2005年07月31日

どうぶつ宝島

BSで放送した「どうぶつ宝島」見る。
森やすじの代表作なので期待したのだが、期待以上に良かった。
良かったというより、ほんと「楽しかった」という久々の感覚が心地よい。

この頃の東映の劇場アニメってとにかく「線」がまろやかで綺麗で、思わずうっとりしてしまう。
このなんともいえない線のまろさと、芸の細かい丁寧な動きを見ていると、30年以上かけてアニメが色々進化した反面失ってきたものについても考えてしまう。
童話チックなのに、不思議に実感的な家や町並み、背景もいい。

主人公のジムとキャシー以外はみんな擬人化した動物なのだが、シルバー船長に豚をキャスティングするとは、また思い切ったものだ。

ジムが最初に船出する、樽を改造したパイオニア号が、もう可愛くてたまらない。コロコロしてて。
でもこんなに可愛いのに大砲は積んでいる。その大砲も可愛い。

まあ何がいいってやっぱり、ヒロインにして主人公を食っちゃった感のある「キャシー」のキャラクター造形を抜きにしては語れないだろう。
原画や場面設定などで大活躍した宮崎駿の好みがバリバリ出ているキャラで、見るからに「宮崎キャラ」。例えるなら「10歳若いモンスリー」とでもいうところか。フリント船長の孫娘という役所で、いきなり2丁拳銃を華麗に操り、海賊相手に一歩も引かないアクションと、仏頂面がたまらない。声は、色香が開く寸前の増山江威子。言われないと分からないくらい、今と声が違う。

山本直純の音楽も、軽快なテーマ曲と海賊の曲が耳に残る。特にテーマ曲は覚えやすく、「冒険するぞ」というワクワク感をそそる名曲だろう。
特別出演してたらしいが、どこだったんだろ?

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第2弾

「きみのためなら死ねる」(のPR)で日本中を「ヌヌネノ地獄」に叩き込んだセガの、ニンテンドーDS第2作。
その名も
赤ちゃんはどこからくるの?
(音出ますので注意)

Webサイトにアクセスするや否や、やはりヌヌネノ調の男性コーラスで

「♪あかちゃんは~どこからくるの あかちゃんは~どこからくるの」

と、怪鳥音まじりの強烈なBGMがエンドレスで流れ、聴いているだけで脳全体がなんか酸性になってくる。
現時点では、このサイトを見ただけではゲーム内容がサッパリ分からんというのも素晴らしい。

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2005年07月30日

御社の理念

村田興産株式会社というところの経営理念があまりにもスンバラしい。
http://www.muratec.net/jp/kohsan/company/philosophy/index.html

なんだろうこの完璧な折句。
まるで男子小学生がウケ狙いで作った「ぼくたちの班の目標」のようだ。
そして社長のご尊顔がすぐ隣に添えてあるのも破壊力抜群。

やはりこの会社でも、就職面接の時には
「当社の経営理念をご存知ですか?」
「はい、もちろんです。大変感銘を受け、御社へ入社したいと是非に決意いたしました!まず『はきはきと』…」
などというマニュアルどおりの会話が交わされているのだろうか。想像しただけでたまらん。

投稿者 zerodama : 21:52 | コメント (3) | トラックバック

2005年07月29日

お値段なんと24800円

ITmedia PCUPdate:(たぶん)世界一高価で無駄なUSBケーブル

メーカーの名前を見てすぐに納得したが、しかしスゴイなあ…
0が一つ少なかったら、ネタプレゼントなんかによいのだけど。
この値段で、「単なる延長ケーブルでしかない」のがまた潔すぎる。
いまやダイソーでUSBケーブル各種買える時代なのだが、こういうのもまたアリだろう。しかし売れるのかコレ。

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2005年07月28日

チャングムアンコール放送終了

1日2時間が日課になっていたのでなんだか寂しくなる。
というか、27話のこの最鬱シーンで12月までお預けなのも辛いなあ…
TV見て泣いたのなんて何年ぶりだろ。

ダイジェストは15分にしてはまとまっていた。
面白夫婦がいきなり出てきたのはGJ。

NHK BS実況板のこんなレスが心に残った。

878 :衛星放送名無しさん :2005/07/28(木) 22:57:35 ID:gg06cQAp
必ず罠に嵌るチャングム、肝心な事には絶対気付かない
もうこれはご都合主義ならぬ「不都合主義」だな

・・・と罠と気付いてみたけど結局嵌るしかないチャングム

うまいこと言うなあ~。

NHKのチャングム公式ページに掲載されている、5歳の男の子が描いたトックおじさん。
幼児絵にしか出せない凄まじさ前回だが、不思議にトックおじさんに似ている。
意外と子供も見てるのね。

投稿者 zerodama : 23:21 | コメント (0) | トラックバック

NHK・BS関連

覚書したわりに結果的に忘れたりするメモ。

<チャングム>
*本日、27話再放送の後、28~40話の概略をまとめたダイジェスト放送。15分とは短い気もするが。
*28話~の後半集中放送は12月放送決定とテロップあり。
(10月辺りから地上波でも放送するかもという動きもあり)

<SAMURAI7>
8/9~12に深夜集中全話放送(BS)

<シルクロード>
「新シルクロード」 集中アンコール放送(総合 8/1~6)

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2005年07月27日

調子悪いなあ;

今日からBS夏休みアニメ特集で始まった「ジャイアントロボ」録画。
バシュタールの惨劇シーンの、画面のストロボ効果が(いわゆるポケモンショック対策で)修正されているようでちょっとションボリ。

すごく微妙に体調が優れない。
昨日あたりから、右足の中指と薬指がむくんで、足の裏のむくみがさらにソレを押して軽く痺れるような感じ。いたくはないが、指の間にゴミでも挟んでいるような違和感があって不安になる。マッサージやフットケアをしてみたが今ひとつ。
ここのところの天候変化で、元々冷え性の毛は全然ないのだが冷えて循環が悪くなっているのだろうか。
夕方、ドラッグストアで薬剤師さんに相談に乗ってもらいながら、ビタミンBE系のむくみ・しびれに効く薬と高麗人参茶などを買う。食前に黒酢(水で2倍にしたもの)、食後にジンジャーエール用に作ったハチミツショウガをお湯でといたものをゆっくり飲む。
不安を続けるよりも医者に行った方がイイのは頭では分かっているのだけど…
まあ当分様子見。

投稿者 zerodama : 14:34 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月26日

疑問とか矛盾とか

20・21話では、次期最高尚宮の座を巡って料理バトルが行われるのだが、7品すべてについて、料理バトルの定番
「後から料理を出したほうが勝つ」
が徹底して適用されていた。
そんなに遵守しなくてもイイのに…(1回くらい意表をついてくれたほうが良かったっす)
また、最後の一品「野いちごの砂糖漬け」に関しても、自分の不幸な過去話でお涙頂戴(あの流れでチャングムの負けにはしづらい)はいくらなんでも卑怯というか、「最高の料理」とする根拠にはならないような気がした。「私の思い出の料理」ならまだしも。
せめて「野いちごの栄養・薬効や、メニュー構成に果たす役割」を付け加えて欲しかったところ。
出てきた料理の中では、チェ尚宮の作った「カニのビビンパ」がものすごく美味そうだったな~。

また、冷菜勝負では、母の甘酢を使ったタレで勝利するのだが、そのタレにニンニクが入っている。
のちの医女編では、「皇太后はちょっとでも入っているとイヤがるほどニンニク(特に香り)が苦手で、病気のために良いニンニクを食べさせるためにチャングムが工夫する」という話が出てくるのだが、20話では、香りが効いているであろう薬味タレを美味しそうに食べていて、「苦手な様子」はみじんもない。
これは後の話のシナリオの明らかなポカだろうなあ…「この酢なら、苦手なニンニクも気にならぬ」みたいなセリフがあったならばまだしも…

長丁場の大河ドラマでは、視聴者の反応や意見を見ながら構成やシナリオを調整していくことは日本でもあるのだが、韓国ドラマでは特にソレが顕著らしい。
チャングムの師匠にして母とも慕うハン尚宮の人気が爆発し、「延命嘆願」が殺到したため、実に10話も「女官編」が延長されたとか。
しかしこれからアンコール放送までずっとハン尚宮がらみの辛い展開が続く事を思うと、いたずらにイジメを長引かせているようにしか見えないのだが…

キャラクター設定も相当変わったらしい。
NHKだけでなく、「MBC」にもチャングムページ(クリック注意:理由は後述)があるのだが、ここでの人物紹介の内容が、現在放映されているものと相当違っているものがいくつかある(大胆なネタバレが平気でちりばめられているので現在視聴中の人は注意)。

例えば、チャングムの育ての母である「トックの妻」の項目では

幼いチャングムをいじめ、米などの食料が不足した時、口減らしでチャングムを入宮させた。

とある。
確かに人使いは荒かったが決していじめてはいない。
また、チャングムを迎えに来た尚宮に着いて行き女官になるとあわただしく決めた時も、やせ我慢で
「食い扶持が減って丁度助かるよ」
みたいなことを言ったような気がするが、これも強がりゆえだった。
また、
『息子とチャングムを結婚させようと…』
ともあるが、息子は女官編になってから一度も登場しない(病死したことに変更された)。

どうやら、「掲載するのはどうよ」というほどごく初期の設定らしい(「ガンダム」と「ガンボーイ」ほどに違う)ので、ネタバレもネタバレにならない可能性が高いが、知りたくない人は見ないのが吉だろうなあ。

まあ設定変更も結構だが、せめて後から改変する部分は、前の内容と矛盾しないように気を使って欲しいもんだと思うが、これがいわゆる「ケンチャナ精神」なのかなあ。

しかし、女官編でこれほど何度も眼前で話したり、名前を聞いたり、料理を褒めちぎったりしているのに、医女編でロイヤルファミリーがチャングムの顔や経歴を容易には思い出さない(長官ですら思い出すのに時間がかかった)のもスゴイ。
ロイヤルはロイヤルなりに忙しいし、医女の身分は奴婢だから気にも止めないというのはあるだろうし、そのくらい鷹揚であってこそロイヤルなのかもしれんが…
特に皇太后はさっさと思い出しなさいよ;

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チョン最高尚宮様追悼

22話「無念の死」



えー…
このドラマ、予告でも思いっきりネタバレするのだが、タイトルでのネタバレも激しいんだよなあ(「ブライ死す!」を思い出した)。ヒキ作る必要もないような。

というわけで、現在の心のベストキャラ、チョン最高尚宮(チェゴサングン)様がドラマ中でお亡くなりに。
この人、チェ一族の前最高尚宮が病のため引退し、チェ尚宮に後を継がせたかったものの、キャリアが足りないという事で、「誰でもいいから、毒にも薬にもならない人材をつなぎに即位させよう」という思惑で指名された人材。最初は、チェ一族の操り人形として悪の手先一人追加か、と思わせておいて、実はチェ一族の専横を抑制し、スラッカンを実力本位の公正な職場に改革しようとする高い志を持った人物だった…という設定が嬉しい。数少ないチャングムの味方の一人。
両班出身で出自の高さも申し分なく、もともとは権力争いから一歩引いたポジションに身を置き、風雅を楽しんで余生を送ろうとしていた趣味人だが、実は料理の腕や知識も秀でていて、食のウンチク話で王にも大いに気に入られる。
いい意味で男っぽくサバサバした性格や口調が魅力(特に「あっはっは」という豪快な高笑い)で、清濁併せ呑み、交渉や駆け引きも辞さない(持ち前のフェアさが仇になって後手を踏む事もあるが)あたりが、「理想の上司」との人気も高い。

こういう口調に設定した翻訳と、吹き替えを演じた寺田路恵さんの功績も非常に大きいと思う。
回想シーンと見比べてみると、ちゃんと10年間の声の老け方も演じ分けている辺りすばらしい。
と思い、寺田さんについて調べてみると、文学座のベテラン女優さん。
声優の仕事としては、「おもひでぽろぽろ」の母役など、海外ドラマにもけっこう出演がある。
嵐芳三郎の娘で芸能一家……って、麦人氏のお姉さんなのかーー!!びっくり;

演じたヨ・ウンゲ氏が控えめなメイクで、ばーちゃん役に徹しているのもよかったと思う。
しかし画像を検索してみると、普通にメイクしている時は岩下志麻を思わせる美人さんではないの。これまたたまげた。
まあこの人は相当な反日家らしいので、「日本でチョン最高尚宮が人気」と聞いても嬉しくないだろうけどね…

いやー、それにしても、いつも道理を重んじて冷静なチョン最高尚宮が、ヨンセンを抱き寄せるシーンの表情にはクるものがあった。

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2005年07月25日

冷汁

昨日、義父と義妹がいい形のアジを釣ってきたので、今日の夕食はソレに内定していた。
尺アジ4尾ほどの刺身は相方に頼み、先日TVで見た「冷汁」を作ってみる。
エソなどの白身で作るものとばかり思い込んでいたが、アジで作っているのを見て、「あー、アジでもアリだよなあ」と目から鱗だったので。

1.アジは一度塩焼きにし(一人半尾もあれば十分)、骨や皮を除きながら身をほぐし取る。
2.昆布と、塩焼きの残った頭・中骨でダシを取る。
3.1のアジの身といりごまをすり鉢に入れて、すり混ぜる。
4.適当な量の味噌を入れてさらにする。全体がまとまってくる。
5.少し冷ました2のダシ汁(作りたい分量)をすり鉢に入れ(入れるときに網杓子などを通して汁を濾すと楽)、よく混ぜる。味見して少し濃い目くらいでOK。
6.5に氷を入れて冷やす(その分薄まるので5で濃い目にした。薄くなったら味噌か醤油少しで調整)。
7.薬味に切ったネギ・薄切りにして少し塩を振ってしんなりさせて水を切ったキュウリを浮かべる。

と、みようみまねで作ってみた。
すっきりサッパリ、でも旨味が濃厚でなかなかいける。今日のような蒸す暑い日には丁度いい。
キュウリがとても合う(考えればキュウリと味噌だから合わない筈がない)。
ご飯には勿論、酒のあてにもいい感じだ。

ただし、スルスル入るからと言ってお代わりしすぎると、あとで気分が悪くなるので要注意。

投稿者 zerodama : 22:46 | コメント (0) | トラックバック

家電はどんどん進歩してゆく…

空気清浄機は、人の放屁に反応することが検証されました。

それを検証したのが他ならぬ水天堂さんだということが、ファンとしてはショックでしたが…

昔から、美しい人やアイドルは「トイレに行かない」と言われています。
オナラはするようです。

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堕ちてゆくのも幸せだよと

「チャングム」の面白さは、時に「ミスター味っ子」であり「美味しんぼ」であり、時に「父の魂(親子執念ものというとそれしか思いつかないのか)」であり「巌窟王」であり…というように、様々な物語の要素が入れ込まれているところにもあると思う。
そして、確実に「ガラスの仮面」も入っている気がする。
チャングムがマヤであるだけでは「ガラスの仮面」にはならない。亜弓さんが必要だ。
多くの人が指摘するように、ライバルであるクミョンが亜弓さんに非常に近いキャラであると思う。
物語の悪役・チェ一族の将来を担う位置ではあるのだが、最初のころは実に亜弓さん的だ。

*代々王の食事を司る要職を継いで来た名門に生まれたサラブレッドというだけでなく、天性の才能に恵まれている
*天才と賞されるが、実は努力家でもあり、一族の七光りで特別扱いされる事を嫌うフェアさがある
*チャングムの才能を恐れながらも誰よりも評価しており、実力で勝負をしたいと思っている

というあたりが特にそうだろう。
特に見習いの頃(このちび期のクミョンが可愛いのだ)は、孤立するチャングムに非常によくしてくれるお姉さんでもあった。
チャングム不在の時に、何人かが代役を申し出るものの、ハン尚宮に命じられた課題を誰一人こなせず、「チャングムは贔屓されている」とボヤいた時に、「チャングムは全てやっていたわ」と言い放つシーンも亜弓さん的だった。

しかし物語が進むにつれ、「宮廷内の汚れ仕事を引き受ける事によってその位置を築いたチェ一族としての仕事」に手を染めなければならなくなり、キャラクターが段々変わっていく。
時節柄、「クミョンがダークサイドに堕ちる」とよく言われる。
というか、BSナビゲート番組で局アナからも言われていた。
しかし、最初のうちは涙を流したクミョンも、段々と悪の道に自ら進んでいく。
誰のせいかといえば、「ラブ米」ことミン・ジョンホ。どう見てもこいつが元凶なのは、見た人なら頷けるだろう。

クミョンとジョンホは、幼い頃から顔見知りであり、クミョンはその頃からずっと憧れていた。
しかしジョンホが日ごとに「チャングムさんラブ」になって行き、チャングムと話す時はこの上なくニコニコしているのに、クミョンが話し掛けても「なんだクミョンさんか」と言わんばかりのどーでもよさげな態度、しかも会話もすこぶる事務的。
見ていても「お前も大人なんだから、ちょっとは取り繕ってやれよ」と言いたくなるほどの態度の差。
かくしてクミョンの怨念の矛先はチャングムに向き、自ら進んで「チャングムが苦しむなら何でもやるぜ」とおそ松くん(旧)状態になっていくのであった。

まあ、ジョンホと知り合ったり、親しくなるようなきっかけを作ったのは、元を正せばチェ一族側の陰謀であったりクミョンのポカであったりしたのだが…

まあいずれにせよ、「もしも亜弓さんが梅の里でダークサイドに落ちていたらこうなったかも、別にならなかったかも」と迂回した妄想もできないこともないのだった。今後もクミョンのダースベイダー化に目が離せないのだった。
さしずめジョンホは、「全然正体を隠さない紫のバラの人」だろうか。単に桜小路YOUかもしれないが。

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2005年07月24日

冷麺美味かった

昼に無性に冷麺が食べたくなった。
いつもの焼肉屋でもいいのだが、最近開店して気になっていた、下安の「西仁川」という韓国料理屋にトライしてみる(以前「シェルター」という喫茶店、その後同名の韓国料理屋になっていた店)。
ビールののぼりが出ているだけで、どんなものがあるのか外見からはサッパリ分からなかったが、ランチメニューにビビンバや冷麺があってほっとする。
「水冷麺」と「ビビン冷麺」に、チヂミを付けてオーダー。

最初にチヂミが運ばれてくる。
大きな皿に大きなチヂミが盛り付けてあり、これで600円?と目を疑うほどだった。
しかもイカ・エビもたくさん入っていて、焼き具合も美味しかった。

「水冷麺」は、普通焼肉屋で出てくるものとは違い、水キムチのすっぱい汁をベースにしていて、辛くなく、さっぱりしている。
この前「チャングム」で出ていた冷麺はこんな感じなのだろうと思った。
酸味がくどくなく、とてもさっぱりしている。

逆に「ビビン冷麺」は、汁気がなく、コチュジャン(少し甘酸っぱく調味してあるようだった)がたっぷり。
麺はいずれも、そば粉の入った黒い麺で、驚くほど細く(日本そばとそうめんの中間くらいの太さ)、適度にコシもある。一般的な、ゴムのような食感の冷麺とはまた違って楽しめた。
ビビン冷麺は、よく混ぜたあと、店のおばちゃんが食べやすい長さにはさみを入れてくれた。

メニューを見ると、つまみや鍋類、ビビンバなどもあって楽しめそうだった。今度は石焼ビビンバを食べに来ようかと思う。こわごわだったけど入ってよかった。

「チャングム」の時代は、まだ唐辛子が渡来する以前なので、登場する宮廷料理は素材やダシの味を生かした、驚くほどアッサリ系のようだ。
一つの国で、唐辛子以前・以後と大きく食文化が変わるというのもなかなか面白い例だな、と毎回思う。

投稿者 zerodama : 16:43 | コメント (0) | トラックバック

かゆ…

BS2で放送されている「チャングム」のアンコール放送、今のところ抜けることなく録画している(お料理コーナーも)。

主人公・チャングムの「背の君」である「ミン・ジョンホ(チ・ジニ)」というキャラクターがいる。
両班の名門の出身で、官僚試験に16歳でトップ合格した秀才。しかも、文官として採用されながら、武術にも秀でているため、武官としても活躍しているという、嫌味なほどの超エリート、しかし性格は謙虚で礼儀正しく、嫌味が全然ないところがまた嫌味ってくらいの設定である。
危ないところをチャングムに助けられて(そのせいでチャングムがまたえらい目に会うのだが、ジョンホは顔を覚えていない)、その後書物庫で知り合い、様々な事件に巻き込まれながら心を通わせていくという役所。
「武術にも長けている」という設定を生かすためか、時々、ストップモーションや編集を駆使したテコンアクションシーンが挿入されているが、いずれもなかなかにソルティーなのがまた味わいポイント。チャングムパパのはわりと格好よかったのだが…
最初は、威厳のある若きエリートという雰囲気で登場するのだが、話が進むにつれ、実況板では「ラブ米」と呼ばれるほどに、「チャングムの顔を見るとデレデレ」なキャラに変貌していく。

ツンからデレへの劇的な変化が見られるのが、16話の伝説的なシーン。
色々辛い事が重なって落ち込むチャングムを、育ての親・トックおじさんが気晴らしに海辺へと誘う。生まれてはじめて見る海に心躍らせるチャングム。クツを脱ぎ、チョゴリのすそをからげて、波打ち際で無邪気にはしゃぐ。
そこに何のエクスキューズもなく登場するジョンホ。(ジョンホのストーキングは、何の前触れもなくこのあともたびたび登場する)
そして、夕陽を背にして、二人スローモーションで波打ち際で
「あははははは」
「うふふふふふ」

がーーーー!
ナンデスカこのちば拓状態は~~!
いつの時代の青春ドラマデスカ~~!
かゆいかゆいかゆい
お母さん~~~!クッキンストーップ!プリーズギブミームヒ!

