

HMVが当座で使用した画像という可能性も高いが、収録版でないおにぎりの絵を、わざわざ旧作から持ってくるということも考えにくい。

また、同じHMVのOzone関連ページでは、

しかも今回、「マイアヒフラッシュ」に次ぐ「デ・ラ・ノーチェフラッシュ」をCD-EXTRAに収録!

とあり、内容がどうなるか、おにぎりが本当に出てくるのか、はたまた作者はマイヤヒに続き「わた」なのかは明かされていないものの、これまでの流れとさきほどの画像から、この問題を意識している人たちは大いに危惧するのも無理からぬことだ。というか私もしている。

また、この「デ・ラ・ノーチェ」の先取り的な記事が9/2の日経新聞に掲載されていたという。
紹介しているBlogがあり、その内容(日付からして、この問題が湧き上がる前のものであり、いろんな意味で貴重)も話題となっている。

CD「恋のマイアヒ」を企画(ヒット案内人2005/09/02, 日経産業新聞)
Blog「 SUNTORY SHOT BAR で日経記事を崖っぷちな私が考える」より
(コメントしているのはavexの石井氏)

 ヒントはインターネットにあった。「のまネコ」というキャラクターがルーマニア語を日本語に置き換えた「空耳」の歌詞をベースに踊る動画を見つけた。地方在住の二十代のOLが作り、ネットではすでに話題となっていた。これをフックに売りだそうと思い立ったのが昨年十一月。アニメにさらに磨きを掛けてプロモーションビデオを作り、CDにも収録した。

この「のまネコというキャラクター」の記述通りならば、旧フラッシュの時点で「モナー」ではなく、「わた作ののまネコというオリジナルキャラ」ということになる。
これは、MUZOの発表にあった
「「のまネコ」のイラストは、avexさんからの依頼を受け、わたさんがモナーをベースに新たに描いたものであり、オリジナルとは主張していない。」
という内容と矛盾するのでは?
avexの依頼を受けて作ったのはあくまで新フラッシュなのだから。

 DVD付きのアルバムに続き、今後はキャラクター商品なども発売し、ファン層とビジネスチャンスをさらに広げていく考えだ。十一月にはアルバムから「愛のデ・ラ・ノーチェ」がシングル曲としてリリースされる。「マイアヒのイメージを損なわずに、よりハードなアニメを作りたい」と意気込む。

「マイアヒのイメージを損なわずに」という部分に、よりハードな悪い予感を覚えるのだが…

どちらにしろ、騒動になる以前の時点でのavexの「のまネコ」認識の証拠として抑えておくべき記事ではある。

しかし、ここまで徹底してインターネット利用者の感情を逆撫でして、avexにどういうメリットがあるんだろうか?もはや、「クレヨンしんちゃん」の版権を強奪した中国の企業となんら代わりがないようにも思える。
「マイヤヒ」は、のまネコの一件を知らず、モナーと思い買った人もいる。
また、単純に曲が気に入って買った人の中で、今回の件を知って大いに反感をもった人、「もうavexのCDは買わない」と宣言する人も少なくはない。
そういう人たちが買ってしまったからこそのこのヒット枚数だったハズだ。懲りるどころか、消費者の感情を好んで逆なでする態度により、セカンドシングルは恐らく「マイヤヒ」ほどには売れないだろう。
「ネガティブキャンペーンも、知名度を上げるための格好の材料」と判断しているのかもしれないが、恐らくこの悪感情はavexが考えているほど早くは薄れないと思う。

投稿者 zerodama : 20:15 | コメント (0)

袈裟まで憎いわけではないけれど

浜崎あゆみはavexの代表的ドル箱の一つだが、最近では浜崎ドルも随分相場が下がったらしく、必死のテコ入れがなされたり入れてもらえなかったりという状況という話も聞こえてくる。

浜崎あゆみといえば、楽曲・タレントとして1mmの興味のない私でも思い出すのが、
・2002年の「感じ悪いね~」事件
 <動画>http://www5d.biglobe.ne.jp/~EMPEROR/hamaayu.mpeg
詳しく知りたい方は「浜崎あゆみ 感じ悪い」で検索すると色々出てくるので参照ください。
座っていたのがファンであれ関係者であれ、料金を払って入場している客にスタンディングを強制する行為も、多くの観客の面前で一人を指差し(ホントに指差してる)、つるし上げる行為も、まともな人間のするこっちゃないなあと当時も思った。

・歌詞といわずプロモーションといわず相当パクっているらしい という噂

どの程度なのかを検証している画像まとめがあったのでまずは一覧あれ。

毒電波TV:浜崎あゆみのあまりにも壮絶なパクリ画像集(笑)

想像をはるかに越えるインスパイヤぶりに驚愕する。
これはオマージュとかリスペクトで済まされる範囲ではないぞ、絶対。
ここまで似ていて許されるのは、よっぽど出来のいいパロディだけだろう。例えばアル・ヤンコビックなら私は許す。
伝わってくるのは、元ネタにしたマドンナやブリトニー・スピアーズらと比較にもならない浜崎の色気のなさ、オーラのなさ、そしてプライドのなさだけだ。

上の画像を紹介した「毒電波TV」の「2億4千万円かけて延命処置されるキュービック・ジルコニア:浜崎あゆみ」というエントリーに、詳しい説明がある(歌詞パクリリストへのリンクもある)。

のまネコの件と浜崎パクリが違うのは、前者が明らかにゴマカシとはいえ「モナーにインスパイアされて」と源を明らかにしているのに対し、後者は「リスペクト」として元ネタに触れてさえおらず、「これが浜崎ワールド」として展開しているという点だ。しかし、それを差し引いても、エントリーで紹介されている浜崎あゆみへの批判コメントは、のまネコ一件に寄せられるものと共通する想いが多い。

>露骨な真似はやっぱり不快です。
>思い入れのあるシーンを浜崎さんが真似をして、
>それを見た子達が浜崎さんが考えたと思ってると感じただけで
>私は嫌な気持ちになります。

まあ要するに、自社製品の著作権は異様にやかましいが、自社以外のプロダクトやアーティストに対しては、平気でこういうことをする会社だということで。
そういえば、対処見解発表に全然誠意が感じられないという点でも、「感じ悪いね事件」に共通するものを感じたり。

投稿者 zerodama : 13:43 | コメント (0) | トラックバック

「ユリイカ」9月号 水木サン特集

表紙があまりにも楽しそうなのでつい買ってしまった。

巻頭特集は、「水木しげる×京極夏彦 師弟対談」。

いきなり
「今日はユリイカの対談?『ユリイカ』って売るのが大変でしょ?」
「へえ、定価一三〇〇円、大変だ。一三〇〇円も出して買う人っていうのは…」と、相変わらず「あるがまま」全開で、いきなりすごいところから話を始める水木サン。
京極氏もつられて、
「まあ、いい雑誌なんだけれども、みんながみんな読むという内容でもないですから
と、うっかり根本を突いてしまう。
実売部数を尋ねた水木サンは、「哀れみに満ちた表情で(原文ママ)」
「そう、そりゃ厳しいね」「雑誌は一万部を越えないと生きた心地がしないですよ」と、しきりに「一万部」を強調するため、「実売部数が5桁に乗らない」ことをアッサリと講評してしまうユリイカ編集部。

「そういう意味(「潰れない」こと)では凄いねえ。昔から本屋に行くと、ちゃんと売れ残りがあって、それで『ユリイカ』って名前を覚えてしまったんだね。
み、水木…センセイ……

こんな天衣無縫さに拍車がかかる水木サンの「ユリイカ大変だね」話が、実質1ページにわたって繰り広げられる。
言う方も言う方だが、そのまま載せる方も載せる方だ。それがユリイカクオリティなのか。

まあ1300円分の濃さがある雑誌なので、文章はゆっくりとこれから読んでいく予定。
収録された「マッチ売りの少女(野坂昭如原作)」は…その…すごく…ヘコみます…読むと。

トリビュート漫画は、とり・みき、永野のりこ、熊倉隆敏、鈴木翁二(各2P)。コメントのみで松田洋子。

投稿者 zerodama : 00:04 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月11日

まとめサイト閉鎖と飛び交う情報

この問題についての「まとめサイト」は一つではなく、有志がそれぞれに立てたものがいくつかあるのだが、昨夜、騒動初期から愛読されていたまとめサイトが2つ相次いで閉鎖し、「圧力」を受けた事をにおわせる文面が掲載されていたこともあって、一部で大きく騒がれた。

「のまネコ総合ホームページ」
http://grassroots.hp.infoseek.co.jp/

昨晩、トップページに

(;TДT)…

という泣き顔AA一行だけが表示され、その後「403forbidden」状態に。
現在は復旧しているようだが、経緯については特に記されていないようだ。
わずかに「圧力たん」というキャラ絵が追加されている。そこから何かを察するべきなのかどうか。何はともあれ復活はよかった。

*もう一つのまとめサイト。
http://japan.milan.jp/~yumenosukosiato/nomaneko.htm
こちらはいまだに「404」状態が続いている。
そうなる直前に出されたコメントが大きな話題になった。
(ミラーは http://www.geocities.jp/tyoshi03/nomaneko.htm)

<お知らせ>
サイトの公開を一時的に断念します

詳しく述べる事は出来ませんが、圧力がかかりました。
現状、その内容を詳しく言うことを制限されております

あえてこれを書き残す事は私の最後の抵抗です。

当サイトの内容とは全く関係のない事で責められております。
身内を巻き込んでこのような形になっております。
サイトの公開を一時的に断念するしかありません。

こっちのサイトは、他サイトではやっていない過激な批判を
メインで扱っていた為に目をつけられた事だと思います。
「明確に買収ではないことです」が、自分的に特になる
良い条件を出されたものを蹴っていました。

そうしていくうちにこのような事態に発展するような流れとなってしまいました。
残念で仕方ないことです。

悔しくてたまらない思いです。

こんな形で公開を一時的に断念することを余儀なくされましたが、
心の底から皆様を応援をしております。

この悔しい思いを引き継いで前に進んで頂けると救われます。


「管理人の知人」と名乗る人のレスがあったり、警告文メールの文面がアップされたりと、情報が飛び交った一夜だった。
サイトが見られなくなった件は、「アクセスが増えて転送量の問題が発生した」線も含めて考えなければならないのかな?とも思っている。

さて、「本件の警告メール」として貼り付けられたもの(差出人が「エイベックス株式会社 知的財産法務課 ○○ 」というやつ)は、本件に関するものではなく、今年4月頃に、画像を無断使用している大塚愛ファンサイト管理者に向けて発信されたものの改変であるとのこと。(関連スレ
この本文と検証については、
Wandering Wanderer: 虚実錯綜にご注意
に詳しくまとめられている。
重要なのは、かなり信憑性に乏しい捏造物件ではないか(大塚愛のファンサイトに本当に送られたものかということも含め)ということ。
それは、上エントリーや各BBSでも指摘されているのだが

・「エイベックス株式会社」は17年3月まで実在していたが、その後「エイベックスエンタテインメント」と社名変更しており、現在は存在しない。
・また、「知的財産法務課」も社内に存在しない

点があげられている。

また、コレも大事な点だが、「圧力」という文言が皆を色めき立たせているけれど、それが「avexの圧力」と即断するにはあまりにも材料が足りないので、前のめり過ぎる反応はくれぐれも抑えるべきかと。
また、「圧力をかける側」になって考えてみると、サイト運営者に対しては、サーバーを提供しているサービス会社やプロバイダに「規約違反」の方向で働きかけるのが一番楽な方法の筈。
「インスパイヤにはインスパイヤを!」ということで、さまざまなインスパイヤキャラクターやバナーが生まれているが、AAは商標登録されていないのに対し、商標登録されているものをアレンジしたネタは揚げ足を取られる可能性が高いので、くれぐれも慎重に行動していただきたいと切に思う。
まとめサイトの運営は本当に大変な手間だと思う。断片的にエントリーを書くだけでも、次から次に起こる流れを追うのがやっとなのだから、ましてまとめる手間はいかばかりか。それを支えるのはただ熱意のみ。素直に感銘しております。だからこそ、時間と手間をかけて作ったページがむげに削除されてしまうようなスキをお見せになりませんように…

木村氏のBlogでも、非常に遅い時間にもかかわらず、「圧力がかかって閉鎖されたページについて、詳しい事情を知りたいのでお知らせを」と呼びかける内容が追加されていた。
(現在は「風標的被害を避けるため」として消去されている。)

投稿者 zerodama : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

判断材料

投票日の当日になって見つけたページ。
2005年9月11日 「最高裁判所裁判官 国民審査」に、キチンと参加したいあなたへ

常常、選挙の折に同時に渡される「最高裁裁判官審査」用紙を見ながら、「名前だけ並べられても…」という困惑した思いを捨てられなかった。各裁判官の経歴や、「どんな裁判でどういう判決を出したか」を目にできる資料が、誰でも気楽に見られる範囲で提供されているとは言いがたいからだ。
最高裁判所のサイトでは、「裁判官の紹介」のところで、判決一覧も含めて閲覧できる。これも上のページで始めて知った。)

もう投票を済ませた向きも多いとは思うが、「これから行く」という方は軽くでも目を通されると、これまでよりは有意義な審査投票ができるのでは。

↑のように、裁判所とか有志が努力しているにもかかわらず、鳥栖市長がこんなトンデモでは済まされない発言を。

<京都新聞>「白紙を投票箱に」 裁判官国民審査で鳥栖市長

 佐賀県鳥栖市の牟田秀敏市長が衆院選候補の応援演説で、最高裁裁判官の国民審査について「(国民審査の)白い紙はそのまま投票箱に入れて帰るように。何か書くといろいろ問題になる」と発言していたことが10日、分かった。県選管は「裁判官の信任・不信任を判断する貴重な機会で不適切」との見解を示した。

郵政問題で混乱し解散したという経緯から、これまでになく注目を集めている本選挙は、投票率の上昇が見込めるのではと予想されている(フタを空けたらどうなるかは分からないが)。一方で、政治不信から関心を失う気持ちもよく理解できる。
でもまあ、何かしら意見があるのなら投票には行くべきかと。
「どいつもこいつもダメだ」と思っているのなら白票を投じればいい。「白票が莫大な数に」となったら、それはそれで社会問題として取り上げられ、現実を政治家連中に突きつけることができるだろう。不信は行動で示す事ができる。
短いながら、「朝目新聞」管理人さんのコメントが強く印象に残った。

選挙に行かない=利権の為に必ず投票に行く類の特定の集団を利する行為です。

「不作為=どこにも加担しない、支持しないのだから基本的にイノセント」ではなく、結果として罪悪的になることもある。選挙はその典型例といえるだろう。

投稿者 zerodama : 10:34 | コメント (0) | トラックバック

法的な意見など

「のまネコ」問題にコメントしてみたりする - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

知財に詳しい栗原氏のコメント。
時にはこういったニュートラルな立ち位置からの意見を読むのも、正しい知識を得るのは勿論、いい意味でのクールダウンができるという有り難さがある。
法的な問題はどこか、avexに対してどういう対応が可能なのかなども分かりやすくまとめられている。(ご多忙な身なのに、コメント欄で丁寧に疑問に答えてくださっているのには本当に頭が下がる)