はぁはぁ。やっぱり韓国の直球なラブラブシーンは気恥ずかしすぎて、キャッチするだけでもとんでもないダメージだよおっ母さん。

ともあれ、その辺りからジョンホが「チャングムさんを見るとデレデレ」に顔面崩壊し始めるのだった。
NHK(吹き替え)版では、ジョンホは一貫して「チャングムさん」と呼んでいるのだが、原語では「ソ内人(ナイン)」と呼んでいるらしい。
「ソ」はチャングムの名字で、「内人」はヒラの女官だから、「女官のソさん」という意味。本来は随分折り目正しく呼んでいるので、デレデレ感が少しは緩和されているのかもしれない。しかし吹き替えでは口の動きや音の長さをある程度はあわせなければならないので、まあやっぱり「チャングムさん」なんだろうなー。

チャングム本編の終わりにあるミニコーナー「チャングム豆辞典」で、先日のネタが、ジョンホの中の人である「チ・ジニ」氏の紹介だった。チ氏が「ニホンノ、ミナサン、ワタシガ、チ・ジニデス」とたどたどしい日本語で自己紹介するなど、やはりショッパイものだった。普通のスーツ姿よりも、ドラマの中の武官姿のほうが数倍かっこいいと思った。
というか、そういう本編に関係ない豆知識を流すより、本編をカットしないで流して欲しいと切に思った…

投稿者 zerodama : 14:42 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月23日

御大叫ぶ

「アンパンマン」の映画の舞台挨拶には、原作者・やなせたかし(86歳)氏の登場が恒例らしい。
そして、御自らが「アンパンマン」の主題歌を歌うのも恒例らしい。
そんな様子と、尊い歌声までが、「探偵ファイル」内のページで拝めるのだった。

やなせたかし絶叫、「そんなのは嫌だああぁ~!」

やなせたかし先生のイメージってもっとマッタリ系だったので、こんなにカウボーイハットの似合う小粋なじーさん、そしてこんなにも傾いたキャラクターだったことに驚いた。

投稿者 zerodama : 23:19 | コメント (2) | トラックバック

スピーカー付きだ!

1/18ブルースモービル


欲スィ…

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2005年07月22日

男のロマン

音入り 自爆ボタンDX - livedoor ショップ - livedoor デパート

限定2000個生産で4500円とのこと。
従来品(あったんか)に「爆発音」のギミックを付け加えたものらしい。
正直、ネタで買うには高いと思う。
見た目はいかにもソレっぽく仕上げているのだが、肝心の自爆ボタンにちょっと不満。
私が自爆ボタンに求めたいのはやはり「八奈見常児さんの声でポチっとな」であり、「とどめの一撃と間違って押してしまって『あー、ドロンジョ様ー、もーしわけございませんですー』」なシチュエーションなので、このようなアクリルカバーが付いていては、間違って押せないじゃないか!
そこが不満(買いもしないくせにえらそーに言ってみる)。
最大のウリである「自爆音」の視聴ができればなあ…
音も、「タツノコっぽい音」「70年代アニメっぽい音」「リアル爆発音」など数種類から選べるとさらによいと思った。

投稿者 zerodama : 13:33 | コメント (0) | トラックバック

文字通りの怪文書

よむよむさんのBlogで知った、とある文書があまりにも不気味だった。
よむよむさんが書いたとおり、まさに「読むだけで呪われそうな文章」だ。
一読しただけで拭えない気持ち悪さに襲われるのが私一人ではやりきれないので、この気分をお読みの皆さんにも広めたい(ひでえ)と思う。

普通「怪文書」と言うと、選挙などの時に特に良く出回る、「発信元を特定できない(まあ推定はできる)、特定の個人や法人について中傷・暴露するための文書」をイメージするのだが、これは文字通りの意味で「怪文書」だ。

◆ 怪 文 書 ◆

1991年以来行方不明になったとある女の子の家に、3年後に届いた謎の文書らしいのだが

ミゆキサンにツイテ
 ミユキ カアイソウ カアイソウ
 おっカアモカアイソウ お父もカアイソウ
 コンナコとヲシタノハ トミダノ股割レ
                トオモイマス

 股ワレハ 富田デ生レテ 学こうヲデテ
 シュンガノオモテノハンタイノ、パーラポウ
 ニツトめた
 イつノ日か世帯ヲ持チ、ナンネンカシテ
 裏口ニ立ツヨウニナッタ
 イまハー ケータショーノチカクデ
 四ツアシヲアヤツツテイル(以下もっと続くので詳しくはリンク先でどうぞ)

漢字と平仮名、カタカナが混じり、また全体に書き方が変わったり、かと思うと詩からの引用があったりと、書き手の知的レベルのイメージがぐらぐらして判然としないあたりが怖い。捏造しようとしてもできるシロモノではないと思われるからだ。
いきなり
「カアイソウ カアイソウ」
で始まるのも不気味すぎる…なんだろうなあコレ…

投稿者 zerodama : 01:35 | コメント (2) | トラックバック

2005年07月21日

BB

日本ドラマに比べて、海外ドラマの方が見ていて楽しい事が多い。
理由を考えたのだが、

・母国語以外だと、多少演技(台詞回しや滑舌)がヘボくてもあまり気にならず、俳優のパーソナリティや雰囲気で楽しめてしまう。

ことが大きい事に気付いた。英語(もしくはその映画の母国語)力がある人はそうも行かないと思うが、ヒアリング・スピーキング能力が低い私には無問題だ。(若かった事もあるが、「戦メリ」の坂本龍一ですら当時は「いいかも」と思ってしまったほどだ…今となっては大いにどうかと思うが…)
多少大根でも気にならないので、ストーリーや背景などにスンナリ入っていける。
日本ドラマの場合だと、ヘボさはヘボさでしっかり分かってしまうし、役柄とプライベートにあまり乖離がありすぎる場合にも気分が冷めてしまうことがある。

そんな私でも、「ブルースブラザーズ2000」の、クラプトンの
「Why Not!(いいね)」
はハッキリ「ああ、クラプトンったら大根だなぁ(だがそれがいい)」と分かった。

というわけで、先日HDD録画した「ブルースブラザーズ(以下「BB」と表記)2000」を所々見た。
見たいところだけサーチしたり、同じところを何度も見るうえで、チャプター分割が実に便利だ。
逆に言えば、それだけスキップする部分が多かった(特に音楽部分以外)とも言える。
「BB」と「BB2000」を比較するのは、どちらも好きな作品ではあるが、やはり酷な事だ。
エルウッドの相棒となるBBメンバーは、「2000」では3人登場し、それぞれに魅力はあるけれど、結局は、「ジェイク(ジョン・ベルーシ)の不在を埋めるには3人も必要(そしてそれでもまだ足りない)」ということを、見るたび再確認してしまう。
ただこの作品の甘え上手でズルいのは、登場ミュージシャンが豪華で、しかもみんなそれぞれ楽しそうに演奏している所だろう。この作品を見てみようと思う人間にとって、
「まあ○○(これはJ.Bであったりアレサおばさんであったり様々)が楽しそうにやってるからそれだけで許そうかな」
と思えるアーティストが少なくとも一人は出ている。そこがズルい。
まあ勿論そのくらいでは許せない向きからの批判もものすごい多い作品ではある。

批判の要点は数々あるが、それは一々頷ける指摘だ。

*前作に比べて、ブラックさがなさ過ぎる

上流階級・ネオナチ・警察・良識・宗教など、おそらくは「音楽以外のもののほとんど」をおちょくり倒した「BB」の「ヤバさ」は相当薄れてしまっている。
これはベルーシの不在が大きいとは思うが、責められない一面もある。
「BB」から「2000」の間に、随分外野からの声がうるさくなり、企画に当たって
「子供を出せ」「家族の情愛を加えろ」「タバコは吸うな」などの規制がやかましかったという説がある。確かにその話を聞いてからバスターを見ると、素直に盛り上がれないものがあるのは事実。

*エルウッドやBBバンドの目的がなさすぎ

「BB」では、「育った孤児院を存続させるために固定資産税を払うためのお金を、期限内に作る」という骨子があった。
「2000」の場合、最後に「クイーン・ムセットのところでバンド勝負」というモチベーションが登場するものの、それは成り行きに過ぎない。
ジェイクを失った心の穴を埋めようと、混乱したまま突き進むエルウッドの物語と考えるべきなのか。

*意義のわからないオカルト表現が多く、しかもスベりがち

コレは確かにそうだなあ…許容派から見てもツラい場面がいくつかある。
特にお約束の、終盤のロシアンマフィアたちが乱入して来る場面で、クイーンの妖術で全部片がついてしまうのは残念。「BB」では、あの伝説の車落下場面+衝撃の告白シーンという目玉があっただけに、もう一騒ぎするものだとばかり思っていたのだが。

とはいえ、最後の「ニューオリンズ」のセッション&スタッフロールは何回見ても幸せになれるのだった。


「2000」に関する個人的な不満点

エルウッドがパンを持ち歩いていない(やたらとパンを焼いて食う場面がない)こと。
 やっぱり『ドライのトースト』を愛食しなければ!
 「BB」のレイの楽器店で、メンバーがそれぞれ楽器を物色しているのに、真っ先にトースターに心引かれ、懐からパンを取り出して焼き始めるエルウッド萌えなので。

ところで、ファンの昔語りによれば、ブルース・ブラザーズがTVで放映された時、キャストが「小野ヤスシ&せんだみつお」だったとのこと。
最初は驚いたが、吹き替えの評価は高いようだ。是非一度見てみたいものの一つ。
まあ、バブルガムブラザーズの吹き替えが悲惨だったのも大きいかもしれないが…

投稿者 zerodama : 23:47 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月20日

教科書微エロ物件

高校の英語の教科書(どこのだったか忘れたが)に、アースキン・コールドウェルの「Strawberry season」という短編が採用されていた。
教科書には珍しく、思春期の少年のほのかな恋情を描いた短編で、ちょっとだけエロかったことが記憶に残っている。でも、詳しいシーンは忘れてしまった。

・農園で苺摘みをする少年の間では、「気になる女の子の胸元に苺を入れ、それを叩いて潰す」という、ちょっとエロいイタズラが流行っていた。
・主人公には、Fannyという憧れの女の子がいた。
・二人で作業をしている時、偶然だか、ラブコメ的なハプニングだかで、fannyの胸元に苺が入り、それを叩いて潰してしまう。
・その苺を取ってやる

みたいな話だったと思う(何もかもうろ覚えで申し訳ない)。なんか全体的に切ない感じの話だった。
特に3・4番目のあたりの描写が、何かこうぼかしたような感じで、逆に「これはもっとエロい行為の隠喩なのではないか?」と深読みを誘う話だった。
「潰れた苺をつまむ」なんて、いかにもなイメージじゃありませんかお客さん。
私も、「青カンかそれに準ずる行為をぼかして描写してるんじゃないか」と思ったのだが真相はどうなんだろう。いずれにせよ、教科書に載せるにはちょっと刺激的な内容で、大変よろしかった。

今も教科書に採択されているのかと思い検索すると、
・「女の子に苺でいたずらする描写がセクハラにあたるのではないか」と問題になり、最近は採択されていない
という情報があったり、また、採択する上で改作が加えられたりしているようだ。

1994年「ことばと文化:改作の問題-E. Caldwellの"The Strawberry Season"をめぐって-」というフェミニズム言語学関係の論文で、

高校用英語科教科書78冊を対象に、文学作品の収録状況を調査したところ、最も採録頻度の高い散文作品はE.Caldwellの"The Strawberry Season"であり、計5冊の教科書に現れていることが分かった。しかしながら、それらはすべて、何らかの改作が施されていたのである。ここでは、それぞれの教科書に収録された改作作品を,書き換え・削除・加筆という3つの観点から,原作と比較し,改作作品の収録をめぐる問題点を指摘する。

という内容のものがあるらしいが詳細は不明。

もう一度教科書、できれば原文にあたってみたいのだが、相方から英語の先生に「Strawberry Seasonについて知りたいんですが、あれって結局やったんでしょうかね?」と聞いてもらうわけにも行かず、かといって買うほどでもなし。
久しぶりに図書館でも行ってみようかな…

教科書ではないが、教室のエロ物件としては、意外な盲点として「学級文庫」がある。
中2の時、学校中の空き教室を見つけて吹奏楽のパート練習をしたのだが、よく使っていた3年生の教室の学級文庫に、「凄ノ王伝説(永井豪の「凄ノ王」のノベライズ版。著者は永井泰宇)」の、こともあろうに1巻が置いてあった。誰だよ持ってきたの。
永井泰宇(永井豪の実兄)の小説を読んだ事がある方はご存知だろうが、エロシーンの描写が妙ーーーーーにねちっこい人なのである。
しかも「凄ノ王」の序盤といえば、少年マガジン最初にして最大インパクトのレ○プシーンである、「雪代さんのアレ」が載っているのだった。いやーたまげたたまげた。
学級文庫に(学習系以外の)マンガの持込はタブーだったが、一々教師が目を通す筈もなく、そういう場面がある小説というのは穴だったのだ。

今思えばあの「凄ノ王伝説」、クラスの男子に回し読みされまくったんだろうな~。

高校の図書館で、現代ヨーロッパ小説選集の中で、ナボコフの「ロリータ」だけが回転率が激しく、一冊だけ傷みが早かったのも同じ理由なのだろう。もっとも多くの男子が「読んでガッカリ」なパターンだったのだろうけど。

投稿者 zerodama : 15:49 | コメント (3) | トラックバック

ハッテン牧場(閲覧注意)

キワネタ(獣姦ネタ)なので、苦手な方はご遠慮ください。

馬のペニスにアナルを突き破られて死亡:米

勿論死亡したのは男性。
記事の

馬(アラビアン・スタリオン)とアナルセックスを試みた男性(40代、男性は挿入される側)

というカッコ内の解説が丁寧で、人死にが出てるのにもかかわらずこみ上げてくるものを抑える事ができない。
「馬並み」という言葉があるが、そのもの入れちゃうか。しかも女性よりもキャパシティの狭い男性が…(60~70cmが平均らしい。そら腸壁も破れるよ。)

事件が起きたワシントン州では獣姦は違法行為に当たらず、またその為、検死官が男性の死因を"不慮の事故"と記録したことから、これまで男性の名前は明らかにされていない。しかし巡査部長のジョン・ウルクハート氏は、動物虐待の可能性もあるとして、今後更に事件を調査していくと話している。

「実質的には、獣姦は動物虐待だと考えることも出来ます。だから今後も調査を続けて行きます。とにかく、ものすごい数の人々がこの牧場を訪れていたようです。」

また事件を受けた米国動物擁護協会は、今後この事件を立法議会で取り上げ、ワシントン州が獣姦を違法行為として制定するよう働きかけていく予定であるという。現在、米国ではは33の州で獣姦が違法と定められているとのこと。

そうか~、動物虐待のカテゴリになるのか…そりゃそうかもな…
ふと、「超感覚ANALマン(ちょwww wikipediaに項目あるとは!)」の後方不敗(東洋一の男色家。ANALマンとの戦いに敗れた後、「前後方不敗」「前後方人畜不敗」として何度も登場する)先生と愛馬(風雲勃起)の関係が気になった(すんなよ)。

他にも、X51.orgの関連ニュースでは

・ 他人の牧場で牛を50回以上に渡って獣姦した男を逮捕 米
http://x51.org/x/05/02/2727.php

鳥姦→妻に見つかって自殺(ザンビア)
http://x51.org/x/04/05/2937.php

増えゆく獣姦 スウェーデン
http://x51.org/x/04/01/2803.php

等、この手の話題が充実しまくり。
カテゴリが「Life」ってのもさりげなくスゴイ。

このエントリーを書いて学んだ事
…「獣姦」という言葉は、IMEでは一発変換できないんですね…

投稿者 zerodama : 11:55 | コメント (2) | トラックバック

アナウンサーがNEWSをよんだ話

NEWSメンバー(内)の飲酒問題。
まあ何だ、「菊間さん、それはなかなかクオリティの高いホストクラブですなあ」って感じなのだが、処分が減給+出演停止だけでは、お上からも「甘すぎ」と言われるのは当然だろう。

内メンバーが暴れた公園は、案の定匂当台公園だったとのこと。
あの付近は深夜でもわりと交通量があるほうだし、交番も近いから、そりゃ簡単に補導されるだろうな。(河北新報によれば、内が泥酔して暴れ、民家の車を蹴飛ばしており、その持ち主から通報されたらしい)
また、周りにはビジネスホテルやシティホテルなど、宿泊施設が多い。おそらく宿泊先もこの近くだったろうに、せめてホテルまで責任もって送っていけよな…
幹線道路がすぐそばなので、深夜はけっこう飛ばす車が多い(土日には珍走も出る)。泥酔して、土地勘のない(多分)状態で交通事故にあわなかったことは不幸中の幸いと言うべきだろう。
勿論、飲酒した本人も法を侵しているが、30過ぎて少年を泥酔させるまで飲ませるというのは大人としていただけないかと。

フジテレビのサイトで、菊間千乃アナウンサーのプロフィールを見ると、「Yes」の項目に

【私のモットー】
人に迷惑を掛けない範囲で、自分の欲望に忠実に!!
(http://www.fujitv.co.jp/ana/kikuma/index.html)

と書いてあり、なかなか笑える。
まあ、今回は会社やら事務所やらに迷惑かけまくりだけども。
青少年飲酒禁止法」の第1条の2に

 未成年者ニ対シテ親権ヲ行ウ者モシクハ親権者ニ代リテ之ヲ監督スル者未成年者ノ飲酒ヲ知リタルトキハ之ヲ制止スベシ

とある。
この場合、呼び出した菊間アナが「親権者に代わりて之を監督する者」に該当するのかどうか、
法律に詳しくないので分からないが、現行法ではとにかくお店が気の毒。
また、飲酒禁止法や条例に触れることがないとしても、早稲田法学部を卒業し、今も某法科大学院(夜間)に通っている(と言われている)人物がしていいことではないだろう。

これは多くの人が話題に出しているが、「フジテレビは、菊間アナに、数年前の本番中の落下事故で大怪我させてしまったという大きな負い目があるから厳しく処分できない」という説も、さもあらんと思わせるものがある。単にフジテレビのえーかげんで社会をナメきった体質というのもそれ以上にさもあらんって感じだけど。

またこれも2chのスレの中にあったレスだが、

46 名前:名無しさん@恐縮です 投稿日:2005/07/18(月) 14:13:32
アナウンサーがNEWSをよんで何が悪い!