いずれにせよ、モナーと「のまネコ」が類似していることを裁判官に認めてもらうことが必要になります(著作権侵害や不正競争行為が成立するためには、マネをしたという行為だけではだめで、当該物件が客観的に見て似てることが必要となります)。

そういう意味で言うと、両者が類似してると認めてもらうのはちょっと厳しい気がします。商標の実務で言うと、キャラクターというのはわりと類似の判定が甘く、ちょっとでも違ってると非類似とされるようです(まあそうしないと線画で描いたネコなんてみんな類似になってしまいますからね)。商標の審査と裁判所の認定は異なるプロセスですが、基本的考え方は同じだと思います。

もちろん、法律的に問題ないからといって、AVEXの行為がCSR的に問題ないかというとそんなことはないわけであって、少なくとも著作権をビジネスの種にしている企業としては明らかにまずいと思います。

別に煽るわけではないですが、AVEXの姿勢に反対する人ははどんどん抗議するなり、不買運動するなりやるべきだと思います(虚偽の情報を流布したり、DoS攻撃したりするのは問題ですが、正当な理由に基づいて不買運動をするのは資本主義社会における消費者の正当な権利だと思っています)。

「ZEN」について、「公示がなされていないのは法に抵触するのでは」という意見があって私もエントリー内に書いたが、著作権管理事業法施行規則第18条で定める「公示」とは

第十八条  法第十五条 の規定による管理委託契約約款及び使用料規程の公示は、継続して、次に掲げるいずれかの方法により行わなければならない。
一  事業所における掲示
二  インターネットによる公開
三  その他公衆が容易に了知しうる手段による公開

ということなので、「サイトに見当たらないので公示していない」という判断はできないとのこと。
(参考:「査察報告書」9/9のエントリー)
あとで先日分にも追記しておきます。

この一件の問題点をもう一度考えてみる。
あのFlashと「マイヤヒー」の盛り上がりが2chから発生したという経緯があり、かつ「のまネコ」「ねこトントン」と「モナー」「モララー」とのビジュアル的な相違があまりにも微細(もしくは全然認識できない)であるため、その名称が発表されるまでは、多くの人が「モナーたちが出てるアレ」とだけ認識した。
私もジャケット写真を見た第一印象は、「AAがCDジャケットに使われる時代が来るとは」だったし、表紙に大きく書いてあるのは「なんだかずいぶんとケバい『しぃ』だなあ…」と思ったのだ。

そして、「モナーも出世したなあ」などと思いながら購入した人が少なからずいたという。
この時点で相当、「ネットで既に親しまれているAAと誤認させて購入に至らしめた」という問題が発生していると思うのだが…

Amazonのレビューも、なかなか激しい事になっているが、これってかなり有効な周知手段だと思う。一般のCDショップで、「このキャラはパクリ」と書いたビラを商品の近くに貼り付けたらまず叱られる程度ですまないが、ネットショップであれば「レビュー」という合法的かつ目に触れる機会の多い手段があるのだから。
もっとも今後圧力がかかって都合の悪いレビューが削除されたりする可能性は大いにあるが…

問題の法的な分かりづらさ、対応のしづらさの一つに、「AAを含む書き込みには著作権があるが、モナーについては『著作権者』が特定できない」という点がある。
ところが、モララー(前奏でドンドン床を叩いてリズムを取っているネコのキャラクターが酷似しているAAキャラ。avex・わた側は「ねこトントン」というオリジナルキャラだとしている)については話が別で、「生みの親=著作権者」が存在している。
先日その方「まみまみ」さんもスレにコメントを書き込んでいたらしいのだが、彼女によれば、相手側からの連絡は一切なかったとのこと。

(まみまみさんのコメントについては、Wandering Wanderer: まみまみさん、再び周辺の記事に詳しいです)

しかしアレだ、この酷似と大胆すぎる言い訳。何かに似ている似ていると思ったら。
故・冬木弘道がオリジナル技としていた「冬木スペシャル」について、「どうみても川田利明のストレッチプラムだろ」と多くのファンからブーイングを受けた際に
「川田の技とは、小指の角度が違う
と言い張った一件。そうだそうだ、アレを想起してたんだ、私は。

avexの、ファンサイトに対する著作物利用のガイドラインより

■既存の著作物をアレンジして利用することについて
Q) ジャケット写真、アーティスト写真のイラスト化してオリジナルの画像を作りました。 これは使っていいですか?
A) ジャケットの写真をそのままイラスト化した程度では、もとの写真の本質的な特徴が失われないため、著作権の侵害にあたります。

「ダブルスタンダード」のものすごく分かりやすい見本として語り継がれるであろう…

投稿者 zerodama : 03:31 | コメント (0) | トラックバック

諫言ということ

昨日、木村氏のBlogに、さらに追記があった。

例のインスパイヤ発言に対するもので、

そもそも「インスパイア」という言葉は盗作を肯定するために
引用されるものではありません。

「特定の作品をリスペクトして生まれたものだ」

という創作者の意思表示に使用される言葉であるべきです。
勿論、作品が類似していては意味を持ちません。

(中略…しましたが、この間にも実に毅然とし、筋の通った主張を熱く書かれてらっしゃいます。是非原文を当たってみてください)

私にとってのavexとは愛するべき会社です。
まだスタッフが十数人の頃から御付き合いさせていただいております。
自分の足で自分が愛するレコードを手に、
ラジオ局やDJなどに頭を下げ、
日本中を駆け巡ったMAX松浦氏は
音楽業界が身をてらすべき鏡です。
そうして産まれたavexだからこそ、
私はavexを愛し、そして苦言を述べております。

昨夜22:00、avexから電話を受けました。
「avexの中で木村ブーイングが起きていて
M.O.V.Eのプロモーションに悪影響が予想される。」
と圧力かけられました。

しかし私はavexに関わる人間だとしても
"明確な黒"を白とはいえません。
avexを愛していますがavexや誰かを信仰している訳ではありません。
そしてavex全てを批難している訳でもありません。

作品を生み出し、人々に伝える、という責任感を持った
本来のavexに戻って欲しいと心から願っているのです。
そして胸を張って自分達の作品(商品)だと言える会社に。

今日の私の投稿はボタンを押すに時間を要しました。
心中を察して頂ければ幸いです。

木村氏について、関連スレッドでも数回指摘されていたのだが、昨年avexがCCCDからの撤退を表明した際に、CCCDを採用した事について、ファンに対して謝罪をした事でも知られているとのこと。
残念ながら当時の文章ファイルはキャッシュ・アーカイブ含めて発見できず、それを紹介した「音楽配信ファイル」についても過去ログ整理中ということで読めなかったので、できるだけ詳しく引用していたBlogを探し、ここにリンクさせていただく。

日々適当なblog:moveの木村貴志が公式サイトの日記でCCCDを導入したことについてファンに謝罪

内容については記事を参考のこと。謝罪とともに、CCCDに対する「誤算」がどのような点だったかについても、今回と替わらない真摯な文章で述べてあるようだ。

注目すべきは以下の部分かと思う。

音質の話からはそれますが、
自分の意見、価値観を公に唱えることはリスクでもあります。
しかし、リスクを恐れて決定的な状況下で意見の述べないことは
"それ"以上の問題だと感じます。

これこそが、今回の発言と根本を同じくする、「木村氏の信念」なのだと強く感じた。

今回のBlogエントリーについては、当初「旗色を見ての売名では」「結局は不買しないでといいたいだけなのでは」という意見もあったのだが、少なくとも、木村氏のこのスタンスは今日昨日に急あつらえしたものではなく、「ホントにこの人は、こういう信念を持ち行動する人なのだ」ということは、昨年秋に書かれたこの文章からも十分に見て取れる。
ゆえに、「avexの中にも否定的な意見の持ち主はいる」という記述についても信じようと思う。

それにしても、この木村氏にしても、DJ KOO氏にしても、「avexという会社を古くから知り、愛すればこそ」こうした発言につながっていることの意味をを、第三者ではなく、他ならぬavexの内部の人間こそが噛み締めなければならない筈なのに、それに「圧力」でしか答えられない風景というのは、怒りよりも、端から見ていても哀しさの方が強く感じられるものだ。
音楽もキャラクターグッズも、つまるところ嗜好品だ。それがないからといって、危険も不便も感じない。生理や実益ではなく、ただ一つだけ、「消費者の心情を動かす」ことがその商品価値であり、それを創作し、提供する側は、「心に訴える」のが仕事といっていいだろう。
さらに青臭い言い方で恐縮だが、「消費者は一人一人心情を持っていて、その心が財布の紐を動かす」のならば、先にあげたお二人は、「商品の先には心を持った人間がいる」ということをちゃんとわかっていて、「心を持った人間として語りかけている」のだろう。だからこそ、その言葉が人の胸に迫る力を持っている。
(このエントリを書き終えた時点で、同エントリーには実に1398のコメント、367のトラックバックが記録されている。私はかつてこんなコメント数を見たことがない。)
対して、avexの一連の対応であからさまなのは、「商品の先にあるのは、『心』を持った人間というよりは、『購買ターゲット』というオブジェクト」「PCの前に座って色々騒いでいるのは、『ターゲット』とはあまり重なっていないであろう、やかましくてキモいオブジェクト」という態度だ。でなければあんなにお粗末な見解や対応ができるわけはない。

そして、「マイヤヒー」やグッズに関わっているわけでもなんでもない、声を挙げればそこにはただリスクしかない所属アーティストの二人が恐れずにコメントを出しているのに、当事者であるあのFlash作者は、MUZOに代弁してもらうだけで、陰に隠れて自分の言葉で一言も対応しようとしないのだ。

こういうことを追記すると、なんか「ダイヤモンド」とか「プレジデント」のようでおっさん臭いかもしれないが…「諫言」というとこんなことを思い出す。

「貞観政要」は、唐の太宗が時の執政トップらと政治について語り合った内容をまとめたもととされ、今でも漢文の古典として、また帝王学や上司・部下のあり方のテキストとして、ビジネスマンにも親しまれている。
その中のわりと有名な1節に、太宗が部下の房玄齢らに発した言葉がある。

「公等も須らく諫語を受くべし。もし諫を受くる能わずんば、いずくんぞよく人を諫めんや。」
 (勿論あなたたちも人(同僚や部下)からの諫言を受けるようにしなくてはならない。
  もし諫言を受入れることができないというなら、そのような人間が、どうして人(同僚や上司、ひいては王)を諫めることができるのか。

太宗は、唐王朝の二代皇帝で、父が武力を持って興した王朝をいかに維持するかに心を砕き、権力を持つが故に一方的な情報や表面的な報告しか流れてこない事に強い危機感を抱き続け、政治家の中でも「諫臣(重臣の一人で、皇帝に対して諫言できる権限を持つ官職の総称)」と意見交換することを好んだといわれている。そしてその治世は、歴代王朝の中でも屈指のよきものとされ、「貞観の治」と呼ばれたということは、世界史などでも扱われるとおり。

会社や組織内にとどまらず、さまざまな人間関係の中で共通した真理ではないだろうか。
松浦氏はすでに大企業という国の主だが、果たして太宗になることができるだろうか。まだその機会は十分に残されているのだが…

投稿者 zerodama : 01:57 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月10日

みんな元気出せよ

ガイドライン板より
wwwを・・・に代えると寂しくなるのガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/09/03(土) 17:49:35 ID:WkZsH2HBO
うは・・・おk・・・・・
テラワロス・・・・・・

12 :水先案名無い人:2005/09/03(土) 18:34:01 ID:Rxxfw8SV0
256 :水先案名無い人 :2005/04/13(水) 09:08:15 ID:XclDQpug0
クラウン 「助けてくださいシャア少佐・」
シャア  「え?・・ なに?・・・・・・・・・・・・」
クラウン 「減速できません・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
シャア  「うは・・・・・・・・・・・・・・・・」
クラウン 「助けてくださいシャア少佐・・・・・・・・・」
シャア  「ごめ・・むり・・・・・・・・・・・」
クラウン 「うは・・・・・・・・・・・・・・おkk・・・・・・・・・」

これ・・・・・・好き・・・・・・・・ウハワロス・・・・・・・・


うは・・・・
セツナス・・・・・

22 :水先案名無い人:2005/09/03(土) 22:39:54 ID:oqkhP6TH0
このスレテラワロス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うぇ・・・

23 :水先案名無い人:2005/09/03(土) 22:58:34 ID:aQRGwWYx0
>>22
うは・・・・おま・・・・吐いてる・・・・・

27 :水先案名無い人:2005/09/03(土) 23:46:58 ID:7Ma8tpGH0
み…な…ぎ…っ…て…き…た…ぜ…ー………

28 :水先案名無い人:2005/09/03(土) 23:56:33 ID:DpPhphw60
無理・・・・・・・・・・・俺サポシ・・・・・・・・・・

66 :水先案名無い人:2005/09/06(火) 17:37:03 ID:YN88EFNX0
うは・・・乾パンうめぇ・・・・ドロップうめぇ・・・・・
ホタルすぐ死ぬとかテラワロス・・・・

77 :水先案名無い人:2005/09/07(水) 15:09:20 ID:eT8AyyPt0
うは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
服に・・・・ザーメンついた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どいつもこいつも、よっぽど落ち込んだか、もしくは余韻を持たせて死んでいく何かのサブキャラみたいだ。
意味もなく切ない。

投稿者 zerodama : 13:37 | コメント (0) | トラックバック

出身地バトン

南セントレア軍曹さんからいただきました。ありがとうございます。

Q1. あなたの出身地はどこですか?

山形県山形市。

Q2. 出身地には生まれてからどのくらい住みましたか?

同市で生まれ、大学に入るまで18年間。その後帰郷して結婚後含めて6年間。

Q3. 出身地で自慢できることやものなどを教えて下さい。

食べ物がウマイ!特に蕎麦と日本酒と果物。
果物のイチオシはもちろんサクランボです。
お菓子なら「シベール 麦工房」のラスク・「山田家」のふうき豆ですね。
http://www.cybele.co.jp/mugi/mugi_01.html

Q4. では出身地で、自慢するほどではないがトリビア的なことを教えて下さい。

北国でありながら、日本の最高気温(40.8度)をマークした。盆地特有のフェーンの暑さをこれ以上伝える事実はありますまい;

Q5. 今でも出身地に住んでいますか?

住んでいません。結婚後数年してから、夫の実家のある同県酒田市に転居(同居;)しました。

Q6. 最終的には、出身地に戻って住んだり仕事をしたりしたいと思いますか?