というのも笑った。うまいw

一応書いておくと、ジャニタレ擁護目的では決してない(というか、「NEWSの内くん」と言われても全然顔が浮ばないくらいに興味がないんだ)し、社会通例的に、高校卒業後の未成年飲酒はほとんど容認されているということもわかっているのだが、「いい大人が若いものに限度を越えて飲酒させる」のを見るのも聞くのも嫌いってことで…
大学時代、急性アル中の学生がよく運ばれてくる某病院の真向かいのアパートに住んでいて、新歓の時期は特に夜中に何台も救急車が出入りするもので、(最初のうちは)眠れなかった。という過去が尾を引いているのかもしれない…場所も仙台だったし。
今でこそ、居酒屋などでも「イッキ」を制したり、保健部がパンフレットやポスターで呼びかけたりしているが、当時は野放しだったのでひどいもんだった。そうでなくとも新入生は「酒飲みって楽しいですね」と自爆しがちだし。

投稿者 zerodama : 09:48 | コメント (0) | トラックバック

白いヤツ

昨日スーパーに買い物に行った。
ごまを切らしていたことを思い出して乾物コーナーへ。
いりごまもすりごまも、なぜか黒だけが大量に積んであって、どちらも白が一袋もなかった。

「あるある」やみのもんたがまた何か言ったのか?
それとも単に入れ替えの最中だったのか?なんだか謎。
ちょっと気になりつつも、いつものように黒のいりごまを買って帰る。

ついでに、黒ごまと白ごまの違いを調べてみた。

・基本的に成分・栄養価の違いはほとんどない。
・黒ごまは香りが強く、白ごまは油脂分が多めなので、ごま油の材料に使われる。
・黒ごまの色素は水溶性(だから弁当のゴハンなどに色が移ったりする)で、ポリフェノール系ではないかという説もある。
・白ごまの色素はカルシウム由来のもの

投稿者 zerodama : 09:18 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月19日

ひとりずつひとつ

mixiで、きたかZさんの「人の名前で、『辰夫』だったか『辰男』だったか分からなくなっちゃう時あるよね」という話をしていて、つい話題を「当て字系の名前」の方にまで振ってしまった。
幼児の世代では、もはやマジョリティを確立しつつあるかの勢いで、現に小学校の現場に勤務している義妹の話によれば、「美海=まりん」など、読めない当て字がかなり増え、「○子」という名前など、学年に一人いるかどうか…らしい。
高校でもすでに、「難読名前」が女子を中心にスタンダードになりつつある(特に「さやか」のバリエーションがすごい)のだが、これからはもっと教員を悩ませる名前が増えてくる(男子にも)ので、相方はタイヘンそうだ。

検索して見つけたのが
かわいそうな名前をつけられてしまった子供一覧。


まー、親がよかれと思って付けた名前で、子供も将来納得するのだろうから「かわいそう」という言い方も行き過ぎてるかもしれないが、中には色々な意味で「かわいそう(両親のオツムの具合とかが)」なものも。
「ハム太郎」って。
公太郎」君にそういうあだ名がつくならまだしも。
他にも検索で見つけただけでも「月渚」=「ルナ」、「月姫」=「うさぎ」など、絶対読めない名前が、幼稚園や小学校にひしめいているのだ(さすがに「月姫」=「うさぎ」は色々匂い過ぎてどうかと思うんだが)。
子供の名前には、「こんな人間に育って欲しい」という親の願いとか、また生まれたときの季節や状況にちなんだり…と色々な思いが込められているものだが、
「れたすちゃん」「もやしちゃん」「のいずちゃん」「あなこんだちゃん」に一体どうなって欲しいのだろうか…
また、ゲームやアニメ・マンガ、アイドルやタレントの名前ものは、子供が成長して名前の由来を知ったらorzになる確率が高そうに思う。特に腐女子系・エロゲ・ギャルゲー系はヤバいのでは。

これらの当て字を見てもっとも「アイタ」と感じるのは、そのほとんどが「外国人風の名前」だという点にあると思う。すると親は大抵「将来、外国で活躍したり、外国人と交わる際に、相手の読みやすい名前にした方がよいと思って」と言うのだが、そうやって夢を過分に抱くご家庭のご子息に限って英語の成績が目も当てられなかっt(以下自粛)…
いや、どうしてもそういう名前を付けたければ、潔くカタカナにすればいいのに…と思うのだが…

検索していて、とあるblogのエントリーに突き当たった(リンクは差し控えます)。
その人は、自分の娘に「美海」と書いて「ちゅら」と名づけた。
役所の戸籍係は「ちゅら」とは読めず(そらそーだ、沖縄の人ならいざ知らず)、筆者はこう続ける。

「これから、ちゅらは何回も何百回も「なんて読むの?」って
 名前を聞かれるんだよね。
 覚悟はしてたけど、かわいそうだな~
 ごめんよ、ちゅら・・・
 でも、ママもパパも思い入れのある意味のある名前で
 すごく気に入ってるからね。」

何かすごいな。
「パパとママが気に入ってるから」って、フォローのつもりなのか。

しかしさらに、読者からのコメントが続く。

・ いいよ、いいよ。
 みんなと一緒の名前のほうが嫌だと思うよ。
・えっ、私、「ちゅら」以外に読めなかったけど(アリエン…)

つまり、「名前は人と違えば違うほど個性的だしかっこいいのでOK」という感覚が、若い親にはもはや普通らしいので、これからも当て字はますます凄まじくなっていく事なんだろう…まあいいんだけど…私はもう学校に戻る事もないのでいいんだけど…相方にご愁傷様です。

私の仕事の一つに、「55歳以上のシルバー世代への講習」があるのだが、受講者の名前が覚えやすくて助かる(この世代は今とは逆に、男性の名前に難しい文字を使ってたりするので読みづらいものがあるが)。「タネさん」「すみれさん」「伝次郎さん」…ああ、なんだかとっても清清しいなあと思ってしまうのだ。
あとは、いまや絶滅の危機に瀕している「○子」。
かつて「○子」なんて名前を名乗れるのは、皇族とか公家・華族のお姫様だった。
戦前・戦後にドバッと氾濫し、いまや「何か野暮ったい名前」として見られがちだが、今の「~美」「~香」系や当て字系の名前の中に置くと、なんだかゆかしくて風雅で高尚な名前に見えて、はっきり言って目立つ。清楚で知的な輝きさえ感じさせると思う。
今こそ「○子」の復権を!生徒名簿を見るたびにひそかにそう思っている。
「ひねり・凝り系」「当て字系」が多いのは事実だから、本当に「人とかぶらない」名前にしたいのであれば、多少古風にした方が確率が高いのでは。(まあ、「レタス」はそう簡単にかぶらないだろうけど…)

…まあ、私の本名についてないんだけど。「子」。

自分の名前はといえば、「あまりに可愛げで、無骨な自分には全然合ってない、むしろイメージが合ってないから『名前コールド負け』と思われているに違いないのがイヤだ。ひらがな表記が女性らしさを醸し出しているのも、女の子らしくない自分には辛い。むしろ漢字にして欲しかったのに」ということで、長い間嫌いだった。今はさすがにもう慣れたし、名前とイメージがどうのこうのと考えるほど自意識過剰でもなくなったが。

ちなみに、「何故ひらがなにしたの?」と両親に昔尋ねた。
「お父さんの付けたい漢字とお母さんの付けたい漢字が違っていたから、折衷案でひらがなにした」
というイージーな成り行きの産物だったらしい。
キミたち…ちょっとは譲り合えよ…

投稿者 zerodama : 15:16 | コメント (8) | トラックバック

大陸ビールその3

トラックバックをいただいたD-lifeさんのエントリーを読み、続報を色々と知った。

調査に基づく一応の安全宣言。
質検総局:ビール・ホルムアルデヒド問題で安全宣言(中国情報局)

  質検総局は、国内メーカー136社の生産するビール221種を検査。その中で、「ブランドビール」とされる「青島」「燕京」「雪花」「真江」「哈爾浜」「金龍泉」「金威」「金星」8社の製品23種に関しては、ホルムアルデヒドの濃度が1リットル当たり0.10―0.56ミリグラム、その他のメーカーのビール134種に関しては、1リットル当たり0.9ミリグラム未満だったと発表。
  また、64種の輸入ビールから検出されたホルムアルデヒドの濃度は0.10―0.61ミリグラムだったと発表した。
  質検総局は「すべてのサンプルは、中国の『発酵酒衛生標準』及び、飲料水に含まれるのホルムアルデヒドの量を1リットル当り0.9ミリグラム以下と定めた世界保健機構(WHO)の基準を満たしており、消費者は安心してビールを飲むことができる。また、中国のブランドビールは輸入ビールと同等の品質を持っていることが判明した」と宣言した。

なんかドサクサにまぎれて自国製品の品質向上をアピールしてることには突っ込まないことにして。
ここに至るまでの過程を見てみると、「情報提供者を探し出して叩こうとする」呆れた行動があったり(早めに「当社製品はホルムアルデヒドを使っていません」と安全志向をアピールしたメーカーが疑惑の目を向けられたりもしたらしい…)、また、青島ビールなどのメジャーメーカーが、問題発生後「2003年以降『』使っていない」と公開した事を受けてのアンケートで、「まあこれまでも飲んできたし、飲んじゃったものはしょうがないし、これからも平気でね?」的な楽観的な意見が多かったりしていたようだ。

しかし一方で、新華社をはじめとするマスコミや国民からの反感・突き上げが強くなってきており、食品の安全性に対する意識が高まるきっかけとなったように見受けられる。

ビール有害物質問題で「言いだしっぺ」叩きの動き

  一部の中国メディアが「中国製ビールの95%に人体に有害な化学物質であるホルムアルデヒドが含まれている」と報道した問題で、業界団体の中国醸造工業協会は14日、これを否定する声明を発表した。中国メディアでは情報提供をした張本人を探し出すキャンペーンが始まっている。15日付で第一財経日報が伝えている。

  第一財経日報によると、7月5日付の「環球時報生命周刊」に「ビール業界はもっと早くホルムアルデヒドの使用を禁止すべきだった」という記事が載った。北京の研究所で働く読者が、匿名で「中国ビール業界ではホルムアルデヒドの使用が暗黙の了解になっている」と投書をしたことがきっかけだったという。第一財経日報はその読者の苗字を伝えていて、ビールメーカー以外の研究所で働いているという。
(略)
  第一財経日報の記事は、報道した記者や情報源の人物名まで言及しており、「言いだしっぺ」を強く非難する意図が感じられる。
  また、14日付で「誰がビール業界を陥れようとしているのか」と題してあるビールメーカーを取り上げた記事を掲載している。

金威ビール声明発表で潔白証明、消費者は事態を楽観 2005/07/15(金) 19:02:57<中国情報局>

  なお、中国の三大ポータルサイトである新浪網(SINA)が実施した調査によると、14日現地時間の14時時点で、「この事件を知ってからでも、中国製ビールを飲みますか」との質問に、「飲む」「時には飲む」とした人は60.38%。「飲まない」と回答したのは39.63割程度だった。一方、7割近いユーザーが、「一連の報道は真実だと思う」としており、「これまでも飲んできたのだから大丈夫だろう」という楽観的な見方をする消費者が多いようだ。

ビール有害物質事件:新華社が政府の対応を批判 2005/07/18(月) 18:46:05<中国情報局>

  内容については、大胆な当局批判が目立つ。中国青年報からの転載記事では、先日、中国で問題となったケンタッキーやリプトンの事例を挙げて、「マスコミは騒ぎ、消費者は困惑しているのに、当局はいつも沈黙ばかり。今まで同じ轍を踏んできた」と辛口のコメント。

  さらに、新華社は中国人民大学法学院の楊建順・教授の考え方を紹介。この中で楊教授は「政府の職員は積極性に欠け、情報公開という概念がない」「事件に対する認識が不十分で責任感が強くない」と怒りをあらわしている。

  一方、法制日報からの転載記事は、まず「マスコミの過熱報道が中国ビール業界に悪影響を与えている」「発展途上国は先進国と事情が異なるのだから、発展途上国自身の規定に従えばそれで十分」とする対外経貿大学の学者の意見を紹介。

  それと対比させる形で、北京大学法学院の孫東東・教授の「庶民は知る権利を持っているのだから、マスコミは堂々と報道すべき」「人命がかかっている問題であり、貿易という次元の話ではない」「マスコミが報道することで市民の関心は高まり、製品の品質向上につながるし、政府の監督強化を促すことにも役立つ」という見方を伝えている。

その時の都合にあわせて、先進国を自称したり、発展途上国と言ったりする節操のなさがお笑いだが…

こうした動きは、やはり「自分たちの口にするものだから」という危機感が大きいのだろう。
これまで長年、日本向けの輸出野菜や食材は、国内向けや自家用とは別の畑で、自国用には使わない強烈な薬剤をバカスカ使用して(栽培中・ポストハーベストに関わらず)育てて来る上では、「所詮他人事」だから問題にもしなかった(これからもそうなんだろう)が、自分たちが飲むものとなれば話が違うのは当然だ。
安全意識が高まるのは結構だが、おそらくはドメスティックなものであって、輸出食材の改善には繋がる可能性は薄かろうと思う(逆に、毒性に関する啓蒙が進むほど添加が進む…とまでは考えたくないが)。
個人的には、生活に違いが出るとすれば、これまで酒屋の棚を眺めていて、「今日の夕食は中華っぽいから、たまには青島もいいかな?」となることもあったのが、これからしばらくはなくなるだろうというくらいだろうか。

住んでいる場所が農村部だ。周りのほとんどは米メインなのだが、野菜を手がけている人も多く、時折見事なネギをいただき、ありがたく食卓で楽しませてもらう事がある。
義父がその方たちと歓談していた時、たまたま中国野菜の話になり、
「ある程度の日数が経つと、当然どの野菜も乾いたり傷んだりするのだが、同じだけ日が経っても、中国の野菜は全然しなびないし、腐りもしないでピンピンしているよ。強い薬を使っているんだろうけど、見るだけでゾッとするなあ」
とおっしゃっていたそうだ。
スーパーなどでは、一部の中国産野菜については、悪いイメージを払拭しようと、「無農薬」「ポストハーベストなし」という表記やシールを加えて汚名返上に勤めているものもある。そうしたものを見て「どこまで信じていいんだろ…」と思ってしまうのは、こちらの性格がひねくれているのだろうか。

昨日、昼に出かけたついでに、平田町の産直ショップで野菜を買ってきた。
朝取りのキュウリは、まだトゲがピンピンしていて、生で何本でも食べられるほど美味しかった。(それが10本入って150円くらい)
こういったショップは、安さと新鮮さ、「作り手の顔が見える」安心さがウリなのだが、そういったイメージに甘えることなく、生産者ごとに使用農薬などの分かりやすいレポートを作って壁に貼って、減農薬・有機栽培などへの取り組みをアピールしており、努力の跡がうかがえた。
手間のかかることとは思うが、国内の生産者のこうした地道な努力とアピールが実を結ぶ事を期待したいし、それを左右する「購買者」も、漠然と「安いからカゴに入れる」というだけの行動を考え直さなければならないのだろう。

…とはいえ、店頭に「3本50円中国産ネギ」と「3本198円国内産ネギ」が並んでいると、前者の吸引力は抗いがたいほど強いのだよなあ…

投稿者 zerodama : 13:13 | コメント (2) | トラックバック

2005年07月18日

意外なものに「たん」が!

日本中で擬人化が花盛り、OSも食物も、木炭さえも萌えキャラになるご時世だが、あのパチモンガンプラ「ガンガル」の世界にまでもその手が!

ズクたん

……ウソでした。
ごめんなさい…発見報告したかっただけなの…

投稿者 zerodama : 11:08 | コメント (3) | トラックバック

2005年07月17日

オリキャライタタ度チェック

MarySueテスト
オリジナルキャラクターに当てはまる要素をチェックしていき、その「イタタ度合い」を採点するテスト。
「右目と左目の色が違う」なんてイカニモなもの多数。「一人になると楽器を奏でる」のもダメなのか。なかなか厳しいな。

厳密には、オリジナル創作物というよりも「二次創作作品にオリキャラを登場させている場合のイタタ度チェック」なのだが、オリジナルの小説や漫画にも応用できる内容がけっこうあると思う。
質問の内容をみると、作品のジャンルや世界観によっても結果が違ってくると思う(ファンタジーものや、エスパーが登場する世界だとポイントがかさんでしまいきつい結果になりそうだ)。

「MarySue(メアリー・スー)」という言葉は、このテストを知って初めて出会ったのだが、海外の二次創作の世界で生まれた言葉らしい。
このページの説明がわかりやすかったので引用させていただく。

 流通しているあまたのfan fictionの中には、作者の人格を反映しまくったオリジナルのキャラを自分の作品に出して大活躍させる、といった困ったちゃんな作品も多い模様。
 こうしたキャラや作品は、海外ではまとめて(最初にそういう作品を書いたと言われる人の名をとって)Mary Sueと呼ばれ、忌み嫌われている。書く側はファンメール目当てで公表するのかも知れないが、実際にはwebに上げたとたんにフレームの嵐、いう恐ろしい状況にある。
 日本では注目も受けずに放置されるのがオチだと思うのだが、海外では躊躇なく批判にさらされるし、投稿を受け付けるサイトでも「Mary Sueお断り」と明記していることがしばしば。
 概念に名前が与えられたことで、攻撃対象として非常に明確になったという一例ではなかろうか。
○ 1974年、とあるスタートレックの2次小説に出てきた美貌のキャラ(とその名のもとになった作者)が起源であるらしい。

投稿者 zerodama : 21:38 | コメント (0) | トラックバック

ちょっとすごい;

デンマークにも「ラシュモア山」(時事通信)

最初縮小写真だけを見て、「なんだかイカさない出来だなあ」と思ったのだが、記事見てびっくり。
レゴブロックで作ったのかよ~!

投稿者 zerodama : 01:07 | コメント (2) | トラックバック

2005年07月16日

誰もいないと思っていても

これも「トラウマ絵本」スレッドでしばしば話題に上った絵本の一つ。
ハインリッヒ・ホフマンの「もじゃもじゃペーター」。
その全容は「もじゃぺーのミニ研究」に詳しいのだが、いきなり表紙から飛ばしすぎだろうコレ。
大泉洋どころか、佐藤蛾次郎までも腰を抜かすもじゃっぷり。

いくつかの短編でなる絵本だが、エピソードはいずれも、「良い子にしていないとこんな目に合いますよ」という内容ばかり。しかもトラウマ物件の大原則、「こんな目」にあった後のフォローが全然ナシ、が貫かれているところがポイントだろう。内容的にかなりブッ飛んでいるので、「キジも鳴かずば」などとちがい、大人の目で見るとつっこんで笑えるのが救いなのか何なのか。

多くの人が挙げたのが、「指しゃぶり小僧の話」だった。

いくら怒られてもいつも親指をしゃぶる男の子、コンラート。
お母さんが外出する際に、「お母さんがいないからと言って指をしゃぶってはダメ!」と釘をさされるのだが、アホの子コンラートにはぬかに釘、いなくなった瞬間に親指をしゃぶり出す。
その瞬間、ドアがバタンと開き、何の説明もなく巨大ハサミをもった「仕立て屋」が登場し、コンラートの両手親指を切り落とす(ひでー)。
お母さんが帰ってきたら、両手親指を失ったコンラートがしょんぼり立っていた。

おしまい

実にこれだけ。
詳しくは前述の「ミニ研究」の紹介ページを。
ラスト、帰ってきたお母さんが何か言うわけでもなく、コンラートも泣いたりするわけでもない。
この徹底した「あっけらかん」な読後感を、読者はどうする事も出来ないのだ。
絵で見ると、コンラートがしゃぶっているのは左手の親指だけなのだが、何のためらいもなく両方を切り落とすヒットマンの非常で完璧な仕事ぶりも印象に残って洗い落とせない

いくつか版があるのだが、こちらのページによると、ヒットマンのデザイン、集英社版が群を抜いて凶悪だ。

他にも、「とてもかなしい火遊びの話」「スープカスパーのお話」など、精神的投げっぱなしジャーマンなお話が詰めあわされている。特にこの2つは、「マッチで火遊び」「偏食(?)」という実にありがちな行動が元で、ルナ先生がチャートを立てる間も無く「死」に至っちゃうところがインパクト大だ。これを幼児の時に読んだらとんでもないインプレッションだろうなあ。
最近、親も学校も過保護すぎて、「マッチで火をつけられない子供」が増えているそうだが、その中の5%くらいは「もじゃもじゃペーター」のせいかもしれん。

投稿者 zerodama : 17:41 | コメント (0) | トラックバック

BSちぇっく

まあ、単なる備忘録だけども。

*BSアニメ劇場
 今年はジャイアントロボとどうぶつ宝島!
 ここのところ「○休みアニメ劇場」イマイチだったけど、久々にいいんでないかい。

そして何より嬉しいのが

*ブルースブラザーズ&2000放映

(7/19・20)

 ブルースブラザーズは両方ともビデオは持っているのだが、DVDで買いなおすかどうか迷っていたところだったので朗報。最高画質で録画しちゃる~。


<追加>
BSアニメ夜話スペシャル まるごと!機動戦士ガンダム

世界的な日本アニメブームの原点ともいえる革命的アニメ作品「機動戦士ガンダム」。放送が始まった25年前から、いまなお新しいシリーズが作り続けられ、世代を超えて最も熱狂的なファンを獲得しているアニメ作品である。
この番組では、ファーストシリーズ「機動戦士ガンダム」の劇場版三部作を一挙にまるごと放送するほか、ガンダムファンのゲストが集まり、その魅力・見所をたっぷりと語りつくす。また、監督をつとめたアニメ界のカリスマ・富野由悠季がVTRで出演。創作の秘密・自作への思いをたっぷりと語る。

【司会】里匠アナウンサー
【出演】岡田斗司夫 氷川竜介 ほか

御禿がまた色々大人気ない発言をしでかしてくださることを期待~。
先日のZガンダム劇場挨拶では、開口一番
「最近はガンダムといえばシードだディスティニーだと言われていて非常にムカつきますが」
だったし。たまらん。

投稿者 zerodama : 03:34 | コメント (5) | トラックバック

2005年07月15日

アインツヴァイがないなんて

mixiには、「出身校」系のコミュニティもたくさんあるので、母校の高校で検索してみた。思った通り存在していたのだが、メンバーの世代(卒業年度)も様々。

卒業生の間で懐かしく話題になる定番が、当時既に絶滅の危機にあった「バンカラテイスト」な応援団のこと。
夏でも長ラン、チャリ通学でもゲタバキ。
隣の席で教科書を読んでいるのが「男塾」そのまんまのナイスガイ。この光景は、今の高校生が見たらシュールでしかないだろうか。

「旧制中学」の残り香を、まだ残そうとしていた世代だったと思う。
「男くさい」「豪快」「鷹揚」そして「バカ」。要素は色々あるけれど、「ドイツ語」がまた、バンカラ臭を放つ上で、縁の下でいい仕事をするのである。

効果や応援歌を歌う前、団長がかっこいいエールを切りながら
「山形~県、りつ~~ゥ!山形東高等がっ、こう 校~~~歌~~~!」
と前置きの発声の後に、
「アイ~~ン、ツヴァイ、ドラ~~~イ!」
と拍子を取って歌い始めるのだが。
なんと、私たちの数年後の卒業生によると、「自分らのころにはアインツヴァイドライはなかった」「っていうかどういう意味ですかそれは」と衝撃の発言。

エエエエ~~~
今も言ってないのかアインツヴァイドライ!
アレがない校歌応援歌なんて締まらないよチョイト!
ヤダヤダ!アインツヴァイないのヤダヤダ!
真夜中にもかかわらず、そんなことで激昂していた私だった。
くすん。

伝わってきたものをなくすのは簡単だけど、復活させる事はメチャクチャ難しいんだよね…
くすん。

投稿者 zerodama : 19:45 | コメント (2) | トラックバック

クロマティまだ怒る

クロマティさん、映画差し止め仮処分取り下げ 提訴検討 (朝日新聞) - goo ニュース


結局、「登場人物や団体名は実在のものとは無関係」というテロップを流す事で合意に至ったらしい。
差し止め申請の一件がなくても当然流してたんじゃないかと思うんだが…
海外に「クロマティ高校(つづりは違うが)」実在するし。

多くの人が「話題づくりのためのマッチポンプで、テキトーに手打ちするんじゃないか」と言っていたが、現時点ではまだまだお怒りのようで

クロマティさんの代理人の弁護士は「今回の合意は名前が使われることを許諾したものではない」としており、近く、配給会社と原作の漫画を雑誌で連載している講談社を相手に損害賠償請求訴訟を起こす方針。講談社に対しては連載差し止めも求めるという。

とのこと。
それにしても、この映画が、橋本を見れる最後の映像となってしまったのね…

投稿者 zerodama : 19:31 | コメント (0) | トラックバック

手作りジンジャーエール

「オーシャンズカフェ」の自家製ジンジャーエールがあまりに美味いので、自分でも検索して作ってみた。
レシピはいたって簡単。

・はちみつ 150g
・ショウガ(皮を剥いてスライスしたもの) 100g

の割合で、ビンなどの容器に漬け込む。混ぜただけですでに汁があがってくる。
翌日、氷を入れたグラスに、出来上がったはちみつショウガ汁を大匙1~2とクラブソーダ(無糖炭酸水)、レモン汁少々を入れてかき混ぜると出来上がり。

倍量で作ってみたのだが、簡単でスッキリとした味わい、夏にぴったりだった。
オーシャンズカフェのは、はちみつとショウガの味がもっと前面に出た濃い目の味だが、それよりは軽め。あっさりしていてもバランスがよくて美味しい。ウォッカを合わせてカクテルにしてもそりゃ合いそう。体調を崩したときにもいいと思うので、年中常備してもよさげだ。

ショウガは、国産のものなら皮はむかず、気になる部分をこすり落とすくらいの方が香りが立っていいかもしれない。

投稿者 zerodama : 12:52 | コメント (2) | トラックバック

大陸ビールその2

中国産ビールのホルムアルデヒド問題について、引き続き色々見ていた。

青島は、「少なくともここ数年は一切ホルムアルデヒドを製造工程に取り入れていない」と公式見解を発表した模様。

中国のビール」というページをスレのリンクより発見。
青島も色々バージョンがあるんだな…と呑気に見ていたら、下の方に「一番搾り」「カールスバーグ」そして「ギネスドラフト」があるのは…中国でOEM生産もしているということか?OEMならば本家から製造について厳しく規定されていると思いたいのだが。ちょっと驚き。
もしかしてこの間の「うっすいギネス」は中国製だったか?と邪推をめぐらすのは思いっきり短絡的だとは思うが…単にギネスのほうで仕様変更があったのか…両方を購入してブラインドテストする機会があればいいのだけれど。

中国産の食品に関しては、前前から指摘されている野菜やウナギのほかワリバシなどについても、とんでもない話しか聞かない。できるだけ素性のしっかりした旬の国産の食材を使いたいとは思うの。が、地元の産直ショップは安くて量もあるが、当然アイテムの種類は限られるし、スーパーでは中国産のものしか置いていないものも多く、悩ましいところ。
自分で食材を選ぶ場合はまだいいが、問題になるのは外食や加工食品だろう。
正直、「遺伝子組み替え食品不使用」「天然素材使用」を謳われるより、「中国産食材不使用」を売りにしてくれた方がよっぽどセールスポイント高いんじゃないかと思う。
まあもとより、あまり神経質になれる性格でもないし、国産なら全てまっとうな作り方をしているとも言えないのだけど…事態があまりにひどいので考え込んでしまうなあ。

投稿者 zerodama : 12:38 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月14日

mixiたんがやってきた

仕事の帰りに本屋に寄ってみた。
最近トラウマ系の話題ばかりしているので、絵本・児童書コーナーを覗いてみる。こんな棚の前で立ち止まるのは、誇張じゃなく何十年ぶりだろう?
自分が読んだタイトルが、意外なほど今でも現役で売られてるのを見ると、なんだかふしぎな気分になる。
せなけいこの絵本も勿論あった。
「いやだいやだの絵本」は、セットではなくてバラでおいてあった。
気になっていた「ねないこ だれだ」のラストシーンは、おばけと、おばけに手を引かれたルルちゃん(既に足がない)の小さくなっていく後姿と闇夜だった。フクロウはいなかった。またしてもどこかで何かとイメージが混同したようだ。
せなけいこの絵本、なんと新刊「めがねうさぎ」が出ていた(例のオバケも出演している)。現役バリバリなんですな、せな先生。

で、本題。
たけのこさんがキャラデザインした「mixiたんフィギュア」が付録の「ネットランナー8月号」を購入。帰宅して早速組み立てる。
以前たけのこさんのmixi日記でフィギュアのデザインラフを見たのだが、そのとき「おぱんつ(「みくしぃ」というバックプリントつき)」がかなりしっかりフィーチャーされていて気になったのだが、下半身パーツを見てびっくり。しっかり作りすぎ!
はき口あたりのシワとか!あと某所のスジとか!!
シワはともかくスジはデンジャラスだと思うなり~。

付録アイテムとしては、塗りもパーツの合わせも上々かと。
ともあれ、私にとってはものすごいお宝。大事にしますよ~。

投稿者 zerodama : 23:49 | コメント (0) | トラックバック

まんが日本昔ばなし:きっつい話

まだまだトラウマ話が続いてしまうっす。

まんが日本昔ばなしの怖かった話、トラウマになった話を色々調べていて、初めて知った話もたくさんあった。
今日は、「人形山」の動画を見てみた。

越後の村に、父を早くに無くした娘二人が母と細々と暮らしていた。その母も病気になってしまう。
幼い身で一生懸命に働きながら、信心深い母親に倣って、権現様への信仰を欠かすことのない感心な娘たちだった。母が元気になりますように、と一心に祈る姉妹の心に感心した権現様は、夢に現れて、病気を癒す温泉の場所を告げる。
夜中に同時に目を覚ました姉妹は、同じ夢を見たことを話し、権現様のお告げと確信する。山を越えてその場所に行ってみると、果たして夢で見たのと同じ温泉が湧いていた。
次の日から姉妹は、雨の日も風の日も毎日、母親を担いで温泉に足を運び、湯に浸からせたところ、病状は次第に快方に向かっていった。
母もすっかり元気に戻った秋の日、畑に実った作物をお供えに持ち、権現様へお礼参りをしようと思い、山へ向かった。
しかし権現様の山は女人禁制、上り口にその旨を示す石柱があったが、二人には読めず、どんどんと先に進み、お参りを終えて帰途に着くと、にわかに天が掻き曇り、まだ秋なのに吹雪が襲い、凍えて力尽きる姉妹。
家では心配しながら二人を待つ母。しかし日が過ぎて、冬を越して新しい春がきても、二人が帰ってくることはなかった…母親がふと向こうを見やると、権現様のお山の中腹に、二人の子供が手を繋いでいるような形の残雪が見えた。
そう、まるであの姉妹のような…
その残雪の形から、いつしか人はこの山を「人形山」と呼ぶようになったそうな…


って。
「なったそうな」じゃねえ~~~~!!
権現様ひどすぎるだろコレ~~~!!
なるほどこれは「救われない話ランキング」の上位に上がるわけだわなあ。
山に残る雪が、地形の関係で決まった形に溶け残る(「雪形」)のは、割とどこでもエピソードとかジンクスとかがついていて、まあこれも一つの起源エピソードってことなんだろうけども。
例えば「形や見え方によって豊作を占う」富士山の鳥とか、最近知ったのだけど鳥海山の種まきじいさん(これは一回知るとけっこう見事な形をしている。「じいさんがくっきり見えるようになったら田植えのタイミング」と言われているらしい。形と時期がベストマッチしている例だろう)とかの類。しかしだからってこんな話にしなくても!
「『いいことをしたら報われる』というソーシャルな因果応報よりも、神とか自然の掟が優位にある」という精神風土をシビアに確認させる民話の、もっともやりきれなさMAXなエピソードの一つだろう。
この姉妹は、知らずに禁を破ってしまったという事以外は何も悪いことをしていない、感心な娘たちなのにこの結末がツラい。日本昔ばなしでも1,2を争う可愛い絵柄なのもまたツラさを誘う。

さらにもう一つ。「キジも鳴かずば」に似ているようで、着地点が全然違うパターンの物語。

「赤いまんま」
貧乏な家族と金持ちの家族が、隣り合わせて住んでいた。ある日、金持ちの家から少しばかりではあるが小豆が盗まれた。
日頃から貧乏な家を見下し、よく思っていなかった金持ちは、「隣の貧乏人が盗んだに違いない」と思い込み、決め付ける。
貧乏人の家の子供に、昨夜何を食べたか聞いてみると、「赤いまんまを食べたよ」と答える。わが意を得たりとばかりに、貧乏一家の父親を捕まえて、公衆の面前に引き出して尋問する。身に覚えがないことを必死に訴えるが、誰も耳を貸さない。
「お前のところの子供が、貧乏なのに『赤いまんまを食べた』と言ったのが動かぬ証拠。盗んでいないというなら証拠を出してみよ」と勝ち誇る金持ち。
潔白を証明する方法は一つしかなかった。
貧乏父さんはやにわに手元にあったを持ち、子供の腹につき立て、さらにそのまま切り裂いた。子供の胃袋に手を突っ込んで何かを取り出して掲げる。
それは、米でも小豆でもない、小さな赤蛙だった。
一同は言葉を失う。
本当に貧しいこの一家は、川で捕まえた蛙くらいしか食べるものがなかった。それを子供が「赤まんま」と呼んでいただけなのだ…

がーーーーーー!
フォローー不可能ーーー!
理不尽さにおいては「キジも鳴かずば」を軽々と越えちゃっている。子供のころにこれ見ちゃったらそらショックだわ。
こんな話を観た後に、何食わぬ顔で
「いいないいな、にんげんっていいな」
と歌われてもだ。

よかねーーーよ!
と薄ら寒いばかりだよ全く。

「キジも鳴かずば」では、父親は微量ではあるが「盗みという罪を犯した」という事実はある(だからって生き埋めにされるような罪では全然ないのだが)。
この話の貧乏父さんに至っては、何も悪いことをしていないのだ。この差は大きい。
何がトラウマって、いきなり子供の腹を裂いちゃう展開(しかも鎌ってのが…)で、「そこまでやるか」感がこみ上げるが、昔の日本でこれだけの貧富の差があったということは身分の差もあったと考えるのが普通で、この状況では白でも黒にされてしまう。口で「盗んでいない」といくら主張しても通らないだろう。証拠を示せなければ即死刑(or人柱)になることは誰よりも貧乏父さんが分かっていたのだ。
水呑百姓の悲惨な現実、それにもまして、貧窮している人が身近にいながら、見下すだけで助けもせず、偏見で追い詰めるだけの金持ちの心の貧しさ、汚さが、読後感をより重苦しいものにしている。

これはあくまで一人合点だが、スタッフリストを眺めていて、監修に川内康範の名前を見つけたとき、この番組が上記のようなネガティブなストーリーをあえて子供に真正面からぶつけている理由がなんとなく飲み込めたような気がした。
「月光仮面」「レインボーマン」「コンドールマン」などを手がけた巨魁である。
これらの作品の中で、同氏は徹底して「人の心の中にある悪・汚いもの」と、「それを背負いつつも正義を追及するヒーロー」を描いた。「コンドールマン」に至っては、悪のモンスター軍団について

どこの どこの どこの誰から頼まれた
いのちを賭ける甲斐もない それほど汚れたニッポンの
人の心が生み出した

と断言してしまっているほどだ(しかもOPで)。

金持ちの狭量さ・残酷さは、別に金を持っているからではないだろう。
自作農は小作農に、小作農は乞食に、容姿に恵まれた者はそうでない者に…相対する時に、無意識のうちに金持ちと同じような心になってしまう。また、自分よりも何かで劣った者を探し出して安心しようとする。それは現状から受けるストレスを緩和しようとする、自然で悲しい人の心の性でもある(そして「いじめ」や「ハラスメント」の根源でもある)。
「こういうものが誰の中にもある」
とまでは、昔ばなしは示していない。しかし、今は「単なるひでえ話」でかまわないから、「そういう心」の存在を見せるだけでも意味がある。心の片隅のどこかに残って、時折こっそりワクチンみたいな仕事をしてくれたなら最高…そんな意図があってくれたならいいな、と思う。少なくともこの話を見たり聞いたりした人は、20年以上もずっと心の中に常駐していて、アンインストールも出来ないのだから。
(ま、単に「怖がらせたろ」ってだけなのかもしれんが)

「赤いまんま」の民話を検索してみると、地方によって、「赤蛙」オチ以外にも、「赤い川エビ」「赤タデ」などのバリエーションがある模様。

投稿者 zerodama : 22:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月13日

ぼうや良い子だと口では言いつつ恐怖劇場

なんか堰を切ったように自分のトラウマ体験ばかり書きまくってるのだが。
「まんが日本昔ばなし」で、恐怖や非情のトラウマを植え付けられた人の数は、やっぱりこれも長く続いた番組ゆえに相当な被害者数にのぼるようだ。
私の脳裏に刻まれたのは、非常にメジャーな作品で恐縮だが、やっぱこれ。

*「耳なし芳一」

同世代は、この「まんが日本昔ばなし」で「耳なし芳一」ファーストコンタクトを遂げてしまった向きが多いはず。あの落武者がものすごく怖かった。
お坊さんの話というと、一休さんのような「ウッカリチャッカリ系」という先入観があったため、耳がブチブチともがれるシーンでは動けなくなるほどショックだった。

松江市の人へ。公園に芳一像を建てちゃうのはどーかと思うのですが。

*「キジも鳴かずば」

これも同番組トラウマとして必ず上がる作品。
貧しい親子がいて、単に欲しがったか飢えかかったか病気になったか忘れたが、「赤いまんまが食べたい」という娘のために、父が金持ちの家に忍び込み、少しの米と小豆を盗み出し、それで小豆ご飯を作って食べさせる。父は口止めするが、娘がマリつき歌の中に「赤まんま食べた」というフレーズを入れて歌っていたのを聞きとがめられ、盗みがばれて父が捕らえられる。
捕らえられた父は、橋を立てるときの人柱として生き埋めになる(このシーンがトラウマ)。
娘は、失言が父を殺してしまったことで自分を責め、一切口を利かなくなる。村人からは「ショックで唖になり、気もおかしくなった」娘として扱われる。
それから時が過ぎ、荒野に一人立つ猟師がいる。身を隠していたキジが声を上げたために、見つけられて撃たれる。そこに例の娘が現れ撃たれたキジを抱きかかえ、「キジも鳴かずば撃たれまいに…」と呟き、吹きすさぶ風の中、いずこともなく去っていく…

このラストシーンの娘の絵が、もう「虚無」としかいいようのない表情で、忘れることができん。
「ベロ出しチョンマ」にも通じる「救われない話」の代表格だろう。

振り返ってみると、ある程度大きくなると見なくなる番組ではあるのだが、こーいうプログラムって必要だよなと改めて思う。時に理不尽な民話の中に、色々学んだ気がする。

同番組では、ごく初期のエンディングに出てきた「グルッパー」もなんか得体が知れなくてそこはかとなく怖かった。(今思うと、「ひみつのアッコちゃん」に似たようなキャラがいなかったっけ?)
あとは、日本昔ばなしほど長く続かなかったが、「世界昔ばなし」の「青ひげ」も相当ヤバかった。
同番組は、宮城まり子の語りが変に不気味だったこともあるのだが…
エンディングの「好き?嫌い?好き?嫌い? 天使がとおる 天使がとおる」という歌が妙に印象に残っている。

関連リンク
まんが日本昔ばなし資料室
  スタッフリスト、全話放映リストや製作エピソードなど。(三好和彦氏のサイト「狢工房」のコンテンツ)
  高橋良輔や出崎統など、怱々たるメンバーがスタッフ参加している事を再確認。
  いがらしみきお演出・文芸の回まであったとは…

まんが日本昔ばなし
  けっこうな数の動画が見れる。他に音源や過去スレリストなど。
  昔ばなし関連のスレは、絵本やアニメ板のみならずオカルト関連の板にも広がっている(むしろそっちのが多い。やっぱりな。)ので、まとめてくれているのは大助かり。
  「キジも鳴かずば」のリメイク作品「もの言わぬお菊」が見れる。

この子にすごい武器を与えてくれ~(顔文字板過去スレ)
  トラウマ探索に疲れたらここで一服w
  OPでおなじみのあの子がとんでもないことに。

ところで、この番組のOPの替え歌、日本中のクソガキが歌ったと思うのだが、地方や学校によって色々バリエーションがあるんだなあ。
うちのクラスでは
「ぼうや 良い子だ金出しな 今なら殺しはしないから~」
だった。

投稿者 zerodama : 15:50 | コメント (4) | トラックバック

トラウマ絵本その2

昨日、「ねないこ だれだ」についてのエントリーやコメントレスを書きつつ、こうしたトラウマ物件が恐怖を醸し出すパターンに、「身近なシチュエーションやアイテムの登場」が大きな役割を果たすのではないだろうか、と思い至った。

大きなモチモチの木が庭にある家はそうそうないが、「おしいれのぼうけん」に出てくる押入れや、板の木目が一つもない家というのはまずない。そうしたものを使う事で、本の中の怖い話が「今そこにあっても不思議じゃない恐怖」に昇格する。
例えば、学級文庫で見た「水木しげるの妖怪事典」では、私の中では「あかなめ」がダントツ恐怖だった。
妖怪の中ではかなり無害な方(桶のアカをなめるだけ)なのだが、浴室というシチュエーションがあまりに身近すぎて、特に洗髪しているときに、「髪をすすいでふと振り返ると、そこにあかなめがいたらどうしよう」という妄想を(よせばいいのに)働かせてしまい、髪を洗うのがなんとも怖かった。

「ねないこ だれだ」の冒頭は、「とけいがなります ぼーん ぼーん」。
せなけいこ独特の貼り絵で、柱時計が描かれた一枚絵。子供の意識がぐっと引き込まれる一瞬だが、思えば「柱時計」に馴染みのある小さい子って、今どれほどいるのだろう?
私と両親が寝ていた部屋には、やや小ぶりの、手巻きの振り子時計があって、本当に「ぼーん ぼーん」と鳴っていた。まさしくあの時計と同じタイプだ。
時計がかつては高級品だったということ、20代くらいの人でも実感できないかもしれない。今じゃ100均でいっちょまえな大きさの掛け時計が買えるし、「なんで老舗の宝石屋が時計を扱ってるのか」謎に思う人も多いだろう。
父と母の結婚祝だか、家の新築祝だかにもらったもので、当時掛け時計はけっこう高価なものだった。職場とか仲人レベルの贈答最適品みたいな扱いだったんじゃないかな。
祖母の家の今の時計もチクタクボンボンなヤツで、納戸にはさらに古くて大きな振り子時計がしまってあった。
今でも振り子つきの掛け時計や置時計はあるが、たいてい時計とは別に振り子用の電池が入っていて、私たちが結婚祝にもらったものは、1時間ごとに音を鳴らすか鳴らさないかを設定で選べて、夜9時以降は鳴らないようにできている。昔の振り子時計は、普段でもチクタク音がけっこうするし、夜中の2時とか3時にも律儀に鳴るので、それで寝入りばなをジャマされた事もよくあった。