もう夫の実家に入ってしまったので望んだとしても無理ですが…
今いるところは山形に輪をかけて田舎ですので、仕事やお店の少なさに、実家方面が恋しくなる事もあります。
しかし、「雪が多いのに夏も暑い」理不尽な気候を思うと、あまり積極的に住みたいとは思えないかも。

Q7. このバトンを回す5人を指名して下さい。

バトン系これまでいろいろいただいて回してきたんですが、ここらで他に回すのはオヤスミしようと思っています。ごめんなさい。
このエントリーを見て、「ネタにしてみたい」と思われた方がいらっしゃいましたら、ご自由にドゾ。

投稿者 zerodama : 09:31 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月09日

ヤツはとんでもないものを簒奪していきました

昨夜(かな?)、「わた」の勤務先と推定される会社が、あくまでも類推として小さな話題になっていたようだ。
勿論その会社名はここでは書かない。
個人情報暴露や、まして家・会社へのコンタクト・押しかけなどを万が一にも助長したくないからだ。
しかし、その経緯があまりにアホバカマヌケ過ぎるので苦笑してしまった。

「わた」のサイト「電影駄目虫超」のBBS(現在はトップからのリンクを切り、完全放置の模様)の過去の書き込み(のアーカイブ?)の中に、「会社から書き込み」したログがあったという。
そのBBSというのが、有名レンタルサービスである「Teacup」。ご存知の方も多いと思うが、この掲示板は、ソース表示すると書き込んだ人間のIPアドレスやISPがそのまま表示されるもの。管理者モードでないとIPが見れないスクリプトが多いが、Teacupは簡単に見れる代表例だ。
で、そのページを「ソース表示→勤務先と思しきIPキター」ということだったそうな。
もちろん、それがそのまま彼女の勤務先とは限らないし、突撃はダメゼッタイだが、なんというか「会社から書き込み」の時点で、実に考えなし、底の浅い行動が見て取れる。

一連の騒動の中で、ふと考えた。
どうせ旧作を書き直すなら、モナーやAAからもっと遠く離れたデザインの、それでいて可愛らしく魅力的なキャラクターにすればこんな面倒は起こらなかったのではないだろうか。
「なぜモナーでなくしたのか?」と批判を受けたら、
「モナーはあくまでネット公共の財産、avexが商業展開するのにそれを利用するのはなじまないし、第三者に著作権を主張されないように守るため」
と堂々とコメントしていたら、「女神」とまでは行かないまでも評価されていたのではないか。

まあどのみち、アナグマを決め込むにしても個人と企業では、兵糧も石垣の作りも違うのに、BBSの完全撤去もせずに隠れているだけでは、叩きの勢いが衰える事はあるまいが…

旧フラッシュと既存AAとの比較
 改めて、シーフの猛々しさを再確認する。
のまネコ着ぐるみ
 多くの人が指摘していることだが、3Dになるといきなり「トロ」に似出すなあ。
 「シナモロール」との類似もあるし、ほんとにオリジナリティの低いデザインだよ。
 

・「ZEN」について

電話でavexに問い合わせた人の報告によると、avex側はあくまで「avexの取引先の一つであり、グループ企業ではない」と主張しているようだ。(まあそうやって切り離すための「ZEN」なんだろうけどね)

踊り場の写真
手で切ったようなダンボールにガムテープ、マーカーで書いたヘタクソな文字。
中学生の文化祭だってもう少しマシに作るぞ。
むしろこれを置く事で、「この先がZENでございますよ」と案内しているようなものかと思うが。

・本件の報道
ネット上にとどまってはいるが、ITmedia他のニュースサイトでも少しずつ取り上げられている模様。
反面、2ちゃんの反応は無視した提灯記事やPRも、地方新聞や情報番組などで行われ始めている。

詳しい事や最新情報はまとめサイトにてドゾ。

投稿者 zerodama : 21:39 | コメント (0) | トラックバック

東スポその他

昨日書ききれなかったのだが、9/8発売の「東京スポーツ」で、この件が「パクリ疑惑」として取り上げられていた。
肝心のキャラクターについては、

「のまネコ」をデザインした広島出身のOL(わた氏)は、もともと生粋の2ちゃんねらーで「のまネコ」をデザインする際には「モナー」を参考にしたと公言しているという。
「したがって2つが酷似するのは当然なんです」(エイベックス関係者)

酷似?「酷」似?「類似」ならともかく、そこまで言っちゃうのかエイベックス関係者。
しかしこの記述、先に取り上げた女性セブンの

そして、まず最初に浮かんだのがネコでした。

という内容に矛盾しているように思えなくもない。
この件については「MUZO」の続報(やはり9/8発表で)

●「のまネコ」のコンセプト、「のまネコ」というネーミングを考案したのは、avexさんです。
●わたさんは、avexさんに依頼されてイラストを描いたに過ぎません。
●モナーのことを「白いネコ」と言っているのはavexからの要請。

わたさんは2ちゃんねらーだし、言うまでもなくモナーは知っている。

と補足されているが、今度は電話コメントの内容と齟齬が発生するなど、正直火消しのつもりで新たなつっこみどころを撒いている様な、中途半端な違和感を感じるのだが…

東スポ記事にも多くの問題点がある。
最初に引用した部分で(取材の限り知りえた)経緯を述べ、そのあとに

しかし、掲示板に書き込んでいる人にしてみれば、そんなこと知る由もない。
騒動は激化の一途をたどっており…

とあり、2ちゃんねらーが「無知ゆえに」抗議に出ているかのようなニュアンスで書かれているが、実際はその部分について、知ろうとして正当なアクション(メールや電話での問い合わせ)を取っても、応対どころか誠意のないテンプレ回答と「守秘義務」の一点張り、また肝心の「わた」らが口をつぐみ続ける一方で、実際に電話窓口から「オリジナルです」という言質も出ていたのだから、「ログ読むだけで取材になるんだからちゃんと読め」と言わざるを得ない。
また、既存マスコミはみんなそうなのだが、とにかく「サイバーテロ予告」という部分だけを大きくとり上げ、「やばくてキモい」イメージを故意に植え付けようとしているのは抗議に値すると思う。
今回は「田代を使ったら相手の思う壺」という意見がいつにもまして繰り返し強調されている。
むしろニュー速に常駐している明らかな工作員と思しき書き込みに言及すべきだろう。
しかしながら、そのサーバー攻撃の説明として、「田代砲」に割くスペースが異様に多いのにはちょっと笑ってしまったが…
まあ、東スポの記事に「厳密性」「信憑性」を求めるのもヤボといえばヤボだけれど…

この記事でもう一つ大いに注目されたのは、以下の部分。

これには、当初こそ静観の構えを見せていたエイベックスも重い腰をあげざるをえなくなり、異例の「釈明会見」を開くというのだ。
「今回の件に関しては、現在、当社内部でリサーチ中です。ただ、今週末には本騒動に対する当社としての見解を発表することになると思います」(同社事業部)

東スポでは「会見」としているが、おそらくavex的には、「ZEN」を明示した例のコメントによって「見解を発表した」ことになるので、会見ではなくwebページ提示を持ってソレにあてたんじゃないかと思う。

<その他追記>

*move木村氏のBlog
先日のエントリーに追記あり。

追記:9/8 23:58
私への相応な風当たりと共に分かった事ですが、
上記の件はavex内でも賛否両論が分かれいる事柄の様です。
今の私としてはavex全アーティストまで巻き込んだ
"不買運動"を迅速に収拾して戴く事を願うばかりです。
何か私に動きがありましたらまた御報告致します。

また、9/8夕方後の数時間しか表示されていなかったようだが、一両日のアクセス数グラフを示し、主にavex社内に向けて
「これだけの人がこの問題に興味を持っている」
「決して数十人だけが騒いでいる問題ではない」
ということを訴える内容のエントリーがあった。

グラフを示すためだけに一時的にエントリーを利用したのか、それとも「相応な風当たり」が影響しての削除かは定かではないが、スクリーンショットを撮っておけばよかったと後悔しきり。

<追捕:「こころはどこにゆくのか?」内の「木村氏ブログに起きたこと」に詳細がありましたので興味のある方はご覧ください。

木村氏の今後の立場などについても気になるので、続くエントリーが待たれるところ。

MUZIK-GHANNEL

先のエントリーではこのBlogについて性格に説明していなかったのだが、「ZEN」の関係者である「小谷」氏を含むDJコミュニティのBlogとのこと(Blogの小谷氏のプロフィール記述が変更されていたり、掲示板で取り上げられるや否や削除されたことで注目された)。
このコミュニティの中心人物である「DJ KOO」氏からのコメントあり。

何も無かった様にこのまま情報更新するのはあまりにワザとらしく嫌なので俺の意見を言わせて貰います。今回の事、その発端、バックグラウンド、内容の中身、悪いけど全く知識はないです。最初blog上のコメントを見て正直腹が立ち妨害にしか見えず絶対許されないと思った、とにかく全てのコメントをチェックしていった、随分と罵ってくれた書き込みを何度も読み、解る範囲で情報も集め、こう思ってる。これだけ感情的な非難が共通して集まってるって事はそれ以前にそうとう頭に来る事をやられたか裏切られたかの状態が有ってやること、内容の中身がどうのとかじゃなく聞いて欲しい、とにかく基本的な問題で、権利とか言葉のニアンスとか成り立っているやり方とか確約とか、そんな事を整理してどっちの主張が正しいからこの問題は解決なんて、そんな線引いただけで気持ちが治まる訳はないし、クリエイテイブをそんなふうに扱わないで欲しい、小谷とも話してないので何とも言い難いけど、人を気分悪くさせてまで..と言うより(キレイ事じゃないけど)売り物作るなら何ひとつ軽く考えるな、やり方で結果上手くいっても次は興味なくされる、ゴメン勝ってに喋ってるけど、皆が言う様にエイベックスのやり方はそういったセコい部分でダメにしてる、俺が言ってる事で問題にされたらそこを直すべきだと言うし、
今、俺の範囲では思う事を言うだけで何もないけど、ウチの関係の中から理屈じゃなく皆に嫌な思いをさせてしまった事は本当にすまなかった、ただ出来る事ならblogへの中傷だけの投稿は我慢して考えて貰えないだろうか。
                                           9/9 - DJ KOO -

全文引用、本来ならばよろしくないことは重々承知の上だが、今回の件ではとにかくページやエントリーの書いたり消されたりが起こっているようなので、氏の、(多少読みづらさはあるものの)真摯なコメントを保存したいという意味でも長く引用させていただいた。
2ちゃんねらに限らず閲覧者は、「名前があがっているから(avex所属だから)共犯者・賛同者」と安易に同一視せず、また言うまでもなく、どういう趣旨の内容であれ、暴言や中傷・脅迫めいたコメントを残す事は荒らし行為であり、いかなる場合でも許されることではないということをもう一度肝に銘じるべきだろう。

それにしても思うのは、こうした「集団の中の個人の(集団全体の意向とは異なる)信条や意思表示」が、時を移さずに実行できるというのは、Webによる情報交換があればこそだということ。
少し前までは、会社の行動を遺憾に思っても、それを発表する場はなく、消費者やファンから同一視されることを拒めなかった。
チャンスといえば、せいぜいTVの生中継などで爆弾発言するとか、またファンクラブ会報などで真情を吐露するくらい。前者はそれなりの人気・仕事がなければ不可能だし、後者は形になるまで時間がかかる。所属会社の発行物や、チェックを受ける雑誌新聞には掲載されるはずもない。
それがBlogやメルマガ、webの更新などを通じ(リスクは当然受けるが)、「会社はこうだが、自分はこのように考えている」と、「商品」ではなく「個人」としてのコメントを出せる時代になったんだよなあ…と。
同時に、媒体を持っていても特にアクションがなければ、「avexの方針に賛同している」と解釈されるともいえる。あとは各アーティスト(木村氏の言うように、アーティストの中でも賛否はさまざまなのだろうから)がどうコメントするか、あるいは「何もしない」lことによって(avex)への消極的賛成を示すか、avex所属アーティストの中にお気に入りがいる方にとっては気になる問題なのではないだろうか。
のまネコ事件本筋とは何のかかわりもないことだが、しみじみ実感した次第。

投稿者 zerodama : 12:56 | コメント (2) | トラックバック

インスパイアは魔法の合言葉

色々展開があったので、「のまネコパクリ問題」というカテゴリーを作った。
このキーワードで検索にかかりやすくしたほうが効果的だと思ったので…

それはそうと、今日は朝から色々ありすぎて、とても追いきれなかったほどだった。
不眠不休でまとめサイトを編集し続ける管理人さんはホントにGJ(でもそろそろお寝みくださいね…)。

晩飯作って食べて部屋に戻ってきたら、えらい展開になっていたのだった。
それまで、電話問い合わせにも「守秘義務」「権利者は『わた』」とだけ紋切り型に答えていたavexが、突如(しかし相当コッソリと)表明を出したのだ。

【のまネコ著作権について】

 「のまネコ」は、「のまネコ」の著作を管理する
 有限会社ゼン
とエイベックスネットワーク株式会社が
 商品化契約を締結しております。
 「のまネコ」は、インターネット掲示板において親しまれてきた「モナー」等の
 アスキーアートにインスパイヤされて映像化され、

 当社とエイベックスネットワーク株式会社が今回の商品化にあたって
 新たなオリジナリティを加えてキャラクター化したものですが、
 皆様において「モナー」等の既存のアスキーアート・キャラクターを
 使用されることを何ら制限するものではございません。

 何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。


 有限会社ゼン 2005年9月8日

いやー、この徹底して上から見下すような物言い、ワンダフルでさえあるな。
「インスパイアされて」「新たなオリジナリティを加えて」という言い分が通るならば、たいていのパクリは相当の線まで許される事になる。さすが1度2度といわずパクリ疑惑を醸している会社のやる事は違う。
また、「モナーは自由に使わせてあげる」というモノの言い方もどうなんだソレ。

まー当然ながら、火消しどころか燃料をガシガシ注ぐ形になって、怒りが収まらない人数は現在もなお増殖中といったところ。

さてその有限会社ZEN、いかにも「この場にオチをつけるために用意したトンネル会社」という匂いがプンプンだが、まずは実際に調べてみなければ。予断でものを言うのはいけないよね。

ZEN Website

はい、見事に「素人でも10分もあれば作れそうな、簡単なトップページ」一つだけで、コンテンツやリンクすらありゃしませんね。このおざなりさ、また急造加減、見るだけで凄まじい匂いが体に沁みつきそうですね。

更新履歴では

09/01 サイトオープン
09/08 お知らせ追加

とあるものの、インターネットアーカイブでは(http://web.archive.org/web/*/http://www.e-zen.info/)、7月の時点で「準備中」とされており、スペースとドメイン自体は既に用意されていた事がわかる。
ソレはまあいいとして、こういう情報もあった。

9/1オープンというのは嘘のようです

更新の最も新しいデータ:2005/09/06
更新の最も古いデータ:2005/09/06
第10期 [2005/09/08 から 2005/09/08(本日) までの間に更新]ファイル数:1(8.33 %)
第1期 [2005/09/06 から 2005/09/07 までの間に更新]   ファイル数:11(91.67 %)

つまり、「データを更新したのは9/6が最初」であり、「9/1サイトオープン」というのはウソ。
もし「サーバー準備」をもって「オープン」と表現したのならば、上記インターネットアーカイブの「7月にはサーバーが開いていた」という事実とも矛盾する。

仮にも会社の、しかもこれ以外にコンテンツのないトップページでいきなり虚偽の内容。
とてもまともな会社と思えないのは当然だろう。

<登記簿による会社情報>

商号 (有)ゼン
カナ商号 (ユウゲン) ゼン
所在地 〒135-0016 東京都江東区東陽4-1-2大朋ビル9F
代表者名 小谷 朋寛
カナ氏名 コタニ トモヒロ
電話番号  
資本金 3,000(千円)
設立 平成 13 年 11 月
従業員数  
業種 演芸・スポーツ等興行団
扱い品 音曲業

次に気になるのはこの「ZEN」とavexの関係だが、この間には「zi-zone」なるDJプロダクション会社の存在がある。
これは、ドメイン「e-zen」.と「zi-zone」のIPが同一である事から芋づる式に分かっていったのだが、まず
「有限会社ZENで経理・事務」を担当しているというDJ「サンタマリア小谷」という人たちが運営するBlog発見。この人は「ZI-ZONE」を設立したとも書かれている。
(http://blog.excite.co.jp/MUZIK-CHANNEL/481791/
 現在は、発見されてわずか3時間後にこの人のプロフィールのみを全削除した模様)
これがGoogleキャッシュによるもの。
削除前の同Blogでは、「有限会社ZENの~」の部分が「ZI-ZONEの経理・事務を~」に改変されていた。
同会社に関わっていると類推されるほか、ドメイン権利者・登記簿に名前のある「小谷氏」と同一人物かもしくは血縁関係者と類推される。

また、「わた」サイトのトップページでは、
「●OVERHEAD CHAMPION「Beat!」のジャケットイラストを描きました。」
自ら宣伝に余念がない(どうでもいいがこのイラストが実にヘタレで笑える。そしてそこにしっかりと「のまネコ」が描かれている。このアルバムの発売は、「のまネコ」名称が出る前の8/10日。)のだが、このサイトの一番下にはしっかりと「ZI-ZONE all right reserved」と表示してある。

avex所属の、「キーヤキッス」始めとするアーティストのアルバムの中に、ZI-ZONEがリミックスした曲がある。

以上から、
わた氏→OVERHEAD CHAMPION「Beat!」→ZI-ZONE→ZEN
というつながりが指摘されているところだ。
(詳しくはまとめサイト参照)

現在は、「トンネル用のダミー会社を使い、切りたいときに切れるように、また責任と注目をavexからそらして移植するための存在であろう」という見方がもっとも有力。
一企業の対策としては、まあ見苦しくてものすごく盗人猛々しいが、ありがちな落としどころと言えなくもない。(発表のタイミングが、一般的に業務の終了する夕方以降だったというのも、あきらかに当日の問い合わせを回避するためと思われる)
ダミーであり、攻撃の矛先をそらし分散させるという目的だけでなく、「散々挑発した上でZENをおとりにして、田代砲を撃たせる作戦なのでは」とも言われている。
ここはZENに惑わされる事なく、引き続きavexと「わた」の動きを監察し、責任を追及しつつ、故意にサーバーダウンを引き起こすような行為だけは絶対に慎まなければならないだろう。世間のあちこちでは、とにかく「2ちゃんをサイバーテロ犯罪のニート軍団」ということにしたがっている(東スポさえも)のだから、それにみすみす乗ってやることはない。

なお、ZENは業務として「著作権管理」を謳っているのだが、その公示がサイト上でなされていないのは、著作権等管理事業法 第2-5-6による

管理委託契約約款の公示
管理事業者は、文化庁長官に届出をした管理委託契約約款を公示しなければなりません(第15条)。

に触れるのではないかという指摘もあるようだ。

また、夜分遅くにもかかわらず、電話をかけたら通じたという報告も。

録音出来ないのでテキストで

のまネコの管理会社とのこと

俺  代表者はどなたですか?
ゼン 少々お待ち下さい→関係者がいないので分からない
俺 分からないって、あなたどういう立場の人?
ゼン たまたま留守電に出て…
俺 は?(苦笑→じゃ、また電話するのでそれまでに答えまとめといてくださいね

どうせ電話と電話番だけの超簡易オフィスなんだろうけど…
もうちょっとまともに受け答えできるバイト雇っておけよな~。

ひろゆきが降臨とかほかにも色々あったのだが、さすがにありすぎて疲れた。
結局avex/わたサイドへの不快感はいや増すばかりなのだが、今更「avex不買」と言い出すにも、何しろいままでavexアーティストのCDは一枚も買ったことないし(しかも近年はCCCDばっかりだったし)、「009」はもうお布施のような気分でDVD買ったものの内容的に(特に音楽)辛かったし、その後「エリア88」の徹底レイプにはもう脱力させられたので今後DVDを買う可能性も低い…と、「これまでも買ってないし買いたいものもないので不買しようにもできない」状況。
これから好きなアーティストがavexに移籍したらその時考えもするが、実際問題として、avexがムーンライダーズとかオーケンやら戸川純を扱うなんてことは天地がひっくり返ってもまずありえないし…
できることといえば、街やTVでのまネコグッズを見たら、欠かさず「これってパクリなんだよね」と大きな声でケチつけるくらいしかできないのかもしれない。
しかし、のまネコグッズとやらがこんな田舎のショップでまで展開されるのだろうか…
恐らくそのグッズに出会う場所は、1~数年後の100円ショップやすすけた地方観光地のお土産ショップなんじゃないかという気がするのだが…

投稿者 zerodama : 01:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月08日

バス男

ローン「モビット」の広告Flash。(音出ます)
http://i.i4c.jp/iwow/mobit/0700chobi.html

バス男…
22ちゃんねる…
そしてこの強引な一本道分岐…(特に最後の設問が無理ありすぎ)
そして謎の「オジー」…

ツッコミどころだらけのFlashだが、特に強く私が思ったのは、
「飛行機AAが飛ぶシーン、こんなにAAをそのまま使ってるんだから…折角だからブーンを飛ばせばよかったのに…」
ということだった。
山崎でもいいが(今時)。

投稿者 zerodama : 13:35 | コメント (0) | トラックバック

阿部さん何やってんの

阿部祐二氏が日テレのワイドショーでレポーターになってから、もう随分と経つ。元俳優だった彼は、その長身と彫りの深いルックスがオバサン方に受けたのか、長年続けて今やベテランと言ってもいいだろう。
私にとって阿部氏は、レポーターより何より、俳優時代に出演した「特捜最前線」の特命課メンバーとしての印象が強い。
「強い」と書いては見たものの、それは「確かに最後期にいたね」という感じで、何しろ他のメンバーが濃厚なもので、彼自身のキャラクターの印象はすこぶる薄い。
どのくらい薄いかというと、婦警役の役名までちゃんと覚えていたにもかかわらず、ぐぐってみるまでついぞ役名(杉敏夫巡査)を思い出す事ができなかったくらい薄いのだ。
全508話中440話からの登場なのだが、そのちょっとだけ前に登場した渡部篤史(時田さん)や三ツ木清隆(犬飼さん)はスンナリ記憶から引き出せるのに…
役柄としては、非常にありがち(しかし特捜的には珍しい)「熱血フレッシュ新人くん」キャラだった。しかし他のやたらに濃い役者陣(当時パンチパーマだった藤岡弘、が演じる桜井"スキャンダル"刑事を筆頭に)に加え、時々ゲスト出演する退職OB・舟村のおやっさん(演じるは大滝秀治)が誰よりもアツくてアツくて全身火傷しそうまでいたのでは、単に「ハリキリ新人」というだけではどーにもキャラが立たなかったのも仕方のないことだろうか。

そんな彼が、9/6の「ザ・情報ツウ」で放送した台風レポートに、一部で「ヤラセ疑惑」が起こっている。
暴風雨の鹿児島から、例によって好き好んで外に出て、雨風に曝されまくりながらのレポート。

動画(http://niku.name/media/1/20050906-typhoon.mpeg

指摘されているのは主に、

*不自然によろめいたり、「台風の取材は多くやってきたが、こんなに立っていられないのは初めて(この部分は動画に収録されていない)」と言ってしゃがみこんだりしているが、カメラは全然揺れていない
*にもかかわらず、スタジオから「ありがとうございましたー」と言われた後の数秒間もカメラが回っていたのだが、いきなり立ち上がってスタスタと普通に歩き出す

この2点だ。

言われてみないと少し微妙なのだが、「終わるや否やスタスタ」はわかりやすい。
まあ、実際の暴風というのも波があるものだけど、ここまで体を張っておいて「最後に油断しすぎ」という批判はまぬがれまい…
さすがに私も見ていて吹いてしまった。

放送当時の実況スレでは、それまで「阿部やりすぎ」「ここまで危険なことしなくても」「あぶねー」という流れだったのが、いきなり

352 :名無しさんにズームイン!:2005/09/06(火) 08:06:26 ID:lPykf7K6
ちょwwwwww立てるじゃんwwwwwwwwwwwwwww

359 :名無しさんにズームイン!:2005/09/06(火) 08:06:30 ID:KKO5QGIj
普通に歩いてるじゃねーか

363 :名無しさんにズームイン!:2005/09/06(火) 08:06:33 ID:YP5qDSuX
普通に歩いてたぞwwwwwwwwwwwww
(以下、同様の反応が数十スレ続く)


の嵐だった。ログを読んだが相当笑えたコレ。

コレまでも阿部氏のレポートは一部で伝説と化していたらしく、真偽の程は確認していないが、
【演出?】 阿部レポーターの台風中継  【ワロス】スレによればこんなのがあったとか。

155 :番組の途中ですが名無しです :2005/09/07(水) 00:24:00 ID:Ur70qGpB0
今朝の日テレ「情報ツウ」の阿部リポーター!
断絶して崩れ落ちて向こう側がない道の端っこまで行って
大げさに驚き、

新幹線の高架の真下で、ヘルメットもかぶらず「コンクリートが
落ちています!」

コンビニにやってくると「なんと!!真っ暗です(あたりまえだ!)」
とまたまた大げさに驚いて、疲れているであろう店長を伴って
店に入り、アイスクリーム等が入っている冷蔵庫?ショーケース?に
手を突っ込んで、「冷気がきていませんねー、大丈夫なんですか?」
しまいには、おでん販売用の四角いなべを見つけ、お玉を手にして
おでん汁をすくって口にし、「やっぱり冷たいですねー」


ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwww

156 :番組の途中ですが名無しです :2005/09/07(水) 00:24:56 ID:Ur70qGpB0
今朝の「情報ツウ」で、阿部リポーターが事故車と同系の車両を取材していたんですが、
駅に停まっている電車の車内やホームを駆け回り(人が少ないから問題無いってわけでも
ないだろうに)、挙句の果てには乗客の目の前で「断末魔」だの「車体が大破」だのと
大声で叫び出す始末。さすがに乗客へのインタビューまではしていなかったようですが


ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

273 :番組の途中ですが名無しです :2005/09/07(水) 19:38:15 ID:1FY19sPe0
この人いつもおもしろいな。
前に富士の樹海に入った時も首吊り死体に向かって
「こ、こんな所に人がいます!!おーい、おーい」
って言いながら近くまで駆け寄って行って死体確認した途端
「だ、駄目だ、これは駄目だ・・・」とか言いながら凹んでた。

293 :番組の途中ですが名無しです :2005/09/08(木) 06:24:26 ID:5p6ohPup0
アベのヤラセ、仕込み一覧

・わざと水が押し寄せてるところを選び演技過剰なレポート(やらせ発覚)
・わざとクラゲや買ってきたイカを道路に晒し、「ここまで海水が押し寄せてきた」とねつ造
・わざと道路に石を置いておき、「ごらんください こんな石まで流されています」と仕込み報道
・わざと防波堤の柵の鉄パイプを折っておき、「台風の被害のすさまじさ」をねつ造
・わざと選挙本部の建物をめちゃくちゃにし(セットという話も)すさまじさを語る
・わざと車を水没させてアベがその車を押して救助するというリアルタイム救助シーンを演出
・亡くなられたおばあさんの弟に被害翌日にムリヤリ畑のあぜ道でインタビュー(弟=劇団員説あり)
 そこでお涙ちょうだいに持ち込んだが アベの
 「亡くなられた方は活発な人でゲートボールなども・・・」の思い出話ネタフリには
 「いや、ゲートボールはしてない」とあっさり弟さんに否定される 
実況民は不謹慎さに心痛めながらも笑い死に。
・わざとバス停の看板を倒し 暴風の脅威を語る
・わざと神社の建物を全壊させる罰当たりな行為をし、被害をねつ造
 その際、賽銭箱を倒して賽銭泥を働く その後レポートで
 「賽銭箱もたおされています」と自らの罰当たり行為を仕込み報道に使用
・排水溝から水がぶくぶくとわき上がってくるシーンをポンプを仕込ませてレポート

投稿者 zerodama : 11:59 | コメント (5) | トラックバック

「女性セブン」記事

朝飯食べながら新聞見てて、「女性セブン」の広告に、「人気の『マイアヒ』Flashの作者OLってどんな人?」という記事を発見。
しかし女性誌というと、たいてい(タイトルは派手でも)ただの提灯記事か、ツッコミのレベルがてんで浅いので、期待してはいなかった。というよりも不安だった。

んで、案の定だった模様。

スキャン画像

<内容抜粋>
 (インタビュアー)
-どんなシチュエーションで空耳が?なぜ、ネコなのか?
(わた)
   「最初に曲を聴いたとき、”コイツは来る”って確信しましたね。
なぜかすでに日本語に聞こえていたので。そして、まず最初に浮かんだのがネコでした

-普段は何をしている?
《OLしながら趣味としてイラストやマンガを描き、ホームページで 発表しています。旦那?私のノートパソコンです(笑い)》

-(ギャラや二次使用料については?)
  「一般的なクリエーターと同様で、映像の権利を買い取るということで
  ギャラは数十万円ほどです」
(Avex担当・石井氏)
「今後、彼女はクリエーターとして仕事をしていきたいということなので、
   一緒に仕事をしてサポートしていくつもりです」(同石井氏)

この「最初に浮んだのが~」の「ネコ」をどう捉えるかが問題になってくるが、この時点でオリジナルキャラクターだという言い方に聞こえる。
では「おにぎり」や「キター」はどう言い訳する?ってことなのだが…

なんか、周囲の数人が「個人を責めるのはやめて欲しい」と、ダンマリを決め込む「わた」に替わるように矢面に立ってフォローしているのに、それが台無しって気がするなあ。

ところで、同曲で「碇」氏が製作したFlash、後発ということを差し引いても、「わた」作のものより数段クオリティが高くて面白かった。
特にピカソがほんとに「すげぇ」のが印象的。
こちら