しかし、あの絵本の1ページ目が
「とけいがなります ぴぴっ ぴぴっ」とか「とけいがなります りーんりーん」
では全く締まらない。大体あの音は時報であって、アラームではないのだ。
まさにあの「ぼーんぼーん」時計の下で暮らした私は、「おばけなんていない」と分かってた年頃にもかかわらず、「ねないこ だれだ」のおかげで、8時はともかく9時になると「あ、やべ」という心持になったのだった。
このように、アイテムや状況の時代性と絵本の味わいの濃さには多少関係があると思う。
「モチモチの木」のインパクトも、家のトイレが「室内水洗」しか知らない子供と、ばあちゃんちで10年前まで現役だった「外の総木造ボットン便所」をしばしば使用せざるを得なかった私のような子供とでは、恐怖の度合いが違っていたようだった。
とはいえ、「ぼーんぼーん」の時計になじみが薄い筈の今の幼児にも、「ねないこだれだ」の神通力は変わらず効きまくっているらしい。トラウマロングラン絵本のロングランたる実力を感じずにはいられない。

「ねないこ だれだ」の実力を支える一つに、「リズミカルで子供にも覚えやすい文章」もあるだろう。
「ふくろうに みみずく/それとも どろぼう/いえいえ よるは/おばけの じかん」
と、リズムがはっきりしていて言葉が平易なので、覚えたくなくても覚えてしまう。子供にとってはここが曲者で、時計の音を聞いたり文字盤を見たりして、「夜だ」と意識した瞬間に、頭の中で鮮烈に物語の再生が始まり、最後の「おばけのせかいへ とんでいけ」の絵が脳に焼きつく。
そう、「思い出したくないのに思い出してしまう」「考えなければいいのに勝手に脳が再生する」、これこそがトラウマなのだ。
やはり「ねないこ だれだ」こそが、「こどもがはじめてであうトラウマ」であり、なおかつ、「トラウマによって促される行動の行き着く先が『就寝』という教育的な行為である」点が、ロングライフの秘密なのかもしれない。

投稿者 zerodama : 14:51 | コメント (0) | トラックバック

注文の多い料理店

「日本人は謝罪して入れ」 中国のレストランが張り紙 (朝日新聞) - goo ニュース

 中国吉林省の地元紙「城市晩報」は9日、同省吉林市内のレストランが「日本人は謝罪してから中に入れ」との中国語の張り紙を今年3月から店の入り口に張っているとの記事を写真付きで報じた。店側は「日本の客はまず歴史を直視し、中国人に頭を下げるべきだ。さもなければ、いかなるサービスも提供しない」としているという。

このレストランは若者・外国人をターゲットにした西洋料理の店で、「張り紙をしてから日本人は一人も入店していない」そうな。そりゃそーだ。
こちらにしてみても、一応ウェルカムなふりをして、料理にそれとなく(もしくはあからさまに)異物や傷んだ食材を入れられるよりも、このくらいハッキリされたほうが安全対策・危険回避になろうというもの。
いっそ中国全土に流行って、折角だから中文だけじゃなく英語でも併記すればいいんじゃない。
そんで、特に欧米の人たちに、その品位と民度を余すところなく分かってもらうといいんじゃない。オリンピックに向けて。
と思った。

個人的にこのニュースに引っかかったのは、「吉林市」というところ。
実家のある山形市が、この吉林と友好姉妹都市になっていて、毎年交流ツァーとかもあったのだが、これからはどうなるだろう。そうなっても一向に構わないっちゃ構わないのだが、これから、中韓の友好都市から一方的に破棄の申し入れが増えたりするかもしれない。
山形市は、オーストラリアのスワンヒル市とも友好都市の調印をしている。
中学校の時、ダメモト(しかもどっちかというと自主的でなくて薦められて)で第1回の短期交換留学使節チームに応募したらなぜか通っちゃって、留学と名前は付いているのだが2週間ほどのホームステイ&各学校に1日ほどの体験入学&レセプションなどの内容だったけども、まあ行って来た経験がある。
スワンヒルは、さすが山形と友好都市になるだけのことはあるってくらいにノンビリした農業地帯で、農場あり、牛や羊の放牧あり、開拓時代を再現したテーマパークありで、地味ながらなかなか楽しめるところだった。出会った人はみんな親切だった。
要するに、「これから先、もしオセアニアと日本の関係が悪化するような事があって、スワンヒルでも同じような空気になったら悲しいよなあ」と妄想を逞しくしただけの話だったりする。
今でこそ、オーストラリアでは全体的に日本人には友好的に接してくれるが、第二次世界大戦でのしがらみがあるので、退役軍人やその家族をはじめ、高齢の人の中には心中対日感情が穏やかでない人もいるし、それは当然の事だと思う。人種差別の激しい極右の勢力もあるし、大都市には華僑も多い。将来的にそんな事態がこないとは言い切れないよな…と漠然と考えたのだった。

SwanHillの公式サイトには、少しだが山形市の記事もある。
中には、ホストファミリー(受け入れ側)への説明もあって、「こんなに色々気を使ってくれたんだな~」と、今更ながらシミジミしたり。

The Yamagata City Office is a small building of some 12 stories height.

さりげなく、山形市庁について「スモール」といわれちゃったりしてるのは気にしない方向で。
これでも山形県内の市庁としてはでかい方なんですよブラザー。

投稿者 zerodama : 14:09 | コメント (0) | トラックバック

バカとアホウ

この間、何かのTVで阿波踊りを紹介するコーナーがあった。
踊り方の基本について、
右の手を出したら右の足を、左の足を出したら左の足を出す。基本的にはこれだけで、細かい型は特にないんですよ」
ということを、地元の踊り手さんが語っていた。

ん?
ん?
ちょっと待てよ?
それって、「ホワイトストーンズ2」で、いきなりバカキャラに変更された本郷の戦闘シーンを演じる上で、ヤスケンが「必死に、バカの動きとはどういうものか、どう動けば『バカ』が伝わるのか」を真剣に考えぬいた上で到達した結論と同じじゃないか?

ヤスケンの出した結論は
「バカは、右手と右足が同時に出る」
だったのだ。
すごいぞヤスケン。
おそらく、阿波踊りのことを調べたわけでもないだろうに、結果的に
「エクストラバカ」と「踊るアホウ」の基本を見事に繋げて発見していたのだ。
さすが平成の怪物。不器用ながらもちゃんとポイントを押さえている…恐ろしい子…
そんなヤスケンの活躍をもっともっと見たり聞いたりしたいので、「ヘコイダーマン」をCDか何かにまとめて売ってくれないものか、Air-Gさん。

「ヘコイダーマン」

北海道のFM局「Air-G」の番組「ゴルゴルゴ」内の企画。
ヘコイダーマンにふんした安田顕(屁を自由自在に出す事と牛乳早飲みで知られるビックリ人間)が、「屁を一回こくごとに建物(テレビ塔など)を一階だけ登れる」というルールのもとに、制限時間内に頂上を目指す…という内容らしい。
時にはTEAM-NACSの面々が応援したり、ヤスケンに変わって屁をこいたりするらしい。
噂では、最近の企画では安田父までも(屁で)参加したとか…聞きたい…

投稿者 zerodama : 02:05 | コメント (2) | トラックバック

2005年07月12日

当時はこんなもんでもそれなりのステータスだったのよ

mixiにて、きたかZさんに誘っていただき、氏の主宰する「mixi出張版 なつかし同盟」コミュニティに参加。
アンケートの「思い出のゲーム」というお題に早速答えたのだが、その内容をこちらにも転載してみる。

小学生の時、クリスマスプレゼントに買ってもらった、故・タカトクトイスの「ゲームロボット九」をご存知の方がいらっしゃるかどうかヒジョーに不安なのですが、おずおずと出しちゃいます。
http://homepage3.nifty.com/lsigame/lsigame/robot9/robot9.htm
購入に積極的だったのが私なのか親のほうだったのかもうハッキリとは覚えていません(おそらく、「作曲メモリー機能」(今となってはあまりにもチャチですが)に私が心引かれたのだと思います)が、女児っぽくないゲームです。
当時まだ「LSI」が最先端技術の華々しい響きを振りまいていた頃で、値段はわりとしたかもしれません。
9つのボタンを駆使して9つのゲームができるというのが売り文句でした。
光るボタンを追いかけて押す「もぐら叩き」もありました。ボタンが異様に硬いため、けっこうシビアなものがありました。
そして、効果音やエラー音、ファンファーレの音量がバカでかく、調節もできないため、夜になると思い切り遊べませんでした;
上記リンクでは、ファンファーレまで聞けて感涙しました。

これは、私ではないのですが、ダンナが小さいころ従兄の家で見たというボードゲーム(もう電気すら無関係…)をお一つ。
「木枯し紋次郎ゲーム」
http://www.remus.dti.ne.jp/~tshioiri/baka4_1.html
ギャンブルならば「人生ゲーム」にもありましたが、「賭場」に変わっただけでこのアダルトさ。「闇討ちコーナー」ってのもダークです。
一番のインパクトは、何かイベントが起こった際に回す「人情回転盤(すでに名前がすごい)」に、基本的に「渡世の義理でござんす(参加)」「あっしにゃあ関わりあいのないことでござんす(無視)」の二種類しかないことでしょう。

「ゲームロボット九(「9」でも「ナイン」でもないあたりが今見ると絶妙だ)」のオルガン・作曲機能は、結局半音が出ないためにほとんど実用には耐えなかったのだが、まあけっこう遊べたと思う。小さい子が家にきたときなどは、記憶・推理系のゲームは難しくても、モグラ叩きならできたし。

「木枯し紋次郎ゲーム」については、最初話を聞いたときに大笑いしたのだが、こうして現物の写真を見れて感動。インターネットってすばらしい…
「人情回転盤」は、中央部にある写真の、紋次郎の刀が指しているところを見て判定するらしい。超原始的だが、それゆえに「人生ゲーム」のルーレットと違って針の部分がヘタらないのがナイス。へたるまでやりこむ子供が当時いたかどうかは謎だが。
個人的には、「1回休む」イベントとして「ようじを作る」というのがツボだ。
野中英次の「ドリーム職人」を思い出した。

投稿者 zerodama : 23:55 | コメント (0) | トラックバック

大陸ビール

ここのところ1日2日かな?
中国の重慶商報が、
「中国産ビールの実に95%は、生産の途中に有害なホルムアルデヒドを添加している」
という記事を出し、それを元にした中央日報の記事が話題になっていた。
「天漢日常」のエントリー
天漢日乗: 中国でビールを飲むと頭痛がする理由 (その3) 
によれば、
韓国では中国産のビールを回収し、それに中国にビールメーカーが猛反発しているとのこと。

中国産で日本でも広く流通しているビールといえば、名門「青島ビール」。
「残り5%の高級品種に青島は入っているのだろうか?」と心配した向きも多いようだが、記事によれば

青島ビール、華潤ビール、燕京ビールの中国三大ビールメーカーは南方日報の取材に対し、「報道は真実ではない」「ホルムアルデヒドの使用はずいぶん前に取りやめた」「生産過程でホルムアルデヒドが発生するということと生産途中で加えるということは別の話」などと反発している。

とのこと。

中国ビールの廉価ブランドがどの範囲で流通しているのかあまり知らないのだが、消費するのは大半が中国人なのだろうか?であれば、健康被害は当の中国人がもっとも濃厚に受けることになると思うのだが…

実は最近、韓国製のビールをよく買っているので、このニュースを聞いて真っ先に「韓国産のは大丈夫なのかな?」と思った。いち早くこうした行動に出るところを見ると、少なくともホルムアルデヒドについては安心してよさそうなのか?
購入しているのは、「やまや」にて缶の「Hite(ハイト)」ビール。
日本の発泡酒と同じ価格帯で購入できるが、れっきとしたビールだ。
最近では、日本のビールには、コーンスターチやら穀類やら米やら、とにかく余計なものが入りすぎていて好きになれない銘柄が多いのだが、ハイトは麦芽&ホップのみ。原料で言えば、エビスやモルツ級なのだ。
苦味とコクがしっかりした、「言われたとおりにまじめに作りました」というビールの味。なんとなく昔のキリンラガーを思わせる、優等生的なピルスナーだと思う。
そりゃ飲み比べればエビスの方が美味いと思うが、この味で発泡酒と同じプライスなのだから満足度が高い。(もっとも、日本のビールや発泡酒が高いのはメーカーのせいではなく政府の横暴なのだけど)
この間はやまやでハイト黒も発見。早速飲んでみた。
実はその前に、久々にギネスドラフトを飲んだら、別物かと見まごう程にコクも甘さ苦さも弱く、二人で顔を見合わせて「薄っっ!」と声を上げて絶句&ガッカリしていた矢先の事。
すっかり変わってしまったギネスよりも、安いハイト黒のほうが断然好みで美味い。
その事実が嬉しいやら悔しいやらで複雑な思いをさせられたほどに良い出来だった。

正直、半島の人のファビョファビョな言動や考え方は大嫌いだが、料理とハイトとチャングムだけは別腹ってくらいに評価してるビールなので、これからもマジメに作っていって欲しいなあ。

まあ韓国は韓国で、生ゴミ餃子とか色々問題が潜在しているけれど…
同時に、中国の食品がらみでは海産物、野菜などヤバい事柄が山積みだし。

あと晩酌には、言うほどビールは飲んでいない今日この頃。
焼酎か自家製梅酒、時々シェリーやウイスキーくらい?
自分で信用が置ける・生まれ育ちが確かだと思えるものを飲み食いするのがやっぱり一番だなー…と思う。近海の魚や地場の野菜だから安全だとも言えない世の中には違いないが。

投稿者 zerodama : 23:53 | コメント (0) | トラックバック

トラウマ絵本

昨日「パンを踏んだ娘」で昔のアレコレを思い出しながら検索していると、2chの絵本板(初めて足を踏み入れた、というか存在を知った板だ…)「トラウマになった絵本」過去スレを発見。
トラウマ物件は色々覚えていたはずなのだが、やはりかなり記憶が散逸していたようで、「ああ、そういえばアレもコレもトラウマだった!」と懐かしく思い出すことしきり。
挙がっている物件を見ると、どーも70年代に集中しているように思えてならん。

幼い頃のトラウマ物件の代表的なものに、永井豪の「ススムちゃん大ショック」とか、水木しげる作品とか昭和マンガ史ムック本で1、2ページしか読まなかったにもかかわらず強烈だった「つんではくずし」「アシュラ」などがあるのだが、これらのマンガトラウマと、絵本・児童書トラウマには差があるように思える。
今と違って、あの頃のマンガは「読んじゃダメと言われているのに読んじゃう」背徳的なもの(私たちの親の世代はマンガへの理解がおおむね低かった)だった。自分で勝手に開いて勝手に受けた、いわば自爆的なトラウマといえるだろう。
絵本や児童書は違う。何しろ幼稚園や小学校・自治体の図書館に置いてあって、先生も親も「読みなさい」と奨励する。本屋に行けば、ナンチャラ福祉協議会の推薦シールが貼ってあって、安全・健全を保証している(かに見えた)。
それなのに、妙に話に救いがない。話はともかく絵が怖すぎる。
あんたら何考えて俺らにコレ読まそうとすんのよ?大体本当に自分で読んでこれを「子供が読んでも大丈夫」って認定したのかよ?バーカバーカえーんえーん。
かくして、夜トイレに一人で行けなくなったり、押入れや天井の木目が恐ろしくてたまらなくなったりする子供が量産されたのであった。
「一見恐怖物件に見えないので油断する」「学校や図書館、児童書コーナーにあるので、一冊で多くの人数が長きに渡ってダメージを受け続ける」という点を考えると、一種のテロといってもいいかもしれない。

*「かたあしだちょうのエルフ(読み聞かせFlashへのリンクあり。BGMも朗読もイマイチだけど全文収録)
これは小学校の時に買ってもらった(探せば実家にある)ハズ。
一言で言うと「勇敢なダチョウ」の泣ける話なのだが、救われなさ過ぎの話、あと絵が妙に怖い(特に襲い掛かる黒豹)。
実家の裏手の水田地帯の中に、一本だけ立っている木がエルフの木とソックリで、しかもその根元に墓石がポツンとあったりしたもので、「なんかとてつもない怪談が秘められているのでは」と、その木を眺める度にいらん恐怖に駆られた。あまつさえ、自分一人が怖がっているのも悔しいので、それっぽい怪談(木といえばやっぱり首吊り系ダヨネ)をでっちあげて語り、近所の子にムリヤリ恐怖を共有させたりしたもんだ(何やってんだ自分)。
子供心に、自分の子供の恩人なのに援助をしなくなる周囲の動物の薄情さに「ひでー」「ジャングル大帝じゃありえないね!」と憤慨し、同時にサバンナの過酷さを学んだような学ばなかったような。

サバンナといえば、「野生の王国」系の番組も多かったのだが、綺麗でかっこいい鹿やシマウマが肉食獣やハゲタカのご飯になっちゃうシーンもお食事時によく放映されていてショッキングだった。どうしても食う方が悪いように見えて、「おいおいカメラ回してるんだったら助けろよ~!」と叫びたくなったものだ。
ここにもやはり「ジャングル大帝じゃありえないのに!」って感覚があったように思う。インパラもライオンも一緒になってフルーツ食べたり、あまつさえ農園作ったりする甘っちょろさ(少なくともTV版は…この頃に真の「レオ」最終回を読んでいたらメガトン級のトラウマだったろうけども。)だったからなあ。今思えばそういうリアルな映像があったからこそバランスを崩さないですんだともいえるのだが。

*「ねないこ だれだ」
今もなお現役バリバリベストセラーの、せなけいこ作の絵本。
「夜中はおばけの時間なのに、寝ない悪い子はおばけになって、お化けの世界に飛んでいけ」と、夜更かししている子がおばけに連れられて空の彼方にフワーリと飛んでいく(既に足がなくなっている)場面で終わり、あまりのノーフォローぶりに戦慄した。
記憶では、一番最後のページに、フクロウがたたずむ闇夜の絵が来ていて、飛んでいくシーンそのものよりも、「子供が一人おばけになって消えたところでどーってことない」雰囲気満載なのが怖かった。
とはいえ、これをはじめて読んだのが既に幼稚園に上がってから、友人の家でだったのでそうした恐怖を感じたのかもしれない。
実際に子供に読み聞かせた人の日記などを読むと、この絵本で寝かしつける本来のターゲットである3歳~の幼児は、怖がるよりもオバケやオバケの世界にときめいて、「この絵本大好き!」と好むパターンが多いとか。
多少ものがわかってきた年代になると怖くなるのかも。

ロングセラーなので多くの人に愛され、こんなパロディまでもあちこちで見られる。
*「ねないこ だれだ の ばりえいしょん」(朝目新聞)
*「ねないこ だれだ(ギャラリーまとめサイト?)」

他のトラウマ物件に関してはまた語るかも。

投稿者 zerodama : 14:37 | コメント (8) | トラックバック

あぶない!アナキン先生

ダースベイダー危機一発

「髪」じゃなくて「発」かよ、というツッコミはもはや置いといて。
絵面とインパクトの勝利だなあ。オメオメと串(セイバーなんだろうけど)を指されるダースベイダーがなんか可愛い。

ところでこの黒ひげゲーム、こんな樽に首までスッポシ入れられた時点でもはや人生ゲームオーバーであって(敵に捕まっちゃって死刑を受ける状況だし)、いまさら危機一髪も何もないもんだと思うのは私だけだろうか…

SW関連の玩具やグッズ、SW1(今はEP4と呼ぶのかな…世代的にしっくりこないのだが)時代には空想の産物だったライトセイバーものが現実になっているが、当時モノサシやモップの柄でSWゴッコをしたクソガキマインドを残した商品もいくつか。
例えば、レインセーバーなんてのはそういうローテク系に入るかも。
まあ、ただの傘なんだけれどもね。

投稿者 zerodama : 12:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月11日

パンを踏んだ娘

mixiで何が面白いって、人が加入しているコミュニティ(テーマ別のグループ。2chでいえば「板」のより小規模なものといえば近いか。テーマ内でさらに話題別にスレッドを立てて交流する。)がどんなのか覗き見するのが好きなのだが、きたかZさんのをピーピングしていて、「パンを踏んだ娘」コミュニティの存在を知ってピンポイントにHIT。そのまま加入した。
mixiのコミュニティはとにかく細部に渡って色々あるのだが、本当に何でもあるのだな~。久々にツボった。

「パンを踏んだ娘」は、アンデルセン原作とされる物語。
とある性格の悪い少女が、ぬかるみで靴や服が汚れるのイヤさに、届け物を言い付かったパンを地面に捨て、それを踏んで水溜りをやり過ごそうとした瞬間、神様のバチが当って地獄に落ちる…という、要は「食べ物を大事にしなさい」という教訓を授けるだけなのに行き過ぎたシチュエーションの寓話である。
内容だけでもけっこうトラウマものではあるが、多くの当時子供の心に暗くこびりついているのは、教育テレビの人形劇で放映されたからである。
当時、道徳や理科社会・音楽の時間はテレビ番組を見ての学習が盛んに取り入れられていて、幼稚園や小学校でもこの人形劇枠はよく見せられた。
確か、いつものパペット劇ではなく、影絵で構成されていた。まずこの時点でちょっと怖い。
問題は歌である。

パンを・踏んだ・娘(3音ずつ小気味よく切れるのがまたなんか怖い)
パンを 踏んだ 娘
パンを 踏んだ 罪で
地獄に~ おーちーたー

神様に 背いた インゲル
神様に 背いた インゲル
地獄に~おーちーたー

単純なのでイヤに覚えやすく、忘れたくても脳裏から消えない、短調のテーマソング。
これが、パンを踏んで沼の底にまっさかさまに落とされる(昔のアニメでよくあった、止め絵をグルグル回転させる手法)場面に被さっていたと記憶している。
Bメロの歌詞、私は「神様に背いた人間」だと思っていたのだが、調べてみると「神様に背いたインゲル(主人公の名前)」のようだ。

ストーリーの詳細は、検索して見るとこんな全容だったらしい。
放送された内容は、きょういくてれびのたまてばこBlogによればこんな感じ

どちらを参照しても、地獄に落ちて鳥に変えられたインゲルは、最後まで人間には戻れない。
なぜか私は、「最後には戻れた」と記憶の混乱を起こしていたようだ。同じ人形劇枠でやってた「杜子春」と混同したのかもしれない。
そう、多分、子供は今まで読んできた話で「改心したら元に戻ったり、何か救いが来る筈だ」と予定調和を学んでいてそれを期待していた。しかし救いのない結末に「エエエエエ~~人間に戻れないの?」と大ショックを受け、それがトラウマになるわけだ。
この作品の記憶は鮮明なつもりだったのに、脳が勝手にトラウマを薄めようとしていたのだろうか。不覚。
この救えなさは、指摘する人も多いが、「キリスト教において『パン=キリストの肉体』という不動の共通認識があるから」という点に大いに関係しているとは思う。

この話、私が子供だった時の放送を見た人としか共有できない記憶だろうと思っていたら、その後何度も再放送され、トラウマを振りまいているらしい。
しかもコミュニティの情報によると、10月にも再放送するらしい。
その映像が、果たしてあの恐怖影絵劇場なのかどうかはわからないが、とりあえずチェックはしてみよう。

日本でもよく「お米には八十八の手間が」とか「七人の神様がいるのよ」なんて言い方をして、食物の貴重さを諭すわけだが、諭すとかバチとか以前に、問答無用で地獄行き(しかも転生不可)というストロングスタイルっぷりに、ものすごく「西洋」を感じるなあ。

投稿者 zerodama : 17:47 | コメント (4) | トラックバック

BookBaton

きたかZさんからいただいたBookBaton、こちらもアンサーが遅くなってしまい非常に申し訳ございませんでした。

■Q1.今 家にある本の冊数は?