ところで、「わた」のサイトのリンク先(友人らしい)が、今回の件のあおりを食らって過剰アクセスや問い合わせが相次ぎ、「マイヤヒーの一件とは無関係なので、問い合わせられてもコメントできません」という表示を残して一時閉鎖となった模様。
実際にどの程度の「突撃」がなされたのかどうかは不明だし、BBSやメールで迷惑をかけた連中が一番イクナイのは言うまでもないこと。
しかし、(コレも別にルールマナーのガイドラインではないが)どういういきさつにしろ、こんな風に叩かれたり炎上したりしたら、とりあえずは変に火の粉が及ばないように、リンクを一時公開停止にすることはよく行われている。まして今回のことは、規模が尋常ではないのだから当然配慮すべきでは?と思うのはただのお節介なのか…

まあ、こんなGIFアニメを、「猫トントン」とか称して(「マイヤヒー」冒頭で床をとんとん叩く猫。…だそうですよ奥さんw)自作として発表するくらいの根性の人はやっぱり違いますなあ。

投稿者 zerodama : 09:03 | コメント (0) | トラックバック

46話「医局長の遺言」

先週木曜日の放送。
NHKの予告で「刺客が放たれた医局長の運命やいかに?」と書いておきながら、このタイトルでの大胆なネタバレにも「ズコー」だったんだが。
問題は、「内容カットの中でも最悪のカットではないか」といわれる、場面カットにある。

「大長今」本編はもともと70分の番組で、NHKの放送枠は60分。しかも独自の「豆辞典」があるので、カット分はさらに増える。これは枠の都合上仕方のないことなのだが。
この回では、チャングムの施術を支持したために投獄されたミン・ジョンホが、治療成功に伴って開放される。そこでの感動的なラブシーン。
いや、これまで散々「ラブコメかゆいかゆい」と茶化してきた口で言うのもなんだけど、これはカットしてはいかんだろう~。
おかげで、放送では「あ、ジョンホ様、なんか知らないうちに出て来てた。みんなの反応もアッサリだね~」って感じだった。

詳しくは、「テレビブログ:大長今ストーリーガイド」で見ることが出来る。
こちらのガイド、このようなカット部分や微妙な訳出・脚本の改変についても細かく触れられているので、視聴済みでも十分な読みごたえがありオススメ。写真も豊富だし。
→46話
ガイド作者が「最大の暴挙」と評するのも、見ていただければ納得ではないだろうか?
ラストへの盛り上がりにかけて、「二人の愛の高まり」というのも重要なポイントになるはずなのだが。
番組開始2~3分くらい、「前回のまとめ」的な部分が入る。
個人的には、ここと「豆辞典」を削ってでも、このシーンは入れるべきだったと力説したい。

しかし考えてみれば、放映もあと数話。これからは「重要なシーン」が多く、「カットしてもいいシーン」は極端に少なくなってくることを考えると、ちょっと不安になってくる。できれば最終話に至る数話でいいから、「特別時間延長ノーカット」にしてくれたら…と望むのは贅沢だろうか。
秋以降(冬?)から地上波でも放送が始まるあしいので、その反響いかんでは、「冬のソナタ」でやったようにノーカット再放送の可能性もなくはないのだが…

投稿者 zerodama : 07:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月07日

「マイヤヒー」Flashに出てくるモナーと見紛うネコのこと その2

MUSICLIFE v2:誰がAAを殺したのか

Avex所属のアーティストである、「Move」の木村氏によるブログのエントリー。
所属アーティストでありながら(あるいは、「あればこそ」)、Avexの「テレビに依存し過ぎる体質、ネットに対する意識の低さ」を批判している点。
また、法的な落としどころ云々というよりも、クリエイターとして、Avexとわた氏の、「創作」の価値を貶めるような行動への批判に、大いに見るべき点のある意見だと思った。

個人的な見解ですが、今回の件に関し、
avex担当者のインターネットに対する意識レベルに疑問を感じます
彼らの仕事柄、TV信奉者が多いことは頷けますが
そこに過信し過ぎている印象をこの1年、捨て切れてはいません。
結果的にはコンテンツ製作者を軽視した意識を導き
このような出来事を生み出していると考えられます。

では「誰がAAを殺したのか」

数ミリの違いで権利を主張する事に見受けられる
"創作"という概念と質の低下。
そしてネットに対する意識レベルの低さがついに災いと化した。
というのが私の率直な感想です。

これにより不買運動などの流れが起きたら残念です。
我々含め、avex所属アーティストには何ら否が無い事を
御理解いただければ幸いです。

今回の事は、「わた」からモナーにイメージ起源があると認めるような発言を引き出すことは正直難しいと思うし、Avexの側から「今後もAA使用に横槍を入れるつもりはない」という意向を引き出せれば御の字なのでは、と思う。
大事なのは、この経験を今後にどう生かし、権利的な対策をするか、どういう意識を各自が持つかということだろう。
その「これから」のために、この騒動を「祭り」として騒ぐだけでなく、アピールすべきとなったらアピールし、ネットの外の人にも「知ってもらう」ことは意味のある事なのではないか。そんな風に思っている。

<以下追記>
「わた」の参加出品が決定しているFlashイベント・「Flash☆Bomb」の主催会社「パズブロック」の「Flash50」氏による見解。
現時点での問題と、MUZO側で調査した限りの事実がまとめられている。
「わた」個人とコンタクト可能であり、また企業としてAvexとやりとりできる立場からのコメントなので、注目すべき点は多い。(ちなみに役員の一人がひろゆきであり、2ch関連の企業ということらしい)

MUZO フラッシュエンターテイメント | 「のまネコ」に関して(MUZOの見解)


マイヤヒーフラッシュに登場する白いネコは、初期バージョンでは、モナーそのものでしたし、その後、DVDやTVに登場するにあたって、改変が加えられたとは言え、面影は濃く残っています。
AAは、あらゆる個人から企業まで、利用は自由であるべきなのですが、もしグッズ展開が大規模になったときに、企業側からなんらかの圧力をコミュニティに対してかける、ということがあったとすれば、それはそれで大変困ります。
そのときは、のまネコが今後どんな展開をおこなっても、ネットコミュニティーでのAAの使用についてはなんら制限はかけない、とavexさんがおっしゃっていましたし、今回、改めてその点について確認しましたが、決してそういったことはおこなわない、とおっしゃっています。
また、モナーに着想を得た、というのは、avexさんも認めているところです。ただ、私たちとしてはその説明方法に問題があったかな、と考えています。 avexさんは、「のまネコ」と「モナー」との関連性を隠していると取られてもしかたない表現をされているところがままあり、それが今回の誤解の増幅をつくってしまったのではないかと考えます。

同エントリー内では、「わたが自らAvexにFlashを売り込んだ」という説がガセであることにも触れられている。

ただ気になるのは、以上の文に続く部分で

なんにせよ、この件に関しては、avexさんと「のまネコ」の権利者さん(わたさんではありません)からの正式発表を待ちたいと思います。

というところ。
「わた」ではない権利者とは?
また、数件のAvexへの電話問い合わせ報告ではいずれも
「権利者はわたさんか?」という問いには「そうです」という返答を得ているのだが、その部分との齟齬は一体?
今回の件について依然コメントのないひろゆき(そしてMUZO上層部でもある)の動きも気になる…

こちらに限らず、「『わた』個人を責めるのは筋違い」という記述があり、そりゃ田代とか単なる嫌がらせメールとか、会社名を類推して晒すとか、会社やFlash☆Bombイベントで突撃(ちなみに「参加」というのはこのイベントの場合「作品参加」のことであり、作者がその場に来ることを意味するものではないらしい)とかは道義的にダメゼッタイではあるが、この状況では、「批判」は免れないだろうと思う。
私的なものとはいえ、個人サイトを構えている身である。
Avexからアレコレ緘口令とかガイドラインが敷かれているだろうことは想像に難くないが、一人の創作者として、誤解を払拭するためのコメントをする事はできるはずだ。手段はあるのだ。
それがない以上、第三者は、これまでの記述分から彼女の考えを類推するほかはない。

そして、現在彼女のサイトで読める関連事項は

・あのネコキャラはあくまで「Flashで飲んだくれている猫」であり
・あとはとにかく宣伝+商品化に舞い上がっている様子のみ

インタビューで流れた内容は
・空耳は私が仕事中に考えたんですよ(現在、CDの「訳詩」もわた名義になっているらしい
・キャラクターは私が作ったもの

この状況では、「個人批判(≠攻撃)マテ」と言われても通用するもんじゃなかろうと思うよ。
権利と対価を得た、責任ある大人なんだから、それなりの態度が取れるはず。
具体的なことを言うのは無理にしても、短いコメントであっても、そこに誠意や真実があれば必ず伝わるものはあるはずなんだよね…
Flashを何度か見比べてみたが、やっぱり「のまネコ」版も、歌うシーンや酒飲むシーン、牛と一緒のシーンでは、「瞬間的」などというレベルではなく「モナーそのもの」にしか見えない。
この内容で(C)を付けてオリジナル権利を主張しようってタマなんだから、主張するべきはする、批判に対応すべき点はする(勿論それが抗議でも一向に構わない)…それぐらいの腹が座った対応を見せて欲しいところ。

多くの人が述べている事だが、Avexとわたが、モナーAAがイメージ起源であることを認め、もしも「モナーのバリエーションとして」のキャラクター展開をしていたなら、一転「神」になれていたかもしれない(いや、なりたかなかったんだと思うが)、ヒット曲による一過性のものではなく多くの支持を得ていたかもしれないのだよな~

投稿者 zerodama : 23:43 | コメント (2) | トラックバック

「マイヤヒー」Flashに出てくるモナーと見紛うネコのこと

さらにタイトルが長くなってしまった…

昨日リンク紹介したまとめwiki、夜のうちに改変・削除荒らしが来ていた模様(現在は復旧)。
wikiもこーゆー時は痛し痒しかもなー。
記述戻しされたかたお疲れ様でした。
(追記:昼頃に見たら復旧の見込みのない仮閉鎖だとか…残念…)

もひとつまとめサイトを。
のまネコ問題まとめ - TOP
なかなか見やすいと思う。

こちらにある、Avexへ抗議電話した際の対応によれば

536 名前:Now_loading...774KB 投稿日:2005/09/06(火) 17:07:33 zoI/iW1/

電話突撃部隊の全体の報告をまとめると、

安部っ糞

「多少類似している点が事は認めるが、オリジナルはオリジナル。 商標の権利は認められているし。予定通りのまねこグッズは販売する。 著作権はわた。2chなんて関係ないね。

N速+ 692 名前:名無しさん@6周年 本日のレス 投稿日:2005/09/06(火) 19:32:11 2IdXYrXN0

今、AVEXに電話してみた。
んで,AVEXの担当者曰く。
のま猫はあくまで製作者のオリジナルキャラであり
2ちゃんのAAキャラであるモナー等とは関係がない。
よってインターネット上でモナー等を使用することに制限を加えるつもりは無い

んで、上記見解は担当者個人の見解ではなくAVEX社としての見解だってさ。
何か揉め事が起きたら製作者と直接やりあえ、AVEXは関知しない とのこと

ということだそうで、この対応発言を信用する限り、「AVEXのせいでモナーが使えなくなる」という懸念はほぼなくなるということか。「無関係」であるなら、「そっちに口を出させない代わりに、こちらも2chAAに口出ししたり権利行使しない」ということになるし。
O-ZONEオフィシャルサイト(音注意)でさんざん「キターー」とか使っておいて、無関係もねえもんだけども。
ただし、今後同様のこと、あるいはAAの利権を持っていかれないように、事前の対策をしておかなければならないということはハッキリしたと思う。まあ、それをやれるのはひろゆきしかいないんだけども。具体的には、権利やパブリシティ、営利使用について今より明示的にアピールしておく、権利を押さえておくなど…かな?

恐らくAVEXは、タカラギコ猫の一件で、「『モナー』という名称をそのまま使うのは危険」という学習をしたのかもしれないなー。学習の結果が賢明であったかどうかは別として。
問題は、「オリジナルキャラ」と言っておきながら、携帯着メロサイトなどではしっかりと「2chから生まれたキャラ」と書いたり、色々そこつ丸出しなところにもあるが。

それにしても、実際「のまネコグッズ」は売れるのか。例えばTシャツ。
いや、そもそもモナーやギコのTシャツにしても(既に色々グッズが出てるだろうとは思うが)、私は街で着て歩く勇気はない。
着て歩いて、
・「あ、マイヤヒーののまネコだ」
・「こいつモナーのパクリTシャツ着てる、テラハズカシス」
・「あの人2chのTシャツ着てる」
いや、どちらの反応もカンベンなんだけども。
しかもあくまで一過性のヒット曲関連グッズ、来年になれば、「だんご三兄弟Tシャツ」や「ランバダTシャツ」を着るがごとき恥ずかしさではないかと。
(部屋にぬいぐるみを置く、ポーチなどのグッズを持ち歩くのも同様に)

*「のまネコ」は「わた」のオリジナルキャラなのか

「なのか」も何も、上記引用の中で、AVEXさまがしっかり断言しているわけなんだけれども…

これについては、現在「わた」擁護としてすっかり有名になった「しっぽのブログ」記述が時々ブレているのが混乱を助長している気が。
http://taily.exblog.jp/

私はこのブログの9/5の記述

とりあえず僕が言いたいのは
「モナーをのまネコという名前に変えて売り出している」のではなく
「2ちゃんっぽい作者のオリキャラをのまネコという名前で売り出している」んだよってことです。

を見て判断したのだが、
それに対して9/6の「まとめ」では

・わたがオリジナルキャラだと言った発言のソースは捏造。
(これに対して売り出すことがのまネコをオリジナルと言ってるのと同じだ、という意見あり)

?????
なんか、捏造も何も、この人自身の記述がソースになっちゃってる気がするんだが…

いや、百歩譲って、当初のFlash、もっと譲って二番目のFlashに登場するキャラがそもそもオリジナルキャラ(「ネコトン」だかなんだか)だったとしよう。
公開し、評価を得た時点で、

「これはモナーではなくて、私のオリキャラなんですよ~~」

と宣言していたらどうなっていたか。おそらくその時点で大叩き祭りになり、この曲に対しても皆急速に冷めていたに違いない。
それが、2chを利用して(まあ最終的にそういう形になっている)、大手と組んで金儲けとなった段階で、本人コメントはどうあれ、発売元が「オリジナルで2chとは無関係です」だもんなあ。
そりゃ「潔くない」って印象は誰だって抱くって。
氏はmixiにもいるが、プロフ以外は特に公開なしのようだ。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=644643

「わた」は自分のサイトの更新を止めて沈黙を守っているが、「のまネコ」については8月の日記

えーと、FLASH内で酒を飲んだくれている駄目なネコどもが、キャラクターグッズとして今後発売されますよ!

と述べている。まあ本文中の

もうね、これについてはホント声を大にして言いたい。
エイベックスさんは本気を通り越して
ヤヴァイとかそういうレベルを軽く超えた。

という部分については大々的に同意。ご本人とは全然別のベクトルだけど。
(参考:同サイト掲示板 http://8005.teacup.com/dame/bbs)
何か一言本人から誠意を感じられるコメントでも出たなら、この騒ぎも少しは沈静化すると思うんだが…ここでダンマリ決め込むような根性なら無理だろうなあ。

他にもっとムカっときたのは、TV(特にフジ)的には、ネット経由ということすら無視して


火付け役は「SMAP×SMAP」(で紹介したから)!