とても全部数える気力がない;
仕事の資料とか、学生時代に使っていた史料とか、中文ふくめて辞書類など、居住空間が圧迫されまくり。マンガの冊数を単純に2倍して4500~冊くらいかと。雑誌を含めるともうとんでもないことに。

■Q2.今 読んでいる本・漫画は?
同時進行で読みかけ…

*「至福千年」 石川淳
 持ち歩き本なのだが、なかなか進まず。脳内では石川賢コミカライズで話が進んでおります。
 石川淳の文章って好きなんだよなあ~。

*「柳生十兵衛死す(上)」 山田風太郎
*「ワンナウツ (14)」 甲斐谷忍

■Q3.最後に買った本は?

*「中国艶本大全」 土屋英明
 意訳が激しいのだが、知らなかった文献がいろいろ載っていて面白い。頭がフットーしそうな則天武后の話とか。

*「被差別の食卓」 上原義広
*「続・新ワイルド7」 望月三起也
*「無限の住人」18 沙村弘明
*「ワンナウツ」14 甲斐谷忍
*「鉄腕バーディー」9 ゆうきまさみ
*「炎の筆魂 三之拳」 島本和彦

■Q4.自分に衝撃を与えた本・漫画 それぞれ5冊以内

*「竹取物語」(岩波の古典全集)
 高1の夏休みに出された古典の宿題が、「何でもいいから古典を一つ、訳本ではなく原文で(訳や脚注が付属しているものでもOK)読みきって感想文を書け」というもので、選んだのがこれだった。
 初めて原文に触れてみて、「5人の貴公子の求婚」のくだりで、ニセの宝物を持ってきた求婚者に騙されかかり、「これでムコ決定じゃ」と喜びいさんで布団を敷き始めるおじいさん。これまで読んできた児童向けのストーリーでは絶対カットされる場面。これまでのイメージとのギャップと、あまりにもストレートな翁の行動にポカーン&爆笑。
 その他にも、各章の締めにかならず挿入されるダジャレ的な地名由来などにも笑わされる。
 一見いかめしい古典や名作もツッコミ所が満載だということ、そしてツッコんではいけない作品などこの世にはないということを教わった一冊(同類に、原文に当たってみるとあまりのアナーキーさに驚かされる「東海道中膝栗毛」も)。先生の真意は別のところにあったのだろうとは思うのだが、この宿題で「古典好き」への門を叩いたのは間違いない。

*「中原中也詩集」 中原中也
 読む側の年齢、精神状態、状況によってグッと来る場所がそれぞれ違い、読み返すごとに新しい発見と伝わってくる味がある。自分にとって大切な本(特に詩の類)とはそういうものなのだろう。私にとっては中原中也こそがソレだ。


*「章太郎のファンタジーワールド ジュン」

コママンガの約束を全て取り払った、言わずと知れた実験作。溢れるイマジネーションとこちらに投げかけられた解釈、石ノ森章太郎特有の詩情に圧倒された。最初小学館漫画文庫で購入し、本が壊れかけるほど読んだ。その後大判を購入。財布には痛かったが、カラー&迫力ある画面で見れたのは嬉しかったなあ~。

*「けっこう仮面」 永井豪
4歳の頃から通っていたピアノ教室の本棚(順番待ちの時間つぶし用)にマーガレットやフレンドと並んでなぜか月刊少年ジャンプが毎月置かれていた(ごくごく少数だが男の子も習っていたためか?)。当時、ハニーフラッシュとけっこうのお姉さまから、それがいかなるものか定義する言葉も知らぬままに初めてのハァハァ的なドキドキを教わってしまっていた私は、他の子から見えないような位置に陣取って「けっこう仮面」を、毎月チェックしていた。お強くて堂々としたおねえさまよりも、毎回いじめられる真弓くんがはるかにツボだった(どーゆーょぅι゛ょだよ;)。特にタコ責めの回は、就学前幼女には強烈な刺激でござんした。バイエルのおけいことけっこう仮面が同居した空間は、今考えると相当すごかったかもしれぬ。
この2作品のために「スッパダカ&責め&嫌がってるのか喜んでるのか判然としない攻められ側の表情こそが永井豪」と揺るがぬ認識を得た私は、「あばしり一家」を読んでは「ハダカが少ない(パラ中のアレはツボだったが)」、「ハレンチ学園」を読んでは「スカートめくるくらいじゃなあ…ヒゲゴジラナもナマヌルス」という感想を抱く始末。恐ろしい幼女だったな、我ながら…

*「ふたりのロッテ」 エーリヒ・ケストナー
いつも学校の図書館に入り浸っている子供だった。
その図書館の中でもっとも愛しいものが、ケストナー作品(特に岩波の全集の装丁・挿絵が好きだった)。「飛ぶ教室」「エーミール」「動物会議」どれも好きなのだが、ストーリーが痛快で一番親しみやすかったのがこれ。
あとがきなどでケストナーの生涯や創作活動を知るにつれて、作家そのものを好きになっていたのはこれが初めてだったかもしれない。
ちょっと古風で「よい子向け」っぽい訳文の中にも、独特のエスプリや皮肉がブレンドされているのが絶妙。全集はまだ出ているので、購入してもう一度大人の目で楽しんでみたいと思っている。

◆さて、バトンを渡す先ですが…
・よむよむさん(mixi)
・ぽちさん
・ふらっかさん(mixi)
・三日殿下さん
・NINさん

気が向いたら&お嫌いでなかったら、でかまいませんので、よろしくお願いします。スルーされる場合も特にお返事等はいりませんです。

投稿者 zerodama : 13:07 | コメント (3) | トラックバック

ComicBaton

NAPORINさんからお受けしたComicBaton。
お答えが遅くなってしまい大変申し訳ございません。

# Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)
ある意味一番しんどい質問だったかも。
棚一つに二段に入れて50~60冊ぐらい。
マンガ入りの書棚の数を数えるとおよそ45段なので、単純に掛け算して2200冊くらい?かな。
とても正確な冊数を数える気力がない;
実家にもいろいろ200冊くらい置いてある(ドカベンだのスケバン刑事だの)。
これでも結婚する時にけっこう処分したのだが。

# Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)
基本的にあまり雑誌チェックはしてないっす。続き物も単行本で読んでます。

・「Moonlight Mile」 太田垣康夫
 最近ツライ展開が続いているので、読むのが精神的にきついのだが…内容と画面の濃さは凄み溢れる。単行本でまとめて楽しむので、「あえて雑誌はガマン!」と思わせる作品。

・「花引き」 小池一夫・ふんわり
 飛距離のでかい小池マンガの中でも、キチガイ度がハンパでないマンガ。
 絵師に画力はともかく迫力が欠けているのが残念だが、その欠けている分を話のメチャクチャ具合で補填しており、結果誰にも止められない状態に。世界唯一の「えいこーらマンガ」。

・「ゲッターロボ」シリーズ 石川賢
 「アーク」の続きがいつか描かれるはずと信じているから、あえて「今」に分類した。私の中では「ゴウ」以降はちょっと…なのだけど、ゲッターシリーズはやっぱり不滅。何回読んでもこれが「てんとう虫コミックス」第一期生だったという事実は驚異的だ。
 登場時のリョウとハヤト、そして敷島博士にグッとくるかどうかが、「石川賢リトマス試験紙」だと思う。なんてニッチな試験紙。

・上野顕太郎のマンガ
 「帽子男」シリーズが代表作だが、とにかくなかなか見かけないんだよなあ~…次に作品集がまとまるのはいつの日か。

・「鬼堂龍太郎・その一生」 田中圭一
 主人公より、春川専務とかロベスピエール大越先生などのキャラがいい味出しすぎ。

「誰も寝てはならぬ」 サラ・イネス
最初はラブストーリー成分が前面に打ち出されていて今ひとつパワー不足かなと思ったが、それぞれのキャラクターの味が出てきてからイネス節が力強くなってきた。セリフやナレーション(というよりはツッコミ)の文字が手書きでなく写植になってしまったのが残念(以前は総手書きで、あの文字がよかったのだが)。
キャラとしてはマキオちゃんとかヤーマダ君とか、要するに恋愛パートに絡まなさそうな人々が好きだなあ。

# The last comic I bought (最後に買った漫画)

・「続・新ワイルド7」 望月三起也
・「無限の住人」18 沙村弘明

 惰性で購入。主人公の卍さんが中表紙にしか登場せず。もはや神山なみの存在感に。
・「ワンナウツ」14 甲斐谷忍
・「鉄腕バーディー」9 ゆうきまさみ
・「炎の筆魂 三之拳」 島本和彦

# Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

・「人造人間キカイダー」 石ノ森章太郎
 「009」と迷ったのだが…「見事に完結している」という完成度でこちらを。コウモリ男のエピソードが好きだったなあ…
 小学校の時に買った朝日ソノラマの愛蔵版で所有しているのだが、愛読しすぎて崩壊しはじめている。ヤバイ。
 石ノ森の「境界で悩めるナイーブヒーロー」の真骨頂であり、ファーストシーンからリンクするラストシーンは絶品すぎ。アシ絵が目立つのが残念だが、作画に関しては「石森プロ」作品と割り切るのが吉なのかな。

・「デビルマン」 永井豪
 これと「けっこう仮面」の2作で、今後どんな駄作をタレ流し続けようとも、永井豪はマンガ家としての使命を十分に果たしたと思う。本屋で立ち読みし、ラストの巻でショックと感動で動けなくなるという初めての体験に出会った。

・「電波オデッセイ」 永野のりこ
 もしも思春期にこの作品と出会っていたら、私の人生どうなっていたのだろう、と思わせる傑作。心が痛むシーンが多く、精神状態や個人的体験次第ではかなり鬱になっちゃったりする(鬱状態だと、ヒーリングよりも中盤の展開で受けるダメージのほうがでかかったり)のだが…すげこまのような超科学が出てこない分、キャラも読者自身も、永野のり子のテーマである「みんな以外の自分」と真正面から向き合わされてしまうのだ。
 「すげこま」を愛読していた方は、甲ちゃん再登場にグッと来るものがあるのでは。

・「極道兵器」 石川賢
 骨の髄から痺れるような石川賢グルーブをしゃぶり尽くすならこの作品だろう。主人公の物騒さ、加減を知らない人体改造、独りよがりな義理人情の暴走、むやみな銃火器、「そんなセリフ言わせちゃうか~?そしてやっちゃうか~?いいの?私はいいけど!」な物騒で不謹慎発言の連発。石川賢の魅力の全てが凝縮している。誰かに石川賢を勧めるならコレを選ぶだろう。入門にして真髄。

「超感覚ANALマン」 安永航一郎
 安永航一郎の商業誌作品では誰もが認めるK点越え過ぎの作品。
 全体を見ると「頑丈人間スパルタカス」の方が好きかも知れないが、なにしろ1巻以降がいまだに出ていないので比較しようもない。
 2巻発売のめどは一向に立っていないようだが、いつかはと信じて待ち続けている。
 そういう意味もあって思い入れが強い一作。

# Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)
・ふらここさん(mixi)
・関ステレ夫さん
・1031さん
・にぼしのすけさん(mixi?)
・ひげ蔵さん(mixi)

バトン企画には色々賛否両論があって、お好きな方もそうでない方もいらっしゃると思いますので、お好きでない方はスルーなさってくださいませ。もし乗っかってくださるという方はよろしくお願いします。

投稿者 zerodama : 12:56 | コメント (5) | トラックバック

2005年07月10日

遊佐町「ちどり」

ゆざこいソーランを見終わり、腹も減ったので昼食に。
14:00近かったが暖簾がかかっていたので「ちどり」に入店。
ここは、煮干が前面に出た醤油スープと、独特の細麺で、あっさり好きに特に評価の高い店だ。
数年前に一度食べた時は、魚が前面に出すぎていて、味も薄いと思い、私はあまり魅力を感じず、リピートする事はなかった。

今回、メニューにチャーシュー麺の札はかかっていなかったのだが、手書きで「ばんば鳥ラーメン」なるものがあって、「鶏系ならば魚臭すぎてNGってこともないだろう」と注文してみた。
「ばんば」は方言で「ばあちゃん」のことなので、いわゆる「親鶏」を使ったラーメンなのだろうと予想。
果たしてそのとおりで、小さめに切って煮込んだ親鶏の肉が具として入っていた。
肉は親鶏らしく硬いがかめばかむほど味が出て美味しい。
その割にスープは鶏ガラが前面に出張ることがないのが不思議というかちどり流なのだろうか。
総合的に、バランスがとれて私の好きな味加減になっている。
最初は「ん~、ちどりかぁ~」と気が進まなかったのだが、ちょっと嬉しい気分。

体が雨に濡れて、その上でラーメン食って汗かいて、鼻炎気味で鼻付近が不愉快だったせいで面白くなかった顔をしてしまっていたのだろうか、それとも単に新メニューの評判が気になったのか、会計した時に店のおばちゃんが
「どうだっけ?ビミョーな味だっけが?」
と尋ねてきたので、慌てて「ううん、美味しかったよぉ~」とフォローした。
よっぽど変な顔になっちゃってたのかな?美味かったよおばちゃん。


食ってる最中に厨房のほうで出前の電話を受けていたのだが、そのときにチャーシュー麺のオーダーを通していた。
アルェ?店のメニュー札にはチャーシューメンが出てなかったから、終わったんだろうと思ってたんだけど、あったの?おばちゃん。

いや、ばんば鳥ラーメン美味かったからいいんだけどさ、そういうささいな不透明感を客に与えるのはあんまり良くないと思うっすよ。

投稿者 zerodama : 22:28 | コメント (0) | トラックバック

ゆざこいソーラン

相方の知人が出るということで、一度覗いてみようと、遊佐の「第二回ゆざこいソーラン祭り」に行ってみた。
天気は朝からあいにくの雨。雨天は屋外ではなく町民体育館の中でやるとのこと。近くのスーパーで差し入れを買って行くと、駐車場はもう満杯。そのスーパーも駐車場を提供していたので、もう一度戻って駐車し、歩く。ちょっとの距離だったのだがビショビショに。

昨年から始まったばかりのイベントだが、老若男女取り混ぜてけっこう盛り上がっている様子。幼稚園児から小学生や高校生、エアロビママさんや、50~70歳の女性からなる神々しいグループまで様々。県内各地や隣の秋田からも参加があり、本場北海道からは稚内の強豪チームが招待されていた。さすがにものすごい迫力。
よさこい系の踊りをじっくり見るのは初めてで、大きいチームだと口上を述べるMC係がいるということも初めて知った。リングアナウンスのテンションで、演歌の花道のナレーションをやっているような独特の口調、こういうのもフォーマットなのだろう。

酒田にも祭りはあるのだが、参加単位が町内会や学校・子ども会にほぼ固定という感じ&基本的に町場の人のお祭りという印象なので、ゆざこいの、新しい祭りならではの「誰でもウェルカム感」が好ましく思えた。
友人の知っている人に、今回客演したようなセミプロ級のよさこいチームに入り、活動にどっぷりハマってしまったために家族子供がほったらかしで家庭崩壊手前になった…というケースがあるという話を以前に聞いた。これは極端な例だろうが、よさこいの魔力は一度ハマると抜けられないほど相当なものらしい。
きっと今夜は、遊佐の町で美味いビールをあおるお父さんたちがいっぱいいるに違いない。

午前中の部を最後まで見て退出(進行が押したために、13:30を軽く回っていたが)。

投稿者 zerodama : 22:15 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月09日

電車男2

その後も「電車男」に関してちょっと調べてみた。(以後の話題が、相当今更感漂う内容であることはご容赦を)
「フィクション説」「自作自演説」を打ち立てて検証しているサイトが数々あることを知る。
毒男板がID制でないことが大きな要因となっているのだが、それ以外にも色々と挙げられている。
私がこの物語に対する位置は、「死ぬかと思った」の投稿群に対するソレと似ているかもしれない。
作りも混じっているだろうけど、面白ければそれでアリだな、というアバウトな感じ方。フィクションであっても、数ページに渡るログを一気に読まされたのは事実なので、一時のエンタテインメントとして「OK」だと感じている。
ただし、検証サイトの多くが、まとめサイトではカットされたログを生の形で保存しているため、それが読めるだけでも価値はあると思い、結局随分と時間をかけて読んでしまった。

<参考リンク>
電車男の時刻表
電車男@全過去ログ

フィクション・自作自演派の主張には、いくつかの骨子がある。

1:電車男の書き込みに、時間的な不整合性や、トリップの混乱などがある点、その他記述内容の矛盾点
2:エルメスの行動や描写について、リアルさに欠けるとされる点
3:他の住人の発言に、恣意的な誘導が感じられる点を指摘

という、物語の内容そのものに関わる点だけでなく、まとめサイトを作成した「中の人」に関する批判も多い。
・ログの取捨選択が恣意的である
・ログ掲載や、とりわけ出版に関してスレ住人が(主に電車男とエルメス両人に配慮して)反対する意見を多く出したのに聞き入れず、特に出版に関しては強行に近い流れであった点
・そこから、「著作権の所在はどこにあるのか」「ログをまとめた者勝ちなのか」という論争に至っている

とりわけ著作権や個人を特定しかねない情報については、フィクションノンフィクション論争と関わらず、今後柳の下のドジョウが増えていくであろう状況の中で大いに配慮しなければならない問題であろう。

さて、これらの検証サイトでもっとも目を引くのが、「中の人」氏が作った「まとめサイト」には編入されなかった「後日談」のログだろう。
「まとめサイト」では、エルメスに告白してキスを交わして帰宅、報告⇒スレ住人に見送られて毒男板をしめやかに卒業…という美しいシーンでしめくくられているわけだが、その後の話。
結論から言うと、上記ラストにしんみりした人にとっては、正直「あー読まなきゃ良かった」という内容のログである。

<内容ハイライト>ttp://subway.seesaa.net/article/701426.html(「電車男の時刻表」より)

「自分を励ましてくれた友人」が、実は2chのスレの住人だったと告白する電車男。エルメスからログを読みたいと言われて、彼女の家に誘われた際にCDに焼いて持ち込む。状況を赤裸々に実況報告していたわけだから戦戦兢兢とする電車男だが、エルメスは住人の温かさに感動し、また「このときこんな事を思っていてくれたのか」と驚きと感動を露わにし、住人が懸念したような「2chバレによる怒りや不快感」は招かずに済んだ。
その後二人は車内で盛り上がり、キス⇒寸止めH(胸への愛撫どまり)と相成るのだが、エルメスは「このとき何をあなたが考えていたのか知りたいから、2chに書いて欲しい」とせがむ。

で、スレに現れて、事情を話して、逡巡しつつも、「彼女が望んでいるので」事の次第を書き始める電車男。
当然、制止する住人も多いのだが、結局電車男はその状況を書き始めてしまう。

うーん、これは恣意的な編集意図があってもなくても、まとめサイトには載せられない内容だよなあ。正直引いた。
上手くないライトエロ小説みたいな内容そのものに、というよりも、後々冷静になった時に彼女と自分にとってどういう影響を及ぼすものなのかということに思いが及ばない電車男とエルメスに、なのだけれど。
たとえ書籍(になろうとは思ってもいなかっただろうが)やまとめサイトに載らず、スレッドがDAT落ちしてしまっても、スレの保存や閲覧など簡単にできてしまうのに。
恋愛初期の一番熱く火照っている時期は、聞いてもいないエッチ報告を延々と人に聞かせたり手紙やメールに書いたり、カラオケで罰ゲームでもないのにラブソングのサビに恋人の名前を当てはめて歌ったり
(例:「マユミ~ MyLove~ SoSweet~」 アーハイハイ('A`))
と、「ヤメロつってんのにセルフ公開ダダ漏れ」な言動がまま見られる。こうした現象の産物と見ればむしろリアルなのかもしれないが、まさにいろんな意味で「蛇足」で、相当萎えてしまう。
まして、ハグやキスならまだしも、「行為」の域に足を突っ込んだ内容。それを不特定多数が見ている場所で全世界に公開してしまう。しかも後に残ってしまう。
本人たちは舞い上がってる状態だからいいかもしれんが、特にエルメスの家族が見たらどう思うか。ましてログどおりの事実であれば、その日電車男はエルメスのお母さんに直接会って顔を見ている。普通の感覚ではとてもできないと思うのだが…

「現実にはとてもこんな書き込みはできないだろう」という一点でならば、私はフィクション説に同意したくなってしまう。スレ住人や読者が二人を応援してきたのは、一つには二人に常識や思いやりを感じ取っていたからだと思う。配慮も後先の事も考えずに、「私が知りたいから」「彼女が望むから」とH実況を書き、書かせてしまう二人の姿は、告白以前のイメージとは大きく食い違いすぎているのだよなあ。

<検証サイトを読んで思ったこと>
客観的な検証はとても興味深い。
例えば、書き込み時間やデート所要時間の兼ね合いなどを対照して不自然さがないか確認したり、また、「そもそもその日にヨッパライが暴れて事務所に連れて行かれた事実があるのか」をJRに問い合わせたりといった内容。

「電車男の時刻表」は、かなり細部への突っ込みが厳しく、ついついほぼ全ログを読んでしまったが、「はじめにフィクション・自作自演論ありき」なので、突っ込みがちょっと細かすぎかなとも思う。特にエルメス関連の突っ込みは、悪い意味で女性っぽさが前面に出てしまっていてあまり愉快痛快とは言いがたいかもしれない。

検証サイトの中でも、具体的な不整合を指摘しているのはフムフムと読めるのだが、あまり陰謀論に傾いてしまうと、検証する側がフィクショナルな色を帯びてきて、ちょっとどーなんだろという気がしないでもない。

いずれにせよ、騙すのであれば最後まで楽しく騙しとおしてくれればこっちとしては文句は言わない…というのが私のスタンスだけども。
現象そのものを全体的に眺めたかったので、生に近いログを読めたのはありがたかった。ログの保存&公開の労力に感謝します<関連サイト管理者様

<その他>
・電車男が告白の部分の報告をしながら「プリキュア」を見始めるのだが、それへの「ヒいた反応」がかなりあったことを、生ログで知る。えーなんでよ~、と思わず電車男を擁護してしまいたくなる自分。これまで「セーラームーン」とかの話を出していたのに、なぜにいきなりヒいてしまうのか。同じようなものなのに。

・エルメスに対して同人バレした電車男に、「でもこれからは私がいるから(=同人はもうほどほどにね、という意味合い)」と言うエルメス。
エルメスのキャラクターを考えれば当然のセリフだが、「ああっこの女、オタクの心が分かってねえ!」と思ってしまった。どんなに身も心も美しくても、文字通り「次元が違う」のである。よくオタクを諭すのに「いくら愛しても二次元は二次元」という言葉が使われるが、逆また真なりってなもんで、「リアル人間はどんなにがんばっても二次元にはなれない」のだ。
今後本気でオタクと付き合おうというのならば、「宅配便や定形外郵便をいちいち詮索しない」心意気が必要だと思うのだが。
かといって、妙にソレ系に物分りがよくて、「私のことを大事にしてくれるなら、抱き枕とかシーツとか同人誌とかいくら買ってもいいし、一日に何回何を使って発電してもいいよ♪」と笑顔で言ってくれる女性というのもそれはそれで恐怖だけど。

これはオタクにとって男女問わず大きな命題かもしれないが、人生の伴侶として

・オタクずれしておらず、どこに出しても恥ずかしくない一般人、ただしオタク趣味への許容度は広くない人

・オタクor腐女子度合いが高いが、それゆえにオタク行動への束縛がなく、自然体でいられる人

のどちらを選ぶのが幸せなのか。
「ヤンマーニ男」のフラッシュを見ながら、そんな事を考えた。

投稿者 zerodama : 22:50 | コメント (2) | トラックバック

水出しコーヒー

この間、ジャスコで見かけたのでハリオの水出しコーヒーポットを買ってみた。
先日は説明書に書いてあるとおりのやり方、今回は「生豆屋」さんのサイトにある「水出しコーヒーの作り方」レシピにしたがって作ってみる。そして比較。
うーむ。
豆が違うので正確には比較できないが、確かに生豆屋さん方式のほうがまろやかで美味しいかも…時間はかかるが。

水出しコーヒーはいずれにしてもとても美味、手間もさしてかからないのだが、ワンボトル1L(一応8杯分とはなっているが、でかいグラスやカップで飲むのでせいぜい6杯分くらい…)の水出しコーヒーを一回作るのに、豆が80gとけっこう必要なのがツラい。麦茶やアイスティーのように気軽には作れないっすよ…今うちにイノダの豆しかなく、そりゃ勿論ウマーなのだが気前よく使うには勿体無く…少し安い豆をアイス用に買ってくるかな…
そしてそのうち、遊佐あたりに行って鳥海山系の湧き水をくんできて、それで作ってみようと思う。

投稿者 zerodama : 22:38 | コメント (0) | トラックバック

その曲は!

朝食を食べながら「ウルトラマン」を流して見ていた。
食器を洗いながら、男児向けキャラクタープリント下着のCMの音に、思わず振り返って画面を凝視した。別にリトルボーイのリトルパンツとかリトルサムシングが見たかったわけではない。

CMのBGMが、あの「超光戦士シャンゼリオン」の、あの「ザ・ブレイダー」の登場の時にかかる、あの曲だったからだ。
分からない人にはさっぱり分からん話題で恐縮だが、↑の文章内に3つある「あの」のうち2つに頷いていただける方なら、きっと茶碗を取り落として割らなかった事を褒めてくださるだろう。

思わず、速水氏があのくどい笑顔で、あの昔のホストみたいな髪型で、白いランニングとブリーフ姿で駆けて来る姿(似ているので「マジレンジャー」のお兄ちゃんでも可)が脳内に駆け巡ってしまった。
はぁはぁ。
期せずして朝から体温によって分解されたノバ粘液が消滅し、その残滓がカチルダ酸に結びついて核カチルダ酸に変化してしまうところだった。梅干も食ってないのに。

久々に「ザ・ブレイダー」について検索してみたら、ありもしない「装着変身ザ・ブレイダー」をオリジナルで作っちゃった人のページを発見。情熱とテクニックに大感動。

ところで、ザ・ブレイダー変身の名物といえば、バックに流れるこのナレーション。

闇の種を食べた速水克彦の肉体は、戦士として生まれ変わった。
そして梅干しを食べることにより、その戦士としてのパワーが発現するのだ。
闇の種に含有されていたダーク・グレタミン酸は、梅干しに含まれる塩分と結合して速水克彦の血液の中を駆けめぐる。そして血液の中で練られていたチヌ第一物質が速水克彦の脂肪分によって分解され、タイロミンとデジタミンに分かれるのだ。
一方デターミントはリンパ液に結合して、カチルダ酸とノバ粘液とサルマドンとマグールトドータミンを作り出す。この際ノバ粘液は体温によって分解され、消滅するが、その残滓がカチルダ酸に結びついて核カチルダ酸に変化するのだ。
<戦闘後>
そして、核カチルダ酸とサルマドンによって生成されたカッサノ蛋白質により、
速水克彦はザ・ブレイダーであった記憶をなくすのであった。

冷静に読み返してみると、変身プロセスに対して梅干が果たす役割って「塩分」だけなので、「しょっぱければ別に何でもいいんじゃ…」ということに気付く。うかつに塩をなめたり、味噌汁に味噌を入れすぎたりしただけでウカウカと変身しちゃうんじゃないかという心配が。

ああ、また「サバじゃねえ!2」見たくなっちゃったな…

投稿者 zerodama : 11:07 | コメント (2) | トラックバック

2005年07月08日

電車男

ストーリーのあらましは知っていたのだけど、きちんと原ログにあたったことがなかったので、今更ながら読んでみた。
2chで起こり、2chで報告されていく様子が本質なのだから、読むのであれば書籍でなく、ましてドラマや映画でなく、できるだけログに近い形でまとめられたものをPCで見るのがホントだろうと思っていた。ので、本家のまとめサイトに。

いやー、これは伝説になるだけあるわ。
既婚者ですら最後は蜂の巣。
ましてこれをリアルタイムで直撃食らった毒男な面々のインパクトはいかばかりか。
最終局面で「究極兵器を食らって光と化し浄化させられた」とまで騙られたのはダテでも誇張でも何でもなかったに違いない。

この物語のポイントの一つは、電車男が
・ダサメンであっても決してキモメンではない
ということにあると思う。
確かに、「オタク」で「着るもの髪型アキバ系」だったわけだが、きちんと働いていてヒキコモリでもNEETでもない。(ファッション改造してウケがよかったところを見ると、素材はむしろイイ方だったのかもしれぬ)
内面的にも普通の好青年(むしろ勇気多め)で、オタクではあるが行き過ぎたり歪んだ性向は感じられない。

映画やドラマは見ていないのだが、番宣とかで写真を見た限りでは、なんか初期の電車男や「オタク」層が必要以上にキモく表現されているようで、なんだか気になる。
エルメスとの「月とスッポン」ぶりは確かにこの物語の要ではあるが、決して「主軸」じゃないのではと思うのだが。

で、ログを通して読んでみて驚いたのだが、エルメスが本当にイイ子。
美人で可愛らしくて品がよくて、気配りもできて奢らない、お姉さんっぽく世話を焼き加減かと思えば、要所で甘えるのも上手…
まさにスレ中の「完璧超人」という表現がピッタリ来る。
きっと同性の友達とかも多くいそうなタイプ。
あまりに出来過ぎで、ドラマとかのキャラクターにしたら「リアリティがない」とダメ出し来るんじゃないかというくらい。

何度か同じ事を書いているのだが、「綺麗な人って、どこか性格悪いところありそう」というのは枠外の人間の負の幻想(要するにやっかみとか、「そうであってくれないと、我ら十人並み以下がフォローされる部分がないじゃないか;」という意識だったり)だと思う。
容姿に恵まれて生まれると(特に女性の場合)、周囲のほとんどの人間からより多くの愛と賞賛を受けて、優しく扱われて育つ。自分に自信をもてるから性格もまっすぐでねじれにくく、優しい言葉をかけられる事が多いから、自分の使う言葉(頭の中含めて)も自然と優しく、穏やかになる。悪意を受けることが少なければ、行動にも思考にもネガティブ成分の混じる事が少ない。
要するに、昔からいわれている「愛されて育った子は優しい人間になる」ってアレだろう。
周囲から受ける悪意や否定の量って、本当に人格形成とか行動に関わっていくからなあ…

勿論、チヤホヤされる過程で勘違いと増長を続け、どーしよーもない大人になってしまうバガヤロさまも中には多数いるけれど、エルメスはそうならなかった典型例じゃないかと勝手に思う。きっと両親からも、そうした愛とともにきちんとした躾をバランスよく受けたのだろう。

そんな「完璧超人」エルメスが、電車男とのデートを重ねつつ好意を増し、電車男の気持ちや告白のタイミングをチラ見しつつ時にはカマをかけたりする様子が小出しにされるのがなかなかイイ。
きっと彼女もドキドキしていたんだろうなあ。
なんだかこう、「付き合い」のごく初期、きちんと告白する以前の一番心が騒ぐ時期のアレコレを流れで見せられて、久しぶりに学生ん時みたいな気分になって「もらいドキドキ」だった。
最後、スレ住人で電車男の旅立ちを見送るシーンでは、「999」の5倍くらい切なくなってしまう。いやマジで。

とにかくエルメスの「待ち」と「くすぐり」の配合が絶妙、言動もイヤミでない範囲で見事すぎて、お見合いを重ねる某身内(♀。イイ人ではあるのだが、今ひとつ押しと引きの加減が上手でないっぽい)に参考書として読ませたいくらいと思った(余計なお世話だよな…)。とはいえ、年齢が10近く違うと、多少アレンジしないとかえってヒかれそうではあるが。

読了して思ったのは、とにかくエルメスも電車男も基本的に性格が良く、常識も思いやりもあって、思ったよりもずっと品がある二人だということ。
この前話題にしたmixiの某セイラさんは、「エルメスの側から見た電車男ストーリーの二番煎じ」という路線のつもりなのだろうけど、いかんせんセイラさんの品があまりにもなさすぎ、デートの時の会話や言動もあまりにもキモすぎるので、(まあ言ってるのは本人たちではないのだろうけど)周囲が売らんかなで「もうひとつの電車男」みたいな謳い文句をつけるのは本当にやめて欲しいと思った次第っす。

投稿者 zerodama : 22:28 | コメント (2) | トラックバック

平埜香里さんお誕生日おめでとうございます

本日はは平埜香里さん(薔薇園花江さん)のバースデイ。おめでとうございます。
これで平埜さんも私と同い年ですねケケケケケケケ
思えばサイト開設して間も無く、平埜さんがキリ番報告をしてくださらなかったら、仙台関連のステキな方々と知り合うこともなかったのだと思うと本当に感動ひとしおです。
初めて会ったときにはまだオムツしていた息子さんも今では小学生。私も破竹の勢いで老化する筈です。

時に彼女は今おめでたなのだが、息子さん(父親である水天堂さんの美貌を受け継ぐ幼子でありながら、なぜか仲代達矢も真似のできない渋い表情をよく見せる)がお腹の中のお子さんの性別を看破したらしい。

息子が私の腹に手をかざし目をつぶって、こう答えた。
「多分…男だ。」

なんでそう思うねんと聞いたら。

さらにぎゅっと目を瞑り、わしの腹をさらに回すように撫でてしぼり出すような声で、こう言った。

「ぬううううううう…!
ちんちんが見える!俺のより小さな

(平埜さんのブログ「男なんてシャボン玉」より)

わざわざ「俺のより小さな」とエクスキューズ。
フロイトが生きていたら泣いて喜ぶようなコメントだ。
何か無意識下に抑圧された思いがあるのだろうか。ティムティムに関して。

ここのところお会いしていないうちに、なんだか着実にキャラが変わっているような、というか笑いの神の着脱可能になってきているような、平埜さんの血が順調に覚醒し始めているような、頼もしい笑いをありがとうございます。
見た目水天堂さんで中身が平埜さん寄り…既に現人神と言っていいでしょう。
にぼしさんの娘さんといい、まわりに神童多すぎです。

投稿者 zerodama : 01:58 | コメント (2) | トラックバック

2005年07月07日

星の数だけ

調べてみたらもう既にわりと有名なネタらしいのだが。

ローマに実在する有名なホテル、HotelTurner日本語版サイトがとんでもないことになっている。

何しろのっけから

Tuenerホテルはローマの三流ホテルです。

ときたもんだ。
原文、もしくは英語版を読んでみると、「三ッ星の一流ホテルです」と書いてあることがすぐわかる。ダメだよ~、そんな風に一つにまとめては~。
各ページの一番下には、さらに追い討ちをかけるように

ローマの一番よい三流のホテル

という表記がある。

さらに文章は続く。

・ローマのセンタに建ててやりました
・ミケランジェロから作ったPortaPiaという史的記念物があります。

ミケランジェロが材料にっ。

さらには、オプションサービスが「余分サービス」になっているのも、あまりに本質的過ぎてすごい。

そのほかにも
しっくり細工
・1800年に建てられていた、しきりに復原された建物(悪徳リフォーム業者にでもひっかかったか?)

など、見所たくさん。
そんな風に表記されると無数の触手でも出てきそうな「ヒドロ・マッサージ」、そして日本ではもうお目にかかれない「トルコ風呂(まあ、正しいトルコ風呂なんだろうけど)」などのサービスも。

「VOW」でもお目にかかれない破壊力の文章の数々。
去年の秋くらいから各所で話題になって模様だが、ホテル側には直す気がなさそうだなあ。
あまりのことに、もしローマに行く機会を得たら、是非泊まってみたいホテルNo.1になってしまった。
そのときには余分なサービスを利用して、市内をぶらぶら歩いてみたい。

投稿者 zerodama : 06:53 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月06日

車が直った(ハズ)

夕方、仕事帰りに修理屋さんへ。
水漏れの原因が判明した。
右側ドアの下部(ちょうどリアとフロントの間、シートベルトの根っこの近くあたり)に、リアの電装関係(パワーウィンドウ系?)のコードがあり、それが車体側の穴の中におさまっている。
このコードの周辺に、水などが伝っても車体側の穴の中に流れるように、テーピングとシーリングが施してあったのが、劣化もしくは破損してしまっていたために、本来伝っていくはずの雨水がフロアにガシガシ流れてきたらしい。
しばらくはコレで様子を見ることに。
吹雪の日など、ドアを開閉する時に「ガバッ」と吹っ飛ばされるように全開されてしまうことがあったので、そういうことも原因だったのかもしれない。
経費は、検査&シリコンシーリング関係だけだったので、4000円いかずに済んだ。

いつもこの手の修理にはグズグズしてしまう私が、たまたま仕事中だったので帰りに持ち込んでみたのだが、たとえ癌がこの箇所でなかったにせよ、放置していたら将来的に電装関係に悪影響を及ぼしていただろうから、やはりハッキリしてもらってよかった。

とはいえ、フロアの水気はなかなか簡単に乾いてくれない。
ファブリーズしてもダメなほどにカビたり腐ったりしてしまう前に、天気のいい日に風通しをしたいのだが…1日2日はまだ雨が続きそうで鬱。

投稿者 zerodama : 11:29 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月04日

恋人も濡れる車内

朝、仕事場の駐車場(屋内)に着き、靴をパンプスに履き替える。
そのとき、パンプスがやけに湿っているなあとは思ったのだが、雨だったし、乗り降りする時に少し水がかかったのだろうくらいにしか思わなかった。

講座を終えて4時前に車に戻る。
すると、運転席すぐ後ろのリア席フロアーのカーペットが、水溜りができるほどずぶずぶに濡れていた。よく見ると、リアと繋がっている運転席のフロアもかなり濡れている。
確認したが、窓が開いていたわけではない(濡れているのはフロアだけで、シートは全然濡れていない)。そもそも半日以上屋内に置いておいた訳だから、不注意で窓開けの線はないだろう。
といって、シャーシの底に穴が開いているとも考えにくい。そうであれば、貯まった水は下に落ちていくだろうし、下のコンクリートも濡れていない。
水を触ると、少なくともオイルではなく、臭いもしない。おそらく雨水だろう。
カーペットをめくってみると、絞れるほどの水の量。

私の頭で考えられるのは、バイザーやドアのゴムパッキン部分から車外に逃げていく筈の雨水が、どこかの破損によって中に流れてきた、もしくは、冷却水か何かの液がどこかから漏れたかの二つくらい。走ってみる分には、特に機関部に異音・異変は感じないようだ。
帰りしなに、いつも車検を頼んでいるコバックさんに寄って相談してみる。
例えば、トランクルーム方向からの水漏れで同じような奨励になる事がままあるそうだ。
女性店員さんが気持ちのよい対応をしてくれて、話も早かった。
20分ほど目に付くところを点検していただいたが、特定できる原因はなし。
普通に走る分には問題な誘うと判断してもらったので、明日の夕方にもう一度車を持ち込み、明後日本格的に調査することにだんどってくれた。代車の予約も済ませる。

修理はとりあえずプロに見てもらうことにしたのだが、今そこにある水をどうにかしないと、大雨が続くこの毎日では、あっという間にフロアカーペットがさびてしまう。
雨に濡れながら、半泣きになってカーペットをめくれるだけめくり、新聞紙を入れて吸い込ませては取り出し…を繰り返す。
思えばこの車も9年目、そろそろあちこちガタが来まくってもおかしくないところではある。
大きなメンテにならなければいいのだが…精神的にも金銭的にも、車の不調というのは大きく凹んでしまう。

同車種・同症状がないかどうかWebで検索してみると、数件出てくる。
検索結果を見る限りでは、ドア周りに原因のあるものが多そうだ。

投稿者 zerodama : 01:04 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月03日

どこかで何か混ざる

先日書いた「クロ高、クロマティから訴えられる」関連のエントリーで、バードチーフさんからマッチポンプ説を教えてもらい、それはなんだかすごくありそうな話でヤダなあと思う。

ところで、まことにお恥ずかしい話なのだが、「マッチポンプ」という言葉の意味を、

人間ポンプの人が、自分でマッチに火をつけて、火がついたまま飲み込み、自分の胃で消す
→作為的な自己完結・自作自演(定義A)

だと思っていた時期がある。

いや、本当は

自分でマッチに火をつけて自分でポンプを使って消す

ことだから、大筋にあまり違いはないのだけど、「ポンプ」という言葉が出た時点で、何の疑問もなく「人間ポンプ」が、イメージの中にゆるぎなく挿入されているのが我ながら…

もっと恥ずかしい事を告白すると、上記の定義に至る前にもう一段階あって、

胃の中にうまく落とし込んだためにマッチがそのまま燃え続けて、口から煙をポワポワ出して拍手喝采の人間ポンプの人

という絵が強烈に頭の中にイメージされたために(理由は聞かないこと)、

自分で自分を痛めつけかねない危険な行動(定義B)

を意味すると思っていた時期が、わりと長くあった。

しかも、「時期があった」とかすまして描いているが、定義Aの時期がわりと近年まで続いていた恥を、墓場まで持っていくつもりがうっかり書いてしまう始末。
思い込みって怖いですね。ハロの顔認識とか。
(ハロの顔の件については、過去日記の2/4参照…恥の多い人生を生きてきました。

投稿者 zerodama : 11:45 | コメント (0) | トラックバック

平田先生は実在した!