ってことにしたいらしいこと。
全くみなさんロクでもなさすぎですよ。

投稿者 zerodama : 09:35 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月06日

「マイヤヒー」Flashに出てくる猫キャラのこと

タイトルに「のまネコ」という言葉を使うのがなんか不愉快だったのでこんな表示にしてみた。

O-ZONE「恋のマイアヒー」がなんか今更に売れていて、ORICON STYLEによると、ウィークリーアルバムランキングで現在2位らしい。
「今更」というのは、ネット上で、例の「空耳」とFlashが話題になったのが随分前の事だからだ。
当時私もFlashを見たが、保存するほどの興味を覚えなかった。
Flash自体の出来が「雑だな~」ということが一つ。
また、「燃えろバルセロナ」とかも同じなのだが、いくら「節々が日本語に聞こえる」からといっても、フレーズとフレーズの間が全く流れとして繋がっていないのであまり笑えるでもなく、「まー、確かに『飲ま飲ま』と聞こえるが、通して聴いてもなんか強引で疲れるだけだな…」と思ったからだ。

「空耳アワー」で名作とされたものを振り返ってもわかることだが、腹を抱えるほどの面白さは、
「空耳自体が全くの偶然の産物」
であるにもかかわらず、
「一つの場面としてつながりが成り立ってしまっている」
ことに起因することが多い。
(例:「母さんが言う こういうパーマは変だと 死のう~!」あたりはその典型かと)
そういう意味で、「マイアヒー」の感想は「まぁ手ぬぐい、無理してTシャツでしょ」という程度だった。

現在問題になっているのは、Avexから発売されているDVDに、ネットで広まるのに一役買ったFlashが収録されており、しかもムービーに登場するモナーそっくりのネコのキャラクターが、「のまネコ」という作者オリジナルデザインのキャラクターとして商品展開することになったことだ。

まとめサイト: のまネコ問題
http://www.nomaneko.net/

ごく大雑把に言えば、主な論点は

*空耳ネタ自体は洋楽板が発祥(とされてるが、そうでない場合でもスレや掲示板から生まれたのはほぼ明白。しかし「自分が考えたのと偶然に全て一致していた」と言われれば証明する方法は無いが)のに、Flash作者は「自分が仕事中に思いついた」と述べている
*初期Flashには、モナーのほかにおにぎりなども登場し、2chAAを使用したものであるのは明らかなのに、その時点の事についても「オリジナルキャラで作った」と述べている
(インタビュー:http://www.muzo.jp/column_muzo/home/flash50/archives/blog/main/2005/06/27_214530.html)
*「のまネコ」の商標登録がなされた場合、逆にモナーなどのAA使用が「のまネコに類似したキャラクター」として制限されるのではないかという懸念

などのようだ。

擁護意見としては、

マイアヒFlashとしてネットに出回ったものと、エイベックスが採用したのは似てるけど違うフラです。
つまり、以前HPで作っていたFlashにはモナーが出ていて
エイベックスのにはかわりにオリジナルキャラが出ており
今回の商品化はそのオリジナルキャラのものです。

(by「しっぽのブログ」 http://taily.exblog.jp/2643508/)

というのもあるが、

旧Flash
新Flash

を見比べてみても、新のほうもずいぶんとモナー(もしくはアヒャ)に見えるんだがなあ…
(新作には、旧作からおにぎりやダルシムの部分などが差し替えられ、キャラも微妙に書き直されたらしい)

Flashムービーを作る場合、許諾を得た場合を除き、BGMは著作権の発生しないもの(フリー素材やクラシックなど)を用いなければならないというのが建前で、それ以外の音楽をつかったものを「黒フラッシュ」などと呼んだりする。これまでも名作が多く出て楽しませてもらったし、また「この曲でなくては!」と思わせるものも多い。
今回は、普通だったらお叱りを食らわせるはずの音楽出版社側が黒フラッシュを支持してマネージメントに活用したという珍しい例だ。これで「オリジナルキャラグッズ展開」とか言い出さなければ、ネットでの反応も違っていたのだろうが…

モナーやギコ自体、発生したのは実は2chではなく「あやしいわーるど」である(「あやしい」出身者には、これについて今でも面白からず思ってる人が多いらしい)。
そういうこともあって、以前のタカラとの一件でもそうだったが、「2chの所有物」というよりは、「オープンソース」の素材という意識、そこから来る「みんなで育ててきた、そしてこれからもどう育てられていくかが面白いのだ」という意識がとても強い。一種LinuxとかOpenOfficeに通じるものがあると思う。
(タカラとは違い、「ギコ」などという商標をそのまま使おうというわけではないので同列では語れないが、上記のように別次元の問題が生じているわけで)
OpenOfficeの一部分だけを変えて、「新しいソフトです!」として売り出し、特定の個人と企業が利益を得たら、モラル面でブーイングが起きるのは自然の流れ。そういうことじゃないかと。

ぶっちゃけて言葉にすれば
「よっぽど舞い上がったのかしれんが、(作者も)必死に言いつくろって黒フラッシュで小金稼ぎですか」
「Avexもよっぽど必死だな」
ってことになるのかな。両者どちらにも「みっともないな」という感想しか持てない。
もともとAvexが嫌いで、Flashにも高い評価を持てなかったせいかもしれんけど。

それにしてもこのグッズ、売れるのかな…
ヒット曲は常に一過性、半年もすれば持って歩くのも恥ずかしい、短命なモノに終わりそうなニオイがプンプンするのだが…

投稿者 zerodama : 13:02 | コメント (0) | トラックバック

選挙とインターネット

選挙公示後の公式サイト更新はNGということで民主党が更新内容削除されて、「更新自体がダメなのか?」「どのラインまでOKなのか?」と疑問に思っていたところ、ITmediaの以下の記事によくまとまっていたのでご紹介。

ITmediaニュース:何でダメなの? ネットを使った選挙運動

 ネットで選挙運動ができない根拠は、公選法142条にある。「選挙運動のために使用する文書図画は、はがきやビラ以外頒布できない」と規定されているのだ。総務省は、Webサイトやメールが「文書図画」にあたると解釈。サイトやメールを使った「選挙運動」は、候補者も第3者も行ってはいけないことになっている。

 「選挙運動」とは何を指すのだろうか。東京都選挙管理委員会によると「特定の選挙で、特定の候補者を当選させることや落選させることを目的に、投票行為を勧めること」。つまり「この人に投票してください」「この人には投票しないように」といった記事をブログやサイトにアップしたり、メール送信することは違法と考えられる。

 政党や候補者の場合は、投票行動を直接促す記述がなくても、選挙期間中にサイトを更新したりメールマガジンを配信するだけで選挙運動ととらえられる可能性もあるため、各党や候補者は、期間中の更新を止めているのが実情だ。

つまり、選挙アピールに特別関係ない事柄であっても、公示日までに更新しておかないと、古い情報が「最新情報」として掲載されたままになったりするわけだ…
公示が始まれば、サイトの閲覧者も増えるので内容をよりよく整備したいところだが、それもまあ「事前にやっておけ」ということらしい。
実際には、各党や候補者のサイトでは「公示期間中なので更新しません」というキャプションを目立つところに表示しているようだ。

しかしいかにも現状にそぐわない規定に思える。現に10年も前から緩和論議が起こっているが一向に進まないという。デジタルデバイドの問題もあろうが、やはりもっとも大きいのは、記事にもあるとおり、インターネット活用に明るくないご年配のセンセイ方が
「自分たちがよく分からない手法でアレコレされて、出し抜かれかねないのが不安」
「従来の選挙戦法が通用しなくなる不安」
を強く持っていることも大きいのだろう。
また、保守メインの票田である年配者層に、どうしてもメディアリテラシーの低さがある(と思われている)のも一因かな。

ネットでの選挙活動を認定した場合のメリットとしては
*はがき・ビラの枚数やサイズを節減し、少しでもペーパーレスを進める事によって、「環境・資源保護」につながる。また、エコロジカルな姿勢をアピールできる
*若年層の興味を喚起し、投票率のアップにつなげる
ことなどが考えられるだろうか?

デメリットとして挙げられる
*大量メール攻撃(アピールも「怪文書」も含め)、掲示板へのマルチ投稿、Blogへのコメントスパム
だが、さほど懸念するほどではないのかも、と個人的に思っている。
勿論ウザいはこの上なくウザいのだが、ある程度ユーザーや管理側で防いだり、対処する事が可能(受信拒否リストに入れる、IPアドレスが容易にわかるのでブロックする)、しかもIPアドレスを知る事により発信者を突き止めること、サーバーやプロバイダに対応してもらう事も出来るからだ。
そして何より、それらのもたらすものは、「発信者陣営へのネガティブな感情」でしかないからだ。
やかましい選挙カーや、くどいお願い電話攻撃に合うと、それまでニュートラルな存在だった候補者に対し、「あーもう、コイツにだけは入れたくねぇ」という感情が芽生えるのは珍しい事ではないだろう。これまではある程度潜在的だったソレが、SPAM的メール攻勢やマルチ、また悪辣な中傷文などに直面すれば、相当顕在化したものになる。当然話題にもなるし、Blogや掲示板などで「悪質メール晒し」なども行われるだろう。
その辺のさじ加減が分からず、空気が読めず、旧態依然のやり方をインターネットでも広げようとした陣営は、これまで声を挙げなかった連中からそっぽを向かれ、形になった抗議を受ける。それはそれで当然の事だろうと思うのだ。
他に挙げられる問題としては、
*影響力・人気のあるサイトに書かれた記事やエントリーの内容が投票行動に影響するのでは
なんてこともあるだろうが…でもこれは既存の事象って気もするかな?

ともあれ、この記事を読んで思ったのは、
「この調子では、(不正を防止できる)電子投票システムの実現なんて、何十年先になることやら…」
という一点だったり。

それにしても、「現行法上、公示後の更新はNG」なわけだが、サイトの内容自体はそれでイイとして、掲示板(他にもまして、政治家の場合は管理が大変なので設置していないところも多いが)を設置している場合どういう扱いになるのだろう?「書き込み即更新」だから、書き込み不可閲覧だけというような扱いになるのかな。

話題とは無関係だが、政治家(あるいはその後援団体)の掲示板って、見るとけっこう面白い。
特に、その人がらみで事件・問題発言などがあったとき、当然指摘・攻撃・説明要求の外部からの書き込みが激増するのだが、それに対する支持者の応答が素晴らしくイタいものが多くて、ネット慣れしてない分だけ、ウォッチ対象としてシャッキリポンと美味なんだコレが。

投稿者 zerodama : 11:46 | コメント (0) | トラックバック

ヤングしげる

「愛のメモリー」シングル(当時発売のオリジナル版)の写真。
グリコ タイムスリップグリコ「青春のメロディーチョコレート」のページ

しげるも最初から「しげる色」だったわけではなく、歴史の重みを感じる一枚。
黒白さえ別だが、「スリラー」ジャケット写真を見て、「うわーマイケルこの頃はこんなに黒かったんだよね…」という感慨を覚えるのと同じレベルのショック(「うわーしげるこの頃はまだ肌色だったんだよね…」)を感じる。

それ以前に、この中途半端な表情、そしてこの中途半端に猫背な、何か割り切れないポージングは、もう少し何とかならなかったのだろうか…
せめて撮りなおしてやってほしかった。

投稿者 zerodama : 11:35 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月05日

MAD画像じゃなかったんだね…

「松崎しげる祭り」については以前のエントリーでも少し取り上げた。
そのまとめサイトのトップページで、「まつざきしげるいろ」の画像を見たときは、てっきり職人さんの作ったMAD画像と思い込んでいたのだが…実在したんだね…

「サクラクレパス」が、「トリビアの泉」のネタ(「松崎しげるの肌色を絵の具に」という企画)を受けて作成したもので、公式サイト紹介ページがある(なんか嬉しそうに公開してるあたり、サクラクレパスさんの度量がすごい…この悪ノリも老舗ならではの余裕か?)。

「日本で最も多く使われている絵具」ということで認知度が最も高い水彩絵具としてマット水彩が紹介され、 フジテレビの要望により、「まつざきしげるいろ」と印刷したチューブと個装箱だけでなく、 実際、松崎氏の顔の色に合わせたマット水彩が配色されています。
マット水彩を下記の重さの割合で混合しますと「まつざきしげるいろ」が再現できます。 緑を加えた4色混合(補色を使うことにより、彩度を下げる)も面白い色の混ぜ方です。 当然のことですが、ポスターカラーや他社の水彩絵具では濃度も変わりますので再現できません。

黄色(#3) :25%
朱色(#18) :45%
緑 (#29) :14%
白 (#50) :16%

番組では、どれだけ松崎しげるの顔色に迫れたか、しげるの顔面にこの絵の具を塗って検証していたとか…
ちなみに、この色入りのパッケージも一部で販売しているとか。

他に、しげる関連で感動したブツ:iMemory

コレに限らず、iPodなどのApple関連ネタは、あの独特の画像・レイアウトに加えて、特有の翻訳文体の再現が本当に上手いなあと感動。

「iMemoryの強力な検索機能を使えば、しげるの情報を即座に探し出すのも簡単です。検索フィールドには「しげる」と自動入力され、しげり込まれた検索結果が次々と表示されます」
「。.Macアカウントをお持ちなら、自分のカレンダーをインターネットで公開して、しげるにあなたのスケジュールをWebページで伝えられます。さらに、しげるもiMemoryユーザなので、公開されたカレンダーを自分のiMemoryに取り込んで、それを自分のカレンダーと合わせて表示できます。iMemoryはしげるの年間スケジュール、休日、休暇、日焼けサロンなど、しげるのスケジュールを管理するのに理想的なツールです。コンサートのセットリスト、アンコール、打ち上げ、ファンとの交流時間といった項目を効率的に管理できるのは言うまでもありません。」
しげるが次に何をするのか知るのに、デスクに貼り付いている必要はありません。

お、おなかイタイ~~。
かようにしげるは人心を把握してやまないようだ。その魅力の源は一体?やっぱり色なのか?

投稿者 zerodama : 17:47 | コメント (0) | トラックバック

窓を開いて空を見ろ

イドさんのBlogで、「ガイキング」リメイクを知る。
まだ静止画数点しか見れないが、現時点では濃ゆいお兄さんお姉さんたちの影も形も無く、ありがちなボクちん一人いるだけなのが気がかり。
よもや、「ボクとガイキング」的な、もっと言えば「ムシキングみたいなガイキング・大空魔竜」になったり…しないでほしい…
せめて、ピートとサコンだけは出ないかなあ。
あと、「ピートもサコンもサンシローも出るけど、みんなジャリキャラ」なんて、ものすごくありがちなのもカンベンしていただきたいが…みんなジャリキャラで、しかもわりと仲悪いところだけ旧作に忠実…

あれ?色々妄想してたら「とべ!人類」になってたよ?