女小学校教師 教室に200本の酒を隠し持つ: ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会

イギリスのある小学校の女性教師が、教室の食器棚に200本の酒を隠し持っていたことが判明した。

バーバラ・エドワーズ(50)は、授業中にも酒を飲み、給食時間中には机で居眠りをしていた。

この教室はぷんぷんと酒のにおいがしていたが、教室からブランディ、ワイン、バカルディが見つかってやっと非を認めた。

平田先生!平田静子先生は実在したんだ!(よく見ると(50)とか書いてあるのはキニシナイ)


と言いたいがために拾ったネタでごめんなさい。
松本零士の「漂流幹線000」ご存知の方だけ分かってくださればケッコウです…

ちなみにこの平田静子先生は

・美人
・性格が男前
・口調は不良
・無類の酒好き(よく飲んでいる銘柄は『悪酔』)
・気前よく脱衣・露出

と、ある意味松本零士作品の主な要素を一身に凝縮したかのような名キャラクター。
メーテルの美しさと母性の中に、ハーロック(ただしガンフロンティアの)とか佐渡先生が入っていると思っていただければいいかと。
メーテルが「お母さん」なら、平田先生は「オカン」とも言えるかもしれない(むしろ「オヤジ」に近いのかも)。

そのタイトルから、あからさまな「999」の二番煎じ、「『アトム』に対する『ジェッターマルス』的な存在」と扱われて色眼鏡で見られることの多い「000」だけど、私はこちらのほうが好きかも…テンポもいいし、最後はグッと来る。

投稿者 zerodama : 10:10 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月02日

大事すぎ…

両親から大事な話があるって言われた(2ch ニュー速VIPスレ)(現在Dat落ち)

ハイライトは「今日のメモ。」のエントリーに掲載されている。

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/26(日) 02:34:01 ID:Eh+serek0

お母さんとお父さんな、血が繋がってるんだ

あああああああああ

と始まったスレ、何しろVIPのことだから「またくだらんネタスレが」とあしらわれていたのだが、段々話が妙にリアルに煮詰まっていく。
(注:以下のレスは全て>>1のもの)

8 名前:僕は名無しVIPちゃん! 投稿日:2005/06/26(日) 02:36:51

「は・・・・・?」

「お父さんな、お母さんの弟なんだ」

喪ふぁwもえいふぁめいあえwふぁえ


10 名前:僕は名無しVIPちゃん! 投稿日:2005/06/26(日) 02:39:07 ID:EEh+serek0
「お前は三歳の頃俺達が養子として引き取った。」

|////| (  )ノ |////| ウィーン(自動ドアドファイどどだおどおどどどどおだおだお

14 名前:僕は名無しVIPちゃん! 投稿日:2005/06/26(日) 02:41:07 ID:EEh+serek0
「だからお前と俺達は血がながってないんだ。」


「でだな。今お母さんのおなかにはお前の弟か妹がいるんだ」

(;゚д゚)ァ.... wfじぇ;おいフェアwjファ;jファ尾うぇfじゃ;('∀`)<あなたを、犯人です絵ふぃfじゃ;

18 名前:僕は名無しVIPちゃん! 投稿日:2005/06/26(日) 02:43:43 ID:EEh+serek0
「お前が反対するならおろすが、いいなら生もうと思う」

「子供・・・て・・・誰の??」


「お父さんとお母さんの子供だ」

こあぴいっぴおぴいぴぽえwぽいうぇぱうおうぇいるpをえいる

そりゃあ、

22 名前:僕は名無しVIPちゃん! 投稿日:2005/06/26(日) 02:46:40 ID:EEh+serek0
俺のじいちゃんばあちゃんがワンペアしかいない理由がサクっと判明

するわけだ;

読み進んでいるうちに、どうにもネタくさくなくなってきて戦慄するのだが、本当のことであれば
「父ちゃん母ちゃん近親相姦」「しかもオレもらわれっこ」
という重大事実が一気にダブルで判明したわけで…

混乱しながらも、泣く母親を慰めようと「子供が生まれたら名前はオレに付けさせて」と健気な>>1(もしネタであればこの辺はなかなかのストーリーテリング能力だろう)に、さしものVipper達も、かなり真顔(もしくは半ベソ)で
「血の繋がりがあってもひどい親や壊れた家庭はいくらでもある、>>1の家は暖かくてちゃんとしているじゃないか」
「今日は気がすむまで泣きなよ」
「これから家族になっていけばいい」
「血よりもお前が温かく過ごした15年間が真実じゃないか」
など、驚異的に真人間なレスが多いのも見所。

同時に、生まれてくる子供を「妹(可愛い)」と決め付け、アサッテの方向に夢が広がりんぐ状態なのもVipperならではだが。

投稿者 zerodama : 23:38 | コメント (0) | トラックバック

Firefoxのソースを任意のエディタで表示

IEでは「メモ帳トラッパー」を愛用していたので、こういうのが欲しかったんだ~。嬉しい。

窓の杜 - 【NEWS】「Firefox」でソース表示に好きなエディターを利用可能に「ViewSourceWith」

 「ViewSourceWith」は、「Firefox」で現在閲覧しているWebページのHTMLソースを好きなテキストエディターやHTMLエディターで表示可能にするプラグイン。「Firefox」は通常、「Firefox」の“view-source”ウィンドウでしかHTMLソースを表示できないが、本ソフトを使えば任意のエディターをソース表示に利用できるようになる。海外製ソフトだが日本語表示に対応しており、「Firefox」のほか、「Mozilla」や「Thunderbird」、WYSIWYG型HTMLエディター「Nvu」にも導入可能。

冷静に考えてみると、デフォルトの「view-source」も、色分け・強調表示がなされており、エンコード機能も備えているので、そんなに使いづらいわけでもないのだけど。トラッパー愛用&エディタにこだわりのある人向けかな。この手の物は一度慣れてしまうと手放せないので、効したプラグインが充実するのは、乗り換えする時の後押しとして地味に大きいと思う。

投稿者 zerodama : 18:41 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月01日

高級品

病院の待合室で子供連れのお父さんがアンパンマンの人形であやしてたんだけど、アンパンマンのことなんか名前くらいしか知らないらしく、台詞に困って黙りがちに。
長い沈黙のあと、子供にせかされたあげく発した台詞が

オッス!俺、アンパンマン!俺の中身はつぶあんだ!

あまりにも不意を突かれ過ぎて吹いた

2chで見かけたコピペなのだが、一見地味ながらものすごくツボに入って悶絶した。
特に音読してみると破壊力が増す。

投稿者 zerodama : 23:47 | コメント (2) | トラックバック

タイムマシンに土下座でお願い

・・・昔好きだった事実を抹消したい漫画・・・」(2ch少女漫画板過去スレ)

「漫画」そのものの話よりも、「その頃あまりにも痛いハマり方をしていた自分を語る」スレになっている。意外と出てくる漫画はボーダーレス。けっこう古いスレだが、「少女漫画情報館」内の2ちゃんねる少女漫画用語辞典」の「痛神様」の項目を読んで興味を持って読んでみた。

【痛神様】(いたがみさま)
 少女漫画板の「昔好きだった事実を抹消したい漫画」と801板の「~消えない過去の過ち~in801板」が主な生誕地。二つとも良スレである。
 「痛神様」の称号を得るには、少々強烈な痛い過去を告白するという試練が必要。告白内容は様々で、キャラ萌えの果てに起きる同人活動や卒業文集で萌えキャラのイラスト掲載などなど、電波を飛ばしまくった行動およびその姿をイパーン人に惜しみなくさらけ出していた事の恥ずかしさについて切々と語るのが主。が、内容は恥ずかしいといったレベルではないのがスレ住人の苦悩を深くする。
 「タイムマシーンを使ってあの時の自分に説教したい」「当時の自分を知っている人全ての記憶を消し去りたい」「同窓会に出られないよ…」と胸を熱くするコメント多数。そのあまりの痛さに荒らしさえも荒らす気を失せてしまう素敵な仕上がりになっているのが801スレである。
 また、痛話を他人事と思って油断していると落とし穴に遭遇するのがここの特徴。落とし穴とはただ一つ、様々な痛い告白と自分の封印した過去とが共鳴し
『自 分 の 痛 い 過 去 も 思 い 出 す』

という絶叫したくなるような体験のこと。
 ある意味ホラーである。

ええ…私も…いろいろと思い出し…あぁもうなんというか…所々でクレイモアをガッツンガッツンと…それはもうリバーダンスのごとくにね…踏んだ踏んだハハハハ(乾いた笑い)

卒業文集などの、一見無難な「尊敬する人」「将来の夢」「10年後の自分予想図」とか…は…地雷なんだよね…
同窓会の時に時々文集とかアルバム持参する奴っているけど、心底殺意を覚える。特に小学生のはカンベンして…

中学生になって少し小遣いの額が増えると、なけなしの金でキャラクターグッズを買って、誇らしげに持って歩いたりとか…雑誌の全員プレゼント(特に少女漫画系は実用性をおびたステーショナリーグッズやバッグポーチ類などが多かった)とか…
銭がないならないで、フェルトとかプラバンで二次創作的(当時はそんな言葉もなかった)グッズやマスコットを作ったりもした。
小学生の時に作った「『ゴッドマーズ』のクラッシャー隊のエンブレムバッヂ」に至ってはあまりにも微妙すぎてただ悶絶するしかない。うは。

その手の「思い出したくないイタい記憶をはからずも呼び覚まされる」程度のものが一番きついのだが、やはり中には、「神」の名にふさわしいすごい方々もいらっしゃる。

293 名前: 花と名無しさん
昔、ローカルラジオ番組で「好きな漫画」というテーマが有り、その頃リア厨だった自分は電話を掛け
蟹缶フレーズ(注:「快感フレーズ」のこと)は感動出来ます!読むべきです!」みたいな事を
言ってしまった。そして何故か電話も繋がれ お茶の間の皆さんにモロ言ってしまった自分・・・。

302 名前: 花と名無しさん
べつにマンガに罪はないんだけど。
「中学生活で最高だったのは、大好きな人に出会えたことです。それはピッコロさんです。
と文集に書いた事実は自爆テロをして自らとともに消してしまいたい。

337 名前: 花と名無しさん
「聖闘士星矢」の一輝と本気でケコーンできると信じていた消防時代。
彼の心を癒してあげたい、と本気で思ってた。
それをまた級友(非アニヲタ)に熱く語っていた。
小学校卒業文集だけでなく、中学入学時の「新入生の言葉」という
記念文集にまでその思いの丈をぶつけていた。(明らかに浮いてる)
厨3の時に初めて男子に告白されたが、「私には一輝がいるから」と断った。

343 名前: 花と名無しさん
そんな337には負けるが、
消防時代モサッコだった私は、ONEに影響されまくりで、
「しょうらいの夢は?」と言う文集のアンケートで、
「愛になりたい・・・」とか書いてた。
ちなみに拓実くんが好きでたまらなく、
図工の時間に彫刻刀で『拓実』と机に彫って、
担任に談話室みたいな所で、小1時間叱られた記憶が・・・
あの頃は、モサッコの愛の深さだと思っていたが、
今できるならあの頃の自分に会って、穴に埋めたい・・

439:名前: 花と名無しさん
消防の頃、ドラゴンボールが大好きで大好きで、悟空と同じ胴着を親に作ってもらい、それを着て学校に行っていた。もちろん姉は他人のフリをしていたが、私もあの頃の自分は赤の他人だと思いたい。

504 名前: 花と名無しさん
「やじきた学園道中記」にハマっていた女子高時代。
寮に入っていたので、手当たり次第に布教。
新しいクラスでの自己紹介の時、好きなタイプは
「きたさんみたいな人(はあと)」と言い切る。
自分、女なのにな・・・

あと、寮で同じ部屋の子たちと、テープにセリフを吹き込んだり。
みんな女ばっかりなのに、ちゃんと男のキャラも演じてた。

ぎゃー。怖くて聞き返せないよー!


むかし、友人の家にあった、同人女の皆さんが自分たちでセリフを吹き込んだキャプテン翼のパロディドラマアルバム(CDですらないのが泣けるだろう)を聞かされた記憶を思い出す。脳にジンマシンが走るかのような感覚で、事実ほとんど内容を覚えていない。
友人がなんでそんなブツを買ったのかは永遠の謎。

512 名前: 花と名無しさん
セイントセイヤで一つ。
氷河様と紫龍クンとどちらがかっこいいかで論争になり、その内塾帰りの
河原で掴み合いの喧嘩をした小6 秋。
 胸に引っ掻き傷が残ってるよママン。「氷河様があんたなんか相手にするわけないじゃない!」と絶叫したのは私だ。
ある意味いい思い出かもなぁ

514 名前: 花と名無しさん
キャプテンつばか。
中2の時、テニス部でペアを組んでた子と、 私たちは「○○中、ゴールデンペア!」とのたまい、 試合中でも、「翼くん!お願い!」「ナイスレシーブ、岬くん!」とやってた。こんなんでも、市の大会で優勝しますた。

589 名前: 花と名無しさん
銀河英雄伝説のヤンウェンリーなどの演説を引用しまくった倫理のレポートを厨房時代に夏休みの宿題として提出した過去。

674 名前: 花と名無しさん
「闇のパープルアイ」
自分で、痣探して勝手になりきってた・・・!
友達に最近味覚が変わって、肉しか食べられないとか深刻に相談してた。
怒ったら、目が紫っぽくなるってクラスの皆に言いふらしてた・・・
過去よ消えろぉぉぉ!!

679 名前: 花と名無しさん

消防時代の文集:「夢:将来は西友(注:声優)になりたいでつ」
まぁここらへんは善し。

厨房時代の弁論:「テーマ:西友について」
たしか、「キャラの声はおーでしょんとかで決めることもあるみたいだけど
      人気のある西友さんに役がまわることが多いのがどうかと思う
みたいな主張書いてた。
しかも班代表に選ばれてクラスの前で読まされたypppppppp
あとに思えば、班代表はアニヲタに対する嫌がらせだったのかもしれんな。

733 名前: 花と名無しさん
ガイシュツですが、キャプテン翼。
岬くんが好きで好きで・・・その挙句・・・

1.キャラクター人気投票には100枚ハガキ送った。
2.作者に「岬くんには彼女を作らないで下さい」という手紙を出した。
3.クラスメートの男子から年賀状で告られた。
  「岬くんにラブってます」という返事(岬くんのイラスト付)を出したら、卒業まで口をきいてもらえなかった。

個人的には、この>>821さんがTPO・パブリック性・証拠物件の保存性の高さからしても超一級の神だと思う。

821 名前: 花と名無しさん
あのっ。私も仮眠グアウトしていいでつか?
厨房の時、姉の披露宴で、カラオケを歌うように言われたので
当時狂っていたアニメのコスプレでそのアニメの主題歌を歌ってしまいました!

ねーちゃんごめんね・・・・・・・・・・。
当時はイタイなんて思わなかったんだよーう。
そして、義兄の親戚にも配られてしまった、 あの披露宴のビデオを一本残らず燃やしてしまいたい!!!


846 名前: 花と名無しさん 投稿日: 02/11/13 11:04 ID:???
そんな私は、銀河英雄伝説のヤンがあぼーんしたとき、自分も死のうと本気で思った。
小説の最終巻を読み終えたらその足で自決しようと決め、小説が出るのをひたすら待った。
その間、せめてフレデリカに子供ができてれば救いになるのに・・と近所の神社に裸足でお百度参りもした。
なぜ死ぬのをやめたのかは忘れたけど(おそらくヤンへの熱がさめたと思われる)
当時小学生だったのだが、病んでいると我ながら思う。笑えない。

896 名前: 花と名無しさん

「私、○○先生(既婚)のこと好きになっちゃったんだ・・・誰にも言わないでね」
と秘密を打ち明けてくれたKちゃん
分かるよ・・・その気持ち。私も幽遊白書の飛影が好きなんだ・・・
と返した私とその後も変わらず仲良くしてくれてありがとう。
上のセリフ直後はちょっと引きつってたけど。

938 名前: 花と名無しさん
厨房の頃とある漫画の某キャラを好きになり そのキャラへの愛を綴った詩をノート二冊分書いた。
アニメが曲者でそのキャラが氏んだ時は小一時間は泣き一ヵ月は食事が喉を通らず5キロ痩せた。
その後摂食障害になり治るのに4年かかった…

更に死者のために祈る追悼ミサなるものにたまたまその年逝った祖父の名前を書いて出席して心の中でキャラの冥福を祈った。
漫画も間もなく終わったが原作ではそのキャラは氏ななかった。

挙げている漫画自体、「今読むと全然オソマツ」「最初のうちはよかったが、段々話(もしくは作者)が変質・ヘタレ・デンパ・イタタになってしまったので評価うなぎ下がり」という例が多いのだが、さらにそれを「他人に布教しようとする」というのも多く、またイタいものだ。

これらの「神」に共通する点を、>>840がこうまとめている。

840 名前: 花と名無しさん 投稿日: 02/11/13 08:06 ID:???
>>828
なるほど。神の法則がわかった。
「オタク友達」「同好の志」「同人仲間」「漫研仲間」「コミケ」
などの中だけで、オタク行動をやってたというカミングアウトなら
「神じゃない、全然たいしたことない」だけど
オタクとは無縁の人達の前でオタク行動をやった人が、このスレ的に「神!」なんだ。

しかもそのオタク行動が、文集や寄書きやビデオなど、
のち残るものに載ってるとなお神!


しかしこの方↓は別の意味で神。

855 名前: 花と名無しさん
告白します。
厨房当時、CLAMPの某陰陽師物が流行ってたとき、自分には 特別な霊能力があると思い込んでました
しまいには親戚のおばちゃんがハマってしまった手かざし宗教に興味を持ち、お年玉を注ぎ込んで講習を受け、親に内緒で入信。
祝詞を覚えて学校の友達に霊能者気取りで手かざしし、
部室に霊がいると言い放って皆の前で大声で祝詞を唱えだす始末。


この手のイタタ記憶は、オタクならずとも多くの人が一つか二つ傷を抱えてると思う。男子は男子で、また違った方向の過去があると思うが、小中学校の頃はどうしても女子が心身ともに早熟で、同性に対しても異性に対しても、「私はみんなみたいなガキとは違う」といういわれのないアドバンテージ感を持ち、おそらくそれが一番濃厚に出る時期ゆえに、過去も強烈であったりするのだろう。

投稿者 zerodama : 21:03 | コメント (0) | トラックバック