どーでもいいことだが、タイトルのところにあるアオリ文句、「マジレンジャー」そのまんまなのは何か狙っての事なのか?

投稿者 zerodama : 12:22 | コメント (2) | トラックバック

まほおつかいミミッチ出版予定

松田洋子大先生のブログ「水泡日記」によれば、「ミミッチ」2巻が9月30日発売とのこと。チェック。

ところで、同エントリー内にでている「くどい太めの納豆売り」という曲、初めて知った。なんだかダルいサプライズだった。
要するに「『ナタリー』という部分が『納豆売り』って聞こえるよね」というだけで、全編をムリヤリ空耳に仕立ててしまった曲。語り部分が「ヒロシ」の芸風を先取りしていると言えなくもないが、これまたどーでもいいことだ。
まあ、全体に漂う「どーでもよさ」がけだるさをさらにアップさせてるなあ。
この手の曲、日出郎の「燃えろバルセロナ」なんかも(「ミルクチャン」のおかげで)ハンパに有名だが、ああいうものは定期的に出て来るんだろうか。
サビの部分が「エクスタシー得るなら肛門よ~」と聞こえるというだけで、じゃあゲイの人に歌わせてみよう→で、日出郎に歌わせてみたという、これまた企画の初動段階からどーでもよさ炸裂のシロモノだった。
一応音声ファイルで所有しているが、その部分以外の空耳が本当に強引なもんで、歌詞カードを持っていない身には聞き取りが困難を極めるのであった。

投稿者 zerodama : 00:46 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月04日

「毎日かあさん」論争の横道で

「毎日かあさん論争」のエントリーについて、義弟からちょっと興味あるメールが届いたので、本人の承諾を得て一部引用。
ちなみに彼は現在東京都の、しかも話題になっている地域ほど近くで生活している。

私見では、
サイバラ氏が割烹着を着て写ってる、
「あの路地、あの提灯」の写真が気になるんです。
ちょっと吉祥寺(武蔵野市)に足を運んだヒトの
80%には”ロケ地”バレしてしまう
駅前ハモニカ横町(戦後の香り漂う呑み屋街)にある
「みんみん餃子」の提灯なのです。

ハッキリいって、
吉祥寺(武蔵野市)の”B級ランドマーク”なのです。
仙台で云えばトラ横の「変な動く人形」みたいな・・・。

・・・そこから、
「近所の公園」ってのが、
「井の頭恩賜公園」ってことも判明し・・・。
(確かにミドリガメも危険なカメもご在住。)

ま、
全国レベルじゃバレない話だけど。

なるほど…
確かに「ロケ地はロケ地で別に考えるべき」と言えばそれまでだが、地元の人間でなくては気付かない「ロケ地バレ」。「武蔵野市中の」というネーム以外にも、東京の人には「武蔵野のほうにいるのかな?」と匂わせるものがあったということで、地方在住者としては面白く拝見した。義弟くんありがとう。

彼への返信メールの中で、ちょっと他にも思う事を書いてみた。

今回は、学校のコメントがどこまでホントかという疑問もある+サイバラが特に人気のある作家だったので大きな論争になってますが、そうした読者が多いものだけにとどまらず、同様の問題はこれからけっこう起こっていきそうな気がしますね。
例えば、保護者が自分のサイトのブログで、子供の学校のほかの生徒やクラブ、学校スタッフの事について、かなり具体的に、あるいは実名そのものを出して記述したり…ということは既に珍しくない事です。(単に面白い話題であったり、学校や個人への批判であったり、それは様々ですが)
それがトラブルや不満がらみのことであれば尚更で、そういう事態への対処も、どの学校でも心得ておかなければならないことになるだろうなと思いました。

個人Webページを長くやっていると、そういう部分の配慮というかぼかし加減についてある程度心得があるものですが、最近単に「気軽な日記ツール」としてblogを利用している層の大半は、個人が特定できそうな内容についての心構えや危機感・管理能力がかなり欠如してきていると感じています(他人だけでなく自分のことについても同様なので、Blogやmixiなどの日記で、住所や個人が特定できる事を書きすぎ、ネットリアル問わずストーカーの標的になるトラブルが急増してたりします)。
勿論学校側でそこまで踏み込んで注意する事は難しいので、「起こった時にどう対応するか」というのが、危機管理マニュアルに加えられるのはとてもリアルな流れだろうと思います。
(以上、返信内容を一部加筆訂正したもの)

学校側で「ホームページやBlogに書く場合には、学校名や個人名を伏せること」というようなガイドラインを事前に定められればそりゃ楽だけども、当然その時点で大きな問題になることは容易に想像できるわけで。(権限があるとすれば、レンタルスペースやBlog、ソーシャルネットワーキングの管理者だけだろう)
故に学校からしてみれば、常に「何かが起こった後にしか対処できない」のは辛く歯がゆいものではあるよなー。Webに限った事ではないけれど。彼もまた教育関係の仕事に就いているので、こんな話も時折交わしたりする。私はもう学校とは関係のない身の上だけど、身内がそっち系に多いので、やっぱり気になることもあって。

ところで、「毎日かあさん」や、鴨志田氏と結婚して以降の西原作品を見ていると、「子ども」というものへの認識に占める「無条件の愛情」が相当強まっている事がよく分かる。
家庭を持った、妊娠し母になったということも勿論あるだろうが、それ以上に、「タイやカンボジアなどの国で暮らし、現地の子と親に直接触れ合って生活した」影響が強い。特に(複数の作品で何度も描かれているが)、貧民層や戦災孤児などを多く目の当たりにしてきた鴨志田氏の実感(「子どもってもっと気楽に引き取っていい」等)に共感した部分もことのほか強い事をひしひしと感じる。
アルコール依存のトラブルなどで結局離婚という結論に至りはしたが、鴨志田氏とアジア各国で暮らした経験は彼女の中でとてつもなく大きく、また鴨志田氏という人間も、価値観に大きな影響を与えた・特別な人でなんだろうなあ…と、最近思えるようになってきた。

投稿者 zerodama : 17:23 | コメント (0) | トラックバック

大泥棒の末裔の末裔

「企画はされたが結局実現しなかった番組」は数々あるが、ある時期のアニメファンにとってけっこう有名なモノの一つに、「ルパン8世」がある。
この企画、「フランスとの共同企画」「監督がりん・たろう」「キャラデザが荒木伸吾」ということでわりと期待されており、1980年代前半のアニメ雑誌には何度か登場していたので、当時その手の雑誌を購入していた方には覚えがあるかもしれない。
しかもその画像がけっこうキレイで、断片的なシノプシスの安直さに「それってどうよ」という危惧も含みつつ、「しかし、りん・荒木ルパンというのも見てみたくはある」という興味をかき立てるものではあった。
しかし結局、何年経っても具体的な話が出されず、話題すら雑誌に載らなくなり、当時小坊・中坊ながらに「まあ、ポシャッたんだろうなあ…」と思って月日は過ぎに過ぎた。

アニメ化はポシャッたものの、実は「100てんコミックス」でマンガが掲載され、単行本にもなっていたのだそうだ。
内容は以下のリンクに詳しい。
a Black Leaf:ルパン8世とルパン小僧

……このコミック版がどのくらいアニメ版の企画内容に忠実だったかは今となっては不明だが、忠実だったとするならば、形にならなくて正解だったのかもしれぬと泣き濡れるのみ…
キャラ設定や台本まで出来ているので、相当の段階まで進んでいたんじゃないかと思われるのだが。
調べるとこのコミック版、「原作:モンキー・パンチ/作画:おりはるこん」となっているそうだが…
誰なんだろう、「おりはるこん」先生…

ルパン研究サイトとしてとても内容が充実している「TYPER’Sルパン三世探索隊
」のコンテンツでは、
ルパン8世設定画
「甦みがえれベネツィア」台本
が公開されており、とても貴重な資料である。
特に設定画は、意外なほどにイイ線行ってると思うのだが…女性が得意な荒木キャラということで期待された不二子ちゃんは、おとなし過ぎかな?という印象。

上記Blogで触れられている「ルパン小僧」は、近年コンビニ版で復刻されていたものを購入。もともとの知名度も「8世」よりは高かったかな?と思われるのだが…んーーー……まあ、
「ルパン好きだから一応コレクションとして持っておこう」ってな程度ということで、お察しを。要するにレビューのとおりということで…

今回ビックリしたのは、「8世」のコミック版の存在もそうなのだが、「押井守ルパン(こちらは3世)」という企画が存在していたこと。
詳しくはこちらの
WEBアニメスタイル COLUMN 「編集長のコラム」 第15回
「『ルパン三世』の話(5) 歴史の分岐点・押井守版『ルパン』」

を参照のこと。

 『PARTIII』放映中の1984年秋、「アニメージュ」10月号(vol.76)に押井守監督による劇場『ルパン三世』の制作決定の記事が掲載されました。その記事で「現在決定しているスタッフ」として名前が挙がっているのが、以下のメンバーです。

監督・脚本/押井守
脚本/伊藤和典
アート・ディレクション/天野喜孝
画面構成/金田伊功
原画/森山ゆうじ、山下将仁、北久保弘之、森本晃司、庵野秀明
演出助手/片山一良

ぐはぁ~~~
信じられるかこのメンバー!な豪華さ。
豪華さ故に、どんなものになっていたのかさえ想像がつかないほどだが、もしもこの企画が実現していたなら、確かにコラム内で編集長が語るように、現在のような定番化してヘタレたTVスペシャルが放映されるような哀しい「ルパン」状況にはなっていなかったかもしれない。
時期を考えると、もしかしたら「ビューティフル・ドリーマー」以前にはっちゃける押井ワールドをルパンで見れたかもしれないわけで、幻企画としては相当最強の部類に入るだろうなあ、コレ。
ゆえに想像もつかないが、少なくとも今の押井守のイメージだと、「P3」ばりに「ルパンが出ない話」とか平気で作りそうかな?とか、色々妄想してしまう。

投稿者 zerodama : 16:00 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月03日

NHK時代劇 「秘太刀 馬の骨」

金曜夜枠のNHK時代劇、特に藤沢周平モノについては「まずハズれなし」の信頼をおいているのだが、今年もやってくれました!と嬉しくなってしまうのが、「秘太刀 馬の骨」。

番宣CMを見て、
・いつもクォリティの高い藤沢もの
・我らが音尾琢真先生が全国ネットのドラマに!しかも剣豪役で!
・出演者、音楽含めて面白そう
と色々と期待して、見逃すまいぞとしっかり録画。

いやー、予想をはるかに越える面白さ、前年の「蝉しぐれ」とは全く違った趣の弾けっぷり。これはほんとに楽しい45分間だ。

正直、主役が「蝉しぐれ」と同じ内野聖陽と聞き、大好きな役者さんだし、演じ分ける実力は十二分にあるとは思うが、視聴者の方で前のイメージを引きずってしまわないかな?という不安が少しあったのだが、すっばらしい出来。都会的で大胆だがけっこうシャイでまっすぐというキャラクターを見事に演じていると思う。脇を固める役者さんも実力者揃い、しかもみんな何だかすごく楽しそうにやっている。
ストーリーのつかみは以下のような感じ。

北国の小藩(まあ例によって海坂藩ちっくな設定)。
下手人不明の6年前の家老暗殺事件に「秘太刀馬の骨」が使われ、その刺客を、今の家老・小出帯刀(62・近藤正臣)が放ったとの噂が流れる。
帯刀は疑いを晴らすため、江戸から甥の剣客・石橋銀次郎(27・内野聖陽)を呼ぶ。江戸留守居役の次男・銀次郎は国許が初めてで、近習頭取の浅沼半十郎(35・段田安則)を介添人に、「馬の骨」の使い手を探すことになる。
 「馬の骨」は不伝流の矢野道場に伝わる秘太刀だが、誰に伝授されているかは分からない。
 探索の結果、銀次郎は戦う相手を矢野道場の6人に絞る。しかし彼らは、掟で他流試合は出来ないと、立ち合いに応じない。ならばと、銀次郎は各人の触れられたくない隠し事を探り出し、「口外せぬから、立ち合え」と脅迫、強引に戦いの場に引きずり出す。更に相手が手抜きし、秘太刀の技を隠さぬよう、木刀での試合を迫り、6人の剣客と一人ずつ立ち合っていく……。

特筆すべき項目の一つに、この「殺陣」がある。
驚くほどに吹き替え・スタントが少なく、役者自身によるシーンの割合が多い。それも時代劇にありがちな「型どおり」の殺陣ではなく、矢野道場6人衆はそれぞれの得意技を生かした特色ある立ち回り、銀次郎は銀次郎で、相手をギリギリまで追い詰めるため、なりふり構わない、一種泥臭い攻めで迫る。何しろ、目的が「相手を倒す」ことではなく、あくまで「相手の奥の手を引き出し、秘太刀の継承者かどうかを見極める」ことにある(ここがものすごく新しい)のだから、ただ勝つだけではダメなのだ。今回では接近して相手の手足を極めたり、頭突きを連発するなど、従来の殺陣シーンでは考えられない動きに凄みがあった。
そして勝負が決まる時に画面に広がるビックリCG。是非ご自身の目でお確かめいただきたい。
勝負の後は、結果に関わらず、捨て身で相手の力を全て引き出した銀次郎は、当然ながら自分もそのたびに深手を負うのだった。なんて難儀な主人公。

そのほかにも、演出がかなり新しくて面白く、
・カット・場面が移り変わる度にいちいちワイプ加工などの処理がされる
 (年配の人は「落ち着かない」と思うかもしれない…)
・トンボ・ツバメなどを、あえて吊り線丸出しのパペットで飛ばしたり、テロップではなく、画面の片隅に、演芸場などで良く見られる紙をめくる看板(寄席で、芸人の名前が書いてあったりするヤツ)に季節や場面を書いたり。それを黒子にめくらせたり…と、あえて「芝居小屋」っぽい悪ノリが楽しい。

また、音楽も近藤等則の「どジャズ」が炸裂、ガチンコな殺陣シーンによくマッチしている。
またEDでは本人が顔出し(和服着用)で演奏するなど、どこまでもサービス満点だ。

まだ音尾くんの出番はないのだが、運動神経のよい彼なので、殺陣にも期待が持てそう。
ただ、NACSのなかでも芝居がデカいほうなので、テレビの中で浮かないかな…という心配があるのだが、今のところ内野氏もわりと「舞台モード」でデカめの芝居だし、舞台畑の出演者も多いし、大丈夫かもしれないなあ。

そんなこんなで、今期最必見のドラマだと思う次第。

それにしても、「好ましく思った女性が、えらい人のお手つきになって手の届かない存在になってしまう」というのは、藤沢作品主人公のデフォですなあ。

投稿者 zerodama : 16:42 | コメント (4) | トラックバック

 Queen:Live At Wembley Studium

去る8/31で、酒田駅前のダイエーが完全閉店。1ヶ月かけて閉店セールをしていたので何度か赴き、服や日用品などを購入。ワゴンに並ぶシャンプーや洗剤類、しかしその価格が「処分価格」としながらも、そのへんのドラッグストアよりもまだ高いという今ひとつな度胸に、ダイエーがこの血で存続できない理由を見たような気がした。

8月も下旬となると商品も大分減り、通常の売り場にゾッキ本やら、均一価格のCD・DVDやらが並んで販売されている。そのDVDワゴンの中に一枚だけ、Queenの「Live At Wembley Studium」のDVDが。価格は1790円と格安。だが、Queen関係のDVDは「グレイテストビデオヒッツ」1・2を所持しているのでいくつかダブリもありそうだ。何よりも裏側を見ると、リージョンオールにして

Subtitles:KOREA,ENGLISH

あ、怪しい~~!しかも日本語字幕ナシ!
この手の安くて怪しいDVDやCDは、ライナーや解説シートなどという気の効いたものは付いていないのがデフォということもあり、まあ高い買い物じゃないのだが、海賊版の懸念も高いし、一度合い方にお伺いを立てることにして、この日は買わずに帰る。

帰宅した相方に「格安のQueenのライブDVD見つけたんだけど、字幕がKOREAしかないし、怪しさ炸裂なんだけど…欲しい?」と尋ねると、「まーとりあえず買ってみていいよ」という返事。
「字幕ないから、MCわかりづらいかもしれないけど…」と言うと、

「そもそもQueen(というかフレディ)、MCつってもほとんど喋らないし」
「何か喋るとしても、客イジリの『デオデオデオレレレレーーーオ♪』とか、『ヘイヘーーイ!』くらいだろ。全然支障ないよ」

うむ。確かにそうだ。

私  「こうして見るとQueenって、歌以外はほとんど人語を発さない稀有なバンドだよねえ」
相方 「いやいやフレディは、喋る事・もっと言えば歌そのものより、『(客と同じ)その場にいる』『存在を誇示する』だけで立派にその仕事を果たしているのだよ。これぞ真のスター。」

むむむ成程。
こうして考えてみると、「クロマティ高校」のフレディのキャラクター造形というものが、驚くほどオリジナルのフレディの本質を捉えていると言えるのではないだろうか。
人語を発する(というか解する)ことよりも、そのコマ・ページに存在するだけで、その仕事を完遂している。
野中英次はやはり天才(恐らくは、マンガ界屈指の「やる気のない天才」)なのだなあと、改めて実感。

まあ、そんなこんなで翌日、結局DVDは購入した。

選曲が中々いい。しかも「Gimme some lovin'」なんて入ってる。
えーー?フレディの「Gimme some lovin'」?聴きたい~!
ということで高まる期待。

このライブは1986年のもの。1985年のLiveAid後に行われたもので、曲も多少後期アルバムよりではあるものの、「集大成」「ベスト」といっていい構成。
グレイテストビデオヒッツなどのPvでは、どうしてもカメラがフレディにばかり寄りがち(ギターソロの部分ですら、カメラは独特のマイクスタンドで「ギターのまねっこ」をしているフレディにON)だったのだが、このライブではブライアンやジョン・ロジャーにも多めにカメラが振られているのも嬉しい。当時の収録としては、音質も画像も十分に及第点だろう。
惜しむらくは、フレディの歌で、高音の部分が明らかに出ていない。そのため序盤から、無理せずに低いパート、あるいは1オクターブ下げて歌い、オリジナルの高音部はロジャーに任せるという場面がかなり多い(ゆえにロジャーはこのライブでは本当に八面六臂の大活躍を見せる)。
単にフレディの体調が悪かったのか、長丁場のライブゆえにセーブしたのか、あるいは(一番直視したくない事ではあるが)AIDSの発病の影響なのかは定かではない。
しかし声の質自体は通常に勝るとも劣らず、休まず動き回るパフォーマンスの体のキレ、圧倒的な声の力とツヤ、楽しそうな客いじりなど、入魂のステージングを見ることが出来る(ゆえに、高音部を出し惜しみしているとは考えづらく、発病の事に思いが走ってしまうのだが…)。
結論から言えば、「グレイテストビデオヒッツ」をお持ちでも、Queen好きならば購入検討すべきアイテムということになるだろう。

と、ここまでは、この製品・正確に言えば正規タイトルのお話。
実は購入したKOREA字幕版…パッケージに印刷されている曲のうち数曲が収録されていなかったんである。
そのうち一つが、楽しみにしていた「Gimme some lovin'」だったのである。ションボリ。
んで、正規版のことを検索してみたら…それもそのはず、正規版は2枚組で、リハーサルなどの特典映像が付いている。
そしてこのKOREA字幕版は1枚組……

しかもオリジナルの1枚目に入ってる曲さえカットというのはいったいどーゆーことなのかと…

ああ、結局安物買いで銭失ってしまったようでございます。今は「正規版(AmazonではあまつさえOffされて1900円台で売ってた…)欲しいが、買いなおすのも悔しい…」という心境。
1日クッション置いたなら、調べてから買えばよかったよママン…

というわけで、スーパーやショッピングセンターの安売りワゴンでこのDVDを見つけたQueenファンの方は、購入時にはくれぐれもご注意をば…「KOREA字幕」のものには気をつけろ!ということで…
こんなレビューがあってもいいよね?いいよね(泣)?

ちなみに、同時にPOLICEのライブDVDも購入。こちらはとりあえず、パッケージの曲目と中身の齟齬はなかったので、まあ安堵(それが普通なんだが…)。しかもSubtitle:Englishとだけ書いてあったのに、バッチリ日本語字幕も入っていたのが謎。
POLICEが活躍していた頃はあまり興味がなく、今回しみじみと「動くPOLICE」を見て、メンバーが歌って楽器弾いて、時にはギター抱えながらキーボード鳴らして…という大忙しさに驚く。3名のバンドだもんなあ…
CD聞いた分にはキーボードの音だろうと思っていた部分の大半がギターによるものだったのにもたまげた。
そして、スティングの服装もラフだが、それ以上に他メンバー(バックのホーン連中含め)のあまりの普段着っぷりにも二度びっくり。
何年のライブか書いていなかった(例によってライナーなどはない)ので不明だが、スティングの容貌の若さ、選曲から見て相当初期だろう。こちらはまあ納得の行く買いものだった。

投稿者 zerodama : 14:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月02日

マニフェスト

選挙の公示も始まった中、秋葉原で演説をかますも、人気がありすぎるために人が集まって大規模集会状態になってしまい、無届だったために警察に連行される…など、立候補早々話題を振り撒く唯一神・又吉イエス。
「世界経済共同体党」のサイトでは、彼の掲げるマニフェストが読める。
http://www.matayoshi.org/manifesto/
いやー、どこを切ってもすごすぎるサイトだが、項目に「ミニスカート」などという文字が入っているマニフェストを読めるのは、世界経済共同体党だけ!

また、11番の項目では、党の柱として

(2)「自分を大切にするように他人を大切にする。
(3)「他人からしてもらいたいことは他人にもそのようにする。」

と、素朴でありながらも、人間として非常に大事なことを掲げているものの、その前提となる(1)が
(1)人一人びとりの能力は、唯一神又吉イエスがただで与えてある。

これだもの~~。
いやぁ、世間の人が彼のどこにシビれる憧れるゥ!のかよく分かるサイトだ。
また、「質問・回答」では、「唯一神でありながら、なぜ選挙に当選できないのか」などのアグレッシブな質問も黙殺せずに掲載しているあたりにも、唯一神の度量を(うっかり)感じてしまう。
また、花見の写真もなんだか楽しそうだ。
長時間見ていると危険なサイトかもしれない。
いや、洗脳はされないまでも、相当疲れます。

投稿者 zerodama : 11:56 | コメント (3) | トラックバック

クマと戦う

私は高校生辺りから、ガンコなクマ(夜更かしばっかりしていたタタリか)に居座られている。
よく「寝れば治る」とか言われるのだが、これほど年季が入ってくると、18時間くらい寝たところで全然薄くならないので、もう諦めている。コンシーラーやコントロールカラー、パウダーも試したが、時間がたつとよれたりくすんだり、余計ひどくなる事が多かった。

この間買ったコンシーラー下地がなかなか良かったのでメモ。
チープコスメで恐縮だが、キスミーの「マジカルアイブライト」(チューブ容器・12g 1029円→ダイエー閉店セールで3割引)。パッケージがものすごくでかさないのだが、中身はなかなかよろしい。
チューブから指にとって伸ばすのだが、小量でとても良く伸びて、ヨレない。
しかも私のクマの色に合っているようで、カバー力が高い。この値段でこの効果なら満足。
パッケージには「クマ・くすみ・小じわまでも」とあるのだが、小じわに対してはあまり良く分からなかった。
コンシーラージプシーしているクマ持ちさんは、是非一度試してみる価値あり。

カバー力が強いので、伸ばすついでに頬の赤味にも塗ってみたら効果があった。
ただ、目元以外に塗ると少し毛穴落ちするようなので、クレンジングはしっかりと。

キスミーのラインナップにある「マジカル赤み消し(しかし小林製薬チックなストレートさだ)」も気になるなあ。

投稿者 zerodama : 11:36 | コメント (3) | トラックバック

2005年09月01日

「毎日かあさん」論争

「毎日かあさん」論争、表現の自由か教育的配慮か : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

文化庁メディア芸術祭賞を受賞した漫画「毎日かあさん」を巡り、作者の漫画家西原(さいばら)理恵子さん(40)と東京・武蔵野市の間で論争が起きている。

 西原さんの長男(8)が通う同市立小学校が、西原さんに「学校を作品の舞台にしないでほしい」と申し入れたためだ。

 「表現の自由への圧力」と抗議する西原さんに対し、市側も「正当な教育的配慮」と譲らない。双方が文書で主張を繰り返す事態となっており、9月2日の同市議会でも取り上げられる予定だ。

 問題となったのは、授業参観の場面。主人公の母親が、落ち着きのないわが子を含む児童5人を「クラスの五大バカ」と表現し、ユーモアを交えつつ、子どもの成長を見守る内容だ。

 この場面が紙面に載った直後の昨年11月、長男の担任の女性教諭(40)が西原さんを学校に呼び出し、「迷惑している」「学校を描かないでほしい」と注文をつけた。

 西原さんは翌12月、毎日新聞社の担当者と同小学校に出向き、校長らに「保護者だからといって、編集者を通さず作者を直接呼びつけるのは非常識だ」と抗議。校長らは「学校に落ち度はない」と主張したという。

 西原さんは、父母の一部から「学校とトラブルを起こすならPTA活動に参加しないでほしい」と告げられたのを機に、今年6、7月、弁護士を通じて市側に「作品はあくまでフィクション」「公権力による表現の自由の侵害ではないか」などの文書を送った。これに対し、市側は、「他の児童や保護者への配慮をお願いした」「作品中に『武蔵野市』の固有名詞もあり、児童の人権に教育的配慮を求めることは当然」などと、8月までに2回、文書で回答した。

最初にこれ関連の記事を見て思ったのは、高校生時代に学校を相手取って訴訟を起こした過去のあるサイバラのこと、学校相手のバトルでは一歩も引くまい…と思ったのだが、公式サイトコメントを見ると、そんな予想とは全然違うことになっていた。

それによると、
・学校とは、最初の呼出そのものに関しても話がついており、担任との関係は良好
・その後PTA活動からハブられたために再び文書で抗議
・武蔵野市からは「学校が指示して西原氏を排除している事実はない」と回答
・今回の休業の原因は、この件で心身に不調をきたしたため
・表現の自由や人権を求めての抗議ではない

ということで、Webニュースでの記事・報道とはかなり齟齬があるのだが、さて。

これまで長年サイバラ作品を呼んできた人にとっては、このコメント、あまりの殊勝さに驚くかもしれない。自分もそうだった。
ここでつっぱって、矢面に立つのが自分だけであれば彼女もそうしたかもしれない。
しかし学校での話、戦いと混乱の最前線にいるのが息子さん本人ということを思えば、やはり「おかん」としての対応をしなければならなかったのだろうか、と思った(娘ももう少しすれば同じ学校に入るのだろうし…)。
これは「角が取れてしまった」とか「毒が薄れた」というより、ただひたすらに「おかん」であるから、ということなのかもしれない。

それにしても、学校・武蔵野市側の主張で「武蔵野市と特定した部分もあり」というくだり、「アレ?そんなの載ってたっけ?」と思い出せずに、「毎日かあさん」を再読してみた。
確かにあった。一ヶ所だけ。
「お入学編」の67P1コマ目。しかも、学校の場面ではなく、息子と友達が公園で遊ぶシーンの説明ネームとして。

「私の家の近所に公園があり そこの池には 武蔵野市中の子供がめんどくさくなって捨てたミドリガメが大量に生息している」

という一文だ。
さ、さりげない…正直注意して読みながらも、あまりにさりげなくてスルーしてしまうところだった。
学校の場面に「武蔵野」という言葉が入っているならまだしも、ここだけ(まあ、武蔵野に住んでるということは分かる文だが)でこんなに大騒ぎしなくても。
この騒動で初めて、「あ、サイバラって武蔵野市に住んでたんだ…」ということに気付いた読者は多いのではないだろうか。
学校やPTAの皆さんよ、「学区や学校が特定されるおそれが…」という懸念を否定するわけではないが、過度に反応する事でかえって「武蔵野市の公立小学校のどれか」ということが特定される事態になってることに気付いてるかな?

私は、「毎日かあさん」を読んでいて、幼稚園やら小学校、父兄や子供のようすが、「なんかおおらかでいいところなのかな」という印象を受けていた(もっとも学校に呼び出される場面は「お入学編」に書いてあるが)のだが、現実は色々違っていたようだ。
同作では基本的に、(バカもズルいのもひっくるめて)子供と、子育てに向かい合う親たちに相当愛が注がれているのが特色(ゆえに、子梨にとっては時折読むのがヘビーであるほどに)なのだが、初めてサイバラ作品に触れる人には毒々しいものに見えたのだろうか。

投稿者 zerodama : 10:53 | コメント (2) | トラックバック

驚愕のテクノロジー

アジアの工業製品の懐の深さ、その凄まじさをこれでもか、と味あわせてくれる製品、「ポリステ」のレビュー(というか超絶体験)記事。(From「ひとり会議~覚醒編」)

正直、このオチは想定の範囲内だった(以前にもプレステやサターンでこの手のものを写真で見た事があるので)のだが、その第2弾、電源を入れてから始まるポリステのワンダフルな真価ときたらもう。少なくとも3度は腹筋がねじ切れるほどの笑いを食らわされた。
もはやこれは、「遊ぶ事を拒むゲーム機」という、ある意味現代美術めいたオブジェ、遊興に耽る大衆を戒める高邁な思想の表現物とでも言うほかないのかもしれない…

そしてこれほどの超スペック製品を、平気な顔して作って流通させている人間が、ちょっと海を渡れば沢山いるという事実…まだまだ日本人は人間として「ちっちぇー」のだな…

投稿者 zerodama : 01:43 | コメント (0) | トラックバック